zumiiiのサンドボックス

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

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現在のSCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Keter Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの扉の前には非武装の担当職員を常時2名以上監視しています。SCP-XXXX-JPは実験時以外施錠されており、開錠にはAクラス職員による承認が必要です。また、SCP-XXXX-JPの異常性を定期的に発現させるため、GPS機能をもったDクラス職員またはエージェントに毎日17:00に侵入させてください。

説明: SCP-XXXX-JPは建造物の扉です。19██年に██県██市で発見された建造物の正面扉です。このオブジェクトは明らかに周囲と全く異なる西欧の芸術的な建築様式の建造物です。

 このオブジェクトの特異性は、被験者が対象の中に入って扉を閉めた際に現れます。被験者がこのオブジェクトの出入り口が一つしかない16.40m四方の部屋(以下SCP-XXXX-JP-01)に入り、対象の扉を閉じると自動的に施錠され開閉不可になります。平均16分ほど経過してから扉を開けると被験者は部屋から消失していることが確認されました。
 
 SCP-XXXX-JPは世界中の"ドア"と定義されたものどれか一つ被験者の考えている場所の一番近くの座標の扉に繋がっています。しかし、転送後の場所から扉を開ける際、SCP-XXXX-JPへと戻ることはできないため、実験を行う際、被験者はGPS装置を装着しながら扉に入ることが義務付けられています。また、SCP-XXXX-JPには危険性が見られないため、できるだけ被験者には、逃亡する心配があるDクラス職員ではなく、エージェントに担当させます。

 実験後、発見された被験者は自分が考えているところに扉が繋がっていたと主張していますが、実験中の観測者の証言によると、被験者は扉を開けてSCP-XXXX-JP-01の中に入ったのを確かに確認したと報告されており、明らかに両者の意見に矛盾が生じていることがわかりました。よって被験者に何かしらの記憶異常が生じていると推測しています。

 SCP-XXXX-JPは、その異常性を定期的に発現しなければSCP-XXXX-JPの特性はほかの扉に移ってしまいます。

実験記録XXXX-JP-20 - 日付19██/██/██

対象: D-XXXX-JP-1
実施方法: 対象にGPS機能を持たせ、SCP-XXXX-JPへ侵入させる。
結果: 対象は