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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-2の死亡によりSCP-XXX-JP群は全てが白紙化され閲覧不可能になりました。██村、及びSCP-XXX-JP-1の周囲5kmを立ち入り禁止区域とし、立ち入り禁止区域、SCP-XXX-JP群についてカバーストーリー『軍事拠点』を適用し、異常性がないことを流布する活動に努めてください。

説明 SCP-XXX-JPは当初、『ある一点視認すると脳に異常を引き起こす反ミーム性質を持った地図』として財団に収容されました。

実験3よりSCP-XXX-JP含んだ地区(以降SCP-XXX-JP-1と表記)を範囲に持つ地図が全ての同じ特性を持つことと、その後の調査で現地のSCP-XXX-JP-1にも異常性が発生していることからSCP-XXX-JP-1を含む地図を全てSCP-XXX-JPに指定し、オブジェクトクラスがEuclidに格上げされました。

SCP-XXX-JP-1は後述のSCP-XXX-JP-2から半径約200mを範囲としている異常空間です。範囲の外からは異常性のない森のように見えますが範囲内に入ったDクラス職員の報告では「完全に真っ白な空間で中心に何物かが横たわっている。」と報告されました。現在、この何者が異常性に関与していると思われ、SCP-XXX-JP-2指定されています。また、SCP-XXX-JP-1内部ではSCP-XXX-JPより強い脳への影響が及ぼされ、約█秒で致命的な脳の欠損が発生します。

また、この領域のヒューム値は0.51/6.02Hmを記録しており、SCP-XXX-JPは強力な現実改変能力者であると推測されています。

以下はSCP-XXX-JP-1の付近の村に住む住民へのインタビューです。

インタビュワー: エージェント・高岡 

対象: ██ ██氏[この村の村長であり、インタビュー時点で75歳]

付記: エージェント・高岡はSCP-XXX-JP-1付近の地区に対する地盤調査の名目で訪れている。

<記録開始>

[エージェント・高岡がカバーストーリの内容を説明する。重要度が低いため省略。]

エージェント・高岡: というわけですが、ご理解いただけたでしょうか。

██ ██氏: あー、俺は難しいことよくわかんねえけどよ。まあお願いします。

エージェント・高岡: 分かりました。ご協力ありがとうございます。

██ ██氏: …なあ学者先生、この村の昔話は聞いたことあるかい?

エージェント・高岡: 申し訳ありません。聞いたことはないですね。

██ ██氏: …じゃあよ先生、年よりの戯言だと思ってちょっと聞いてみちゃくれねえか。

エージェント・高岡: はぁ…まあどうしてもというのであれば。

██ ██氏: ありがとよ先生。あれは俺が10歳ぐらいの時だ。この村に山賊が住み着いてな、食いもんやら何やらを荒らしてたんだ。

見てわかる通りそんなでけぇ村じゃねぇし、時代が時代だ。食べ物はどんどんなくなっていく。それでも山賊は週に2度はここに降りてきて食い物を奪っていった。そりゃあまあひでえもんだったね。

そうしてある時恐れていたことが起こった。奴らがこう要求したんだ。『村で1番清い女を連れてこい。』…とね。

まぁ清い女ってのは美人だってことと、まぁ後は有り体に言えば処女だな。奴らはそう言った。大人達はついにそうなったかとパニックになって、俺の親父が会議を開いたんだ。

…ああ言ってなかったな、親父はそん時の村長だった。40位だったかな?ここじゃあまだ村長は世襲制だ。古臭いだろ?

それでな、山賊に差しだす娘が決まった。2軒先の娘だった。白痴で、何も喋れやしないような子だった。親父に言わせるとその子こそ『汚れを知らない』子供らしい。笑わせるだろ?その子は何も知らないだけの白痴の子だってのに。

そしてその次の日、その子を連れて俺達は山賊の元へ向かった。山賊にモノを差しだすときは次期村長の俺もついて行くことが山賊との間で決まってたんだ。『次の村長にも俺達の恐ろしさを知らしめるため』…だったかな。いったいいつまで居座っているつもりだったんだろうな?

俺は車の荷台に載せられて山を登って行った。隣にはその白痴の子も一緒だった。やっぱり何も喋らなかったし、目も虚ろとしていた。いつも通りだ。これから自分が捨てられることも分かっちゃいなかったんだろうな。

俺はその子の受け渡しの時は知り合いのおっさんと小さな小川で釣りをしていた。親父と山賊が何をしていたんだかは今も知らねぇ。帰るときに少しだけ白痴の子の顔を見た。相変わらず、何が起こっているのか分かってなさそうな顔をしていた。

でだ、ここからが本題でな、その子を山賊に渡してから1週間山賊達が村にやってこなかったんだ。

おかしいおかしいとみんなで言ってたがな、まぁ良いことに越したことはないから深くは考えなかった。

それからまた1週間が経った。流石にこんなに長く村に降りてこないことはなかったから、そろそろいなくなってくれたんじゃないかと皆で山を見に行こうって話になってな、親父達が山賊のいた山に登って行った。

俺は本当に山賊がいなくなったのかと気になって親父達の後をつけていった。山の上の方まで行って、山賊が縄張りにしてるところまで行った時、悲鳴が聞こえたんだ。

山賊の縄張りを囲うように縄が木にくくりつけてあって、そこに入った村の男2人が悲鳴を上げたんだ。

1人はパニックになりながら自分で抜け出して来たがもう1人は完全に泡を吹いちまってて身動きが取れなかった。他の男達も縄の内側に入った瞬間2人がおかしくなったのを見てるから誰も助けになんか行けねぇ。それに、助かった男の方もしきりに何かを呟いていた。遠くから眺めているだけだったから良くわからなかったがな。

それで村に戻った後、親父にぶっ倒れた奴が言っていたことを聞いた。『あの女の子がこっちを見てた。』…だってよ。そんなわけないだろ?白痴の1人じゃ何も出来ない女の子だ。それが独りでまともに生きていけるわけもない。何かの見間違いのハズだ。そう納得した。

だがそれからひと月経ってから、村の奴がこう報告したらしい。『縄の場所が変わっている。』ってな。確かに確認したところ縄の場所が変わってる。というか範囲が広くなってたんだな。これは何かがおかしいってことで話し合いをした。そこで至った結論は『あの子が俺達を呪っているんだ。』だった。

馬鹿らしい話に聞こえるかも知れないがそれしか考えられなかった。じゃあどうやって怒りを静めるかって話になってあの子が大好きだった。飴玉をあげれば良いんじゃないかという話になった。

そこで問題がある。どうやってあの中に入るかって話だ。あの中に入った2人とも頭をやられちまった。中に入れなきゃ飴玉も上げられない。そしたらな、帰ってきた奴がしきりに女の子のことを話してたから『見えた』事が悪いんじゃないかって言う話が出てきた。

だから親父達は村で1番ロクでもなかったガキの目を潰して中に放り込んでみたんだ。

そしたらな、ちゃんと生きてた。つまり見えなきゃ良いって訳だったんだ。それから親父達はなにやら良くない事もして目をつぶるだけじゃ駄目ってことも分かったらしい。

それから親父達は村のしきたりを作った。毎年かわりばんこに担当家を決めて、もし目の見えない子どもがいなくなったらそこから『補充』する。そして最後に昔話を作り出した。後で見てみると良いさ。ずいぶんと素敵なお話しだからな。

…なぁ先生。あんたは科学畑の人間だからよ。こんな話をこれっぽっちも信じちゃいねぇかもしれねぇ。だがよ、実際にあそこに入っておかしくなった奴、死んだ奴は大勢いるんだ。なんか毒ガスでも出てるかもしれねぇ。まぁそのなんだ、与太話は片隅に置いておいて、ちょっと気をつけてみてくれよ?

<記録終了>

補遺1: 収容開始から約2年後の20██/██/██、カント計測器が0.32/██.2Hmという高い数値を瞬間的に記録しました。それと同時にSCP-XXX-JP-1内の異常性が喪失し、全ての地図のSCP-XXX-JP-1地点が白紙になる異常性が発生しました。ただし、縮尺が大きい地図に関してはその影響は縮尺の関係から確認できませんでした。異常性の影響が確認が出来る大きさの地図は、近辺の村と役所にのみしか存在していなかったため、関係者にクラスA記憶処理を行い、カバーストーリー『軍事拠点』を流布しました。また、これにより現在の特別収容プロトコルが改訂され、オブジェクトクラスがKeterに指定されました。

また、SCP-XXX-JP-1の内部からは70代後半とみられる女性の遺体が発見されました。財団では彼女がSCP-XXX-JP-2であったと推測しています。


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gumtree.jpg

実験2033-████中のSCP-2033の拡大画像。

アイテム番号: SCP-2033

オブジェクトクラス:Safe

特別収容プロトコル: SCP-2033はサイト-101に収容されています。SCP-2033は特別な養分を必要とせず、通常のサトウキビのと同じように扱うことができます。認められた実験以外で、チューインガムはSCP-2033に使用されません。SCP-2033の収容室は常に音声録音をおこなってください。

概要: SCP-2033は約5mの高さのサトウキビの樹木(Acer saccharum)で、幹の直径は約0.2mです。SCP-2033は1984年に発見されて以来、樹木の成長は観察されていませんが、通常の樹木と同じく年輪が観察されます。また、DNA検査ではSCP-2033に異常性は見られませんでした。

SCP-2033の幹にはいくつかの様々な分解の段階である食用済みのチューインガムが張り付いています。分析の結果、これらは通常のチューインガムと化学的に同一であることが判明しています。平均して1日に3回、1枚のチューインガムがSCP-2033から分離し、SCP-2033-1のインスタンスに膨張します。

SCP-2033-1は、空気中で中性浮力8を示すチクル9ゴムの泡として出現します。出現時には、サイズは10cm〜15cmの範囲で測定され、その直径は約10cm /分の速度で膨張します。SCP-2033-1の直径が約50cmに達すると、SCP-2033-1のインスタンスが破裂し、未知の手段によって特徴的な音が発生します。この音は、常に女性(E████M█████であると思われる)の5秒から10秒間の一場面で、米国で制作された音楽劇の様々なアレンジを歌います。これらの音の認識災害は報告されていません。また、SCP-2033-1が出現した約1時間後に、新たなチューインガムがSCP-2033に出現します。

SCP-2033に付いている食用済みのチューインガムは、異常性を持ちます。個々の部分からサンプルを取り除くことは可能ですが、完全な除去は不可能であることが判明しています。

SCP-2033は、1984年2月15日の衝突事件に続いて発見されました。この時、[データ削除済]に似たオブジェクトがサイト-101の研究所に衝突しました。イベントに関する詳細の閲覧には、レベル4クリアランスが必要です。

██/██/ 1985以降、SCP-2033はSite-101に収容され、Safeに分類されています。

補遺: インシデント2033-Alpha


補遺: E████M█████に関するメモ

E████M█████の死は、事実上異常ではないが、インシデント2033-Alphaと一致した。SCP-2033によって生成された音の性質は、無情にも彼女と対象を関連付けたため、M█████は、POI-58q指令のもとで、要注意人物(死者)に分類される。

これに加え、今現在M█████とGOI-984を結ぶただ純粋な証拠はMr.R█████L█████を無視した証拠に基づいているものである。しかし、SCP-2033との彼女のつながりは、ただの偶然というには無理がある物でもある。

この証拠はSCP-2033の起源について現在提案されている2つの理論の両方に疑問を投げかけている。第一に、サイト-101に衝突した物体がSCP-2033であったという理論は、AO-4805とE████M█████の両方に関連付けられてているため、非常に可能性が低い。衝突した物体とAO-4805、M█████の三者がSCP-2033を生産したという相互作用が起こる見込みはないという別の理論もある。同時に3つのオブジェクト間の相互作用が起こった事例は今までには知られていない。

私はこの情報に基づき、SCP-2033の誕生の起源について、SCP-2033に関する追加調査を行うことを提案する。

- Dr. Charles █. ██████


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