アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: エリアSCP-1032-JP-Aは管制装置により常時監視されSCP-1032-JP-1の発生を即座に認識しなければなりません。またエリアSCP-1032-JP-A一帯は軍用地として周知され、航空機等の侵入を防止します。イベント発生時、全てのSCP-1032-JP-1実体は捕獲ののち、救命されなければなりません。SCP-1032-JP暴露者(SCP-1032-JP-2)は即座に拘束され財団管理施設へ移送されます。一連の作業は全てSCP-1032-JP-1実体を目視することなく行われなければなりません。SCP-1032-JP-2は、後にSCP-1032-JP-1が適切に終了されるまでに、力学を始めとする物理学、また化学の基本的な知識を身に付けなけなければなりません。また、SCP-1032-JP-1を延命し続けることは収容のリスクの観点から認められていません。
説明: SCP-1032-JPはエリアSCP-1032-JP-Aで発生する異常現象、及び出現する実体です。エリアSCP-1032-JP-Aは██県山中に存在するエリアで現在は軍用地として
SCP-XXX-JP-1は人を除く哺乳類の形態を取ってして出現する実体です。現在は主に若い雄のライオン(Panthera leo)の姿で出現します。侵入した物体及び地表への衝突における、目に見える損傷は確認されませんが、SCP-XXX-JPは地表へ到達してすぐに弱っているかのような素振りを見せ、平均して15分以内に活動を停止します。地表へ到達した後のSCP-XXX-JPの物的性質は放置下で早期に自然死すること以外あらゆる面で通常の哺乳類と同等であり、通常兵器による鎮圧、及び医療機器によるある程度の強制的な延命が可能であることが確認されています。
SCP-1032-JP-2はSCP-1032-JP-1を目視した人間です。SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1の死亡時、SCP-XXX-JP-1を落下させたとする存在を想定し激憤しSCP-XXX-JP-1の敵を討たんとする状態に入ります。この際SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1に敵討を求められたと主張する場合がありますが、これまでSCP-XXX-JP-2の発話を記録できた事例はありません。SCP-1032-JP-2はSCP-1032-JP-A上空への飛行を目指す状態に入り、これを不可能であると思わなかった場合、実行に移し、明らかに不可能な手段であったとしてもこれを成功させます。
SCP-1032-JP-2の異常性は記憶処理では除去できません。記憶・飛行への執着の除去は可能ですが、SCP-1032-JP-2が何らかの理由で自主的にSCP-XXX-JP-Aへの上空への飛行を志した場合、通常通りに異常性が発現します。そのためSCP-1032-JP-2には自主的な飛行が不可能であると理解できるほどの物理学への知識が必要となります。
SCP-1032-JP-1は現在主にライオンとして出現していますが、これは199█年以降の状況であり、それ以前は複数の品種を含むイエイヌ(Canis lupus familiaris)の形態を取っていたことが着目されています。また、SCP-1032-JP-1ナンバリング以前の記録に確認される、同地域で目撃者の自死を誘発する・目撃者を山中に誘引する未分類オブジェクトは、その類似性より関係の可能性が指摘されています。
SCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP-A上空より侵入可能とされている異常空間です。進入時、大型の木造日本家屋のような建造物の庭に当たる地点に出現するとされていますが、映像記録が保存できたことはないので詳細は不明です。家屋敷地内のみに存在する姿の見えないSCP-XXX-JP-B-1、敷地内からこちらの様子を窺う、赤色や青色の肌をした角の生えた人型の実体SCP-XXX-JP-B-2の存在が報告されています。敷地外に出た時点でSCP-XXX-JP-Bからの通信は即座に断絶するため、家屋敷地外の記録は存在しません。
SCP-1032-JP-2
SCP-1032-JP-2 |
年齢 |
状況 |
結果 |
SCP-1032-JP-2-2 |
7 |
大量のゴム風船に空気を送り込むことでSCP-XXX-JP-A上空への飛行を試みる。 |
到達前に落下、死亡 |
SCP-1032-JP-2-8 |
9 |
布やビニールなどを組み合わせ携帯コンロを動力とした気球、服とヘルメットを接続することで作成した宇宙服を作成。 |
SCP-XXX-JP-A上空にて消失 |
SCP-1032-JP-2-10 |
14 |
██宇宙センターに侵入。待機中の衛星打ち上げ用ロケットに何らかの方法で侵入し、これを打ち上げSCP-XXX-JP-A方面に向かう。また、ロケットは侵入も内部からの発射も不可能な構造であった。 |
SCP-XXX-JP-A上空にて消失 |
実験記録SCP-1032-JP-2
対象:D-3208,D-3210(SCP-1032-JPに暴露していない)
目的:SCP-1032-JP-Bの情報を記録するため、非暴露者を侵入させる。
実地方法:SCP-1032-JP-2であるD-3208に作成させた気球にD-3210を同乗させ、SCP-XXX-JP-Bの記録を試みる。
██博士:D-3210、調子はどうですか?
D-3210:すこぶるいいよ、上空とは思えないほどに暖かいね。相棒は相変わらず怖い顔をしているよ。
██博士:SCP-1032-JP-Bへの侵入以降はこちらからの通信は届きません、準備はいいですか?
D-3210:分かってる。
(SCP-1032-JP-Bに侵入)
D-3210:着いたぞ、急にどっかの田舎の屋敷の庭みたいな所に出た。この気球も急に浮かばなくなったみたいだな。相棒はすぐに外に向かって走って行っちまった。
(およそ10分間無音)
D-3210:庭を一回りしてみたがこれといったものはないな。この屋敷が随分と広いってことが分かったぐらいだ。今から屋内に入ってみるよ。
(重要な情報がないため省略)
D-3210:ここは居間みたいな所だな、この屋敷は外観通り古い日本家屋って感じの内装だ。長い廊下で部屋を回れるようになってて、部屋は基本的に和室だな。さて、気が付きつつはあったんだが、やっぱり、何か居るな。姿は見えないがまるで屋敷の中を歩き回ってるような気配がするよ。1匹じゃないな、居る。かなりの数だ。
(3分間無音)
D-3210:ここは子供部屋みたいな所だな、他の部屋にはそれほど目立ったものがないがここはごちゃごちゃとしている。家の古さに似付かわしくないオモチャみたいな物もあるみたいだな。相変わらず何かの気配は感じるが不思議と怖くはない。
(重要な情報がないため省略)
D-3210:庭に戻ったよ。もう一度屋外を探索してみるが一通り見ちまった感じがあるな。後はバッテリーが持つ限り変化が無いか記録して、庭の外に出れば俺の役目は終了か。 さっきからチラチラ見えては居たんだが、庭の外に鬼みたいなやつが居るな。まるで昔話に出てくるような赤いやつだよ。俺には全く関心がないみたいだけどな、目も合わせてくれないよ。庭の外は通信ができないって聞いたけど、俺にはあいつが原因であるとは思えないな。
(約10分間無音)
D-3210:俺の役目って言ったか、俺の役目は何だったんだろうな。
D-3210:何となくだがここがどういう場所だか分かった気がするよ、いや分かってはないな。俺の為すべきことが分かった。そんな感じか。
備考:SCP-1032-JP-B侵入以降、通信に記録された音声はD-3210に肉声のみであった。
概要は思い付いてるので完成度50%ぐらい
アイテム番号: SCP-XXX-JP-EX
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-EXの異常性は消失しました。更なる検証は不可能です。
SCP-XXX-JP-EXは秘匿サイトに保管されます。現在あらゆる実験は主任研究員及びO5の許可が必要です。
説明: SCP-XXX-JP-EXは12枚の白大理石のプレート、及び576個の紳士帽子です。(略称どうするかなぁ、長くなるしなぁ)
プレートにはそれぞれ64本のフックが備え付けられており、前述の帽子を掛けることが可能です。格プレートにはそれぞれ██~██点の帽子が掛けられており、残りの帽子はプレートが存在する部屋に乱雑に積み重ねられており、これは発見時の状態と凡そ同様です。
SCP-XXX-JP-EXの異常性は、いかなるようにSCP-XXX-JP-EX-aに刺さったSCP-XXX-JP-EX-bを増減させても、それがグレゴリオ暦における12の月に一致する個数となることです。
SCP-XXX-JP-EXはその様相より月日に関連するオブジェクトであると推測され、実験より推測通りの異常性が確認されました。
記録SCP-XXX-JP-EX:
SCP-XXX-JP-EX-aの状態が年表の日数に関連する可能性を考慮し、SCP-XXX-JP-EX-aがカレンダーに一致する状態を確認したのち、SCP-XXX-JP-EXを操作する。
方法: SCP-XXX-JP-EX-a-1からSCP-XXX-JP-EX-bを1個取り除く。
結果: 1月の日数はSCP-XXX-JP-EX-bの個数より██日多いという結果になった。
方法: SCP-XXX-JP-EX-a-1にSCP-XXX-JP-EX-bを2個加える。
結果: 1月の日数はSCP-XXX-JP-EX-bの個数より██日多いという結果になった。
異常な実験結果より、その異常性が過去を含めた現実改変である可能性が指摘されました。しかしその痕跡はいかなる方法でも検知することはできず、唯一SCP-XXX-JP-EXの状態のみが正確に記録できると推測されています。
異常性の広範性・不確実性により、同オブジェクトに対する実験は未知要素の解明目的であっても、必要に迫られない限り最低限に留めることが求められました。
方法: プレートの移動、また同様のプレートの収容室への持ち込み。
備考: 却下
方法: 月の最終日に対応する月のプレートを操作する。帽子の存在しないプレートを作成する。
備考: 却下
201█/█/██、SCP-XXX-JP-EXは消失。捜索の試みは実を結ばず、これ以上の操作・異常性の検証不可能であると判断され、201█/█/██SCP-XXX-JP-EXはExplained認定されました。
以下の情報を閲覧するには特別クリアランスが必要です。
201█/2/██、前主任研究員である百地博士が死亡した後、後任となった研究員による意図的な収容違反が発生。あらゆる追跡の試みは失敗し、SCP-XXX-JP-EX前述のExplained認定される運びとなりました。
収容違反を引き起こした黒野博士は40年間財団に勤務しており、経歴にも不審な点は発見されませんでした。
以下は主任研究員、黒野博士のSCP-XXX-JP-EXに対する言及と思われる手記ですが、この文書を保管した一切の経緯は記録されておらず、判明していません。
君達は何も狼狽する必要はない。正しい状態に戻っただけだ、何も心配するようなことはない。160年という期間は決して短くはなかった。だが貸しを返してもらおうなんて思ってはいない 。
多分8割ぐらい変更します。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の標準収容室にて収容されています。SCP-XXX-JPによって損壊された死骸はその都度取り除き、焼却処分してください。
説明: SCP-XXX-JPは、魚類亜門の生物の死骸に発生する一連の異常です。
SCP-XXX-JP-1は後述のSCP-XXX-JP-2の出現により存在が想定されている観測不能な非実体です。視認・接触などは不可能ですが、SCP-XXX-JP-2出現中の媒体の移動をもってのみ移動させることが可能です。SCP-XXX-JP-1存在下で媒体となる死骸が500lx以上の照度に置かれた場合、人間の腕の形状をした影の出現、及びSCP-XXX-JP-2の出現という結果をもたらします。
SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1の影より出現する、基本は腕の形状を取る実体です。SCP-XXX-JP-2は見た所ところ死骸を媒体に出現しており
SCP-XXX-JP-2は媒体とした魚類及び人の組織、加えてポリエステルが無作為に混合された実体ですが、不明な手段により活発な運動を行います。
記録SCP-XXX-JP-1:
対象: ミツクリザメの死骸
目的: SCP-XXX-JP-2の性質の調査、行動の観察。
実施方法: SCP-XXX-JP-1を収容した部屋にミツクリザメの死骸を供給し観察した。
結果: SCP-XXX-JP-2が出現、ミツクリザメの死骸と共に浮遊し収容室を徘徊した。収容室を壁を認識していると思われる挙動を確認。照明を消して行動を観察した結果、SCP-XXX-JP-2は発光し、活動を停止し消失するまでの32分間、光線状伸ばした光を動かしながら徘徊を続けた。
記録SCP-XXX-JP-2:
対象: ミツクリザメの死骸
目的:
実施方法:
結果:
記録SCP-XXX-JP-3:
対象: ミツクリザメの死骸
目的:
実施方法:
結果:
記録SCP-XXX-JP-4:
対象: ミツクリザメの死骸
目的:
実施方法:
結果:
多分8割ぐらい変更します。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の標準収容室にて、12時間置きに魚類の死骸を補充し収容状況を確認します。SCP-XXX-JPによって損壊された死骸はその都度取り除き、焼却処分してください。また、サイト-81██では照明下に魚類の死骸を保管することは許可されていません。
説明: SCP-XXX-JPは、魚類亜門の生物の死骸に発生する一連の異常です。
SCP-XXX-JP-1は後述のSCP-XXX-JP-2の出現により存在が想定されている観測不能な非実体です。視認・接触などは不可能ですが、SCP-XXX-JP-2出現中の媒体の移動をもってのみ移動させることが可能です。SCP-XXX-JP-1存在下で媒体となる死骸が500lx以上の照度に置かれた場合、人間の腕の形状をした影の出現、及びSCP-XXX-JP-2の出現という結果をもたらします。
SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1の影より出現する、基本は腕の形状を取る実体です。SCP-XXX-JP-2は見た所ところ死骸を媒体に出現しており、媒体の質量を減少させながら指先側から出現しますが、実体の質量は媒体の質量と必ずしも一致していません。SCP-XXX-JP-2は媒体とした魚類及び人の組織、加えてポリエステルが無作為に混合された実体ですが、不明な手段により活発な運動を行います。実体出現後は周囲を探るような動作や、這いずって移動するといった行動を取りますが、媒体の質量の減少に伴い崩壊し、媒体を消費しきった時点で活動を停止、崩壊した組織のみを残します。
SCP-XXX-JP-2の人間との接触は、接触部位の無作為な魚類の組織への改変という結果を招きます。改変部位は筋組織・表皮組織などが無秩序に混ざり合った物となるためその機能を果たすことは無く、重篤な血流障害や抗原抗体反応の原因となり、数時間以内に該当部位の壊死・脱落という結果を招きます。
SCP-XXX-JPは201█/█/██、サイト-81██の生物サンプルの連続した損壊事案を受け、調査に当たったエージェントがSCP-XXX-JP-2実体を目撃したことにより発見されました。その後、伝搬性の危惧より、生物関連アイテムの取り扱いがないサイト-81██に移動、収容されました。当初は問題無く収容できていたように思われましたが、同サイトの定食メニューのアジフライよりSCP-XXX-JP-2の指が出現した事案を受け、物理的障害を無視した移動の可能性が発覚。現状のプロトコル設定に至りました。
記録SCP-XXX-JP-1:
対象: ミツクリザメの死骸
目的:
実施方法:
結果:
記録SCP-XXX-JP-2:
対象: ミツクリザメの死骸
目的:
実施方法:
結果:
記録SCP-XXX-JP-3:
対象: ミツクリザメの死骸
目的:
実施方法:
結果:
記録SCP-XXX-JP-4:
対象: ミツクリザメの死骸
目的:
実施方法:
結果:
実験記録XXX-1 <201█/█/██>
SCiPインシデントレポート
対象: SCP-XXX-JP
目的: 人型実体であると思われるSCP-XXX-JP-2の全貌など、SCP-XXX-JPの異常性について調査する。
実施方法: 機動部隊を配備し、SCP-XXX-JP-2の質量を上回ると想定される"クロマグロ"を使用して実体を出現させる。実体の性質の調査と共に、可能であればインタビューなどの記録を保存する。
結果: SCP-XXX-JP-2は通常通りに這い回りながら徐々に実体化しましたが、予想に反し、肩関節が出現した時点で実体化を停止しました。
。その直後、SCP-XXX-JP-2は崩壊・液化。液化したSCP-XXX-JP-2より███体の「人間の下半身を持ったマグロの実体」が出現。同実体は物理的圧力により収容室を破壊、人体部を消失させ活動を停止するまでのおよそ15分間、脚部を利用しサイト-81██を駆け回った。
追記: SCP-XXX-JPの食糧利用への提案は否決済みです。SCP-XXX-JP-2の全実体を出現させる実験は凍結されます。
記事書く練習だよ
これはじょーくきじですね
アイテム番号: SCP-XXX-JP-J
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル:
説明:
SCP-XXX-JP-Jが接近した人間は一様に異常なまでの不快感を示し、SCP-XXX-JP-Jを殺害することを試みます。
人類を最も殺害していることに着目され、SCiPとして登録されました。これだけの殺害を行っているにも関わらずこれまで発見を免れていたことから、SCP-XXX-JP-Jは反ミーム的な能力を備えていると考えれています。
SCP-XXX-JP-Jは致死的な病原体を媒介し
名前変更。
ここにあるのは改稿前のです。
保存場所が準備できたら消えます。
撮影者に向け罵倒の言葉を発するSCP-XXX-JP
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: プロトコル『戯講』あじゃらこうによりサイト内への出現を誘発してください。また、頻出エリア内では管理遊泳可能区画以外での遊泳禁止を徹底させ、一般人とSCP-XXX-JPの単独での接触の可能性を低減させてください。SCP-XXX-JP出現時、被害者の救出は、SCP-XXX-JPに対し一切の加害が発生しない手段で実行してください。SCP-XXX-JPに対する実験は同オブジェクトの出現率低下に結び付く可能性があるため、必要性を審議した上で、責任者である████博士の承認を得たものだけが認められます。現在SCP-XXX-JPは、主にサイト-8102の海洋生物型オブジェクト収容室の海水プールに出現しています。
説明: SCP-XXX-JPは全長2m程度で、やや肥満気味のアゴヒゲアザラシ属(E. barbatus)のように見える実体です。外観上はアザラシのように見えますが、SCP-XXX-JPは通常のアザラシのように水中を遊泳することは稀であり、水面に浮いた状態を崩すことは殆どありません。SCP-XXX-JPの物理的性質の調査は後述の異常性により現在難航しています。SCP-XXX-JPは人類に対し強い敵対心を持っていると推測され、海水域を単独で遊泳する人間を発見すると積極的に攻撃を仕掛け、「溺死」という結果を招くことに尽力します。
SCP-XXX-JPが海水面付近に単独の人間を発見すると、接近し、緩慢な動作による体当たりを実行します。この時SCP-XXX-JPは不明な手段により発声を行い、対面した人物の使用言語を用いて「攻撃的な言葉」「絶望的な言葉」を対象に投げかけます。実験により若干の罪悪感・精神的落ち込みを訴えた被験者も存在しており、SCP-XXX-JPと多く会話を行った人間ほどその傾向が強いことが確認されています。ただしSCP-XXX-JPの言動は元々攻撃的なものであるため、これが異常性に起因する精神影響なのかは現在判明していません。また、発話内容よりSCP-XXX-JPは言語を理解していると推測されますが、SCP-XXX-JPが人間を溺れさせる以外の事に興味を示すことは稀であるため、有益な情報を得ることは困難です。
SCP-XXX-JPは十分なスペース、及びに海水が存在する地点への瞬間的な転移が可能です。この転移の距離的な制限はなく、また、SCP-XXX-JPが海水中に居ない状態からでも、即座に付近の海水面に転移が可能であることが確認されています。SCP-XXX-JPへの攻撃は、それが一般的なアザラシを加害することができるレベルのものであった場合、SCP-XXX-JPの「破裂」という結果を招きます。
SCP-XXX-JPの実体は破裂と同時に、微かな鉄錆のような臭いのみを残して消失しますが、その際に生じる爆風は人間を殺傷するのに十分なエネルギーを保持しています。周囲に衝突の可能性のある物体の存在しない環境であっても、爆風に巻き込まれた人間は多くの場合、肺胞や消化管などの内臓器官の損傷、及びに肋骨や頭蓋骨の破損を伴い死亡します。 しかし、破裂という結果をもたらすのは攻撃を受けた場合に限り、こちらから加害しない限りはSCP-XXX-JPに襲われている人間を救出することは困難ではありません。 実験時のケースでは、破裂・消失したSCP-XXX-JPはおよそ10秒~30分後に実験を行った同収容プールに出現しており、消失後、任意のタイミングで出現することが可能、もしくは任意の地点に出現することが可能であると推測されています。
また、SCP-XXX-JPが何らかの理由により自らから消失した場合でも、ほぼ同様のパターンの再出現が確認されています。しかし、「複数の人間の水面への侵入」などにより追われる形で「自主的に消失する」ことはSCP-XXX-JPにとって不快な事象であるらしく、SCP-XXX-JPの行動原理は基本的にこれを回避するものであることが確認されています。
以下はインシデント、及びに重要度の高い実験記録の抜粋です。
・インシデント記録
記録SCP-XXX-JP-2:
対象: SCP-XXX-JP
目的: SCP-XXX-JPの物理的収容の手段を模索する。SCP-XXX-JPの水面から水面への転移が既知の物であったため、SCP-XXX-JPを物理的に海水から離した状況での転移の可否を確認する。
実施方法: 収容プールに出現中のSCP-XXX-JPを海獣輸送用の担架に乗せ、備え付けた装置により水面より引き上げる。
結果: SCP-XXX-JPを担架に誘導し、備え付けた滑車及びワイヤー巻き取り機によりSCP-XXX-JPを水面より引き上げることに成功した。そのおよそ10秒後、中空に吊り下げられる形となったSCP-XXX-JPは「破裂」を引き起こし、収容室の照明・空調設備を破壊、及びに業務中の職員に死傷者を出すという結果になった。機材を操作していたDクラス職員1名はSCP-XXX-JPから10m以上離れた位置に居たにも関わらず、爆風に煽られ収容室内壁に衝突した結果、鼓膜の損傷、及びに数カ所の骨折を伴う重傷を負った。SCP-XXX-JPを誘導後、退避中であったDクラス職員1名は、機材の破片により治療不可能なレベルの障害を負い死亡した。
追記: 原因が圧力にあるのか水から上げたこと自体にあるのかは不明であるが、以降のSCP-XXX-JPを水から引き上げる試みは有益性が薄いと判断され凍結された。
記録SCP-XXX-JP-3:
対象: D-100405
目的: 収容プロトコル設定の為の観察。人間を発見したSCP-XXX-JPの行動の経過を確認する。
実施方法: ライフジャケットを着用させ、SCP-XXX-JP出現中の収容プールに入水、待機させる。
結果: 音声記録・追記を参照。
<記録開始, 2002/██/██>
████博士: 目の前にSCP-XXX-JPが浮いているプールがあるでしょう。まずはそれに入ってください。
D-100405: やだよ、こんな所でアザラシを見て、一緒に泳ぎたいって人間が居ると思うか?
████博士: 無駄口を叩かずに早く入りなさい。
D-1354: ヘイヘイ、どうせならイルカとでも一緒に泳ぎたかったね。(ゆっくりとプールに入る)
SCP-XXX-JP: 愚かな猿よ、我の前で自ら水に入ろうとはイカにも劣る愚行。後悔することになるであろう。死を以ってその罪を贖い、懺悔せよ。
D-100405: なんかブツブツ言ってるんだけど。
████博士: SCP-XXX-JPに接近してください。
D-100405: そりゃ素晴らしいアイデアだな、俺も彼とお近付きになりたいと思ってたんだよ。
SCP-XXX-JP: 無力な猿よ、その役に立たない手足でもがくがよい、恐怖するがいい。
SCP-XXX-JP: (D-100405に体をぶつけ始める)
D-100405: なぁ、痛いんだけど、これ受け止めてないとダメなの?
████博士: 回避しても構いません。ただし、SCP-XXX-JPを傷つけること、及びにSCP-XXX-JPから離れることは許可されていません。
D-100405: ああそうかい、そりゃ一生分はアザラシと触れ合えそうだな。
SCP-XXX-JP: 貴様の動きは無様で滑稽だ。泳ぐことすらできぬ猿よ、屍を浮かべるがいい。
[10分程度が経過]
D-100405: おいおい、いい加減にしてくれよ、もう腕が痣あざだらけだ。今にこの腹の立つおデブちゃんに仲間入りしちまうよ。
████博士: その可能性もあるでしょう、相手はどれだけの命を奪ってきたか分からないKeterオブジェクトです。
D-100405: 冗談だろ?
SCP-XXX-JP: 矮小なる猿よ。貴様の貧弱なる様、臆病なる様は失笑物だな。恐怖に相対した運命を呪え。水の冷たさを呪え。
[10分程度が経過]
SCP-XXX-JP: (D-100405に衝突する頻度が減少し、代わりに発声頻度の増加が確認される)
SCP-XXX-JP: 哀れな猿よ、貴様は愚かさ故に檻に閉じられた。そして貴様は無能故に、無意味に、ここで死ぬのだ。
D-100405: 改めてそう言われると凹まないこともないな。ドルフィンセラピーを希望したいね。
[10分程度が経過]
SCP-XXX-JP: (D-100405に衝突する頻度は減少をつづけ、最終的に攻撃を停止する)
SCP-XXX-JP: 卑小な猿よ、貴様のせいだ、貴様の愚かな行いのせいでこれから貴様の同族が犠牲になるのだ。愚か、実に愚か。いや、間抜け。滑稽。
[SCP-XXX-JPが収容プールから消失する]
<記録終了>
D-100405は疲労とともに、若干の精神的落ち込みを訴えた。
SCP-XXX-JPは状況を鑑みて、「諦めた」とも取れるような行動を取った。発話内容からも知性の存在は想像できるが、それならばいつでも丘に上がることが可能な浅いプールで対象の溺死を試みることは不可解であると言えるでしょう。 -████博士
追記: 記録終了から15分後、SCP-XXX-JPは収容プールに再出現しました。SCP-XXX-JPがサイト外に単独で遊泳する人間を発見できなかったためと推測されます。
SCP-XXX-JPはプロトコル『疑似餌』に則って、収容プール内に職員を配置し遊泳させる、加えて、SCP-XXX-JPとの会話を行うことで、現在1日に占める割合にして70%の時間、SCP-XXX-JPをサイト-8102留めておくことに成功しています。また、SCP-XXX-JPに親密に接することで、SCP-XXX-JPを収容室に留めることに、より高い効果を発揮する可能性が判明しています。担当職員はそれを留意してください。加えてSCP-XXX-JPの注意を引くことに有効な可能性のある手段を思いついた職員は、直ちに主任研究員である████博士まで報告してください。
2003/█/██以降、SCP-XXX-JPのサイトへの出現率は急速に減少し、その翌週には1日30分を下回り、SCP-XXX-JPは事実上の未収容状態となりました。その後、小型船舶及びに乗員・海水浴客が行方不明になるなど、確認できるだけで█件のSCP-XXX-JPの関与が疑われる事故が██日以内に発生し、早急なプロトコル改定が要求されました。
以下はその事態の渦中の、2003/█/██に行われたインタビュー記録です。
記録SCP-XXX-JP-7:
インタビュー対象: SCP-XXX-JP
インタビュアー: エージェント███
<記録開始, 2003/█/██>
エージェント███: こんにちは、SCP-XXX-JP。
SCP-XXX-JP: 浮かぶことさえできない愚かな猿め。
エージェント███: いくつか質問したいことがあるんだけど、いいかな?
SCP-XXX-JP: (これを無視し、その場で横向きに回転している)
[その後、一切の応答を示さなくなったため、エージェント███が入水する]
SCP-XXX-JP: 溺れろ。沈め。(エージェント███に衝突する)
エージェント███: やあやあSCP-XXX-JP、きみはどうしてそんなに人を沈めたがるのかな?
SCP-XXX-JP: 愚かな猿め、貴様等には海に浮く藻屑ほどの価値も無い。
エージェント███: どうかな?仲良くなってみたら… 案外人間もいい奴かも知れないですよ?
SCP-XXX-JP: 白痴の貴様がその咎を忘れようと、我が忘れることは無い。
エージェント███: その咎とはなんでしょうか?
SCP-XXX-JP: 我が同胞の怨み、我が孤独、無念。
エージェント███: なるほど、それはどうすれば清算することができますかね?
SCP-XXX-JP: 愚かなる猿よ、罪の清算は貴様等全ての死という等価を以ってのみ成されるのだ。溺れろ。沈め。浮かべ。浮かべ。浮かべ。
エージェント███: うーん、何とか別の解決手段を見つけられませんかね?もう少しここに来てもらうことはできませんか?
[以降SCP-XXX-JPが語りかけに返答することは無く、エージェント███が収容プールから離れるまでのおよそ2分間、無意味な罵声を浴びせ続けた。]
<記録終了>
SCP-XXX-JPは職員にぶつかり、会話する為にサイトに出現しているのでしょうか…? 私には、彼は純粋に害意のために行動していて、全ての人間を溺れさせるまでこれを続ける気なのでは?と、思えてしまいます。例え、その手段が、何万年掛かるか分からない程に非効率的なものであってでも。 -エージェント███
考察: SCP-XXX-JPが応答を示す質問はこれまでの実験から想定された通り限られており、SCP-XXX-JPから事態の解決について有益な情報を得ることは難しいと判断された。今までのSCP-XXX-JPの出現は幸運であったという前提のもと、SCP-XXX-JPが我々に「飽きた」という最悪の事態も想定できる。SCP-XXX-JPが届かない餌に諦め気味になっただけなのであれば、まだ救いはあるだろう。何れにせよ、SCP-XXX-JPを財団サイトへ誘引することに効果的な要素の一刻も早い発見が求められるだろう。
SCP-XXX-JPは明らかに個人を識別しており、例として担当任務に割り当てられていたD-100405が誘引役を行っていた時間帯には特に顕著な出現率の低下が確認されていました。その原因は「個人認識の結果」あるいは「収容環境の安全性を理解した結果」という仮説の元に、収容環境を変更し、新たな職員を用いて安全装備未着用の状態でSCP-XXX-JP誘引任務を行うことが提言されました。以下はそれに関連する記録です。
記録SCP-XXX-JP-8:
対象: D-100411(水泳に自信のある人員の募集に志願)
目的: 収容プロトコル改定のため、SCP-XXX-JPの誘引に有効な状況を模索する。
実施方法: 遊泳用着衣のみを着用させ、水深2mのプールに入水させる。
結果: 音声記録を参照。
<記録開始, 2003/█/██>
████博士: 目の前にSCP-XXX-JPが浮いているプールがあるでしょう。まずはそれに入ってください。
D-100411: ニーちゃんじゃないか!
████博士: ニー… 何ですか?
D-100411: サイト8102に出るからアザラシのニーちゃんだよ、職員なのに知らないのか?
[D-100411がプールに侵入する]
SCP-XXX-JP: 愚かな猿よ、我が前にその無力な体躯を晒そうとは、死を以って後悔する結果となるであろう。
D-100411: おーよしよし!(SCP-XXX-JPに抱き着く)
████博士: D-100411、SCP-XXX-JPへの攻撃は認められていません。直ちに止めないとSCP-XXX-JPの異常性により終了という結果になるでしょう。
D-100411: 大丈夫だろ?攻撃じゃないんだから?(SCP-XXX-JPを撫でる)
SCP-XXX-JP: 愚かな猿め、愚かな振舞いを止めるがいい、愚かな猿め。(回転しD-10041を振り払う)
SCP-XXX-JP: (D-100411に平時より勢いよく体をぶつけ始める)
D-100411: わはは、これは最高だな!こんな素敵な任務があったなんて!!
SCP-XXX-JP: 愚かな猿め、その愚かな振舞い、死を以って後悔するだろう、愚かな猿め、沈め、愚かな猿め。
D-100411: 俺は簡単には沈まんよ!ははは!(SCP-XXX-JPに抱き着く)
[D-100411はそのまま30分ほどSCP-XXX-JPからの逃亡、及びに格闘を繰り返した]
████博士: それ以上は危険でしょう、一旦上がって休憩を取ることを許可します。
D-100411: まだまだ大丈夫だって、危なくなったらこっちから言うからまだやらせてくれよ!
SCP-XXX-JP: 沈め、水の底に沈め。無残に、屍を浮かべろ、愚かな、愚かな猿よ。愚かな猿め、沈め、溺れろ。愚かな猿よ、沈め、暗い水に沈め。愚かな猿め。愚かな猿め。沈め、溺れろ、愚かな猿め。愚かな猿め、貴様の行いは無意味だ、愚かな猿め。沈め。溺れろ、沈め。愚かな猿め。
D-100411: よしよし、かわいいやつめ。そんなので本当に人を沈める気があるのか?何か別の方法を考えたらどうだ? そりゃよ、溺れかけた人間なら罵ればパニックにはなるだろうがよ。
[SCP-XXX-JPとD-100411は更に20分の間、収容プール内で格闘を続けました]
SCP-XXX-JP: 愚かな猿め。
████博士: もう十分でしょう、他の職員と交代しましょう。
<記録終了>
考察: SCP-XXX-JPは最後まで収容室から離れる兆候を見せずにD-100411を襲い続けた。その要因については更なる調査が必要だと思われるが、収容室への興味が薄れていたと見えるSCP-XXX-JPにある種の「執着」を感じさせることができたのは、大きな収穫であると言えるだろう。
追記:
改定プロトコル『戯講』あじゃらこう:
担当の候補となる職員はSCP-XXX-JPの興味を引くことへの適性を調査されなければいけません。SCP-XXX-JPは補助器具により浮いたままの人間よりも、運動し自力で浮遊が可能な人員に興味を示し続ける傾向にあることが判明しています。補助器具を用いた職員の配置は、同職員の次回以降の配置時のSCP-XXX-JP出現率の顕著な低下を招き、全体の出現率低下の可能性も指摘されているため認められていません。そのため、担当の職員には水泳への心得があることが求められます。加えて、SCP-XXX-JPは「自身の言葉に罪悪感などの負の感情を抱かない人間」あるいは「SCP-XXX-JPの話を聴かない傾向にある人間」への執着を持つと推測されています。2003/█/██現在、適性があると判断されたDクラス職員2名を中心にローテションをもってSCP-XXX-JP誘引の同プロトコルを実行しています。
番号は他の記事と間違えないようにする為に付けてる仮番号です。
当分投稿しないので、もしここを見ている方で使いたいという方が居れば気にしないで使ってください(っ`・ω・´c)
完成度40%ぐらい。
どういう形式で2段階表示するか考え中。
自動で切り替わるようなのにするか、
見る職員によって変わる(って設定)にするか。
肝心の画像の完成度20%ぐらい。
とてもつらい。
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写真の説明 |
アイテム番号: SCP-1018-JP ミズチ仮
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: SCP-1018-JPサンプルはサイト8181の減圧収容室に収容されています。現在財団が保有するサンプルは80m3,80kgです。チーム「自由研究」は常に大気中のデータを監視し、積乱雲の発生予測、追跡、注意報の発令、避難勧告、現場での避難指示、及びにバイオレット反応により豪雨イベント中心部付近でのSCP-1018-JPの降下地点を特定し、破壊・回収を行ってください。豪雨イベントにより新たに回収されたSCP-1018-JPは全て焼却処分されます。性質上完全な収容は非常に困難であると同時に、莫大な犠牲が想定されるため、現状の収容プロトコルはSCP-1018-JPと人類を接触させないことに尽力することを要旨としています。プロトコル「世界一安心な水道」によって、財団は日本の上下水道の整備を推進させてきました。
説明:
SCP-1018-JPは水分子に対して高度な保持性能を持った未知の有機化合物です。低圧環境下で高分子を形成することで、自重の1000倍程度の水分子を吸着、保持できることが確認されています。これは一般的な高分子ポリマーの性質に一致しますが、SCP-1018-JPはおよそ400hPa以上の環境で構造を維持できず気体に昇華する点で異なっています。SCP-XXX-JPは現在、大気中で気体の状態であるものだけで██kt以上は存在すると推定されており、
大気中では気体の状態で存在し、
水分子を十分に吸着し肥大化したSCP-1018-JPは時折互いに接続しながら伸長し、直径数cmの状態でおよそ数千km単位にまでに延長されることが確認されています。
十分に伸長した状態のSCP-1018-JPが切断された場合、SCP-1018-JPは切断が発生したポイントの気圧を数週間を掛けて低下させ、切断ポイントに集合し、気候によっては度々積乱雲にまで成長し、豪雨を伴う自然災害の原因となります。またこの時、中心部に集中的にSCP-1018-JPを含んだ降水が発生することが確認されており、陸上生物への暴露は多くの場合このイベントが原因となります。
SCP-1018-JPは生分解性を持ち、また熱や紫外線にも分解を受けるため、生物の体外に置ける自然環境下において少量ずつ減少することが確認されています。
陸上動物がSCP-1018-JPを体内に摂取・吸引すると、SCP-1018-JPは血流に乗り容易に全身に廻り、生物の細胞膜と反応してSCP-1018-JPの複写という結果をもたらします。しかしSCP-1018-JPは腎臓を介した濾過により正常に排出され、細胞障害性の故に生体に留まる能力も弱いため、大抵の場合数日の内に完全に排出されることが確認されています。
しかし一度に一定以上のSCP-1018-JPを体内に取り入れると、水分を吸収し膨張するいう性質故に毛細血管を傷害し、組織間液中にSCP-1018-JPが漏出、血管の修復後も体内に留まるという結果を齎します。(この状態の生物をSCP-1018-JP-1と指定。)
SCP-1018-JP-1は極微量のSCP-1018-JPを恒久的に排出し続けます。ですが、それ以外の機能はほぼ正常な生物とほぼ差異はありません。血管を障害するという性質上脳機能に軽度の障害が発生したケースなども確認されていますが、通常それ以上の進行はありません。
人間のSCP-1018-JP-1が大量のSCP-1018-JPを体内に取り入れた場合に限り、時折支離滅裂な発言や言語機能への異常などが見られるようになり、脳組織への悪影響が顕著に表れていると見られる段階に進むことになります。現在この段階のSCP-1018-JP-1は財団のプロトコルの結果、日本人の0,0█%にまで減少したと推定されています。しかし、大半のSCP-1018-JPは人類以外の生物を宿主とし増殖をしていると推測され、現段階で確認できるほどのSCP-1018-JP全体量の減少は認められていません。
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写真の説明 |
ほのびたるぐにつぎにつぎ: みたひりやほにかくとせるに
かたせるおみなりにびたり: みかんむに
かなくせるていかほうにいりたてせむ:るなずわちたりすいぼあさむうにまちつかんてなぎ
いかあいめ: みなゆくつぎにるかいわかたつぎさんむに
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サイズ確認用のテスト画像ですよ |
ここに画像ネタ作ってるけど完成する気がしません。
error… the syntax is invalid.
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写真の説明 |
ログインモジュールSCP-1018-JP-1
アイテム番号: SCP-1018-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:収めざるべし、架かりし者、檻に満ち渡りて、これを繋ぐとす。
説明: 架かる物ならば測りけれ、いずくに来たるは語るに居らず。架からぬ者に知り足るは無し。水と地を繋ぎ留めるに足るのみ。彼の蛇は情報遺伝に非ず。推すを下さぬ、辿るを下さぬ、反情報遺伝足る。知り足るは蛟の声を聴き足る、水と地に架かりし者のみ。彼の蛇は単一なる炭の鎖に非ず、連なりて構を編み彼の者らに架かりし縄なり。
架からぬ者の相対の作用、その理、生命の洩らしたる気の重きを知らず。此の地に宿り、水に仇なし地を収めんとす気、常を超える者より水を繋がんとす。唯繋ぎ留めぬ、補い足せむ、水と地を繋ぐに足る、それのみが機前足る蛟の縄なり。
アイテム番号: SCP-958-JP
オブジェクトクラス: safe
特別収容プロトコル: SCP-958-JPはサイト-81██の大型オブジェクト収容倉庫に収容されています。SCP-958-JPに対する実験の際、「表明者」はDクラス職員のみで担当させてください。また実験終了時には、SCP-958-JPを目視した職員全員に直ちにAクラス記憶処理を施すことが義務づけられています。SCP-958-JPに対する実験を行う場合は、担当の研究員である████博士の許可が必要です。
説明: SCP-958-JPは全長210m・推定重量12000tで、█████社の物と同系統と見られる不明な型のバケットホイールエクスカベーター、掘削機です。SCP-958-JPに使用の形跡は殆ど見られませんが、全体として老朽化の傾向が見て取れます。また、動力を供給した場合には問題なくその機能を果たすことが確認されています。
SCP-958-JPの異常性は人間がSCP-958-JPを直接視認した場合に発揮されます。SCP-958-JPを直接見た人間(SCP-958-JP-1と指定)は、自分がやってみたいと思ったことを表明したいという軽度の欲求に駆られます。この欲求はそれを表明する機会がなければ無視できる、また別のことに意識が行っていれば気が付かないほどに軽微な物であり、SCP-958-JPから視界から外した場合すぐにその効力を失います。SCP-958-JP-1が複数人の前で自分の「やってみたいこと」を表明し、それを聴いた人間のうち、過半数がそれを「ふさわしい」と思った場合にSCP-958-JPは活性化イベントに入ります。
活性化状態に入ったSCP-958-JPは、動力の有無に関わらず瞬時にホイールをSCP-958-JP-1に向け接近し、その回転によって頭部のみを千切り取ります。SCP-958-JP-1の頭部を奪い取ったSCP-958-JPはホイールの回転をゆるやかに止め、再び不活性状態に戻ります。この時の移動及び本体の回転は瞬間的に行われますが、予想される衝撃や駆動音は発生せず、及びにSCP-958-JP-1までの障害物の破壊も極最小限にしか発生しません。SCP-958-JP-1がSCP-958-JPを距離的に目視不可能な地点に居る場合、SCP-958-JPは即座にSCP-958-JP-1の付近に出現し、結果として出現地点及びSCP-958-JP-1のみの破壊という結果をもたらします。
活性化イベントを引き起こすのは発声という形式の表明に限られます。しかし、SCP-958-JP-1及び表明を聴く人間がSCP-958-JPからおよそ10km圏内に居る場合、SCP-958-JP-1の肉声を聴く必要はなく、通信などを介した表明を聴いた場合にも活性化が確認されています。また、この異常性はSCP-958-JP-1がSCP-958-JPを直接目視した場合にのみ発揮されます。
SCP-958-JP-1はクラスA記憶処理により影響を取り除くことが可能です。また、記憶処理を行わなくとも1時間程度でSCP-958-JPの影響は無効化されることが分かっています。実験により影響時間の延長を確認。現在の影響時間はおよそ1時間20分程度です。SCP-958-JPは活性化時、見たところ通常通りにホイール及びベルトを稼働させています。しかし、その結果ベルト上に残る推定されるSCP-958-JP-1頭部、及び血液の痕跡などを発見することはできませんでした。
実験記録A
表明者: D-958-1
他の人員: Dクラス3名。SCP-958-JPを目視させない。
実施方法: SCP-958-JPを目視後、2km離れたSCP-958-JPを目視できない小屋に移動。SCP-958-JPの活性化が起こらないと判断できるまで十分に"表明"をさせ続けた。
結果: 「脱走すること」に続いて「脱走をしないこと」を表明した時点でSCP-958-JPが小屋の付近に出現。小屋の壁とD-958-1の頭部を瞬時に削ぎ取った。他のDクラス職員は無傷であった。
分析: SCP-958-JPを目視できない状態でもSCP-958-JPが活性化することを確認。活性化イベントを引き起こさない表明もあったことから表明の内容にも条件があることが推測される。
どうやら”耳”はいいようだ。「可能そうな表明」の方が活性化の引き金になるのかも知れない。 -████博士
実験記録B
表明者: D-958-2
他の人員: Dクラス3名。SCP-958-JPを目視させない。
実施方法: SCP-958-JPを目視後、直ちに20km離れた財団管理地に移送。SCP-958-JPの活性化が起こらないと判断できるまで十分に"表明"をさせ続けた。
結果: 用意されていた200通りの表明を完遂させたが、SCP-958-JPの活性化は起こらなかった。また、同様の時間を掛けて実験Aを行った結果、SCP-958-JPの活性化イベントが確認された。
補遺: ほぼ同様の手順で数回の実験を行い、活性化イベントの条件を推定。ある程度の移動距離・活性期間の限界などを測定した。
発見記録: SCP-958-JPは19██/██/██に熊本県██ 山の火口付近で不活性な状態で発見されました。発見報告を受け、財団エージェントがオブジェクトの調査に訪れた際、SCP-958-JPが活性化状態に入ったことで、正式にSCP-958-JPとして登録されました。当初SCP-958-JPはオブジェクトを調査しようとする物を攻撃するオブジェクトとして、その詳しい条件を調査することを提言されていましたが、エージェントの調査中、再度SCP-958-JPが活性化状態に入ったため、その異常性が判明することになりました。幸いにも、オブジェクトの早期発見・収容を達成できたため、SCP-958-JPを目撃した人物は全員特定され、記憶処理の後に解放済みです。
収容違反事案A
表明者: 一般人1名
他の人員: 一般人2名
状況: SCP-958-JPを「調べること」を表明した。
結果: SCP-958-JPは即座に50m程度移動し、表明者の頭部を奪い取った。一瞬の移動に伴う想定される破壊は発生せず、キャタピラの移動痕が残るだけであった。他の一般人に被害はなかった。
収容違反事案B
表明者: エージェント███
他の人員: 財団エージェント3名
状況: インタビュー記録を参照。
結果: SCP-958-JPは即座に400m程度移動し、財団輸送機の一部ごとエージェント███の頭部を奪い取った。輸送機に大きな損傷があったにも関わらず破壊に伴う破片の飛散などは発生せず、他にエージェントに被害はなかった。
分析: 財団輸送機内のエージェント███はSCP-958-JPを目視できない状態だったにも関わらずオブジェクトの活性化という結果を招いた。活性化の条件はSCP-958-JPを目視した人間が何かを他人に"表明"することであると推測された。
不幸な事故を繰り返さないにも、調査中の発声には細心の注意を払うこと。 - ████博士
インタビュー対象: エージェント██
インタビュアー: ████博士
収容違反事案Bの直後のインタビュー記録です。エージェント██は軽いヒステリー状態にありました。
<インタビュー開始, 19██/██/██>
████博士: では、事件のことを話してもらえますか?
エージェント██: ああ……俺たちはあの、抱えて持って帰る訳にもいかないサイズのオブジェクトをどうにかする為に、目撃者を一時収容し、山を封鎖し、そんで情報を統制して… 奔走していたんだ。
████博士: 続けてください。
エージェント██: それがやっとこさ終わって、次はオブジェクトを何とかして調査しなきゃならないってことで、方針を立てようとしてたんだよ。 なんせ… あれは単純に自身を調べられるのを嫌がるデカブツだって、そう考えてるやつが多かったんだからな、あれについて言及することすらできねぇ。俺たちは困り果ててたよ。
████博士: それではどうして収容違反が発生したのですか?
エージェント██: ああ、それで俺たちは一休憩することにしたんだよ。そろそろ昼食に出もしないか?って言われてな。 勿論俺は食事なんてする気になれなかったよ、いつあれが襲ってくるとも分からねぇ、生きた心地がしなかったからな。
エージェント██: (自身を落ち着かせるように軽く息を吸い込む) んで…… 正に食事を始めようって時だったな、あれが……あっという間もなく、輸送機の壁をぶち破って…… エージェント███の頭を、持っていっちまったんだよ。
████博士: ええ…… 不幸な事故だったと聴いています…… 彼のためにも、その時のエージェント███の様子をお願いできますでしょうか?
エージェント██: ああ…そうだな…… 気の毒でしんどそうだったあいつはたしか…… 最後にこう言ったんだよ。「早く帰って温かいカレーでも食べたいなぁ」って。
<インタビュー終了>
補遺958-JP:
以下の文書は19██/██/██の内部調査でSCP-958-JPから発見された物です。
お客様は非常に賢いお買い物をなさいました!
█████の最新マシーン!
当社の製品で最大級スケール!
ホヰール掘削機 █████255!
人材を!
発掘する!
パワフルに動く!
シリーズ全てに音声認識システムを搭載!新世代の掘削機!
日本語以外の言語には対応しておりません。欧米語が流暢な人材!求む!
人間の頭部が「人材」になるのかは定かではないが、実験は一時、あるいは永久に停止されるべきだろう。- ███博士
次書きたいネタ
水盆?みたいな物を使ったネタ
実体のない研究員さんオブジェクト
金属の生き物←深刻な被りが無いことを祈る
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル: カバーストーリー「偽装硬貨」、新500円玉への換装。旧500円玉の回収。
説明: SCP-XXX-JPは国内で流通している1982年から1999年発行の500円硬貨に発生する異常です。
アイテム番号: SCP-XXX-JP 夢想家の揺り籠仮
オブジェクトクラス: safe
特別収容プロトコル: 情報管理
説明: 惑星、ウニ
なんか機会があれば使うネタ。
忘れないようにメモ
アイテム番号: SCP-XXX-JP 原初の庭
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 配置
説明:
大体ワードにネタ書き溜めてます。
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