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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPが存在する敷地内から半径5kmの範囲を取り囲む様に高さ5mのコンクリート製の塀を設置し、高さ⒉5mの位置に、100m間隔で180°視認可能なカメラを設置し24時間稼動させてください。カメラの映像は最低3名の職員によって常に確認されていなければなりません。また、SCP-XXX-JP-3の出現を確認した場合、確認した職員は即座に報告してください。報告があった場合、SCP-XXX-JP-3のうちSCP-XXX-JP-2の半径200m以内に存在するものは60分以内に爆破によって破壊され、その他のSCP-XXX-JP-3も速やかに破壊されなければなりません。許可が降りた場合のみ、爆撃機を使用した一斉爆破が実行されます。

説明: SCP-XXX-JPは建物に感染するウイルス(以下SCP-XXX-JP-1と呼称)、SCP-XXX-JP-1に感染した建物(以下SCP-XXX-JP-2と呼称)、地中から出現するビル(以下SCP-XXX-JP-3と呼称)の総称です。SCP-XXX-JP-2は現在36棟のビルから成り立っています。SCP-XXX-JP-1は、SCP-XXX-JP-2から半径200m以内の建物に感染します。SCP-XXX-JP-1が感染する際に何らかの現象が起きることはありません。また、SCP-XXX-JP-2へと変化した建物は外見は感染する前と同じですが、異常な耐久性を示し、停電や水道のストップ、オートロック等のセキュリティの機能停止などの不具合が生じます。現在、SCP-XXX-JP-1の感染経路は判明していません。SCP-XXX-JP-2を破壊する試み、不具合を回復する試み、感染をSCP-XXX-JP-3の破壊以外の方法で防ぐ試みは全て失敗に終わっています。1週間に1度、SCP-XXX-JP-2のうち1棟の側面に1~36の数字のうちどれか1つが出現します。SCP-XXX-JP-2の増加に伴い、この数字も増加します。SCP-XXX-JP-1は、出現した数字と同じ数だけ建物に感染しようと試みます。数字が出現した建物から半径200m以内に感染可能な建物がない、または半径200m以内の建物が全て既にSCP-XXX-JP-2に変化している場合、3.6km以内の範囲に、出現した数字と同じ数だけSCP-XXX-JP-3が出現します。SCP-XXX-JP-3は10~200mの間隔で5~12°ほど傾いた状態で地中から生えてくる様に出現し、最低でも1棟はSCP-XXX-JP-2から200mの範囲に出現します。SCP-XXX-JP-3は廃墟となった建物の外見をしており、一般的なコンクリート製の建物よりも頑丈ですが、ダイナマイトで破壊することが可能です。SCP-XXX-JP-3は60分が経過するごとにSCP-XXX-JP-2に近い順にSCP-XXX-JP-2へと変化します。出現した数字が最大数(現在では36)の場合、SCP-XXX-JP-2のうち最大数が出現した建物以外の全ての建物の側面に1~35の数字が1つずつ出現し、その合計数だけSCP-XXX-JP-3が出現します。この場合のみ、爆撃機による一斉爆破が許可されます。

実験記録XXX - 日付20██/██/██

対象: SCP-XXX-JP-3

実施方法: SCP-XXX-JP-3のうちSCP-XXX-JP-2に最も近いビルのみを残し、他のものを破壊、60分経過するのを待つ。

結果: 対象はSCP-XXX-JP-1に感染し、SCP-XXX-JP-2へと変化。その際、対象の破損していた部分は修復され、廃墟から一般的なビルの外見へと変化した。また、傾きも修正され地面に対して垂直になった。