アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の標準収容室内のに刺した状態で収容して下さい。SCP-XXX-JPがから抜けた場合、もしくは新たにSCP-XXX-JPが発見された場合、Dクラス職員に防護服を装備させた状態で入室させ、に刺させて下さい。この際、足は素足の状態にすること徹底して下ださい。SCP-XXX-JPを使用した実験はクリアランスレベル3以上の職員の許可、監視の下行って下さい。現在、回収部隊-は-「掲示係」がSCP-XXX-JPの回収を行っています。SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-bの中にDクラス職員に防護服を装備させた状態で収納させ、標準収容ロッカーに収容してくださいこの際、足は素足の状態にすること徹底して下さい。新たにSCP-XXX-JPが発見された場合も同様にしてください。SCP-XXX-JPを使用した実験はクリアランスレベル3以上の職員の許可、監視の下行って下さい。現在、回収部隊-は-「掲示係」がSCP-XXX-JPの回収を行っています。現在42個が収容されています。
説明: SCP-XXX-JPは市販されているフラットタイプの二重画鋲と同じ形です。常に針の長さと直径の大きさを変化させているため、正確な大きさは測定不可能です。現在長さ1cm~█████cm、直径█.█cm~1cmまでの変化が確認されています。また頭部の部分は大きさの変化せず、直径1cmの状態を保ちます。製造元は不明です。
SCP-XXX-JPは人間の足の裏に1cm以上刺さることで活性化します。人間以外の生物に対しては活性化しません。足の裏に刺さったは人物は必ず痛みに驚き、転倒します。この転倒している間に SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-aを複数発生させます。SCP-XXX-JP-aはSCP-XXX-JPと同じ形、性質を有します。SCP-XXX-JPと違う点はSCP-XXX-JP-aは発生から50分で消失する事のみです。SCP-XXX-JP-aの発生地点は転倒中の人物が一番最初に地面に体の着く地点と半径200m以内です。半径200mに発生するSCP-XXX-JP-aの発生地点には規則性は見られません。
SCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-aは容器に収納すると、激しく針を伸縮させ、必ず容器から出ます。何かの物体に刺すと激しい伸縮を行いませんが、常に針の部分の大きさを変化させる性質の為、必ず抜けます。
実験記録XXX - 1
対象: D-20730
実施方法: D-20730にSCP-XXX-JPを踏ませる。
結果: D-20730が転倒した時、右手の手のひらにSCP-XXX-JP-aが刺さった。同時に、監視していた賛吾博士と██研究員の近くにSCP-XXX-JP-aが出現。調査の結果、SCP-XXX-JP-aはサイト内の半径200m以内に発生していると分かった。
分析:サイトの1階だけでなく4階までSCP-XXX-JP-aが発生した。次はサイトの最上階で対照実験する必要がある。またSCP-XXX-JP-aは発生してから五十分で消滅するようだ。-██博士
実験記録XXX- 2
対象: D-20730
実施方法: サイト最上階から職員を退避させ実験室にD-20730にSCP-XXX-JPを踏ませる。
結果: D-20730が転倒中にSCP-XXX-JP-aが発生。SCP-XXX-JP-aはサイトの4階だけでなく他の階にも出現した。SCP-XXX-JP-aはD-20730の作業着の金具に当たり、D-20730自身には刺さらなかった。この際新たなSCP-XXX-JP-aの出現は確認されなかった。
分析:SCP-XXX-JPは半径200m以内の建物の中に出現する性質があると考えられる。またSCP-XXX-JP-aは人間本体に刺さらなければ新たにSCP-XXX-JP-aを発生しないようだ。-██博士
実験記録XXX - 3
対象: D-20730
実施方法: 半径200mを確保出来る実験用グラウンドで、D-20730に防護服と安全靴を装備させSCP-XXX-JPを踏ませる。
結果: SCP-XXX-JPは安全靴に刺さった一秒後に針の部分を突如巨大化させた。この際、長さ█████cm、直径1cmを記録した。この際発生したSCP-XXX-JP-aは、D-20730の背中を貫いた。SCP-XXX-JP-aは巨大化を続け、サイトの壁を貫通し、偶然二階の廊下にいた職員の足の裏を貫き、サイト内にSCP-XXX-JP-aを発生させた。サイト内でSCP-XXX-JP-aの被害は前述の一例を除き確認されなかった。
分析:SCP-XXX-JP-aはSCP-XXX-JPと同じ性質を持つために今回のような事が起きたのだと考えられる。今後実験を行うときは素足で行う。プロトコルも改正する必要がある。-██博士
補遺:SCP-XXX-JPは█県███市の██高等学校にて画鋲で生徒達が刺されていると通報された事を警察に潜入しているエージェントが察知し発見に至りました。回収部隊により2個が回収され、カバーストーリー「不審者の侵入」が流布されました。その後同様の通報が同じ█県███市で相次ぎました。現在██件の通報があり、その中で死亡事故は██件発生しています。
以下はSCP-XXX-JPが原因で起こった事故の記録です。
日時 |
被害 |
回収されたSCP-XXX-JPの数 |
20██/4/█ |
SCP-XXX-JPにより█県███市のオフィスビルでSCP-XXX-JP-aが確認されただけで37個発生。オフィスビルの女性社員が厚底の靴でSCP-XXX-JPを踏んだためSCP-XXX-JP |
2個 |
20██/4/██ |
内容 |
5個 |
20██/6/██ |
内容 |
13個 |
20██/6/██ |
内容 |
内容 |
20██/7/██ |
内容 |
内容 |
20██/9/██ |
内容 |
内容 |
追記:SCP-XXX-JP-bの発見によりプロトコルが改正されました。SCP-XXX-JP-bは二重画鋲を収納しているプラスチック製のケースです。SCP-XXX-JP-bの中にSCP-XXX-JP及びSCP-XXX-JP-aを収納すると、伸縮を行いません。SCP-XXX-JP-bに亀裂がある事から、SCP-XXX-JP-bは破壊可能であると考えられています。SCP-XXX-JP-bに貼られているラベルから製造元を特定する試みがなされましたが、ラベルは約70%が損失していたため失敗しました。
残っていたラベルには以下の内容が印刷されていました。
二重[判別不可] 製[判別不可]社 100個入
補遺- 2:SCP-XXX-JP-bは█県███市のごみ収集所においてSCP-XXX-JPの回収作業中に中にSCP-XXX-JPが入った状態で発見されました。損失しているラベルの捜索が行われましたが発見されませんでした。またSCP-XXX-JP-bがどこから運ばれてきたかの捜索が続けられていますが、特定は出来ていません。