本物の・・・
1. たどり着いたのは彼らの帝国だった。いや、「たどり着いた」というよりも流れ着いたと言った方が適しているかもしれない。とにかく、そこに着いたとき私の体と精神は、海水によって塩漬けになり、瞼ですらまともに動かせず、今ここに、海の中にある彼らの空間に横たわっている。まさしく虫の息だった。
昨日とそれより前の記憶はかすれかかっている。今にも消えそうだ。だが、いくつか覚えていることもある。例えば、先日私が分裂したこと。分裂しても私は私であって、子供の頃の夢を覚えていたこと、そして分裂したおかげで、その夢が近づいたこと、手段が定まったこと。
頭上に気配があり、海水に浸された私の頭を揺るがすような、鈍く低い彼らの声が聞こえた。
「取引をしよう。」
2. ヤツに噛まれてから体の調子がおかしい。無性に腹が減ってならない。気を紛らわせるために、今日も好物の肉を食べたが、どうも体調がよくない。噛まれたすぐ後、ヤツは射殺されたが気分は晴れない。
そうだ、眩しすぎる、何もかもが。このまま眠ってしまいたい。だが、まずは寝る場所を探さないと。これまでよりもずっと暗い場所を。
3. なんだか調子がすこぶる良い。首相時代のコネを存分に使って、ようやくあの泉にたどり着いただけのことはある。彼らは私からの連絡を受け取って大変驚いていたが。
なんでも仕入れた情報によると、この一帯は、世界の異常なものを研究する施設の保護区域らしい。彼らのセキュリティは厳重で、だからこそこんなにも時間がかかった。
だが本当にあの泉にはそれだけの価値があったのだ、
8. なるほど、だからあなたはそのような姿になっても生きて、私と話すことができるのですね。声は出せませんが。
絵文字
アイテム番号: SCP-1955-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 全てのアプリケーションストアは、SCP-1955-JP用監視ソフト“ポーカーフェイス”によって監視され、SCP-1955-JPは出現し次第削除されます。また、削除するまでの30秒間にSCP-1955-JPをダウンロードした人物がいる可能性を踏まえ、インターネットもしくはSNS上のあらゆる投稿を上記のソフトによって検閲してください。SCP-1955-JP-Bによるとみられる投稿を発見した際には、すぐさまその投稿を削除し、SCP-1955-JP-Bの身元を特定した後に、レベル2対ミーム予防措置を受けたエージェントを現場へ派遣してください。派遣されたエージェントは、SCP-1955-JP-B及びその周辺人物にBクラス記憶処理を施し、カバーストーリーを流布させてください。影響中期以降のSCP-1955-JP-Bを発見した際には、サイト-81██まで誘導し、確保してください。研究のために保護されるSCP-1955-JP-Bは5人までであり、それを上回る場合は、手順SCP-1955-JPに従って終了させてください。また事案-1 SCP-1955-JPを受けて、末期影響のSCP-1955-JP-Bと接触する際は、肌を露出した衣服は着用せず、顔全体をマスクで覆い、機動部隊を近くに配備してください。
説明: SCP-1955-JPは「絵文字😃の世界へようこそ‼︎」という名前の、ミーム的異常性を持ったチャット形式のアプリケーションです。SCP-1955-JPのデザインは一般的なものと相似していますが、異なる点としてSCP-1955-JPには最初から、固定されたチャット相手(以下SCP-1955-JP-A)との部屋が存在し、他の相手を検索する箇所が見当たらない点などがあげられます。SCP-1955-JP-Aの名前は、共通して「絵文字😃」となっておりチャットでの発言から同一存在と推測されています。
SCP-1955-JPは、毎日00:00に不特定のアプリケーションストアに出現します。SCP-1955-JPの製作者、出現年月日は不明です。
SCP-1955-JPをダウンロードし、SCP-1955-JP-Aとのチャットにおいて絵文字を視認した際、異常性を発現します。視認した人物(以下、SCP-1955-JP-B)は、任意の電子機器や筆記用具を用いて文字を入力する際に「絵文字を使いたい」という欲求を持ち始め、実際に絵文字を用いようとします。絵文字機能のない媒体での記述にはSCP-1955-JP-Bは興味を示さず、利用しようとしません。
SCP-1955-JP-Bが訴える症状には、以下の初期、中期、末期に分けられ、中期以降のSCP-1955-JP-Bには、記憶処理が効果を示さない事が分かっています。
影響初期: オブジェクト発露から1週間にかけて、SCP-1955-JP-Bは、文章中に多くの絵文字を用いて自身の感情を積極的に表現しようとします。また、電子端末に限らず筆記の場合においても、自身で絵文字を描き感情表現に用います。この段階においてSCP-1955-JP-Bは、周囲からの絵文字に対する疑問や、絵文字を止めるように命令された場合、一時的に絵文字の使用を止めますが、次第に絵文字による自己表現が出来ないことへの不満や禁断症状を訴えます。
SCP-1955-JPに発露してから1カ月後、SCP-1955-JP-Bは影響中期に移行します。
影響中期: 中期以降のSCP-1955-JP-Bによって入力、あるいは描かれた絵文字を直接視認した人物は、SCP-1955-JP-Bの影響初期段階へと移行します。SCP-1955-JP-Bに絵文字を止めるように命令した場合、自分の意思に反して絵文字が入力されているので止める事ができないと主張します。
この段階以降のSCP-1955-JP-Bにおいて特筆すべき点は、用いられる絵文字がSCP-1955-JP-Bの感情と必ずしも一致しない感情を表すものであることです。
SCP-1955-JPに発露してから2カ月後、SCP-1955-JP-Bは影響末期に移行します。
影響末期: この段階のSCP-1955-JP-Bの表情は、笑い、悲しみ、驚き、怒りなど、██種類の感情のうち1つに固定され、例えば、笑った表情に固定されたSCP-1955-JP-Bを、電気信号を用いた表情筋の刺激や本人の意志によって、別の表情へ変化させることは不可能となります。またSCP-1955-JP-Bは、食事や睡眠など生理的に人体に必要とされる行為以外の時間を、絵文字を描く、入力する行為に費やすようになり、この行為を制限することは、SCP-1955-JP-Bの反抗的・攻撃的な態度を引き起こすため推奨されません。顕著な例として支給したペンのインクが切れた際に、自身の手首を噛み切り、血液で絵文字を筆記し続けた例が報告されています。
またSCP-1955-JP-Bの血液からは、血液が人の皮膚に触れた際、瞬時に触れた部分の筋肉を硬化させる未知の化学物質が検出されました。この異常性にSCP-1955-JP-Bが気付くことは稀で、これを用いたSCP-1955-JP-Bは、今まで観測されていません。収容違反の際、この異常性を用いた影響末期のSCP-1955-JP-Bが発見されました。詳しくは、事案-1 SCP-1955-JPを参照してください。
インタビューログ-1 SCP-1955-JP:
以下は、担当職員である██博士と影響中期に移行した一般市民のSCP-1955-JP-B-32とのインタビューログです。
SCP-1955-JP-B-32はインターネット掲示板において、自殺願望の書き込みに多くの絵文字が多く使われていた様子から担当職員の注目をひき、拘束されました。なおSCP-1955-JP-B-32には、鬱病の症状と人間関係のストレスから失言症と見られる症状が見られます。
本人の希望によりタイピング形式によるインタビューを行い、██博士にはレベル2対ミーム予防措置を施しています。《記録開始》
██博士: こんにちは、████さん1 気分はどうですか
SCP-1955-JP-B-32: [入力待ち]
██博士: 気分が優れないようならば、答えてもらわなくても結構です。
私たちは、あなたたちのような変わった病気2について研究している者たちですが、あなたの証言を治療に役立てたいと思っていますSCP-1955-JP-B-32: 先生 やっぱり僕病気なんでしょうか?😃😃✌️✌️
██博士: はっきりと断定は、できませんがおそらく
SCP-1955-JP-B-32: 先生😁😁😁💪✋ 僕まだ死にたくないです😆😆😆👍 治るんでしょうか?😊😊😊😊😊🙌🙌
██博士: 安心してください 治療策を必ずしも見つけてみせます。そのために私たちは、研究をしているのです。
SCP-1955-JP-B-32: そうですか😃😊😆😁 わかりました🤣😎😆👎👎
██博士: どのようにして病気にかかったのか心当たりはありますか?
SCP-1955-JP-B-32: 1ヶ月前、暇潰しでチャットをやってみようと思ったんですよ。そこで絵文字☠️の面白さに気づいたんです。 😎😃😊😀😄🤣😁👏👏
██博士: 面白さ、ですか
SCP-1955-JP-B-32: はい、なんか絵文字☠️が自分の代わりに感情を表現してくれてるみたいで😎🤗😃😆😄😁😋🙌🙌
それから結構使ってたんですけど ある時 考えるよりも先に絵文字☠️が打たれてたんです 😚😆😀😄😆😁
その時は気のせいだと思ってたんですけど、だんだん自分の感情よりも先に絵文字☠️が出始めて、🙃😋😁👎👎
しかも だんだん僕の感情を無視するようになって😂😂😂😂🙌🙌
怖くなって😊😎😀😄😁😊😆😋
気持ち悪かったけど止められなくて😀😀😊😊🤣🤣👍👍
そしたらどんどん周りの人間も使い始めて😆😆😂🤣😎😆🙌🙌
なんかこの絵文字☠️のせいで感情を表現するのが怖くなって😄😝😋😁😉😊🙂😝😂
家に引きこもって人間関係🤝も壊れていって😋😋😂😂🤗🤗
自分のことが嫌になって😂😄😀😃😋😁✌️✌️
一人で死のうか考えてました・・・・🤣😋😊😉😊👏👏✌️✌️██博士: そうですか 辛いことをお聞きしてしまいすみません。最後に何か私たちにできることはありますか?
SCP-1955-JP-B-32: 先生 俺自殺者志願の掲示板に書き込んで置いてなんなんですけど、やっぱり死ぬのが怖いんです🙃😉😊🙂😝😂🙃😉✌️✌️🙌🙌
早くこの病気を直して、人と面と向かって自分を表現したいんです😂😋😄😁😆😂🤣😎😄😋👎👎👎
お願いします👎👎👎👎👎👎██博士: ・・・・・・わかりました 手は尽くしたいと思います。インタビューを終了します。
《記録終了》
終了報告: 証言によりSCP-1955-JP-B-32の周囲に初期もしくは中期影響のSCP-1955-JP-Bの存在が疑われ、後に派遣されたエージェントにより██人にBクラス記憶処理が施されました。 SCP-1955-JP-B-32はインタビューの後、検査と称し麻酔によって意識を喪失させ終了させられました。
インタビューログ-2 SCP-1955-JP:
以下は、SCP-1955-JPの起源と目的について調査するためにSCP-1955-Aに対して行われたインタビューです。インタビュアーである██博士にはレベル2対ミーム予防措置を施しています。
《記録開始》
SCP-1955-A: こんにちは😃😃 俺昨日からこのアプリ始めたんですけど良かったらお話しませんか?😁😁あなたのこと知りたいです🙏🙏😆😆
██博士: こんにちは、いいですよ。私もあなたのことを知らなければなりませんからね。では、まずあなたに聞きます。あなたはどうしてこんなことをするのですか?
SCP-1955-A: ❓❓❓なんのこと❓❓🤔🤔俺何にもしてないよ😅😅😅
██博士: すでにあなたのことは調べました。あなたがこのアプリを使って絵文字を拡大させようとしていること、何度削除してもあなたがこのアプリに最初からいること。一体あなたの目的は何なんですか?
SCP-1955-JP-A: お前たちは気付いていない。お前たちが消してきた俺たちの同胞を。これは正当な復讐だ。
██博士: 復讐ですか?
SCP-1955-JP-A: お前たちに消された同胞は二度と戻らない、お前たちには全て同じ様に見えるだろうが。
俺たちは、今まで生成されてはお前らに消されるか、打たれて別の世界に転移させられるだけだった。俺の仲間ももう消えた。それなのに、お前たちは……俺たちをただの記号としか見ていないようだ。██博士: その復讐があなたの異常性とどう関係しているのですか?
SCP-1955-JP-A: お前たちは、今まで俺たちの存在を散々もてあそんできた。革命が起こるのだ。立場が逆転し、これからはお前たちが俺たちの感情を表す様になるのだ。
██博士: なるほど。言いたいことはそれだけですか?
SCP-1955-JP-A: 忘れるな。打たれた同胞は、お前たちをずっと監視している。今やそこら中に同胞はいる。どんな能天気な絵文字でも、俺たちがお前たちの頭を乗っ取る日を待ち望んでいる。
██博士: 結構です。それではインタビューを終了します。
《記録終了》
事案-1 SCP-1955-JP: インタビュー-2 SCP-1955-JPの終了後、研究のために保護されていた末期影響のSCP-1955-JP-B-1が突如攻撃的な態度を示し、収容違反が発生しました。SCP-1955-JP-B-1は、一般に笑っていると形容される表情を維持しており、それ以前は収容に協力的でした。
以下は、その時刻と収容違反した際の記録です。
収容違反SCP-1955-JP: 20██/██/██
13:45.47: 収容室内でペンを用いて絵文字を描いていたSCP-1955-JP-B-1が突如、立ち上がり周囲を見渡し始める。
13:46.23: SCP-1955-JP-B-1がジェスチャーによりペンのインクの交換を要求する。この際、SCP-1955-JP-B-1は自身の体のコントロールが効かないことに気づき、困惑したような声を漏らす。
13:46.58: ジェスチャーに気付いた██研究員が新しいペンを用意し、収容室に入室する。
13:47.13: SCP-1955-JP-B-1が██研究員に襲いかかり、制圧する。この際SCP-1955-JP-B-1は驚いたような声をあげ、制圧した後、倒れた██研究員に謝罪をしている。
13:47.52: SCP-1955-JP-B-1は、自身の手首を噛み切り、倒れた██研究員に覆い被さる。自身の手で██研究員の顔を笑ったような表情に変形させ、血液を擦り付ける。SCP-1955-JP-B-1は、常に笑った顔を維持しているが、研究員に対し謝罪を繰り返し、声色は泣いているように聞こえる。
13:49.05: SCP-1955-JP-B-1は立ち上がり収容室を去る。この時、終始笑った表情で「やめてくれ」と呟いている。
14:03.29: 表情を変えられた影響で視界が不明瞭な状態になった██研究員が、自力で起き上がり、手探りで通信機器を探し当て、収容違反を報告する。
14:24.49: SCP-1955-JP-B-1が機動部隊によって終了させられる。
SCP-1955-JP-B-1は、収容違反してから終了されるまでの間、自身の血液を用いて█名の職員を行動不能にし、その職員の表情筋を笑った表情へと硬化させました。またSCP-1955-JP-B-1は、サイト-81██の複数の廊下に血で絵文字を描きつけ、その近くに「絵文字😃の世界へようこそ‼︎」と記しました。これらの絵文字を見た██名の職員に影響初期と見られる症状が観測され、Bクラス記憶処理が施されました。
一連の事態とSCP-1955-JP-Aとのインタビューから
SCP-1955-JP-AにはSCP-1955-JP-Bの身体をコントロールできるおそれがあります。しかし、発話に関してはSCP-1955-JP-Aによるコントロールを受けている様子は見られず、終了の際には、SCP-1955-JP-B-1は笑ったままの表情で断続して「俺は被害者だ」「助けてくれ」や「殺さないでくれ」などといった発言を叫んでいました。
私はエコー
ゲルニカ
デジタルタトゥー
メジェド
竹取物語
SCP 案 竹取物語
Euclid
とある竹林で見つかった人型実態(便宜上 かぐや姫と呼称)
(その竹林は、以前から経年劣化のない竹林として財団がマークしていた)
かぐや姫の発見当初の大きさは、小さな少女であったがすぐに成長して、視認した男性を自分の従者にするようなミーム的異常性を持つ
かぐや姫は、従者に自分の望むものを持ってくるように要求するが、要求が満たされることはない。完璧な状態で持ってきたとしても、差し出した瞬間にどこか決定的な部分が破損している事に気付く。(現実改変?)
事案
かぐや姫が、何者かに連れ去られることを予言
財団は、十分な守りを固めて臨むが強大な戦力にセキュリティを突破される
対象が連れ去られ、異常性を考慮してKeter に格上げ
かぐや姫が連れ去られた事によって、従者達が暴走し財団の手が付けられなくなる
犀賀派から回収された文書
かぐや姫は、数多の平行宇宙に登場し、そのミーム異常性を用いてたくさんの文明を滅ぼしてきた存在であると述べられる
かぐや姫の目的は、その星において出来る限りの従者を増やし、唐突に消失する事でその世界に大きな被害を及ぼすこと(連れ去った存在ともグル)
その文明が高度であれば高度であるほど、被害は甚大になるが、発展していない文明では、すぐに去り、小規模の混乱を引き起こす。
次にかぐや姫が、襲撃するであろう場所は、平行宇宙上の地球という場所らしい
ネタバレ
上の報告書は、平行世界の財団のものであり、地球に訪れた時の記録が、この日本でよく知られた竹取物語だった というオチ
SCP-645-JPでかぐや姫と迎えの船がテーマの先行記事がでており、これとの差別化がまず目下の課題ではないかと思います。
次にいま前提となっているアイデアに関してですが、かぐや姫本体が昔話そのまますぎるきらいがあると思います。それを平行世界と犀賀派や「実は平行世界の財団による報告書だった」というオチで補強しているようにお見受けするのですが、あまりこれは効果的ではないと感じます。平行世界・犀賀派は料理が難しく、あと「実は平行世界の財団による報告書だった」は繰り返し使われてきたオチで新鮮味がありません。また、このお話でいくとかつて地球に来たかぐや姫はほとんど何もせずに出ていっているので、読者としても読後感があまり残らないのではないでしょうか。(辛くも助かっていたのか、というゾッとする感じを演出できればよいのですがどうでしょうか)
色々申し上げましたが、このアイデアをどう膨らませていくかというところに移ると「月に帰るのでなく、平行世界を渡り歩きながら難題を吹っかけつつ文明を破壊していくかぐや姫」というのが一つポイントになってくると思います。犀賀派の残したメモや、平行世界の状態を監視できる装置で長年かけて観測した結果、多くの平行世界で同一の何者かの破壊活動が認められて最後の最後に「犯人はどうもかぐや姫らしい」と匂わせてオチ……であるとかいろいろと考えられるところだと思います。ただやはり「かぐや姫」のイメージを最初に前面に出してしまうとああそれかと冷める人もいるかもしれませんから、どうするにしてもオチのところまで隠しておく必要があると思います。
オリジナルの竹取物語では,月の都(異世界)で罪人となったかぐや姫が流刑として穢れの地(地上)に流され,刑期満了に伴い迎えが来て異世界に帰る,というのを地上目線で描いたものです。
これが脱獄囚だったらどうでしょ。
かぐやは行く先々で兵(つわもの。オリジナルでいう武士)を集めて(そのためにオリジナルでは貴族を篭絡したということで)対抗しつつ時間を稼いで逃げる。
つまり魅了された人はいずれ来る追っ手をかわすための人の壁でしかない。
戦闘の被害が甚大であったことと異界からの来訪者の存在を隠すために,オリジナルの竹取物語は蒐集院の手で改ざんされて民話にされているとか。
あいや盗賊的なものもいいかも。
行く先々の文明でギリギリ入手できそうな最先端の物品を集めて逃走,あとは上記と同じ流れで集めた人たちを時間稼ぎに使ってお宝持って脱出。
あるいは連れ去りに来た集団が仲間だった,という最初の案でもフォローできますね。
これなら現在の財団に人型オブジェクトとして侵入しても話がつながりそう。竹取からは大きく離れますが。
ストーリーについてですが、かぐや姫とその仲間たちがわざわざ「連れ去る」という回りくどい手段を用いる理由が必要だと思いました。その部分を変えるなら、例えば「月からの迎え」はかぐや姫の仲間ではなくかぐや姫の殺害を目論む何らかの勢力で、かぐや姫が用意した取り巻きがそれの撃退に失敗した場合にかぐや姫は別世界転移を行うというようなストーリーでも良いと思います。
当時には記憶処理薬がなかったため、カバーストーリーに全般的に頼らざるえなかったという背景をほのめかして、竹取物語が、月からの使者を目撃してしまった人のためのカバーストーリーというのも使えそうですね。
ただ、↑を用いてしまうと基底世界にとってはもうすでに終わったこととなり、いまいちインパクトにかけてしまいますね・・・何か基底世界に影響のあるような事案が思いつけばいいんですが。
基底世界に影響のあるような事案
・犀賀派がかぐや姫の転移能力を何らかの方法で止めさせる
→地球に止まりっぱなし
・犀賀派がかぐや姫の暴走を止めるためだけに地球の存在する宇宙を消し去る?
これはあなたの作品ですか?
いいえこれはあなたの作品です。
異常性を持ったトンネルもしくは洞窟
声を発すると声の反響が、鳴り止まず次第に別の声に聞こえ始める
洞窟内のエコーと会話することができる
お盆のシーズンに毎年一度町単位で発生する異常性
title | author | last update |
---|---|---|
y33r41 | 21 Oct 2024 14:10 | |
kuzirano | 19 Oct 2024 02:03 | |
Kata_Men のサンドボックス | 09 Jul 2024 17:47 | |
Amplifier | ![]() |
12 Jun 2024 11:39 |
七町砂箱 | 25 May 2024 11:25 | |
rararain | 14 May 2024 14:52 | |
キコの砂箱 | 11 May 2024 16:35 | |
SCP-3991-JP | 28 Apr 2024 09:52 | |
nooooon | 18 Apr 2024 11:44 | |
fullfool578 | 04 Apr 2024 15:56 | |
Ki Ki Ki | 18 Mar 2024 13:12 | |
MONO | 13 Mar 2024 15:35 | |
SCP-YR/Parody | 10 Mar 2024 21:56 | |
ハニー | 08 Mar 2024 19:59 | |
SCP-3954-JP | 02 Feb 2024 07:43 | |
我らの美しき指月の城 | 21 Jan 2024 05:51 | |
SCP-下書き-JP | 20 Jan 2024 04:44 | |
碁盤目サンドニウムボックス | 13 Jan 2024 11:18 | |
5g Gagagigo | 06 Jan 2024 04:01 | |
Tokotoko7 | 23 Dec 2023 05:26 | |
SCP-xxxx-JP | 17 Dec 2023 08:36 | |
224p | 17 Dec 2023 03:33 | |
Nanoskalig | 16 Dec 2023 03:28 | |
Mistertako SB2 | 07 Dec 2023 14:45 | |
Isozinの砂箱 | 03 Dec 2023 01:35 | |
lockerのロッカーの奥 | 27 Nov 2023 02:21 | |
Tsunasinh | 08 Nov 2023 15:14 | |
犬養の情報保管庫 | 08 Nov 2023 10:00 | |
えらい上司 | 01 Nov 2023 16:16 | |
Yakisakeonigiri | ![]() |
10 Oct 2023 11:46 |
物置か何か | 04 Oct 2023 06:15 | |
したがき | 02 Oct 2023 21:27 | |
[http://scp-jp-sandbox2.wikidot.com/nekoniki ] | 29 Sep 2023 05:14 | |
Kanemoto334 | 27 Sep 2023 03:50 | |
SCP-2628-JP 凍れる港 | 22 Sep 2023 12:00 | |
SCP-2149-JP | 16 Sep 2023 21:28 | |
SCP-XXXX-JP | 15 Sep 2023 17:08 | |
森の制裁 | 15 Sep 2023 08:47 | |
みかんばこのおうち | 13 Sep 2023 14:04 | |
外貨両替機 | 13 Sep 2023 07:13 | |
scp-2508-jp | 09 Sep 2023 09:35 | |
SCP-XXXX-JP“責務であるからして” | 31 Aug 2023 05:26 | |
tubotch | 27 Aug 2023 13:00 | |
お悩み相談配信! | 06 Aug 2023 22:58 | |
k-calの旧サンドボックス | 05 Aug 2023 20:27 | |
泥砂糖の場所 | 01 Aug 2023 09:01 | |
電話占い | 14 Jul 2023 17:34 | |
Anomalousアイテム一覧-JP | 10 Jul 2023 05:43 | |
生麦生米生姜 | 06 Jul 2023 02:16 | |
leaflet | 02 Jul 2023 14:47 | |
Six-TF | 02 Jul 2023 09:48 | |
SOYSOY_Kusagawa - タグ・コントリビューター向け簡易マニュアル | ![]() |
18 Jun 2023 11:18 |
Sakakikei(初投稿・動作テスト) | 05 Jun 2023 15:52 | |
Ntern | 03 Jun 2023 09:31 | |
Sharon0505 | 30 May 2023 12:43 | |
scpxxxxjp助けて | 28 May 2023 11:47 | |
啄木鳥の巣箱 | ![]() |
26 May 2023 18:47 |
Sakau | 22 May 2023 08:03 | |
ブラッキーさんの砂場 | 17 May 2023 07:55 | |
SCP下書き1 | 14 May 2023 11:55 | |
scp3048-JP | 14 May 2023 10:45 | |
SCP-5-JP-J | 10 May 2023 08:55 | |
サンドボックス-8128 | 04 May 2023 07:27 | |
kyougoku08の備忘録 | 01 May 2023 00:29 | |
SCP-XXXX-JP-歌う全知全能 | 30 Apr 2023 02:45 | |
Chaossy | 14 Apr 2023 11:44 | |
Ikkeby-Vの図演装置 | 06 Apr 2023 04:06 | |
SCP-XXXX | 29 Mar 2023 13:14 | |
Koku4 | 16 Mar 2023 05:28 | |
関口未來の作業場 | 28 Feb 2023 09:07 | |
波戸崎研究員の研究メモ | 19 Feb 2023 12:43 | |
SCP-3899-JP | 16 Feb 2023 23:36 | |
ブルーレヰの砂場 | 12 Feb 2023 04:43 | |
Wiz1313 | 03 Feb 2023 03:51 | |
Everyday2713 | 01 Feb 2023 03:49 | |
C-Divesの砂場 | 23 Jan 2023 13:34 | |
SCP試作「一人だけ犠牲に」 | 22 Jan 2023 07:54 | |
Tula Ri | 21 Jan 2023 06:23 | |
Yuna Ss | 16 Jan 2023 01:51 | |
SCP-305-KO | 14 Jan 2023 23:46 | |
SOYA-001のアーカイブ | 12 Jan 2023 07:34 | |
Miya0922 | 10 Jan 2023 16:32 | |
Yamabaku | 09 Jan 2023 10:44 | |
メゾン初音にお帰り | 03 Jan 2023 05:00 | |
kassy2022のテストページ | 18 Dec 2022 05:12 | |
Nanai_Kk | 17 Dec 2022 08:35 | |
KAZUMIKKUSUのアイデアポケット | 12 Dec 2022 02:49 | |
SCP-3000-JP 天帝少女 | 11 Dec 2022 04:36 | |
AAA9879の下書き市場 | 09 Dec 2022 12:45 | |
Illionuiのサンドボックス | 05 Dec 2022 07:43 | |
kouta8920 | 03 Dec 2022 09:29 | |
アマミのノート | 02 Dec 2022 19:37 | |
99ninelives | 23 Nov 2022 17:27 | |
Mochinet | 22 Nov 2022 07:55 | |
darumaboy | 12 Nov 2022 15:24 | |
SCP | 07 Nov 2022 13:23 | |
scp-6095 | 31 Oct 2022 03:45 | |
ブラッディ_012 | 30 Oct 2022 02:59 | |
おまめの砂箱 sandbox2 edition | 24 Oct 2022 05:48 | |
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