SCP-XXXX-JP
評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPの出現が確認された場合、対象より半径200kmの全ての住民に記憶処理を施し、あらゆる手段を用いて対象を撃退してください。
また対象と精神的な接触を行った人物は直ちに財団の収容所に記憶処理を行った上で精神安定剤と少量の麻薬を投与し、拘束して収容してください。
対象の撃退作戦にて対象と直接戦闘を行った人物にも同様の処置を行ってください。

説明: SCP-XXXX-JPは日本の上空に████年から稀に出現する事がある正体不明の謎の怪物体です。
対象は人間の知覚によって認知する事が不可能であるため見る者の記憶などによって補完され認知する者次第で見た目が変化します。
対象が何故日本の上空のみに出現するのかは不明であり、目的もはっきりしていません。
対象が出現した場合、殲滅するまで居座り続けそのまま動くことはありません。
しかし対象はそこにいるだけで人類全てに対し強力なミーム汚染を引き起こし、SCP-XXXX-JPを放って置くと世界が終わると言う恐怖心を抱くようになります。
そのため現時点で危険性があまり見られないSCP-XXXX-JPが人類を滅ぼす危険性があるとされ、Keterに指定されました。

対象は内部に無限のエネルギーを内包しており、それを自身が持つ永久機関により完全に制御しています。
対象はこれを攻撃では無く、移動に使用し光速で移動する事が可能です。

またSCP-XXXX-JPは接近した人物に精神攻撃を仕掛け、心の中を探りまわります。
対象に精神汚染された人物は狂人と化し、身体能力が異常な程向上した上で暴れ回ります。
この行動は対象が好奇心旺盛であるためであるという結論が出ており、対象は人の心を知ろうとしているがための行動であるとされています。

SCP-XXXX-JPは自身より半径200km圏内の全ての人間に対し強力なミーム汚染を引き起こします。
その具体的な症状を以下に纏めます。


  • 自己肯定感の異常なまでの低下
  • 幼児退行
  • 鬱病の発症
  • 統合失調症等の精神病の発症
  • 妄想・幻覚等の麻薬中毒者によく見られる症状

これらの症状は全てSCP-XXXX-JPに関する記憶を記憶処理等によって消去することで完治します。
ただし、記憶処理を行うには大量の記憶処理薬を継続的に投与せねばならず、治療はかなり難しいものとなっています。

以上のような対象が人類に与える影響から分かることはSCP-XXXX-JPの存在自体が人類にとっての脅威であるという事が遺伝子レベルで本能として組み込まれているという事です。

カミサマのツバサはもがれカミサマは地に墜ちた。残ったカタマリはヒトのココロのユメを見る。