Yatsuhaka
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

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実験中に撮影された活性化状態のSCP-XXX-JP

特別収容プロトコル:  現在SCP-XXX-JPは、F4サイト郡内の保管サイト-804内の倉庫に電源が切られた状態で30×30×30cmの木箱に保管されています。SCP-XXX-JPで実験を行う場合は、レベル2職員一人に許可をもらってから行ってください。実験はSCP-XXX-JPの異常性上、締め切り、暗くした室内で行うことが推奨されます。実験を終了する際、職員は色の濃いサングラスを必ず着用し、SCP-XXX-JPのスイッチを切ってください。実験後は必ずSCP-XXX-JPのスイッチが切られたことを確認したうえで箱に戻し、保管してください。

概要: SCP-XXX-JP-1は直径30cm、重さ3.5kgの月をモチーフとした室内用の照明器具です。SCP-XXX-JPの外側は厚さ5cmのすり板ガラスでできています。SCP-XXX-JPの内部には高さ10cmの白熱電球がついており、これがSCP-XXX-JPの発光源となっています。検査の結果、これらは何も問題がない材料で作られていることが判明しました。白熱電球はスイッチを押すと点灯する仕組みで、通常は電源が切られています。スイッチはSCP-XXX-JPの底についています。

通常、スイッチが切られた状態のSCP-XXX-JPは異常性を発揮しません。スイッチを入れると、SCP-XXX-JPはまるで月の様な光を周囲約2mまで放ちます。その現象はスイッチを切るまで続きます。その光を視認または浴びることにより被験者はその場でSCP-XXX-JPの方向を向き、SCP-XXX-JPを見つめ続けます。その際、被験者はSCP-XXX-JPを見つめ続けねばならないという脅迫概念に捕らわれ、SCP-XXX-JPを見つめ続けることと呼吸以外の活動を全て停止します。スイッチを切ると被験者は見つめ続けていた時のことを全て忘れ、激しい疲労感に襲われます。

効果の強さはSCP-XXX-JPの発光範囲と比例します。SCP-XXX-JPの発光範囲外から光を見た場合は効果が薄まり、本人の意思もしくは周囲の人の呼び掛けによってSCP-XXX-JPを見つめ続けることを止めさせることが可能です。しかし、範囲内で被験者を無理に引き剥がす、あるいはSCP-XXX-JP見つめ続けることを止めるよう説得する試みは全て失敗に終わっています。発光範囲とは別に、SCP-XXX-JPは女性に対し比較的効果が強まります。この原因は現在調査中です。

SCP-XXX-JPの効果は色が濃いサングラスによって遮断することができます。実験中は被験者以外にサングラスを装着するように徹底してください。

SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1の効果によって暴露される複数人の女性の性格

対象: [SCP-XXX-JP-2 ]

インタビュアー: [██博士]

付記: [SCP-XXX-JP-2は現在アケミと名乗っています。]

<録音開始, []>

██博士: [アケミさん、少しお話を伺ってもよろしいでしょうか?]

SCP-XXX-JP-2: [なぁに?先生。]

[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]

<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>

終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば

補遺1: SCP-XXX-JPは195█/09/██に神奈川県██市██区の解体が決定した廃屋から発見されました。業者から通報を受け、当時警察に潜伏していたエージェントが現場に行ってみると、SCP-XXX-JPはすでに発光をしていました。付近にはSCP-XXX-JPの入れてあった箱と一体の女性(20歳前後)の白骨死体がありました。風化の具合からこの死体は大正時代初期頃のものだと思われます。死因はSCP-XXX-JPの効果による餓死であると判断されました。

補遺2: SCP-XXX-JPの箱の中から一通の手紙が発見されました。手紙は風化が進んでおり、解読不可の部分がある中、一部解読可能な部分が残されていました。文脈から、手紙はある男性から女性に宛てられたものだと考えられます。文章は以下の通りです。

….私はあなたとは違う女性と結婚をしなくてはならなくなりました。約束は、別のものにして守りましょう。それをあなたがずっと見つめ続けられたなら、私は必ず戻り、あなたと[解読不可能]