yaruwooの雑多な机の上
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発見当初のSCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP
 
オブジェクトクラス: Euclid
 
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の危険物収容ロッカーに保管されます。SCP-XXX-JPの使用はクリアランスレベル4以上の職員が許可した上でDクラス職員のみ使用が許可されます。
 
説明: SCP-XXX-JP-1は異常性を持った長さ1.5mのロングソードです。鍔には宝石のようなものが取り付けられていますが、調査によりガラスで出来た模造品だということが判明しています。通常時は大理石製の15×15×20cmの台座に突き刺さっており動かす事はできません。
 
SCP-XXX-JPは、SCP-XXX-JPから半径300m以内で負傷者あるいは死者が発生する可能性のある事案1が起きた場合のみ引き抜くことが可能となります。SCP-XXX-JPが引き抜くことが可能になった場合、付近にいる人間はSCP-XXX-JPを使用し事案を解決したいという欲求が発生し、SCP-XXX-JPを引き抜こうとします。この欲求はSCP-XXX-JPが引き抜かれるか、事案が終了した時点で消滅します。
SCP-XXX-JP-1を引き抜いた人物(以下、SCP-XXX-JP-1)は発生した事案がどのようなものであってもSCP-XXX-JPを使用することで食い止めることが可能です。この際、SCP-XXX-JP-1の身体能力を超えた動きや物理法則を無視したような現象が発生する場合もあります。SCP-XXX-JPを所持している間、負傷に対する反応が緩慢になり、それに伴い身体能力の低下も発生しません。
SCP-XXX-JP-1によって事案が何らかの形で解決した場合、解決直後にSCP-XXX-JP-1は死亡し、SCP-XXX-JPは台座に突き刺さった状態で再出現します。SCP-XXX-JP-1の死因はほとんどの場合、事案を解決するまでの負傷によるものです。
 
SCP-XXX-JPは██県██市の公園付近で発生していた連続不審死事件を調査した際に発見されました。当初は「台座に刺さったまま抜けない剣」としてAnomalousアイテムとして保管されていましたが、事件記録SCP-XXX-JPが発生したことで異常性が判明、SCP-XXX-JPとして収容されることになりました。その後、サイトー81██内での事案発生件数が増加したため、Dクラス職員を用いてSCP-XXX-JPを使用可能とすることが決定されました。
事件記録SCP-XXX-JP

事案: 休眠状態だったSCP-███ーJPが活性化、収容房から脱走。これにより██名が[編集済]。
結果: SCP-XXX-JPが保管されていた倉庫にいた██研究員がSCP-XXX-JP-1に変化しSCP-███-JPを再収容、██研究員は異常性により[編集済]後死亡。

 


 
補遺: SCP-XXX-JPの使用許可の降りた事案の内、約█割が人的ミスにより発生したものです。SCP-XXX-JPを必要とする事態に陥る前に事案が発生しないように心がけてください-██博士