
発見当初のSCP-XXX-JP
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の危険物収容ロッカーに保管されます。SCP-XXX-JPの使用はクリアランスレベル4以上の職員が許可した上でDクラス職員のみ使用が許可されます。
説明: SCP-XXX-JP-1は異常性を持った長さ1.5mのロングソードです。鍔には宝石のようなものが取り付けられていますが、調査によりガラスで出来た模造品だということが判明しています。通常時は大理石製の15×15×20cmの台座に突き刺さっており動かす事はできません。
SCP-XXX-JPは、SCP-XXX-JPから半径300m以内で負傷者あるいは死者が発生する可能性のある事案1が起きた場合のみ引き抜くことが可能となります。SCP-XXX-JPが引き抜くことが可能になった場合、付近にいる人間はSCP-XXX-JPを使用し事案を解決したいという欲求が発生し、SCP-XXX-JPを引き抜こうとします。この欲求はSCP-XXX-JPが引き抜かれるか、事案が終了した時点で消滅します。
SCP-XXX-JP-1を引き抜いた人物(以下、SCP-XXX-JP-1)は発生した事案がどのようなものであってもSCP-XXX-JPを使用することで食い止めることが可能です。この際、SCP-XXX-JP-1の身体能力を超えた動きや物理法則を無視したような現象が発生する場合もあります。SCP-XXX-JPを所持している間、負傷に対する反応が緩慢になり、それに伴い身体能力の低下も発生しません。
SCP-XXX-JP-1によって事案が何らかの形で解決した場合、解決直後にSCP-XXX-JP-1は死亡し、SCP-XXX-JPは台座に突き刺さった状態で再出現します。SCP-XXX-JP-1の死因はほとんどの場合、事案を解決するまでの負傷によるものです。
SCP-XXX-JPは██県██市の公園付近で発生していた連続不審死事件を調査した際に発見されました。当初は「台座に刺さったまま抜けない剣」としてAnomalousアイテムとして保管されていましたが、事件記録SCP-XXX-JPが発生したことで異常性が判明、SCP-XXX-JPとして収容されることになりました。その後、サイトー81██内での事案発生件数が増加したため、Dクラス職員を用いてSCP-XXX-JPを使用可能とすることが決定されました。
事件記録SCP-XXX-JP
事案: 休眠状態だったSCP-███ーJPが活性化、収容房から脱走。これにより██名が[編集済]。
結果: SCP-XXX-JPが保管されていた倉庫にいた██研究員がSCP-XXX-JP-1に変化しSCP-███-JPを再収容、██研究員は異常性により[編集済]後死亡。
SCP-XXX-JP使用記録01
事案: 研究員1名が警備員の所持していた銃を奪い発砲、職員█名が負傷した。
SCP-XXX-JP-1: D-4176
結果: SCP-XXX-JP-1により研究員は無力化、SCP-XXX-JP-1は頭部への銃撃で死亡した。> 追記: 調査により研究員は担当していたSCP-███-JPの異常性に曝露していたことが判明しました。
SCP-XXX-JP使用記録03
事案: AOアイテム-███から未知の特異性により[編集済]が出現。職員█名が死亡した。
SCP-XXX-JP-1: D-5686
結果: [編集済]はSCP-XXX-JP-1により無力化、SCP-XXX-JP-1は死亡した。
追記: AOアイテム-███は新たにSCP-███-JPに分類され、サイトー81██に移送されました。SCP-███-JPが活性化した理由は不明です。
SCP-XXX-JP使用記録13
事案: 要注意団体[編集済]がサイトー81██を襲撃、██名が死亡、██が負傷した。
SCP-XXX-JP-1: D-1764
結果: 機動部隊とSCP-XXX-JP-1により1名を残し[編集済]の構成員は死亡、残った1名をk機動部隊が捕縛した時点でSCP-XXX-JP-1は死亡した。
追記: 捕縛した構成員に対して尋問を行いましたが不明瞭な発言しかしない為、襲撃の理由などについては不明です。
補遺: SCP-XXX-JPの使用許可の降りた事案の内、約█割が人的ミスにより発生したものです。SCP-XXX-JPを必要とする事態に陥る前に事案が発生しないように心がけてください-██博士
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の生物収容房に収容されます。収容房内の壁面には緩衝材を設置してください。自傷行為が確認された場合、直ちに収容房内に催眠ガスを散布しSCP-XXX-JPの治療を行ってください。給餌は体長に見合った量を与えてください。
収容違反が発生した場合は非殺傷兵器のみ使用が許可されますが、緊急時には殺傷兵器の使用も可能です。SCP-XXX-JPが死亡した場合、SCP-XXX-JPの死体を収容房に収容してください。
SCP-XXX-JPが死亡する可能性のある実験は現在禁止されています。。
説明: SCP-XXX-JPは、クロゴキブリ(Periplaneta fuliginosa)に酷似した外見も持つ異常存在です。身体的機能は通常のクロゴキブリに比べて劣っていますが、寿命は確認されていません。
SCP-XXX-JPは生命活動が停止すると1時間以内に死体が腐敗、消滅し体長が約1.125倍にされた新たなSCP-XXX-JPが死体の存在した場所付近から出現します。この際出現するSCP-XXX-JPは遺伝子的にも死亡した個体と同じです。SCP-XXX-JPは現在の体長が陸生外骨格生物の限界とされ█mを超えているにも関わらず、問題なく生存が可能です。SCP-XXX-JPがどのように出現しているのかは、現在判明していません。
SCP-XXX-JPは外骨格が非常に脆く、壁に衝突するなどで簡単に負傷または死亡します。財団による収容以降、。餌を詰まらせて窒息、足が折れて急所に突き刺さるなどの理由で█回死亡しています。
SCP-XXX-JPは20██年に「巨大な虫に噛まれた」という病院への通報が行われたことから存在が発覚しました。財団職員が被害者宅に調査を行ったところ、全長3█.██cmのSCP-XXX-JPが発見されました。SCP-XXX-JPが元からこの大きさだったのか、既に数回死亡していたかは不明です。
このままSCP-XXX-JPが死亡と再出現を繰り返した場合、██回目に体長が1kmを超えると推測されています。SCP-XXX-JPを冷凍冬眠させる計画が申請されています。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の保管用ロッカーに収容されます。実験はクリアランスレベル3以上の職員1名の必要です。実験を行う際は必ずDクラス職員を使用し、付近に白紙のページが存在するノートを1冊以上用意してください。SCP-XXX-JPを実験時以外に持ち出す行為は禁止されています。
説明: SCP-XXX-JPは異常性をもつノートです。表紙にはタイトルと名前らしきものが書かれていますがは黒く塗りつぶされており判別不可能です。通常時SCP-XXX-JPは、ページ同士が接着したようになっておりノートを広げることは出来ません。しかし、3人以上の人間がSCP-XXX-JPの付近に存在すると、中身を読むことができるようになります。
SCP-XXX-JPの中には付近にいる誰か1人(以下、対象)の情報が書かれたページ(以下、SCP-XXX-JP-1)が存在します。SCP-XXX-JP-1の内容は対象の忘れたい記憶、あるいは他人に知られたくない情報です。SCP-XXX-JP-1は通常時は文章で書かれていますが場合によってはイラスト、漫画などの場合もあります。SCP-XXX-JP-1の内容を対象が読んだ場合、対象はSCP-XXX-JP-1を隠すなどの行為を行い他人に知られないようにします。対象以外の人間がSCP-XXX-JP-1を読んだ場合、対象は激昂しSCP-XXX-JP-1を破壊しようとします。
SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-1が破壊されると自動で閉じられ、新たなSCP-XXX-JP-1が作られます。SCP-XXX-JPが破壊されるかSCP-XXX-JP内の白紙のページが無くなると異常性を失い、近くに存在する白紙のページがあるノートが新しくSCP-XXX-JPに変化します。この時、元のノートに書かれていた内容はそのまま残ります。
実験記録SCP-XXX-JP-1 - 日付201█/█/██
対象: D-51841、研究員2名
結果: 研究員が退室した時点で、SCP-XXX-JPは開いているページ以外が接着されたように動かなくなった。
分析: 3人以上の人間がいないとSCP-XXX-JPは開かないようだ
実験記録SCP-XXX-JP-2 - 日付201█/█/██
対象: D-1841、D-1325(男性)、D-3113(女性)
結果: D-3113が対象となった。残り2名はD-3113にのしかかる形で妨害を行ったが投げ飛ばされ、SCP-XXX-JP-1は破壊された。
分析: 普段のD-3113に成人男性2人を投げ飛ばすほどの力はない。他人にSCP-XXX-JP-1を見られた時点で火事場の馬鹿力のようなものが働くと考えるべきか。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8154の標準収容室に保管されます。収容室内に発火する恐れのあるものを持ち込まないでください。
実験にはクリアランスレベル4以上の職員の許可が必要です。
説明: SCP-XXX-JPは、異常性を持ったブタ型の蚊遣器2です。非常に硬く破壊は不可能ですが、非破壊検査により素材は陶製であり、約██年前に作られたものだということが判明しています。
SCP-XXX-JPの半径3メートル以内に火が存在すると、SCP-XXX-JPは口部から火を吸引します。吸引されるものは火そのものだけでなく、引火物や火の発生源も対象物となります。吸引は対象に対してのみ行われ、それ以外の物体に影響はありません。吸引された対象は容器内に入った時点で消滅します。
SCP-XXX-JPは██県██市で発生した██邸の火事で家屋が全焼したにも関わらず、SCP-XXX-JPの周囲のみが一切の焼け跡が存在しなかったことから財団の注目を集めました。
対象:SCP-XXX-JPの所有者である██ █氏
インタビュアー:エージェント██
追記:██氏は火事発生時、外出していたため被害に遭っていない
<録音開始>
エージェント██: それではインタビューを開始します。この蚊遣器ですが、いつからあなたの家に有ったのかご存じですか。
██ █: よくはわかりませんが、少なくとも私が小さい頃から家にありました。死んだ母が嫁入り道具として持ってきたらしいです。
エージェント██: 蚊遣器を嫁入り道具に?
██ █: はい、母が言うには火を食べる豚だそうで、実際にこれが火を吸うところ何度か見たことがあります。
エージェント██: ということはあなたの母親は異常性について知っていたということですか。何処で作られたか等は言っていませんでしたか。
██ █: 聞いたことがないですね、昔からあったのでそれが当たり前だと思っていたんです。
エージェント██:そうですか……、最近これは使ったことはありますか。
██ █: 何度か使ってましたね。火事が起きる前日も家の中の要らない物やゴミを焼いて吸い込ませてました。
エージェント██: なるほど、お話ありがとうございました。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の標準人型収容室に収容されます。SCP-XXX-JPへの接触は実験時を除き原則禁止されます。給餌はSCP-XXX-JPにのみ行ってください。
SCP-XXX-JP-aに対しては週に一度カウンセリングを行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは、異常性を持つ██歳の日本人男性です。SCP-XXX-JPは自身を██ █と呼称しており、実際に同名の人物が█年前に行方不明になっています。性格は温厚で財団に対して友好的ですが、友人に対して強く依存する傾向があります。しかし、SCP-XXX-JP及び関係者に対するインタビューでは以前は内向的な性格であったことが判明しています。
SCP-XXX-JPの右手のひらと他者の左手のひらが接触した場合、それぞれの手は結合し接触した人物はSCP-XXX-JP-aに変化します。この現象はSCP-XXX-JP-aの右手との接触でも発生しますが、SCP-XXX-JPとSCP-XXX-JP-aが接触した場合は結合は発生しません。
SCP-XXX-JP-aは元の性格に関わらず、SCP-XXX-JPを友人だと思うようになり、SCP-XXX-JPの友人を増やすことを目的に他者との接触を行おうとします。SCP-XXX-JPとの結合が何らかの手段で解除された場合、SCP-XXX-JP-aは数時間以内に死亡します。ただし、再度結合した場合はこの限りではありません。結合した状態で死亡した場合、SCP-XXX-JP-aはその場で結合を解除されます。
SCP-XXX-JPは、20██/3/██に██県の公園で発見されました。発見時点で、すでに█人がSCP-XXX-JP-aに変化しており、収容の際に財団職員2名がSCP-XXX-JP-aに変化しました。目撃者及び関係者にはカバーストーリー「通り魔事件」が適用されました。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-81██の小型ロッカー内に収容されます。SCP-XXX-JPを運ぶ際はダイヤル部分を触らないようにしてください。
実験にはクリアランスレベル4以上の職員の許可が必要です。また、必ずDクラス職員を使用してください。
説明: SCP-XXX-JPは異常性を持ったダイヤル式のキッチンタイマーです。SCP-XXX-JPはダイヤルの周囲に60個の目盛りが存在し、最大60分まで時間を計ることができます。ダイヤルを動かし時間を計っている間、内部機関の駆動する音が聞こえ、時間を計り終えると鐘のような甲高い音が鳴ります。
人間がSCP-XXX-JPで5分以上の時間を計り終えると、SCP-XXX-JPを使用した人間(以下、SCP-XXX-JP-1)は常にSCP-XXX-JPの駆動音が聞こえるようになります。この音は周囲の人間には聞こえないため、幻覚性のものの思われます。SCP-XXX-JP-1は常に聞こえる音により集中力の低下などが発生しますが、他に問題は発生しません。
計測した目盛り分の日数が経過すると、SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPが時間を計り終えた際の音を胸部から鳴らし心臓麻痺により死亡します。音は録音する事が可能なことから実際に発生しているものと考えられていますが、いかなる調査でも音の発生源は発見できていません。
SCP-XXX-JPは東弊重工社の関与が疑われる██県██市の工場内で発見されました。工場はすでに廃棄されており、SCP-XXX-JPを含めた複数のSCPと思われる物品のみが回収されました。
実験記録001 - 日付YYYY/MM/DD
対象: D-538実施方法:538で5分を計測させる。3分経過したところでダイヤルを動かし、強制的に計測を終了させる。
結果: D-538はSCP-XXX-JP-1に変化しなかった。SCP-XXX-JPが時間を計り終えない限り、SCP-XXX-JPは特異性を発揮しないようだ。 -██博士
実験記録002 - 日付YYYY/MM/DD
対象: D-854
実施方法: D-854をSCP-XXX-JP-1に変化させる。残り1日の段階でSCP-XXX-JPを再度使用させる。
結果: D-854は翌日死亡した。期限の上書きは出来ないようだ。 -██博士
実験記録003 - 日付YYYY/MM/DD
対象: D-1175
実施方法: 人工心臓移植者であるD-1175をSCP-XXX-JP-1に変化させる。
結果: D-1175は死亡、人工心臓は原因不明の故障を起こしていた。
補遺: SCP-XXX-JP-1に変化したDクラス職員の勤務態度が著しく向上しているのが判明しました。理由についてSCP-XXX-JP-1は「仕事はちゃんとしなければいけないと思うようになった」と答えています。
実験記録004 - 日付YYYY/MM/DD
対象: D-1213
実施方法: SCP-XXX-JP-1に変化させたD-1213を期限前に終了させる
結果: D-1213は死亡しなかった。
SCP-XXX-JP-1は時間経過以外のいかなる要因でも死亡しません。SCP-XXX-JP-1は変化した時点でいかなる負傷も数時間以内に完治するようになります。致命傷を与えることで一時的に動きを止めることは可能ですが、数時間以内に再生・蘇生します。現在まであらゆる手段での殺害を試みられましたが、すべて失敗しています。
実験記録004 - 日付YYYY/MM/DD
対象: D-1386
実施方法: SCP-XXX-JP-1に変化させたD-1386に一般的な戦闘訓練を行わせる。
結果: D-1386。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██内のロッカー内に電源を切った状態で保管されます。SCP-XXX-JP-1の内容は全て録音してください。SCP-XXX-JP-2の発生する前日には警察・救急隊員に扮装した職員を発生現場付近で待機させてください。
他のSCP-XXX-JPを収容するためにカバーストーリー「不良品の回収」を適用しています、同系のものが発見された場合直ちに回収し調査を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは異常性を持った[編集済]社製のラジオカセット████です。分解の結果、SCP-XXX-JP内には不明な部品は取り付けられていないこと、性能は一般的なラジオカセットと同じであることが判明しています。しかし、SCP-XXX-JPは不定期に活性化し、どのような状況であってもSCP-XXX-JP-1を強制的に放送します。同じ異常性を持った他の████は█個が発見されています。
SCP-XXX-JP-1は不定期な日の15時に放送される、架空の映画のあらすじ(以下、SCP-XXX-JP-2)を紹介するラジオ放送です。SCP-XXX-JP-1は正体不明の中年男性と思われるナレーションとBGMだけで構成されており、SCP-XXX-JP-2の公開日・ジャンル・出演俳優・ストーリーなどについて解説します。紹介されるSCP-XXX-JP-2は基本的に邦画であり、内容は必ず複数の死亡者が出るものです。
SCP-XXX-JP-2の公開日とされる日にSCP-XXX-JP-2と酷似した出来事(以下、SCP-XXX-JP-3)が必ず発生します。この際、SCP-XXX-JP-2の出演俳優とされる人物は必ずSCP-XXX-JP-3の被害者または加害者となります。SCP-XXX-JP-3は被害を最小限に留めることは可能ですが、未然にSCP-XXX-JP-3を防ぐことは出来ず、必ず1人以上の死者が発生します。SCP-XXX-JP-3をSCP-XXX-JP-1が予言しているのか、SCP-XXX-JP-1によってSCP-XXX-JP-3が引き起こされているのかについて判明していません。
SCP-XXX-JPは発見当時、「存在しない映画の解説をする番組が受信されるラジオ」としてAnomalousアイテムとして扱われていました。しかし、200█年に起きた大規模な無差別殺人事件が放送内容と一致したことから調査を行った結果、異常性が判明したためSCPに再分類されました。
SCP-XXX-JP-1記録-1
放送日時: 199█/█/██
SCP-XXX-JP-2概要: 200█/█/██ 東京都███で無差別殺人が発生、これにより██人が死亡。
SCP-XXX-JP-3: SCP-XXX-JP-2と概ね一致、被害者数名の名前のみが異なっていた。
メモ: 異常性に発覚した例です。
SCP-XXX-JP-1記録-2
放送日時: 199█/█/█
SCP-XXX-JP-2概要: 200█/█/█ ██県██市のトンネルで██一家が運転する自動車が暴走し、███名が死亡。
SCP-XXX-JP-3: 事前に財団が██氏を拘束したが別の自動車が原因の事故が発生、死者数はSCP-XXX-JP-2のものと同じだった。
メモ: 事故自体を食い止めることはできないようです。
SCP-XXX-JP-1記録-3
放送日時: 200█/█/█
SCP-XXX-JP-2概要: 201█/██/█ ██県███市██村で豪雨による土砂崩れが発生、村が土砂に飲み込まれ村民全員が死亡。
SCP-XXX-JP-3: 自治体が事前に避難勧告を行ったことで大多数が生存、逃げ遅れた█名のみが死亡した。
メモ: 被害を大幅に縮小することに成功した初の例です。
SCP-XXX-JP-1記録-4
放送日時: 200█/█/█
SCP-XXX-JP-2概要: 201█/██/██ サイト-81██でSCP-███-JPの収容違反が発生、██名が異常性に晒され[削除済]
SCP-XXX-JP-3: 警備担当が速やかにSCP-███-JPを確保したため、█名のみ[削除済]
メモ: なぜSCP-XXX-JP-1が財団の内部機密情報を知っているのかは不明です。
放送日時: 20██/█/█
SCP-XXX-JP-2概要: 2███/██/██ サイト-81██,サイト-██,サイト-███を含めた██個のサイトで同時に大規模な収容違反が発生、脱走したketerクラスオブジェクト██体により複合したKシナリオが発生。
今までのSCP-XXX-JP-1事例から考えて今回のSCP-XXX-JP-2も必ず発生するだろう。しかし、幸運な事にこれらの予言は覆す事ができる。我々はどれだけの犠牲を払ったとしても成し遂げなければならない。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-8173の低危険物収容棚に保管してください。実験に用いる場合を除き、SCP-XXX-JPに液体を近づけないでください。
SCP-XXX-JP-1は、5×5×3mの水槽を併設した大型生物用収容房内で飼育されます。給餌及び清掃は可能な限りロボットを使用し、収容房内に人間を立ち入らせないようにしてください。万が一収容房内に入る必要がある場合は、3人以上で収容房内に入り2人以上の職員がSCP-XXX-JP-1を監視した上で作業を行います。
SCP-XXX-JP-2は、個別に収容容器に移し収容用ロッカーに保管してください。SCP-XXX-JP-2の持ち主は0クラス職員として雇用し、可能であれば業務を行わせてください。
SCP-XXX-JPの実験を行う場合、レベル3以上の職員の許可を得たうえで行ってください。被験者は必ずDクラスを用い、SCP-XXX-JP-1に変異した場合はその場で終了させてください。
説明: SCP-XXX-JPは異常性を持つ未知の素材で構成されているレインコートです。見た目は市販されている[編集済]社製の物と同じですが、ラベル部分にはなにも書かれていません。SCP-XXX-JPを着用した人間の皮膚に液体が付着した場合、1時間以内に皮膚の変色、全身の脱毛、背中の硬質化、鼻と唇の結合及び硬質化、水かきの発生等を伴ってSCP-XXX-JP-1に変化します。
SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPの異常性により変化した人間です。SCP-XXX-JP-1は緑色の肌・クチバシ状の唇・甲羅状の背中・水かきなどの特徴から、"河童の様な姿"と形容されます。DNA検査では人間のDNAに加えカミツキガメ(Chelydra serpentina)のDNAが検出されました。
SCP-XXX-JP-1は変化前の記憶は持っていますが、発話が不可能なこと、性格の凶暴化から意思疎通は困難です。変化前の体質に関わらず10分以上の潜水と10km/h以上での水中移動が可能ですが、陸上での運動能力は著しく低下しています。SCP-XXX-JP-1は変化直後に近くの水源に移動し付近に洞窟状の巣を作ります。SCP-XXX-JP-1は巣の近くで少数で行動をとっている1メートル以上の生物を発見すると、水中に引きずり込みSCP-XXX-JP-2を引き抜こうとします。
SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP-1が生物から引き抜く物体です。SCP-XXX-JP-2は直径5cm・重さ21gのゼリー状の白濁した球状の発光体です。SCP-XXX-JP-2を引き抜かれた生物は無気力状態になり、最悪の場合意識不明に陥ります。持ち主の臓器に一切の損傷が存在しないことから、SCP-XXX-JP-1が何らかの方法でSCP-XXX-JP-2を出現させていると推測されています。SCP-XXX-JP-2が破壊されると持ち主は死亡し、持ち主が死亡するとSCP-XXX-JP-2は消滅します。現在SCP-XXX-JP-2を抜かれた人間を治療する方法は見つかっていません。
██県██市の███池で河童の目撃情報と周辺での通り魔事件が多発していたことからエージェントが調査を行ったところSCP-XXX-JP-1を発見、カバーストーリー「外来生物の捕獲」を用い収容しました。当初SCP-XXX-JP-1は「生物から謎の球体を抜き取る人型SCP」だと思われていましたが、後の調査で同市在住の██ ██だと判明しました。筆記によるインタビューに行った結果、██ ██の自宅からSCP-XXX-JPを発見、██ ██をSCP-XXX-JP-1に再認定しました。
SCP-XXX-JP-に対するインタビューの際、SCP-XXX-JPをフリーマーケットで購入したと記述したことから、以前の所有者について調査中です。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8104内の中型収容室に1つだけ保管してください。収容室内の気温は20℃以上にならないようにしてください。SCP-XXX-JP-1-bが発生した場合は作業を終了し直ちに収容室内から退避してください。機材類は収容室の壁面または床面に必ず固定し、SCP-XXX-JP-1-bが消滅した後に機材の固定状態と損傷を確認してください。
収容されていないSCP-XXX-JPが発見された場合は直ちに確保し、1500℃以上の溶鉱炉で溶解して破壊してください。
SCP-XXX-JP-2は周囲にフェンスと有刺鉄線を設置したうえでカバーストーリー「自然保護区」を適用し、部外者が立ち入らないように監視を行ってください。、また、SCP-XXX-JP-2上空に航空機が侵入しないよう喚起を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは異常性を持った風鈴です。外身部分には██県の███山らしき山と青空が描かれており、短冊部分には「山風鈴」と縦書きで書かれています。外身はガラスが使用されているにも関わらず非常に強固であり、物理的衝撃を加えることでの破壊は不可能です。しかし、1500℃以上の熱で融解することで破壊でき、異常性を消失させる事が可能です。
SCP-XXX-JPに物体が接触することで音が鳴ると、原因不明の冷風(以下、SCP-XXX-JP-1-a)がSCP-XXX-JPの周囲に吹き始めます。SCP-XXX-JP-1は音が鳴り終わると発生し、数秒後に消滅します。また、周辺の気温が20℃以下になるとSCP-XXX-JPを鳴らしてもSCP-XXX-JP-1-aは発生しなくなります。SCP-XXX-JPは不定期に物体が接触していない状態で音を発します、この現象が起きるとSCP-XXX-JPを中心に風速10m/sの小型の竜巻(以下、SCP-XXX-JP-1-b)が発生します。SCP-XXX-JP-1-bは必ずSCP-XXX-JP-1の外身から3m上の高さになります。SCP-XXX-JP-1-bが出現する直前、SCP-XXX-JPの絵柄の空の色が変化する場合があります。変化した色によってSCP-XXX-JP-1-bは変化します。
変化した色 | SCP-XXX-JP-1-b |
---|---|
赤 | ███℃以上の熱風が発生。周囲に可燃物が存在する場合発火する |
白 | 5℃以下の冷風が発生。同時に█mm以上の雹が発生する |
黄色 | 竜巻内部で1000~██万アンペアの放電現象が発生する |
SCP-XXX-JP-1-bは1時間以内に消滅します。現象の発生間隔は1時間から六ヶ月であり、24時間以内に3回以上発生したことはありません。また、SCP-XXX-JP-1-bの発生は温度に関係無く行われます。
SCP-XXX-JPは██県██市で発生したインテリアショップの原因不明の崩落事故でその存在が確認されました。不審に思ったエージェントが調査を行ったところ、陳列された無傷のSCP-XXX-JPが█個発見しました。SCP-XXX-JPの出自を聞くためにインテリアショップの店主にインタビューを行いました。
対象: インテリアショップの店主である██ █
インタビュアー: エージェント█
<録音開始>エージェント█: 辛いことですが、お店の様子はどうなっていたのか聞きたいのですが。
██ █: 酷い有様でした、まるで台風でも通ったみたいに荒らされていて・・・。その風鈴以外ほとんどが壊れて売り物になりません・・・
エージェント█: こちらの風鈴(SCP-XXX-JP)ですが、見たこと無いデザインですね。この店の手作りですか。
██ █: いえ、それは業者が卸してきた物ですよ。
エージェント█: その業者とは普段から取引しているのですか。
██ █: その風鈴を買って以来会ってないですね、それも安くしておくから卸してほしい言われて仕方なく買ったものなので。
エージェント█: その人物に何か不審な点はありませんでしたか。
██ █: そういえば・・・顔がよく思い出せないんです。何故か顔の周りがぼやけた感じになって・・・
エージェント█: なるほど、ところでこの風鈴ですが売れた数と在庫の数はわかりますか。
██ █: █個売れました、それ以外は売れなくて倉庫に██個ぐらい残ってるんですよ。
エージェント█: ありがとうございます、インタビューは以上です
<録音終了>
終了報告書: インタビュー後、ダンボールに入っていたSCP-XXX-JPを██個確保しました。購入されたSCP-XXX-JPと卸業者については現在調査中です。
現在まで██個のSCP-XXX-JPを発見し破壊しています。
補遺: 調査の結果、SCP-XXX-JP-1-bと███山の一部区画(以下、SCP-XXX-JP-2)で発生した現象が関係していることが判明しました。変化した色 | SCP-XXX-JP-2での現象 |
---|---|
赤 | 山火事の発生 |
白 | █cm以上の積雪 |
黄色 | 雷雨の発生 |
これらの現象は本来起こりえない状態であっても確認されます3。SCP-XXX-JP-1-bの発生とSCP-XXX-JP-2の異常現象がいつ発生したか、どちらが影響を与えているかについては現在調査中です。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-81██の中型ロッカーに保管されます。SCP-XXX-JP-1は異常性が確認されなかった場合に処分が許可されます。
SCP-XXX-JPに対する実験を行う場合は、レベル3以上の職員の許可が必要です。カプセルの開封作業はその場では行わず、別室で機械に行わせてください。この際、担当職員は室内に入らずに武装したセキュリティ職員を入り口付近配置してください。実験は中止されました。事件記録SCP-XXX-JPを参照してください。
未収容のSCP-XXX-JPが発見された場合は、カバーストーリー「不良品の返品」を用いて回収してください。
説明: SCP-XXX-JPは、一般的にガシャポンと呼称されるカプセル自動販売機に似た物体です。SCP-XXX-JPには下記の文章が書かれた台紙が貼られており、内部には半径2cmの黒いカプセルが多数存在します。一般的なカプセル自動販売機と同様に、金額分の100円硬貨を投入した後にハンドル部分を回すことでカプセルが取り出し口に出現します。SCP-XXX-JP内のカプセルが全て無くなると数時間以内に未知の方法で補充されます。
カプセルを開封すると様々な物品の複製品(以下、SCP-XXX-JP-1)が出現します。SCP-XXX-JP-1は道具・食品・生物など多岐にわたります。SCP-XXX-JP-1は体積・重量ともに本物と同じであり、本物との違いはほとんど存在しません。SCP-XXX-JP-1はカプセルに収まらない体積であっても出現します。これについては開封される前のカプセルの重量が5gに統一されていること、非破壊検査によりカプセル内に小型のSCP-XXX-JP-1が入っているのが確認されたことから、何らかの方法でSCP-XXX-JP-1が圧縮・軽量化されているものと考えられています。
SCP-XXX-JPは、██県██市のスーパーマーケットからの「店内にライオンが現れた」という通報から存在が発覚しました。複数の目撃者が「ガシャポンのカプセルから突然ライオンが出現した」と証言したことからSCP-XXX-JPが発見されました。目撃者にはカバーストーリー「動物園からの脱走」を適用し記憶処理を行いました。現在、カプセル自動販売機を設置している店舗等に対してカバーストーリー「不良品の返品」を用いたSCP-XXX-JPの回収作戦を行っています。これによりSCP-XXX-JPは█個収容されています。
SCP-XXX-JPの台紙に書かれていた文章
世界なんでもコレクション!!
(日本を中心にして描かれた楕円形の地球)
全一万 一億種類数えきれない!何が出るかはお楽しみ!
※カプセル開封の際は出来る限り広い空間でお開けください
※当商品で発生した問題は全て自己責任となります4
ここには特筆すべきSCP-XXX-JP-1についてのみ記載しています。全てのSCP-XXX-JP-1を知りたい場合は別紙を参照してください。
番号: SCP-XXX-JP-1-7
出現物品: パックに入った牛乳1L、表記では賞味期限は一年前に切れている。
処分結果: Dクラス職員に試飲を行わせたが食中毒などは発生しなかった。
メモ: カプセル内ではSCP-XXX-JP-1は時間経過による影響を受けないようです。
番号: SCP-XXX-JP-1-28
出現物品: 生きた赤毛の柴犬、首輪には名前と住所が書かれた名札が付いている。
処分結果: 首輪に書かれた住所を調査したところ、同じ柴犬が確認されたためサイト-81██にて飼育中
メモ: 生物がSCP-XXX-JP-1として出現した初の例です。
番号: SCP-XXX-JP-1-43
出現物品: コーカソイド系の男性、アメリカ████州在住の████ ███だと自称しており、200█/█/██までの記憶を持っています。
処分結果: 実際の████氏が確認されたため、記憶処理後にレベル0職員として雇用
メモ: 人間がSCP-XXX-JP-1として出現した初の例です。200█/█/██にカプセルの補充が行われていたことから、SCP-XXX-JPにカプセルが補充された瞬間に複製が行われていると思われます。
番号: SCP-XXX-JP-1-52
出現物品: シロナガスクジラ(Balaenoptera musculus)1頭、体長が部屋より大きかったため圧死。
処分結果: 死体に異常性が見られなかったため廃棄
メモ: SCP-XXX-JP-1に体積の上限が無い可能性があります。シロナガスクジラの出現により部屋が破壊されたため、以降の開封作業は十分な広さの別の部屋で行います。
事件記録SCP-XXX-JP: カプセルの開封作業中、SCP-XXX-JP-1-84としてSCP-███-JPが出現しました。SCP-XXX-JP-1-84はSCP-███-JPの異常性を発揮、監視していた担当者を含めた█名の職員が[削除済]。その後、SCP-XXX-JP-1-84はSCP-███-JPの収容サイトであるサイト-81██に移送されました。
この事件によりSCP-XXX-JPを使用した実験は中止、オブジェクトクラスはEuclidに変更されました。