Yanayana

アイテム番号:SCP-1195-jp

オブジェクトクラス:safe

特別収容プロトコル:SCP-1195-jpは、サイト-〔データ削除済み〕の実験棟■階の一般的なシャーレ内に保管し、周囲の気温は常に氷点下を保ってください。万が一気温が氷点下以上に上昇した場合、Dクラス職員数人に防護服を着用させ、直ちに回収、及び気温の調整を行ってください。その後、作業を行ったDクラス職員全員に防護服の上から消毒を行ってください。監督はDクラス以外なら特に指定はありませんが、絶対に2人以上の職員の監視下にある状態で作業を行ってください。そして、SCP-1195-jp周囲の気温が氷点下より5度以上上昇した場合、実験棟を即時閉鎖し、実験棟内の棟内完全冷却システムを作動させてください。システム作動後は半日間サイト周辺の警備スタッフを増やし、警備を強化してください。その後、実験棟内へDクラス職員数人に消毒液放射器を持たせ、上記の条件を満たした監督が監視下においた状態で、実験棟内に“増殖”したSCP-1195-jpを消毒し、シャーレ内にSCP-1195-jpを少量確保した状態で作業を終了するようにしてください。この作業の間にSCP-1195-jpに“感染”したDクラス職員は、作業終了後に完全に終了してください。この際、どのような治療法も意味を持ちません。
説明:SCP-1195-jpは、〔データ削除済み〕県■■■市の廃屋で発見され、その異常性以外は一般的なものと変わらない白癬菌です(事案:1195-1を参照)。SCP-1195-jpの異常性は、生物への寄生に成功したときに発生します。寄生に成功したSCP-1195-jpはまず、通常の水虫と同じ症状を寄生対象に発症させます。そしてそのまま数時間放置すると、SCP-1195-jpは突如として、寄生した場所に球体のコロニーを形成します。コロニーの形成にかかる時間には多少の誤差があるようで、主な誤差の原因には、寄生対象の免疫力等が関係しているようです(実験記録:1195-Aを参照)。コロニーを形成したSCP-1195-jpは、寄生対象の体表に“菌糸”のようなものを張り巡らせ始めます。そしてある程度張り巡らせると、張り巡らせた場所を自由に操作できるようになります。このとき寄生対象は乗っ取られた部位を自分の意志で動かすことができず、菌糸が張り巡らされた部位の主導権は完全にSCP-1195-jpが獲得します。そしてSCP-1195-jpが寄生対象の脚やそれに該当する部位の主導権を獲得すると、SCP-1195-jpは、体表の菌糸から急速に“根”を伸ばし始めます。その根は神経に触れると、その神経を頼りに寄生対象の脳内へ菌糸を伸ばし、そのまま脳内に留まります。すると最初に形成したコロニーが徐々に小さくなり、最終的に体表から完全に消えます。このときコロニーは伸ばした根を頼りに、脳の中心部へ移動し、そのまま寄生対象の思考を完全制御し、寄生対象はこの時点で完全に絶命します(以下、SCP-1195-jp-1と呼称)。SCP-1195-jp-1となった寄生対象は、しきりに外へ出ようとします。SCP-1195-jp-1は何も使わずに、全てのドアを開けることができ、また、全てのトラップを不発、または動作不全にさせることができます。SCP-1195-jp-1が外へ出ることに成功すると、SCP-1195-jp-1は人の密集した場所(レジャー施設や病院等)
へ高速で移動します。この行動に成功すると、今度はその場所のちょうど中心となるところで、なんの脈絡も無く爆発し、爆発した半径■km内に、SCP-1195-jpをばらまきます。爆発したSCP-1195-jp-1はそのまま強い熱と光を放ち続け、これらはばらまかれたSCP-1195-jpの寄生や成長を助けていると思われます。
事案:1195-1 〔データ削除済み〕県■■■市の廃屋で、人が突如爆発する事案が発生。現場に向かったエージェント■■■■■・■■■■は、「辺りに霧のようなものが漂っているのと、辺りがものすごく明るく暑い」と報告し、その後音信不通に。財団支部は調査のため2人のエージェントを派遣した。エージェントの1人は着いてすぐに、「念の為細菌学者を派遣してほしい」と支部に連絡。そしてまた音信が途絶えた。不審に思った財団支部は機動部隊2チームとエージェントが負傷していた際に備えて医療チームを派遣。同時にエージェントの要望にあった細菌学者を3人派遣した。現場に着いてすぐに周囲の大気を調査したところ、大量の白癬菌が見つかった。この事実を受け財団支部はすぐに消毒液タンクと細菌専用防護服を積んだトラック一台を向かわせた。トラックが着いた頃には既に機動部隊の殆どが手遅れであり、辺りは強烈な光と熱に包まれていた。原因を即座に予測して近くの川に身を隠していた細菌学者1人と機動部隊の隊長だけが、かろうじて感染を逃れていた。すぐにその2人は救助され、消毒処理をした後、防護服を着用した。残りの隊員たちは全員が感染し、市内へ移動を図ったので、隊長がその場で全員射殺した。その後、この報告を受けた財団支部はさらにトラックを2台派遣し、サンプルを少量確保した後、廃屋周囲を完全消毒した。財団支部へトラックが戻る際に、SCP-1195-jpはシャーレ内で徐々に増殖し始めた為、隊長が暑さ対策に持ってきていた保冷剤を当てたところ、増殖が著しく遅くなったことから、SCP-1195-jpは冷気に弱い事が判明。その後の実験で、氷点下に曝され続けた場合に、SCP-1195-jpは増殖を完全に停止することが明らかとなった。
実験記録:1195-A 
実験1:温度差によるSCP-1195-jpの活動力の変化の調査。■月■日 実験者、エルマール・オルカ博士。結果、氷点下を下回る気温に曝された場合、SCP-1195-jpは全活動を完全停止することが判明。逆に50度以上に曝された場合、活動が急激に上がることが判明。以降、SCP-1195-jpの温度差による実験は、どのような場合であっても行われないこととなった。
エルマール・オルカ博士「ただの水虫がこんなに脅威になるなんてな」
実験2:SCP-1195-jpの寄生行動の調査。■月■日 実験監督、エルマール・オルカ博士。寄生対象、Dクラス職員1人、モルモット1匹、人型ロボット1機。
結果、感染しSCP-1195-jp-1となった職員とモルモットが脱走するという収容違反が発生。エルマール・オルカ博士は2年間謹慎となった。この実験で、SCP-1195-jpはあくまで生物に寄生し、職員が最速で発症したことから、SCP-1195-jpは知能の高い生物に好んで寄生する傾向にあると明らかになった。
エルマール・オルカ博士「くそったれ、こんな事なら全部焼却しちまえばはえーってのに。」