scp-1143-jp
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アイテム番号: scp-1143-jp

オブジェクトクラス:Euclid

特別収容プロトコル:当オブジェクトはサイト-8096の人型収容所に入れ、常時2名の監視をつけ、8時間毎に薬品が正常に投与されているか、また、生命維持装置が正常に作動しているかを確認してください。また、あらゆる知識、世間の情報を知ることができるものは与えてはいけません。

万が一scp1143が目覚めてしまった場合、至急鎮静剤を注射する事で暴走を防ぐことができますが、注意が必要です。

当オブジェクトはどのような経緯を経て増加するのかは不明ですが、今後も増加すると考えられ、それに該当されると考えられる人物は速やかに収容され、記憶処理が施され上記に従って保護されるべきです。

また、当オブジェクトが「なぜ〜」から始まるあらゆる言語の会話を始めようとした時、その発言が終わる前に中断されることでオブジェクトの効果の発現を防止できます。

万が一それが失敗した場合、イベントが起こり、職員はその影響を調べてください。

また、当オブジェクトに関するあらゆる実験は永久に凍結されています。

説明:
当オブジェクトは19███年に発見された3人の7〜12歳までの少年少女です。現在では個体数は5人(それぞれscp-1143- jp-1、scp1143-jp-2、scp-1143-jp-3とする。)まで増加しています。
彼らはその年齢ゆえか、非常に好奇心がありさまざまな事柄に興味を持とうとします。しかしながら、現在収容されるオブジェクトのうち█人は職員による努力によってそれが未然に防止できる状況にあります。

上記の通り、現在もその個体数は増加していて、20███年には██人に及ぶと予想されています。よって財団職員は等オブジェクトの収容方法を再度考案するべきです。

当オブジェクトは「なぜ〜」から始まる文章が完結した時にその影響が発現します。当オブジェクトが「なぜ、〇〇はあるの?」といった発言をした際、その物が未知の方法によってオブジェクトの前に現れ、その後、オブジェクトはそれでなにかしらの行為を行った後、その物は未知の場所に移動され、地球上から存在がなくなると考えられます。

このオブジェクトは財団発見までに少なくとも[削除済み]を超える数の物体を消しており、財団職員はその捜索にある程度の努力を注ぐべきです。

財団が確認したscp-1143-jpによって消されたものと推定されるものは以下の通りです。
・二ホンカワウソ1
 2011年███月、███博士の指示により消滅が起こった。2012年絶滅種に指定。

・セントセレナオオハサミムシ2
 19███年、サイト-8096内に出現したセントセレナオオハサミムシ。

・カナリアミヤコドリ3
 scp-1143-jpが日本に来る前にいたとされる場所に生息していた。

補遺:
ここにscp-1143-jp-1と███博士とのインタビューを掲載します。

scp-1143-jp-1: んーなんかおっきい島にいた、ママが連れきてくれたのを覚えてる。

██博士:なるほど、ほかには?
  
scp-1143-jp-1はカナリアミヤコドリの特徴と類似した供述をした。

██博士:ふむ、それでそのママは今どこにいるのかわかるかい?

scp-1143-jp-1:んーあんまり覚えてない

██博士:ほかに、行ったところについて覚えていることはありますか?

scp-1143-jp-1:ねぇ?

██博士:ん?それより、早く質問に答えてください。

インタビュー終了後scp-1143-jpは直ちに鎮静剤が打たれ睡眠状態のなりました。その後、scp財団はo-5協議会によって最高レベルの警戒態勢がひかれましたが、何も起きなかったため警戒態勢は一時緩和されました。が、今後も引き続き警戒を怠らないでください。