アイテム番号:SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:Safe
特別収容プロトコル:
SCP-XXX-JPは、隣接する集落とともにサイト-81██を建設し収容します。収容施設の入口は厳重に施錠し、接近する民間人の立ち入りを防止してください。インシデントを防ぐために、30年ごとに対象となる人物をSCP-XXX-JPに接触させてください。
説明:
SCP-XXX-JPは、異常性を持つ祠です。対象となる人物が祠の前に立つことで異常性を発現します。対象は殺人を行ったことのある人間であり、その犯罪が発覚していない場合でも対象となります。一連のイベントの後、対象は死亡に相当する結果になり、人型実体が生成されます(以下、SCP-XXX-JP-2)。
SCP-XXX-JPは、1979/5/5に██県██郡の山中で発見されました。警察内に潜入したエージェントが犯罪者追跡中に一連のイベントを目撃したことから、収容が行われました。
一連のイベントは、次のように進行します。対象はまず、「代わるか孕むか」という声を聞きます。この声は、祠内部から発声されているように感じると対象の多くが実験にて報告しています。代わると対象が返答した場合は、対象の体が変化し、SCP-XXX-JP-2のものに変化します。元の対象の意識は消失し、SCP-XXX-JP-2の記憶や意識に時間をかけて置換されます。孕むと返答した場合、対象の体内にSCP-XXX-JP-2が生成されます。この現象は男女に関わらず発生し、激痛を伴って生成され、元の対象は必ず絶命します。この一連のイベント終了後、対象の遺体はSCP-XXX-JP-2に吸収されるように消滅します。
SCP-XXX-JP-2は、対象が行った殺人の被害者であり、殺害されるまでの意識と記憶を有しています。生成された実体全てが元の被害者と異なり臍がなく、同様に色素異常などの身体的特徴を持っています。SCP-XXX-JP-2は、殺害される前に住んでいた場所についての情報は所持していますが、SCP-XXX-JPに隣接する集落に留まり外部へと出ていきません。また、自分は神の子どもであり、SCP-XXX-JPに紐づけられた存在であるとも語ることがあります。