SCP-XXX-JPとの接触に関する実験記録
注意: SCP-XXX-JPとの接触の結果は全て記録に残してください。未報告のケースは終了処置の対象となります。SCP-XXX-JPとの接触を希望する被験者は、必ずサイト管理官およびサイト所属の医療スタッフの承認を得てください。
実験内容-1: 怪我・病気のないDクラス職員との接触
実験方法: 事前の健康診断で怪我・病気がない事が確認されているDクラス職員1名(D-14121)を用意。███/██/██に承認を受け、SCP-XXX-JPと接触。
結果-1: 1分間SCP-XXX-JPを握らせたが何も起きなかった。これにより健康な人間には効果がない事が判明した。
実験内容-2: 怪我をしたDクラス職員との接触
実験方法: .45ACP弾で左肩を撃たれたDクラス職員1名(D-14122)を用意。███/██/██に承認を受け、SCP-XXX-JPと接触。
結果-2: 被験者は10分8秒後に負傷した部位が完治した。後遺症は確認されなかった。しかしSCP-XXX-JPを握った直後に転倒した傷は治らなかった。
「つまり握った後に負った怪我は治らないというわけだな。今後は被験者を立たせたままではなく床に仰向けに寝させてから握らせよう」-███博士
実験内容-3: 病気のDクラス職員との接触
実験方法: 脳梗塞で倒れ、重度の後遺症(右半身の感覚・運動麻痺)を持っているDクラス職員1名(D-14123)を用意。███/██/██に承認を受け、SCP-XXX-JPと接触。
結果-3: 被験者は1時間14分45秒後に病気が完治した。元々あった後遺症も完治していた。
「銃で撃たれた傷が10分。そして脳梗塞の後遺症まで治すとは実に素晴らしい。これは財団職員にも使える可能性がある。実験を続けよう」-███博士
実験内容-4: ウイルス性の病気のDクラス職員との接触1
実験方法: マールブルグウイルスを注射したDクラス職員1名(D-14124)を用意。███/██/██に承認を受け、マールブルグ病の症状が出た事を確認した後、SCP-XXX-JPと接触。
結果-4: 被験者は2時間47分30秒後に病気が完治した。後遺症は確認されなかった。
実験内容-5: ウイルス性の病気のDクラス職員との接触2
実験方法: 天然痘ウイルスを注射したDクラス職員1名(D-14125)を用意。███/██/██に承認を受け、天然痘の症状が出た事を確認した後、SCP-XXX-JPと接触。
結果-5: 被験者は3時間21分3秒後に病気が完治した。後遺症は確認されなかった。
実験内容-6: 認知症のDクラス職員との接触
実験方法: アルツハイマー病により頭頂連合野に病変が広がっている状態のDクラス職員1名(D-14126)を用意。███/██/██に承認を受け、SCP-XXX-JPと接触。
結果-6: 被験者は7時間51分33秒後に病気が完治した。後遺症は確認されなかった。
実験内容-7: 糜爛剤系化学兵器を使用したDクラス職員との接触
実験方法: エチルジクロロアルシンに曝露した状態のDクラス職員1名(D-14127)を用意。███/██/██に承認を受け、SCP-XXX-JPと接触。
結果-7: 被験者は11時間41分28秒後に完治した。後遺症は確認されなかった。
███/██/██: 今までの実験の結果、SCP-XXX-JPは極めて優れた治療用SCPであると考えます。つきましてはSCP-XXX-JPの財団職員への使用許可を求めます。-███博士
要請を許可する。-財団日本支部理事会
実験内容-8: 任務中に負傷したエージェントの治療。
実験方法: 任務中に負傷したエージェント、████ ███(男性、31歳、身長175cm、体重72kg。任務中に9mmパラベラム弾を右肩と左脇腹に受ける)を用意。███/██/██に承認を受け、SCP-XXX-JPと接触。
結果-8: 被験者は20分26秒後に負傷した部位が完治した。エージェント████ ███は実験翌日に任務に復帰した。
実験内容-9: 重度の病気を患っている職員の治療。
実験方法: ステージ4の肺癌及び肝臓癌の診断(余命2ヶ月)を受けている財団職員、███ ████教授(男性、57歳、身長168cm、体重81kg)を用意。███/██/██に承認を受け、SCP-XXX-JPと接触。
結果-9: 被験者は2時間40分8秒に病気が完治した。しかし実験終了後、被験者がタバコを吸おうとした際、被験者の秘書(被験者の妻)が被験者を殴り、被験者は鼻の骨が折れた。
「あいつこのサイトで1番のヘビースモーカーだったから肺癌になったのにまた吸おうとしたのか。そりゃ殴られるわな」-███博士
実験内容-10: 重度の怪我を負ったエージェントの治療。
内容: SCP-████-JP収容違反の際に重症を負ったエージェント、██ █████(男性、28歳、身長178cm、体重97kg。右耳、右腕、右肺の半分、右腎を喪失。その他多数の裂傷有り)を用意。右腕を失っている為、SCP-XXX-JPを右足と左足の指で掴んでみるよう███博士が提案。███/██/██に承認を受け、SCP-XXX-JPと接触。
結果-10: 被験者は3時間58分32秒に怪我が完治した。後遺症もなく、エージェント██ █████は実験翌日に任務に復帰した。
「失った腕まで復元するとは…それにしても足でもいいのか。とにかく掴めれば活性化するということだな」-███博士
研究員によるSCP-XXX-JP無断使用事案1
内容: 明け方まで飲酒し、二日酔いを治そうとした研究員████ ████(男性、21歳、身長170cm、体重58kg)が、無断でSCP-XXX-JPと接触。
結果: 被験者の悲鳴を聞いた警備員が実験室に駆けつけるまでの約5分間、SCP-XXX-JPを持った両手が何度も被験者の局部へと打ち付けられた。研究員は病院へ入院し、退院後に研究員見習いへ降格処分となった。
「あそこを叩かれ続けた結果██していたんだよ私は! あれのおかげで新しい世界へ行くことが出来ました」-████ ████研究員
「二日酔いは怪我でも病気でもない。だからSCP-XXX-JPが怒った…のかな? あと研究員は他の部署へ異動させる。異論は認めない」-███博士
研究員によるSCP-XXX-JP無断使用事案2
内容: 勤務中にカッターで指を切った研究員、████ ███(女性、25歳、身長154cm、体重42kg)が、無断でSCP-XXX-JPと接触。
結果: 被験者は5秒後に怪我が完治した。更に被験者は非処女だったが処女膜が再生していた。被験者は研究員見習いへ降格処分となった。
「指だけでよかったのにあっちまで治すなんて。またあの痛いのを味わう時が来るとは…」-████ ███研究員
「その程度の傷なら絆創膏でも貼っておけ」-███博士