黒埼会計主任の管理資料編集用ファイル
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SCP-XXX-JPの出現地点

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在その周辺土地を財団によって買収・完全封鎖し、買収範囲内に建設されていた道路は財団の管轄から充分に遠ざけたルートが設置されています。管轄内に建設された簡易サイトに規定数以上の職員を常駐させることでSCP-XXX-JPの活性化による一般人の侵入を阻止してください。後述する理由からSCP-XXX-JPに関連する現象を写真、音声・映像等で直接記録に納めることが不可能であるため、SCP-XXX-JPに関する情報はリアルタイムでの筆記によってのみ記録が行なわれます。新たに取得した情報はSCP-XXX-JP特別指定職員へ速やかに提出し、提出前の情報を記録もしくは閲覧した職員はそれらの情報に対するAクラス記憶処理を受けてください。

説明: SCP-XXX-JPは北海道札幌市内の██山中に存在する██湖1周辺で不定期的に発生する現象の総称です。SCP-XXX-JPの活性化の初期段階では、██湖の周辺約2k㎡以内に存在するランダムな人間1名(以降"対象の人物"と呼称)が男性の啜り泣くような声を微かに感知し、単独で██湖に向かおうとします。この段階で対象の人物以外の人間がSCP-XXX-JPに対するあらゆる感知および干渉を行うことが不可能となります。活性化時点で██湖周辺2k㎡の範囲内に人間が存在しなかった場合、活性化後の経過時間に比例して影響範囲が拡大(範囲拡大の正確なペースと最大範囲は不明)します。また、対象の人物が何らかの理由で最大5時間 12時間 38時間 50時間以内に██湖に向かわなかった際は活性状態がリセットされ、5時間後に再び活性化します。なお、SCP-XXX-JPの活性化を感知する人物の条件は未だに判明していません。

対象の人物が██湖に到着した際、SCP-XXX-JPの活性化により出現したSCP-XXX-JP-1を視認します。SCP-XXX-JP-1は██湖の湖畔に沿うように外壁が建設された洋館です。出入口となる扉は対象の人物がSCP-XXX-JP-1を最初に視認した位置に対して真正面になるように生成され、内部への進入が可能なように開放されています。SCP-XXX-JP-1の出入口から延びる通路を直進すると、所々が損傷し血痕が付着したギャルソンのような衣服を着用した身長175cm程度の人型実体(以降SCP-XXX-JP-2と呼称)が突き当りにある扉の前に直立しています。SCP-XXX-JP-2の頸部からは様々な色のスイートピー2が生育しており、男性と思しき声で「この洋館は博物館である。」「自分はこの博物館の館長を務めている。」と落ち着いた丁寧な口調を用いて説明したのち背後の扉を開錠し、内部へ進入した対象の人物の背後を常に徒歩で追跡します。なお、対象の人物がSCP-XXX-JP-1内に持ち込んだ機械類はSCP-XXX-JPの活性化終了まで機能を停止します。
SCP-XXX-JP-2が開錠した扉の向こう側には一般的な博物館と同様に展示物を鑑賞するためのケースと順路、別フロアの展示室に続く階段が存在し、ケース内には既知もしくは未知の物品・物体・人間を含む生物の模型(以降SCP-XXX-JP-3と呼称)が不規則に展示されています。SCP-XXX-JP-2に対して特定の展示物について尋ねると、「展示されているのは模型であり本物ではない」と前置きしたうえで展示物の簡単な解説を開始します。解説内容に関してはSCP-XXX-JP-3解説一覧を参照してください。3
対象の人物が展示スペースからSCP-XXX-JP-1外へ続く通路に移動する、SCP-XXX-JPに属する物体に危害を加えようとする、SCP-XXX-JP-2に出口を尋ねる、SCP-XXX-JP-2の追跡から逃れるのうちいずれかの行為を行なった場合、もしくは先述の行動を一定時間(正確な時間は判明していません)起こさなかったことでSCP-XXX-JP-2から「もうすぐ閉館の時間になる」と告げられた場合対象の人物はSCP-XXX-JP-1の出入口に位置していた湖畔に転送され、SCP-XXX-JPはそれらの消失により非活性状態へ移行します。しかし、対象の人物がSCP-XXX-JP-1内に滞在していた時間は反映されず、実際の時間は一切経過していない状態であるため対象の人物からの伝聞や記録の閲覧以外でSCP-XXX-JPを認知することは不可能です。また、対象の人物はSCP-XXX-JPの非活性化もしくは活性状態のリセットから最短約15秒、最長約1時間以内にSCP-XXX-JPに関する記憶を喪失します。

SCP-XXX-JPは、サイト-81██上級職員である渡烏博士がインターネットのオカルト掲示板を中心とした複数のスレッドを閲覧したことにより存在が発覚しました。発生地点の特定・収容後はカバーストーリー『複数の人物による長期的な"釣り"行為』の適用を行ない、SCP-XXX-JPに関してより詳細な情報が書き込まれたスレッドは削除、書き込んだ人物に関しては全員が特定され記憶処理を受けています。

追記: SCP-XXX-JPに関するスレッドを書き込んだ人物のうち█人にインタビューを行なった結果、その全員が「書き込んだ内容を実際に体験した記憶が無い。確かに書き込んだのは自分だが、スレッドに続きを打ち込んでいる途中でそれらを突然忘れてしまったような感覚だ」と述べており、その他上記の内容からSCP-XXX-JP自身が反ミーム性を保持している可能性があるものとして現在調査を進めています。