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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは

説明: SCP-XXX-JPは縦24cm横17cmのフェイスマスクです。材質は不明であり検査の結果、いかなる方法をもってしても破壊不能と判明しました。SCP-XXX-JPは直接目視した場合その外見を正しく記憶できないことから、何らかの認識災害を発生させていると推測されています。SCP-XXX-JPには活性状態と非活性状態の二つの形態があり、活性時のみ自我を持ち、あらゆる言語を用いた高度な会話が可能となります。

SCP-XXX-JPは成人男性(以下、被験者)が手に取った際に活性化します。活性化後すぐに被験者との会話を試み、「これをつければヒーローになれる」といった主旨の言葉を発しSCP-XXX-JPを顔に装着するように促します。SCP-XXX-JPが一度装着された場合、その後被験者が死亡するまで活性状態を続行します。被験者がSCP-XXX-JPを装着しなかった場合周囲に成人男性がいなくなってから約10分後に非活性状態に戻り、それまでの間被験者や他の成人男性への呼びかけを続行します。また、活性化時に被験者が生命的な危機に陥った場合、被験者がSCP-XXX-JPを何らかの言葉で呼んだ場合直ちに被験者の元へ瞬間的に移動し装着を強行します。移動の際周囲のヒューム値が大幅に低下することから、SCP-XXX-JPは現実改変能力を所持していると結論付けられました。

SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPが活性状態にある際に出現するKeterクラス相当の脅威的存在です。SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPの周囲半径500m以内に不定期的突発的に出現し、外見や知能は出現毎に異なっています。現在までに確認されているSCP-XXX-JP-1は全て人間への敵意を示し、出現してから終了されるまでの間破壊活動を続けます。SCP-XXX-JP-1出現時、SCP-XXX-JPの周囲半径500m以内のヒューム値が大幅に下がることからSCP-XXX-JP-1の発生はSCP-XXX-JPの現実改変能力によるものだと推測されています。

SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JPを装着した状態の被験者です。SCP-XXX-JP-1は元の被験者に比べ身体能力や治癒能力が大幅に向上し、SCP-XXX-JP-1を終了が可能程の人間を逸脱した能力を持ちます。SCP-XXX-JP-2は常に一人に保たれ、SCP-XXX-JP-2が死亡するまでの間被験者の変更は不可能です。Dクラス職員を用いたSCP-XXX-JP-2の終了実験は全て失敗しており、前述のSCP-XXX-JPの現実改変の特性からSCP-XXX-JP-2及び被験者の終了は困難です。詳細は実験記録XXX-JPを参照してください。

SCP-XXX-JPは██県の路上に非活性状態で落ちていたのを財団エージェントが発見した際直接触れたために活性化し、財団へと移送される途中にSCP-XXX-JP-1が出現したため、異常性の調査の後収容されました。

全実験終了後SCP-XXX-JPへのインタビューが行われました。以下はその記録です。
インタビュー記録XXX-JP

対象: SCP-XXX-JP

インタビュアー: エージェント██

付記: エージェント██はSCP-XXX-JPの初期収容に関わった。

<録音開始>

SCP-XXX-JP: 遂に悪の研究所のおでましかい。いいねえ。

エージェント██: 私語は慎んでください。すぐに終わることですから。

SCP-XXX-JP: その前に一つだけ。あんたもさあ、ヒーローになってみねえか。いい仕事だぜ。

エージェント██: あいにくですが世界を救う仕事は間に合っています。ではインタビューを開始します。まずあなたはどこから来ましたか?

SCP-XXX-JP: そりゃあとある博士が世界を救うヒーローを作るために俺を作ったんだ。よくある話だろ?

エージェント██: その博士はどういう人物でしたか?

SCP-XXX-JP: …調子が狂うな。嘘だよ。本当は何も覚えていないんだ。博士なのかおもちゃメーカーなのかもわからねえ。

エージェント██: なるほど、わかりました。では、ここに来る前のことは覚えているでしょうか。不要な嘘は控えてくださいね。

SCP-XXX-JP: わかったよ。それなら最近のことだけだが覚えてる。俺には前の契約者がいたんだ。

エージェント██: それは誰でしょうか。

SCP-XXX-JP: 名前は確か田村██だった。普通の新卒サラリーマンで気は弱いが真っ直ぐな奴だった。俺に話しかけられた時はうろたえていたが少々妄想癖があったようでな。すぐに契約したよ。

エージェント██: その後は?実験記録によるとSCP-XXX-JP-2、あなたの契約者は一人だけでないといけないそうですが?

SCP-XXX-JP: そいつは死んだよ。契約者が俺を悪用するとそいつは死ぬ。そうできてるんだ。

エージェント██: 田村氏が死ぬまでのことは覚えていますか?

SCP-XXX-JP: ああ。まあ、普通のヒーロー生活だったな。あいつは仕事に行って、連中が現れれば俺を呼んで倒しにいった。誰にも覚えてもらえないことを悩んではいたしときにはケガもした。あいつは悪い奴じゃなかった。なのにあんなことするなんざ、きっと連中の仕業だ。

エージェント██: 死亡する前の田村氏の様子は?

SCP-XXX-JP: ふさぎがちではあったよ。ずっと何か物思いにふけている様子だった。ヒーローのどこに悩む要素があるんだ?あいつが狂ったのは連中が洗脳したからに決まってる。

エージェント██: ありがとうございます。今日はここまでとしますね。

<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>

終了報告書: 田村氏の家の捜査が先決です。SCP-XXX-JPは思考が偏っているため正しい情報を聞き出すには不適です。

インタビュー終了後超常現象記録にSCP-XXX-JP-1、2のものと思われる記録が発見され、過去に少なくとも2人のSCP-XXX-JP-2が存在したと推定されています。

補遺: SCP-XXX-JPがインタビュー内で言及した田村氏の住居を捜査したところ、SCP-XXX-JPに関する情報を記した日記形式の文書が発見されました。以下はその日記の抜粋です。


https://pixabay.com/ja/%E6%97%A5%E6%9C%AC-%E6%9D%B1%E4%BA%AC-%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84-%E9%89%84%E9%81%93-%E5%BE%85%E6%A9%9F-%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%B3-%E5%AE%9F%E6%A5%AD%E5%AE%B6-%E9%80%9A%E5%8B%A4-1529456/

特別収容プロトコル:

1.オブジェクトの保管(或いは封鎖している)場所について
2.収容ロッカーや収容室について
3.オブジェクトの封じ込めや制御法
4.実験上での注意点
5.その他(収容プロトコルの改定など)
説明:

1.オブジェクトの全体的な形状や性質
2.規格・重量・作成年代(人型や生物の場合は年齢)
3.異常性
4.SCP-XXX-JP-2(-A)
5.実験記録・インタビュー・補遺…など

鉄筋コンクリートを好むキノコというのは面白いのですが、記事内でもう少しそこを掘り下げてほしかったと思います。人間にも生えるところでそこがあんまり活かされてないかなと思いました。
また鉄筋コンクリート造の建物となると中型から大型の建物になります。戸建住宅で鉄筋コンクリートはあまりないと思います。そうなるとあの家族だけでなく他にも色んな人が住んでいてすごい被害が出てる方が自然と思いました。

コンクリートを苗床にする、という面白い異常性なのにクローズアップされているのが一般家庭かつ一家族単位なのはもったいないですね。もっと大規模なビルや集合住宅が被害にあっていてもおかしくないと思うので、市井の小単位ではなく社会の広範囲を脅かす側面をピックアップした方が面白くなると思いました。

僕の場合、皆さんのご意見とは少し違うのですが、そもそも異常性にあまり魅力を感じることができず、「コンクリートをターゲットに着生する超強力なカビ・キノコ」という感じで終わってしまいました。
何か超劇的な変異が起きれば、こういうのに似た変異も実際にあるかも、みたいにも感じました。
「ヒトにも寄生する」とか「意思を持ってる」とか  これは凄く安直な例で、実際はもっと練る必要がありますが  そういったインパクトのある異常性が更に必要なように思えます。
実験記録もインタビュー記録も、どちらもその強力さの陳述に留まっていて、意外性が無いように感じました。
現段階で言えることはあまり多くなくて申し訳ないのですが、どうか改稿頑張ってください!

SCP-871-JPは、サイト-8103にて鉄筋コンクリートで作られた10×10×10mの個室に着生した状態で収容されます。
特性を見る限り、鉄筋コンクリートで作られた物体であれば良いように見えます。鉄筋コンクリートの建材に付着させ、木造その他鉄筋コンクリート製ではない収容室に入れておけば良いのではないでしょうか。10x10x10mも広すぎだと思われます(高さ10mとは3階建ての建物に相当します)。
周囲を補強ガラスで覆われ
「補強ガラス」というのが何かよく分かりませんでした。強化ガラスの事でしょうか? なぜガラスで覆うのかもよく分かりません。
SCP-871-JPはキノコの一種で
「キノコ」とは俗称ですので、学術的な報告書であるならば「菌類の一種」とした方が良いでしょう。
鉄筋コンクリートを苗床とするという部分はおもしろいのですが、その後の菌の振る舞いが一般的なキノコと同様すぎてあまり面白みが感じられませんでした。
いっそのこと、鉄筋コンクリートが全て菌糸に置換され、建造物自体が巨大なキノコになるくらいあった方が楽しいと思います。そしてキノコ自体は養分をとれずに自壊するとか。

オブジェクトの背景に描写が主に置かれているようです。しかしながらSCPの異常性自体も非常に興味深いものであり、さらりとした説明で流すには惜しいものがあると思います。加えて、研究者の発言に根拠が薄い部分もあるので、背景自体もあまり強く響くものではないと感じました。異常性の描写を増やす、オブジェクトの背景に関してより描写するなど、まだまだ改善の余地がある作品だと感じました。