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収容以前のSCP-001-JP-1(画像左)

アイテム番号: SCP-001-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-001-JP個体はエリア-██に設置された人型実体用特殊収容房に不可逆的に無力化された状態で収容されます。SCP-001-JP個体の意識が回復した場合、収容房内に設置されている器具によりSCP-001-JP個体は即時に終了されます。SCP-001-JP個体が死亡した場合、その遺体は再びナンバリングされ冷凍保存されます。

生存している全ての人間は、新生児マススクリーニング検査、法令または個人の意思により行われる全ての健康診断、財団加入時の身体検査の際に検査の一部に偽装してプロトコル・テミスを実行されます。プロトコル・テミスの結果はエリア-にて常に確認され、プロトコル・テミスによってSCP-001-JPと判断された人物は、検査終了後SCP-001-JP対策チームによって無力化、拘束されライオネル記憶走査機構による脳への調査が行われます。収容対象を認知していた人物に対して記憶処理やカバーストーリーの流布を用いて適切な処理が行う必要があります。

説明: SCP-001-JPは未知の能力を持つ人型実体の総称です。SCP-001-JPはDNAのヌクレオチド配列の一部の差異を除いたあらゆる特徴がヒト(学名:homo sapiens)と一致しています。そのためSCP-001-JPとヒトの判別は対象へのプロコトル・テミスの実行を除いては困難です。収容済みのSCP-001-JPの全ての個体がかつてヒトに擬態していたことが確認されています。

SCP-001-JPの能力において最も特筆すべきものは、SCP-001-JP個体(以下、SCP-001-JP-A)が自身以外の存在に接触した際に発揮されます。SCP-001-JP-Aは接触した存在(以下、SCP-001-JP-B)を消失させます。この際、SCP-001-JP-Bについての情報を保持していた生物の記憶を含む全ての記録媒体からSCP-001-JP-Bについての情報が消滅し、復元が不可能になります。消失後のSCP-001-JP-Bに似た、または一致した存在が再び出現する事象も確認されているため、SCP-001-JP-Bは消失した瞬間に消失した地点とは違う場所に転移しているという仮説が立てられましたが、SCP-001-JP-Aの能力の危険性と収容の優先度の高さを鑑みて、消失後のSCP-001-JP-Bの行方を確認する実験計画は現在凍結されています。また、SCP-001-JP-AとWクラス以上の記憶補強剤の摂取などにより記憶能力が一定以上強化されている生物は、SCP-001-JP-Aの能力の影響力が弱まることが判明しています。しかしながら、ライオネル記憶走査機構によって明らかになったSCP-001-JP-Aの記憶には財団が指定する記憶処理薬の副作用に見られるものとは異なった不自然な欠落が複数発見されているため、SCP-001-JP-Aは何らかの方法を用いて自らの記憶を操作している、またはされている可能性があります。SCP-001-JPは前述されたもの以外にも超自然的な能力の行使が確認されており、現在判明しているのは以下の通りです。

瞬間移動、他者の記憶に干渉する反ミーム的方法による情報の隠蔽、身体の透過や不可視化

補遺1: 1987年4月11日、サイト-██にて行われたSCP-████を用いた実験に参加していたと主張した職員6名が「トウラー博士の手の上に乗っていたSCP-████が突然消滅した」と主張しました。しかし彼らが主張していたSCP-████が収容されていた記録が存在しなかっため、6名の職員に対し精神鑑定が行われた後全員異常なしという判断が下されました。しかし、実験に参加していた6名全員から得られた「SCP-████」の異常性や実験時の状況に関する証言がほぼ一致したこと、実験が行われていたと主張されていた時刻にトウラー博士と先述の6名がWクラス記憶補強剤を摂取していたことが複数の研究職員の興味を引き、7名の職員には第三級監視措置が秘密裏に与えられました。

その後、反ミーム部門と情報災害部門の提言によって、実験に参加した職員全員に対する、ライオネル記憶走査機構を使用した脳への調査がO5議会で可決されました。その結果、一名の職員の記憶が証言と一致しました。他の五名とトウラー博士に記憶における該当箇所は不明瞭な欠落が見られました。加えて、トウラー博士が財団加入後から件の実験が行われるまでの期間において、財団に収容されたオブジェクトと直接の接触したのと同時に該当するオブジェクトが外見上完全に消失するという内容の記憶が発見されました。その直後トウラー博士が急死した為走査は打ち切られ、トウラー博士の遺体には初期収容措置が行われました。実験に参加していた人員にはBクラス記憶処理が行われ、トウラー博士の死亡に関してはカバーストーリーが適用されました。トウラー博士が接触したSCP-001-JP-Bの数は判明したものだけでも███とされています。監視官の報告によると、記憶の欠如が見られなかった職員のみが、解放後にトウラー博士との身体的な接触をしていませんでした。

補遺2: 2003年9月、ヒトの持つゲノムの塩基配列においてトウラー博士のみが保持していたものが複数発見されました。財団はトウラー博士は当配列の影響で発現する特異的能力を用いてオブジェクトの消失に関与していたという仮説を立てました。

同年11月、収容違反を起こしたSCP-████の再収容に伴い、再収容プロトコルの実行を指揮していたO5-4の生命反応が消失したため死亡として扱われました。その後O5-12の提案によりO5-4のクローン体の解放及びクローン体へのプロコトル・テミスの実行が行われ、O5-4の体内からSCP-001-JP-1と同様の特異な塩基配列が発見されました。また、クローン体用バックアップとして貯蓄されていたO5-4の記憶を走査した結果、O5-4がO5昇格する以前の期間に、トウラー博士とオブジェクト消失に関する記憶と同様の内容のものが多数発見されました。これを受けてO5議会はトウラー博士とO5-4は同種の異常存在であると結論づけSCP-001-JPとしての収容を宣言しました。トウラー博士、O5-4のクローン体はそれぞれSCP-001-JP-A-1、SCP-001-JP-A-2とナンバリングされ収容されました。また、ヒトとSCP-001-JPの判別方法として"プロコトル・テミス"が暫定的に確立されました。

補遺3: SCP-001-JP-A-1,2の収容後からプロコトル・テミスの財団内外での運用が開始されました。以下が現在までに確認されているSCP-001-JPのリストです。

アイテム番号 収容前使用されていた氏名 収容前の情報 備考
SCP-001-JP-1 エドワード・トウラー 財団にて研究職として勤務。 遺体を収容中。
SCP-001-JP-2 前O5-4 省略。 クローン体を収容中。
SCP-001-JP-3 イ・サラン 財団にて研究職として勤務。 収容後死亡。遺体を収容中。
SCP-001-JP-4 ガブリール・ロマノフスキー 財団にてエージェントとして勤務。 同上。
SCP-001-JP-5 "ゴッドハンド" GOI「世界オカルト連合」にて勤務。プロトコル・テミス実行後、同個体が非常に強く抵抗し世界オカルト連合との協力の上鎮圧。その直後に心肺停止状態となり死亡を確認。 未収容。現在GOCと身柄の移送について協議中。
SCP-001-JP-6 フランソワ・ジョンシエール 財団にて研究職として勤務。 収容後死亡。遺体を収容中。
SCP-001-JP-7 城島 幸助 同上。 同上。
SCP-001-JP-8 マティナス・レナト 同上。財団による抜き打ちのプロトコル・テミス実行が開始された後に死亡。遺体にプロトコル・テミスを適用しSCP-001-JPと判明。 同上。
SCP-001-JP-9 シャロン・スレイド 同上。 同上。
SCP-001-JP-10 アリエル・ファルコナー 財団にてエージェントとして勤務。 SCP-001-JPと同様。 同上。
SCP-001-JP-11 リカルド・マルティ 芸術家。リオデジャネイロにて当時未収容だったSCP-████-FRを追跡していた財団エージェントと接触。その後逃走。 捜索の結果、サンパウロ市街地にて遺体が発見された。現在遺体を収容中。

ライオネル記憶走査機構による調査の結果、SCP-001-JP-A個体はいずれも自らの特異的能力を異常存在の消去に関連する行動にのみ使用していたことが判明しました。収容中のSCP-001-JP-A個体は全てプロトコル・テミスの実行直後、あるいはそれ以前に原因不明の循環器疾患や多臓器不全による突然死を起こしています。





緊急通達


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特別収容プロトコル:

1.オブジェクトの保管(或いは封鎖している)場所について
2.収容ロッカーや収容室について
3.オブジェクトの封じ込めや制御法
4.実験上での注意点
5.その他(収容プロトコルの改定など)
説明:

1.オブジェクトの全体的な形状や性質
2.規格・重量・作成年代(人型や生物の場合は年齢)
3.異常性
4.SCP-XXX-JP-2(-A)
5.実験記録・インタビュー・補遺…など

対象を捕捉

アップデートを開始します

鉄筋コンクリートを好むキノコというのは面白いのですが、記事内でもう少しそこを掘り下げてほしかったと思います。人間にも生えるところでそこがあんまり活かされてないかなと思いました。
また鉄筋コンクリート造の建物となると中型から大型の建物になります。戸建住宅で鉄筋コンクリートはあまりないと思います。そうなるとあの家族だけでなく他にも色んな人が住んでいてすごい被害が出てる方が自然と思いました。

コンクリートを苗床にする、という面白い異常性なのにクローズアップされているのが一般家庭かつ一家族単位なのはもったいないですね。もっと大規模なビルや集合住宅が被害にあっていてもおかしくないと思うので、市井の小単位ではなく社会の広範囲を脅かす側面をピックアップした方が面白くなると思いました。

僕の場合、皆さんのご意見とは少し違うのですが、そもそも異常性にあまり魅力を感じることができず、「コンクリートをターゲットに着生する超強力なカビ・キノコ」という感じで終わってしまいました。
何か超劇的な変異が起きれば、こういうのに似た変異も実際にあるかも、みたいにも感じました。
「ヒトにも寄生する」とか「意思を持ってる」とか  これは凄く安直な例で、実際はもっと練る必要がありますが  そういったインパクトのある異常性が更に必要なように思えます。
実験記録もインタビュー記録も、どちらもその強力さの陳述に留まっていて、意外性が無いように感じました。
現段階で言えることはあまり多くなくて申し訳ないのですが、どうか改稿頑張ってください!

SCP-871-JPは、サイト-8103にて鉄筋コンクリートで作られた10×10×10mの個室に着生した状態で収容されます。
特性を見る限り、鉄筋コンクリートで作られた物体であれば良いように見えます。鉄筋コンクリートの建材に付着させ、木造その他鉄筋コンクリート製ではない収容室に入れておけば良いのではないでしょうか。10x10x10mも広すぎだと思われます(高さ10mとは3階建ての建物に相当します)。
周囲を補強ガラスで覆われ
「補強ガラス」というのが何かよく分かりませんでした。強化ガラスの事でしょうか? なぜガラスで覆うのかもよく分かりません。
SCP-871-JPはキノコの一種で
「キノコ」とは俗称ですので、学術的な報告書であるならば「菌類の一種」とした方が良いでしょう。
鉄筋コンクリートを苗床とするという部分はおもしろいのですが、その後の菌の振る舞いが一般的なキノコと同様すぎてあまり面白みが感じられませんでした。
いっそのこと、鉄筋コンクリートが全て菌糸に置換され、建造物自体が巨大なキノコになるくらいあった方が楽しいと思います。そしてキノコ自体は養分をとれずに自壊するとか。

オブジェクトの背景に描写が主に置かれているようです。しかしながらSCPの異常性自体も非常に興味深いものであり、さらりとした説明で流すには惜しいものがあると思います。加えて、研究者の発言に根拠が薄い部分もあるので、背景自体もあまり強く響くものではないと感じました。異常性の描写を増やす、オブジェクトの背景に関してより描写するなど、まだまだ改善の余地がある作品だと感じました。