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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの出現に備え、「異物混入による回収」をニュース番組・新聞等で全国的に告知し、出現が報告され次第回収班の出動を手配します。回収したSCP-XXX-JPは速やかに焼却処分してください。異なる形状での出現が幾度か確認されているため、クッキー(中でも熊の形をしたもの)に関する情報は常に最新のものを参照してください。

説明: SCP-XXX-JPはデフォルメされた熊の顔を模したクッキーです。ココア風味の生地に、チョコレートとアイシングで顔が描かれています。透明なビニールで個包装された状態でのみ発見されており、メーカー・成分表・賞味期限といった表記は一切ありません。「かわいいくまさんクッキー 150円(税別)」という値札と共にスーパー・菓子店等のクッキーを取り扱う店の販売スペースに出現します。出現する過程は不明で、監視カメラでも確認できないため、一切の監視がされていない箇所に出現するものと推測されます。販売店の従業員はSCP-XXX-JPを「いつの間にか店頭に並んでいた」と認識しつつも、通常の商品と同様に扱います。SCP-XXX-JPは201█年██月現在、東京都内のスーパー・百貨店等5店にて販売されていたことが確認されています。

SCP-XXX-JPの包装の裏面にはバーコードがプリントされており、これを読み取ることで通常の商品と同様にレジを通過し販売されます。本来その販売店に登録されていないバーコードであっても読み取りが可能です。読み取り時には「かわいいくまさんクッキー」あるいはそのカタカナ表記が表示され、価格は共通して税別150円です。

SCP-XXX-JPを視認した客の多くは「かわいい」と感じSCP-XXX-JPを購入しますが、これが異常性によるものかSCP-XXX-JPの商品としての魅力に由来するものかは未確定です。店頭に陳列されたSCP-XXX-JPが全て購入されると再び出現しますが、その際に陳列数が約1.5~3倍増加し、販売スペースもそれに合わせ増加します。スペースを奪われた商品は消滅し、その店舗の取り扱いリストや販売履歴からも消滅します。増加が進んだ場合、明らかにクッキーを販売するには不適切な店舗にも販売スペースが侵攻しますが、従業員も客も大きな違和感を覚えることはありません。なお、購入されず撤去された場合、増加現象は発生しません。

SCP-XXX-JPは通常のクッキーと同様に摂食可能で、摂食による異常性は確認されていませんが、購入者はSCP-XXX-JPを摂食せず写真を撮って保存するに留める傾向にあります。1回収したSCP-XXX-JPは、職員がSNSへ写真を投稿し購入希望者を増加させる危険性を考慮しただちに焼却処分されます。2

補遺: JANコードを調査したところ、菓子類を中心とした112点の国内流通商品のJANコードがSCP-XXX-JPを表すものに変換されていることが判明しました。その中には「いちご味」「キャラメル味」「はちみつ味」など未確認のSCP-XXX-JPが含まれています。

追記: 201█年9月中旬から、品川区の█████にてハロウィン仕様のSCP-XXX-JP「かわいいくまさんクッキー・ハロウィン」の出現が確認されました。ジャック・オー・ランタンの扮装をしたもの、こうもりの羽を付けたものの2種類があり、値札に「期間限定」と記載されているため多数の個体が購入されるものと見られます。なお、同店の売り場のうち鮮魚コーナー・日用品コーナーをはじめとする約1/3がSCP-XXX-JP販売スペースに置き換えられました。3

追記2: 201█年11月下旬から、████新宿店にてクリスマス仕様のSCP-XXX-JP「かわいいくまさんクッキー・サンタ」の出現が確認されました。サンタ帽子を被ったもの、トナカイの扮装をしたもの、雪だるまの扮装をしたものの3種類あり、こちらも期間限定商品と考えられます。なお、████新宿店は食品エリアのみならず全フロアがSCP-XXX-JP販売スペースとなりました。4