Vionan

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは専用のフラッシュメモリ内にプログラムを保存し収容されています。このフラッシュメモリは現在井岡博士が管理しています。

説明: SCP-XXX-JPはコンピュータウイルスの一種です。SCP-XXX-JPはウイルス対策ソフト、ウイルス除去ソフトの影響を受けません。SCP-XXX-JPに感染したページはSCP-XXX-JP-1、SCP-XXX-JP-1にアクセスしたコンピューターはSCP-XXX-JP-2と呼称されます。

SCP-XXX-JP-1を閲覧すると、ページ内に記された内容(音声含む)が全て閲覧者の記憶だと認識される記憶影響が発生します。この異常性の詳細については、実験記録-XXX-JPを参照してください。

SCP-XXX-JP-2を使用しアクセスしたページはSCP-XXX-JP-1に変化します。このため、SCP-XXX-JPを使用した実験を行う場合は、実験専用のパソコン、ページが使用されます。

SCP-XXX-JPは、SCP-XXX-JPの作成者であると思われる███ ██氏が彼自身の務める会社に5日間出勤しなかった事がきっかけで███ ██氏の自室で昏睡状態の同氏と共に発見され、収容に至りました。

███ ██氏の昏睡の原因はSCP-XXX-JP-1の異常性によるものだと見られています。現在███ ██氏は財団の医療施設に入院しています。もし昏睡状態が回復した場合、インタビューを行った後に可能であれば財団職員として雇用し、不可能であれば記憶処理を施して解放する予定が立てられています。

実験記録XXX-JP-A

実施日: 2015/██/██

被験者: D-2854

対象: SCP-XXX-JP-1(██博士の日記を本人の許可を経て掲載したサイト)

実施方法: 被験者に上記のサイトを閲覧させる。

結果: 閲覧後にD-2854は「…なんで俺、昨日ハンバーグなんて食べたんだ?」と証言しました。その後D-2854に「それはあなたの記憶ではない」と伝えると、「言われてみれば確かに違う」と証言しました。

分析: 閲覧者は他人に指摘されれば追加された記憶が他人の物であると気づく事ができるようです。

実験記録XXX-JP-B

実施日: 2015/██/██

被験者: D-3243

対象: SCP-XXX-JP-1(ファンタジー小説を記載したサイト)

実施方法: 被験者に上記のサイトを閲覧させる。

結果: 閲覧後にD-3243は「なんで俺の冒険が小説になっているんだ?」と証言しました。

分析: SCP-XXX-JP-1の異常性は内容がフィクションでも発現するようです。

 
実験記録XXX-JP-C

実施日: 2015/██/██

被験者: D-4728(視覚を失っている)

対象: SCP-XXX-JP-1(ある旅番組の音声を読み上げるサイト)

実施方法: 被験者に上記のサイトで読み上げられた音声を聞かせる。

結果: 音声聞き取り後にD-4728は「なぜか風景を見ることができた」と証言しました。

分析: SCP-XXX-JP-1の異常性はサイトの閲覧だけではなくサイト内での音声読み上げによっても発現するようです。

実験記録XXX-JP-D

実施日: 2015/██/██

被験者: D-5412

対象: SCP-XXX-JP-1(様々な動物の写真をまとめたサイト)

実施方法: 被験者に上記のサイトを閲覧させる。

結果: 閲覧後にD-5412は「昔、俺はうさぎや犬、象の姿を使い分けていたんだ」と証言しました。D-5412が証言した動物の種類は、対象のサイトに載っていた動物の種類と一致しました。

分析: SCP-XXX-JP-1の異常性は人間以外の生物が登場している場合でも発現するようです。

実験記録XXX-JP-E

実施日: 2015/██/██

被験体: モルモット1

対象: SCP-XXX-JP-1(タイリクオオカミ2がモルモットに飛びかかっている写真を記載したサイト)

実施方法: 被験体に上記のサイトを閲覧させる。

結果: 閲覧後に被験体の心拍数を測ったところ、死の危険を感じている状態と同等レベルの心拍数になっている事が確認されました。その後、ストレスによる消化不良の症状が見られました。

分析: SCP-XXX-JP-1の異常性は動物が閲覧した場合でも発現するようです。

実験記録XXX-JP-F

実施日: 2015/██/██

被験者: D-2516

対象: SCP-XXX-JP-1(グロテスクな表現を多々含んだ小説を記載したサイト)

実施方法: 被験者に上記のサイトを閲覧させる。

結果: 閲覧直後にD-2516は叫びだし、その後嘔吐しました。その後、精神鑑定によりD-2516は急性ストレス障害と診断されました。

分析: SCP-XXX-JP-1の内容によっては閲覧者に精神的なダメージを与える場合もあるようです。

実験記録XXX-JP-G

実施日: 2016/██/██

被験者: D-3827(脛の骨折が回復した直後で、実験当時リハビリテーションを行っていた)

対象: SCP-XXX-JP-1(リオオリンピック時の男子100m決勝の映像が載ったサイト)

実施方法: 上記の動画を閲覧する。

結果: 対象は「足の動かし方を思い出した」と証言しました。この後、実験の2日後に対象の歩行能力は対象の年齢の平均と同程度まで回復した事が報告されています。

分析: この結果より、SCP-XXX-JP-1を負傷した人物のリハビリに使用できる可能性が示唆されています。

補遺1: 実験記録XXX-JP-GにおいてSCP-XXX-JPがリハビリなどに活用できる可能性があることが判明したため、負傷した職員のリハビリなどに活用するための計画が現在進行しています。 補遺3の記録を受け、この計画は現在中止となっています。

補遺2: SCP-XXX-JPの初期収容時に、昏睡状態の███ ██氏と同時に同氏と酷似した字体の以下のメモが発見されました。

俺は「みんなの味方」になりたかった。「正義のロボットを作った博士」になりたかった。

なあ、[判別不能]。人工知能に反抗期なんて、馬鹿馬鹿しい話だよな。

補遺3: 実験記録XXX-JP-Aに使用されたページの内容が全体的に改変され、実験記録XXX-JP-Fに使用されたページと類似した内容となっている事が実験から5ヵ月後の2016/██/██に確認されました。