SCP-XXX-JP
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現在収容されているSCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-8141のXXX集団隔離棟にあるエステティック(以下、エステ)・サロン施設に保管されています。SCP-XXX-JP-1とSCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JPの影響下にある人間です。オブジェクトの性質上、全員がXXX集団隔離棟に収容されています。
このサロンで使用する消耗品について、月に20万円を限度として補充することが認められています1。SCP-XXX-JP-1とSCP-XXX-JP-2はサロンで美容施術を受けることを強く推奨するため、XXX集団隔離棟へ立ち入る際は注意してください。

説明: SCP-XXX-JPは物理的には苺の花托2の一種です。環境が適切である限り物理的な劣化は生じません。その果実3から長い緑色の触手を伸ばすことで人体に接触します。その行為によりSCP-XXX-JPは形状を維持するための資源を摂取しているようですが、その栄養源が何であるかは解明されていません。触手は人間に触れることで老廃物を取り除きます。また触手が微量に分泌する水分には保湿効果などといった、エステ・サロンで施術される美容効果をもたらすことが知られています。

SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPの影響を受けた人間の中でも、店長としてSCP-XXX-JPを用いたエステを施術するという役割を持った人物です。SCP-XXX-JPを用いてたエステの際、SCP-XXX-JPは複数の果実から触手を伸ばします。触手には人間を拘束するには十分な力と強度がありますが、道具を用いて破壊することができます。また、これまでSCP-XXX-JP-1は同時にひとりしか存在しない事が確認されています。

SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JPの触手に触れてしまった人間です4。彼らはSCP-XXX-JPを用いたエステに対して疑問を感じることはありませんが、SCP-XXX-JPによってエステが行われている事も記憶していません。経済的余裕が許す限りサロンへ通い、また友人知人にSCP-XXX-JP-1のエステ・サロンを熱心に勧めます。

SCP-XXX-JPは触手を用いたエステを行うことができなければ、物理的な劣化を始めて消滅します。その後、複数のSCP-XXX-JP-2が身を寄せ合いながらひとつに凝縮する現象を経て、新たなSCP-XXX-JPが作られます5。この時、SCP-XXX-JP-1がSCP-XXXを所有してエステ・サロンを開店することができない場合、SCP-XXX-JP-2の中から適切な者が新たにSCP-XXX-JP-1としての役割を果たします。一方でかつてのSCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JP-2へと役割を変化させます。

このオブジェクトは当初、苺谷SPAというエステ・サロンで使用されているのを察知した財団職員によって確保されました。しかしながらSCP-XXX-JPの消失と再発生という性質が明らかになっていなかったため、2回にわたって財団外へ流出する収容違反が発生しました。現在では全てのSCP-XXX-JP-2が収容され、クラスEuclidとして扱われています。