アイテム番号: SCP-×××-JP
オブジェクトクラス: Safe Euclid
特別収容プロトコル: SCP-×××-JPは厳重にロッカーに鍵を掛けて収容されています。SCP-×××-JPの実験を行う際はレベル2以上の職員の承認が必要です。レベル1以上の職員が入る必要がある場合使用しないように確認させてください。
実験は記録の必要な時にDクラス職員で実験させてください。
説明: SCP-×××-JPは、██県の██市の一軒家で使われていた████製の白い体重計です。SCP-×××-JPは裏面から見ると不自然な文で構成された説明書が折ってカバーとの隙間に入っています。このSCP-XXX-JPに付随する説明書はSCP-×××-JP-1とします。SCP-×××-JPを通常通り使用すると他の体重計とは変わらず重量が表示されます。元所有者███は現在行方不明です。
SCP-×××-JPの特性は側面についた電源ボタンを引き、使用した際に発揮されます。電源ボタンを引き出すと重量数値を表示する電子パネルに「6499」と言う数値が表示され、数秒後「0kg」に変わります。この状態は被験者が乗るまで永続されます。被験者が乗ると乗った時点での感情等を数値として表します。説明書に書いてある数値を基準に表示されます。
SCP-×××-JPは感情を数値として表す事に脅威性はありません。
数回に一度ランダムに不明な数値を表示する事にSCP-×××-JPの脅威性が見受けられています。この数値がどのタイミングで表示されるかまだ判明していません。
この脅威性のある数値は実験時にも表示されており、実験回数4回目に「158」、実験回数13回目に「398」、実験回数22回目に「1358」と表示された記録があり、この実験の被験者は全員、後日足の裏の皮が剥がれ、肋骨が数本抜かれ死体となった状態で発見されています。
上記の事には規則性があると予測されています。まず表示される回数の有力な仮説は起動時に表示された数字に関連性があり、この仮説に沿うと元の所有者███は6回目の使用をしたと推測されます。また、表示された数字の意味は被験者の死亡までの日を表していると推測されています。例をあげると4回目「158」と表示された被験者は15日後に死亡しておりその他の死亡例も調べてみると最後の「8」は漢字の「日」を表していると思われます。
SCP-XXX-JPに付随する説明書はSCP-×××-JP-1とします。
また、被験者が使用しSCP-×××-JP-1に記述されていない数値が出た場合、被験者はSCP-×××-JP-2と指定されます。SCP-×××-JP-2は積極的にSCP-×××-JP-1に追記を書き込もうとします。他の職員がSCP-×××-JP-1への追記を阻止するとSCP-×××-JP-2は恐怖に駆られ自傷を始め何としてでも自殺しようとします。この時点で対話は不可能になります。
説明書内容
SCP-×××-JPが見つかった時点でのSCP-×××-JP-1の内容です。
これはあなたを知る慈悲の体重計です。
条件を満たすとあなたを知る慈悲の体重計は貴方の最後を知ることができます。
この体重計はあなたに幸せに生きてほしいのです。
「2525」→貴方は幸せです。
「8888」→貴方は楽しいのです。
「4949」→貴方は悲しいのです。
「9641」→貴方は苦しいのです。
「18」→貴方は逃げたしたいのです。
「81」→貴方は逃げてください。
「50」→貴方は何処かに行きたいです。
私でなければならない。機械的世界観によって貴方の最期の前日、迎えに行きます。
追記内容
SCP-×××-JP-2は追記を終えた後、食欲を失い餓死します。
Aクラスの記憶処理により復帰できます。
SCP-×××-JP-2の記憶にない事実を書き込む事がわかりました。
また、他のSCPに関すると思われる点や未だ不明の点を書き込む事もわかりました。
実験は回数を最低限に抑えて実験する事を勧めます。
下記は実験時に追記された文です。
「69」→[削除済み]
「794」→うぐいす
「6666」→[削除済み]
「173」→瞬き
「2000」→我々を[削除済み]
「LJLJ」→我々の考えている事が分からない
「████」→他のオブジェクトに関する事を書き、まだこのオブジェクトの
[削除済み]や見つかっていない特性を書き込みました。