アイテム番号: SCP-2715-JP
オブジェクトクラス:Euclid
特別収容プロトコル:SCP-2715-JPはベッドが1台設置されている10m×10mの収容室に収容されています。1週間に1回定期的にDクラス職員で実験を行って下さい。実験中は必ず鴉の羽根を枕の下に置くように呼び掛けて下さい。
説明SCP-2715-JPは███県███市に出没した高さ6.5m、直径5mの鳥籠です。████年██月██日にBクラス職員達により回収されました。
見た目は鉄で出来ており、ハートのような模様があります。SCP-2715-JPから半径10m以内で睡眠を実行すると夢の中にSCP-2715-JPが出没します。夢の中では必ず天気は曇りであり、無限に広がる荒れた廃虚の真ん中にSCP-2715-JPがあります。
SCP-2715-JPは基本的に危害を加えるような行動はとらず、触れても何も起きません。夢の中でSCP-2715-JPの中に入ると、SCP-2715-JP-1が大量に落ちています。SCP-2715-JP-1は、見た目は白い鳩の羽根のような形をしています。SCP-2715-JP-1に触れると、一時的に気を失います。目を覚ますとCP-2715-JPとSCP-2715-JP-1は消えており、立っている場所は無限に広がる酷く荒れた廃虚に対し、空が古く綺麗な村が反対向きになった世界へ連れていかれます。それ以外は特に何の変哲もありません。再びSCP-2715-JPを探し出し、SCP-2715-JP-1に触れると夢から強制的に起こされます。その時枕の下には鴉の羽根は消えており、SCP-2715-JP-1が置かれています。翌日の午前3時にベッドの下に血で塗り付くされた鴉の羽根が大量に落ちている所が度々発見されています。
████年██月██日、Dクラス職員2人の片方に鴉の羽根を枕の下に置かず実験を行った所、鴉の羽根を置いたDクラス職員は何の変哲もなく起きれたに対し、鴉の羽根を置かずに実験を行ったDクラス職員は1週間寝たきりになりました。目を覚ました際には、身体中に謎の血が時々付いている事がわかりました。その後鴉の羽根を置かずに寝たDクラス職員は午前3時に亡くなった事が判明しました。
補遺2715-JP:████年██月██日、Dクラス職員に鉛筆とメモ帳を持たせたまま寝させると、夢の中でも鉛筆とメモ帳が出現する事が判明。夢の中で描いた絵や字がそのまま現実世界にも出現することも判明。