Ukitaのボール置き場~セカンドエディション~
評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: euclid

特別収容プロトコル:SCP-XXX-JPは███湖に設置した桟橋に停泊させ、船体に施した擬装に瑕疵がないか二週間おきに点検を行います。

説明: SCP-XXX-JPは異常なヒト細胞と木材等で構成された中型船舶で、かつては貨物運搬用に用いられていたと考えられています。SCP-XXX-JPの起源は、構成材料の中にある非異常性のミズナラ材に対する炭素年代測定により紀元前1200年頃であると確認されました。船体は全長112m、重量が300t程度で、これは全長に比べ極めて重くSCP-XXX-JPの形状から言って通常は十分な浮力を得られませんが、後述する異常な機構によって帆船程度の航行能力を得ています。また、SCP-XXX-JP本来の航行機能の他に任意の水辺へ転移する能力を示しており、SCP-XXX-JPの最も古い乗員であるSCP-XXX-JP-1-aは、これが近年になって後付されたものであると証言しました。

SCP-XXX-JP-1群は22の実体からなるSCP-XXX-JPの乗員たちであり、その全員が重篤な奇形や遺伝的変異を被ったHomo sapiens sapiens(ヒト)です。SCP-XXX-JP-1群はSCP-XXX-JPの管理と維持を担い、釣りやSCP-XXX-JPに接近した鳥類などを捕らえ、SCP-XXX-JPの口に当たる器官に捕獲した獲物を投入することでSCP-XXX-JPを構成するヒト細胞の健康を維持している他に、木材部分の修理清掃を不定期に実行しています。しかし、船体下部にある取水口からの栄養補給のみで十分に船体を維持できると見られ、釣りや狩猟はSCP-XXX-JP-1群の娯楽が主な目的であると考えられています。

SCP-XXX-JP-1群は収容に概ね協力的ですが、SCP-XXX-JP-1-eの死亡によって今後SCP-XXX-JPが移動を再開するものと見られ、SCP-XXX-JP-1-eの延命措置が検討されています。しかしSCP-XXX-JP-1-eの措置に対する協力は今まで得られておらず、今後の収容はSCP-XXX-JP-1-eに対する説得と健康状態の管理が焦点となります。

以下はSCP-XXX-JPを構成する異常なヒト由来の機関と、その他の特徴的な構造のリストです。

機関・構造 特徴と説明
外装と甲板 表面がザラザラとした灰色の高密度硬質ケラチンで構成され、高い剛性がある。ミズナラ材出出来た甲板にはそれほど摩耗が見られない。
マスト 非異常性の木材で構成されており、現在は古いミズナラ材の基部の上に比較的新しい杉材が継がれている。また血管様の管が船体から接続された、生物発光する球状の器官が頂点に配置されている。
空調装置 SCP-XXX-JPの体温を用いて、船内の温度と湿度を摂氏27度、湿度60%程度に制御している。大まかに鼻に似た送風孔と一定間隔でおかれた肺胞類似の器官からなっている。
浮袋 メタンガスを貯蔵する大腸に似た器官で、現在の船舶でいうバラストタンクを兼ね、外部からの海水を取り込むことも可能である。
船室 壁面などがヒト細胞で構成されているほか、薄い膜でできた窓があり、通常の調度品や電化製品が粘度の高いムチン質を糊として使い壁や床面に固定されている。
発電機 非異常性の日本製発電機だが、メタンガスを利用できるよう改造されている。
消化器官と排泄口 船底に等間隔に人間の口に類似した穴が複数空いており、プランクトンや藻を取り入れてエネルギー源としている。排泄口は内部にあり、メタン発酵させた排泄物からガスを抽出する複雑な器官へつながっている。
瞬間移動を可能とする何らかの装置 SCP-XXX-JP-1-aの証言で、船内の何処かにあるとされた装置。これまで実施された非破壊検査では発見されていない。これをコントロールするためと見られる非金属製の装置がSCP-XXX-JP-1-aの頭部に埋め込まれている。

補遺: