SCP下書き
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アイテム番号: SCP-XXXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-8144の専用ロッカーにて管理・収容されています。 実験の際は必ずB████博士又はS████博士と3名以上の研究員の同意が必要です。Dクラス職員以外を被験者とすることは認められていません。
現在、SCP-XXXX-JPを用いた実験は禁止されています。

説明: SCP-XXXX-JPは1969年に発売された『ラブテスター1』に酷似したオブジェクトです。通常のラブテスターとの違いとして、本来計器であるはずの部分が液晶画面に置き換えられています。 SCP-XXX-JPは本体から伸びた一対のコードの内、片方の先端を人間が持った状態で起動し、『測定』を行った場合に異常性を発現します。 通常のラブテスターと同様に両端を別の人間が持って起動・使用した場合は異常性を示しません。

コードの片端を持った状態で『測定』を開始した場合、開始した瞬間対象(以下、SCP-XXXX-JP-a)は意識を失います。 この状態からSCP-XXXX-JPを用いずに回復させる試みは現在のところ成功していません。 また、SCP-XXXX-JP-aが意識を失った数秒後、SCP-XXXX-JPの画面に『保存中の心:有』と表示されます。
この状態でSCP-XXXX-JP-aの手からをSCP-XXXX-JPを放した後、別の使用者(以下、SCP-XXXX-JP-b)が同じように片端だけを持って『測定』を行うと、約5秒間気絶したのち直に回復します。 回復後のSCP-XXXX-JP-bは使用以前の記憶は保持しますが、性格や性癖、思考など、一般に『心』に由来するとされるものがSCP-XXXX-JP-aと同一のものになります。
この状態でSCP-XXXX-JP-bが手を放し、さらに別の使用者又はSCP-XXXX-JP-aが片端を持った(持たせた)状態で『測定』すると、同じように気絶、回復し『心』に由来するものがSCP-XXXX-JP-bの元々のそれと同一になります。(気絶していたSCP-XXXX-JP-aの場合は気絶から回復します)

SCP-XXXX-JPを使用し、内部に『心』を保存した状態で15分以上放置するか、電源を切った場合、画面に『ソレデハ イタダキマス』と約5秒間表示され、その後SCP-XXXX-JP本体から咀嚼音が発せられます。 音の発生源は不明です。 咀嚼音が止むと同時にSCP-XXXX-JPを用いて気絶していた使用者は脳死状態になります。

SCP-XXXX-JPは20██年に財団エージェントが休暇中、私費でネットオークションから『限定生産品ラブテスター』として購入し、自宅に届いた際に付いていた、以下のような説明書から異常性が発覚し、収容されました。 オークションへの出品者は不明です。 

おめでとう!
これを手に入れられるなんて、君はとてもツイてるよ!
限定生産「博士のスーパー・ハートスワップ!™」を持っているのはほんのわずかな人たちだけ! 君はその中の一人だ!
使い方は簡単、ハートスワップしたい二人が片方ずつ順番に使うだけ!
たったこれだけで、相手の心を持てちゃうよ!
楽しもうね!

SCP-XXXX-JPが少数ながら量産・流通している可能性が否定できないことから、現在も調査が続けられていますが、これまでのところ他のSCP-XXXX-JPは見つかっていません。

実験記録XXXX-JP-1 - 日付20██/██/██
対象: D-1551・D-1682

実施方法: D-1551がSCP-XXXX-JPを使用後、持たせたままの状態でもう片端をD-1682が持ち、使用する。

結果: D-1682が約5秒気絶。 回復と同時にD-1551も気絶から回復。 両者の性格その他は入れ替わったが、記憶は保持したままだった。

分析:SCP-XXXX-JPを使って気絶している者なら、持ったまま使用しても問題ないようだ。 ―B████博士

実験記録XXXX-JP-2 - 日付20██/██/██
対象: D-1551・D-1682・D-1876

実施方法:実験記録XXXX-JP-1と同じ方法でD-1551・D-1682が気絶した後、回復する前にD-1876にD-1554の手からSCP-XXXX-JPのコードを取り上げさせる。

結果: D-1682が使用直後、突然画面に『イタダキマス』と表示され、咀嚼音が発せられる。D-1551及びD-1682は脳死状態になった。 実験は中止。
なお、D-1876はこの時、D-1551の手からコードを取り上げようとしたものの、異様に強く握られていて取り上げられなかったと証言。

分析:以降の許可なき実験は禁止する。 これ以上餌をくれてやる必要はない。 ―S████博士