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アイテム番号: SCP-xxx-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-xxx-JPはサイト8122の低危険度物品収容セルに収容されています。SCP-xxx-JPの情報は少なくとも10人の職員が把握してください。SCP-xxx-JPの情報は文章、映像、音声をあらゆる記録媒体を介さずに、直接口頭で伝達してください。伝達の際は1名以上の職員立ち合いの元に行い、情報の誤りがないよう留意してください。
SCP-xxx-JPを使用した実験は記録の困難さから推奨されません。

説明: SCP-xxx-JPはA4サイズの白い画用紙です。画用紙には何も描かれてはおらず、画用紙自体の組成物も検査の結果一般的な画用紙との差異は確認されていません。
SCP-xxx-JPはオブジェクトに関わる情報を文章、映像、音声を記録するあらゆる媒体を介すことで異常性を発揮します。オブジェクトに関わる文章は書き込まれると同時に即座に削除され、映像記録の場合は一切の映像が記録されず、音声記録の場合はオブジェクトに関わらない環境音などは記録されます。
記号や雑音の組み合わせを用いることでオブジェクトを表現し記録する試みは、組み合わせに意味を持った時点で異常性の対象になったため成功していません。
またSCP-xxx-JPに直接文字あるいは図絵が書き込まれた場合、書き始めてから10~60秒ほどで削除され1、以降書き込まれた内容に関する情報にも同様の異常性を発揮します。
SCP-xxx-JPの異常性は生物の記憶には発揮せず、直接口頭で会話することで情報を共有することができます。
この異常性のため、報告書を作成することはできず、情報を複数名の職員間で共有することで収容を維持します。

補遺: SCP-xxx-JPは20██年10月██日にインターネット上で突如絶賛と共に拡散された自画像と思われるイラストの出処を追跡した際、岐阜県██市に住む、以前よりAWCY?と接点があると疑われていた渡辺██氏の自宅で発見されました。
財団が到着した時点で自宅は荒らされており、渡辺██氏と思われる遺体2の額に以下の文章が書かれた紙が貼りつけられていました。

君のやり方はクールじゃないんだよね

発見の直後、インターネット上でのSCP-xxx-JPの情報はすべて削除されたため、インターネット上で拡散後、財団の到着までに他のAWCY?のメンバーが接触した可能性があります。