旅の終わり

tale 下書き

2000ねん 4がつ7にち

きょうからぼくは1ねんせい。
なので、にっきをつけていこうとおもう。
まだ、ともだちはできていないけど、ともだち100にんつくれたらいいな。

2007年 4月7日 

今日から僕は中学生だ。ちょっと嫌な事もあったけど小学生は楽しかった。お父さんが転勤だから僕が入学する中学校は別の県なので、友達とは別れちゃうけど、新しい友達をいっぱい作って楽しい学校生活送れたらいいな。というかこの日記を続けてもう6年目か。いっぱい書いたな〜

2010年 4月7日

懐かしい。ああ懐かしいなあ。病院のベッドの上で日記をみながらそう思った。少しくらい気分をリフレッシュして体調を良くしたかったが、体調はあまり良くならなかった。ふと、もうすぐ私は死ぬのだな、と思った。私の長い長い一人ぼっちの旅は終わるのだ。

そう思っていた時に何かを感じた。そうこれはあれだ。これは人の暖かさだ。
そう感じた時、私のベットの横に彼は現れた。私は彼が誰なのかわからない。しかし、彼は暖かかった。

彼はベットの横の椅子に座り、ポケットから煙草を出して、私に手渡してくれた。
彼は私の煙草に火をつけ、自分の煙草にも火をつけた。そこに会話は無かったが、私は何か包まれるような安心感を覚えた。

私の人生は実に空虚だった。いつもずっと一人で、誰も私に手を差し伸べてくれる事も無く、誰も私を愛してくれることは無い。私の事を必要としている人は誰一人いなかった。ずっとひとりぼっちで生きてきた。でも、私には一人でも生きていく力があった。ゆえに楽しい事も無いし悲しい事もないそんな人生を歩んでいた。

いや、それは嘘だ。ずっと悲しかった。誰にも必要とされていないと気付いた時、生きる意味がわからなかった。私の存在理由は何なんだ?と何度も自問自答した。返ってくる答えは全て「無い」だった。

でも、きっといつかは良い事が起きると信じて私は生きてきた。何度も幸せな自分をベッドの中で思い浮かべた。きっといつか幸せな人生が待っている。きっと自分の事を愛してくれる人がいる。きっと誰かが私を理解してくれる。きっと自分の存在を認めてくれる人がいると。きっと私を必要としてくれる人がいる。ずっとそう信じてきた。

彼は私の手を握った。ああ、これが人の暖かさなのだ。生まれて初めてこの感覚を味わった。心が安らいでいく。ポロポロと涙が溢れてきた。「ありがとう」と彼に何度も言った。私がいなくなって悲しむ人はいないし、私がいなくなってもありふれた日常がきっと続いていくのだろう。私がここまで生きてきた事を知っている人もほとんどいないだろう。でも、私の人生の歴史の最後の1ページに描かれた私はひとりぼっちではなかった。

意識が遠のく、私は幸せだ。

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DC-3.jpg

撮影されたSCP-XXX-JP

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの内部に一般人が侵入することを防ぐためカバーストーリー「工場建設」を適用しSCP-XXX-JP付近を高さ3mほどの塀で囲み、6人の警備員を配置してください。SCP-XXX-JP内部に侵入するのはどんな実験であろうと現在禁止となっています。発生したSCP-XXX-JP-1はその性質上収容することが不可能です。

説明: SCP-XXX-JPは19██年、日本上空で行方不明となり墜落した航空機DC-3の残骸です。行方不明になった██年後に機首部分のみとなった残骸が██県██村付近に突如出現したことを村人が発見、警察に通報したことにより警察内部の財団エージェントが財団日本支部に報告。財団が調査に乗り出しSCP-XXX-JPを発見しました。SCP-XXX-JP-1は見た目がDC-3に酷似しているため墜落した航空機と関連していると考えられています。

SCP-XXX-JPの異常性は内部に侵入したときに発生します。内部に侵入した人間(以下、「対象」)は消滅し、SCP-XXX-JP-1が対象と関係が深い地域の上空2000mから[データ消去]mに出現します。SCP-XXX-JP-1は出現地点から地面へ急降下し墜落します。対象はSCP-XXX-JP-1の内部のコックピットと思われる場所に出現しますがSCP-XXX-JP-1を操縦することはできません。SCP-XXX-JP-1内部では人間が発してると思われる音声が数秒の間隔で発生します。墜落するとダイナマイト██個分に相当する爆発を引き起こします。SCP-XXX-JP-1の残骸は一切残りませんが墜落地点にはボロボロになった対象の死体が散乱します。
最初の発見時、エージェント██████が何も知らずにSCP-XXX-JP内部に侵入してしまったためこの異常性が発覚しました。
SCP-XXX-JP又SCP-XXX-JP-1に対するあらゆる攻撃は全て無効です。

補遺: SCP-XXX-JPに侵入する実験が3回(実験記録を参照)行われましたが3回中2回財団の敷地付近にSCP-XXX-JP-1が墜落したため危険性が高いので実験は現在禁止となっています