(株)ツワブキ電工は財団のフロント企業です
評価: 0+x
06BF5D9E-17D8-4C72-96C3-EA5A022F6BEA.jpeg

カバーストーリー適用前のSCP-XXX-JP外観

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: カバーストーリー「改装工事」を適用しオブジェクト全体を遮蔽物で囲ってください。工事関係者を装った警備員を配置し、監視カメラなどで高校の敷地内外を監視します。万が一、一般人による高校の敷地内への侵入及び認識災害が発生した場合はクラスA記憶処理を施した後解放してください。Dクラス職員を用いた投入実験はSCP-XXX-JPの収容違反のリスクが高まる為、現在凍結されています。

トイレ、風呂など衛生設備は災害時の避難生活で使用する仮設式の物を設置し、水や生活排水はポンプで外部から処理します。SCP-XXX-JP-1群の生活必需品は必要最低限の物を用意し、食事は1日2回定時に供給します。要望はセキュリティクリアランス2以上の承認があった物資のみ供給します。必要な場合のみ医療班を派遣し高校敷地内の職員は必要最低限とします。

20██/12/13追記: 衛生設備は一般的な住宅に設置される洋式トイレ、シャワールームを設置し、水や生活排水はポンプで外部から処理します。SCP-XXX-JP-1群から要望のあった物は凶器になりえないと判断された物資のみ供給し、可能な限りストレスを与えないよう配慮してください。食事は1日3回定時に供給します。

高校敷地外の近隣の土地を買収し外部医療班として医師を最大2名常駐させます。急患が発生した場合、内部医療班と連携し治療してください。SCP-XXX-JP-1群に毎日検温する事を義務付け、内部担当医による月2回の健康診断を行い流行病の予防接種も行います。得られた情報は外部担当医が管理します。SCP-XXX-JP-1群の外部との通信は外部心理カウンセラーによる電話のみ可能であり、内容は全て記録されます。

死亡者が発生する危険がある場合、直ちに職員を敷地内及び予測される[編集済]の効果範囲から撤退させます。代わりにDクラス職員を必要な分配置して[編集済]の消失に努めてください。

説明: SCP-XXX-JPは現在廃校になっている██県立███高等学校1の体育館です。SCP-XXX-JP外部からの侵入は容易ですが内部からの脱出は不可視の障壁により不可能です。

SCP-XXX-JP内部にはSCP-XXX-JP-1群と呼称する実体が存在します。現在一般人、財団職員含め██人が確認されています。SCP-XXX-JP-1群の生物学的性質は人と同程度ですが現在█人が疾患を抱えています。2死亡すると[編集済]3が発生し敷地内の人物はSCP-XXX-JP内部に取り込まれます。SCP-XXX-JP-1群の身体にはコンピュータの部品と思われる名称が1箇所表記されています。4SCP-XXX-JPの発動時には表記された部品名と同じ働きをすると考えられています。なお起動時にはSCP-XXX-JP-1群は他者の呼び掛けに一切応じず直立不動の状態になります。以下はSCP-XXX-JP-1群の一部です。

番号 説明
-a 「マザーボード」と首に表記されている20代男性。異常性が発生してから最初に取り込まれたと考えられています。現在疾患を患っていません。
身元調査によりこの高校の社会教師であることが判明しました。
-b 「CPU」と腰に表記されている40代男性。
ストレスによる適応障害の症状が出ています。
身元調査によりこの高校の体育教師であることが判明しました。
-c 「メモリー」と腹部に表記されている10代男性。
慢性的に激しい頭痛を患っています。
身元調査によりこの高校の生徒であることが判明しました。
-d 「SSD」と右腕に表記されている10代女性。
鬱状態による自傷行為がみられます。
身元調査によりこの高校の生徒でありSCP-XXX-JP-1-eの交際相手であることが判明しました。
-e 「HDD」と左腕に表記されている10代男性。
熱中症による脳へのダメージで昏睡状態が続いています。
身元調査によりこの高校の生徒でありSCP-XXX-JP-1-dの交際相手であることが判明しました。

SCP-XXX-JPは入口付近に設置されているHDMI端子にディスプレイを接続して起動することで液晶ディスプレイに出力が可能です。コンピュータのような機能だと考えられており、その入力にはキーボードとマウスのみ使用できます。OSはWindows10であり、Office(Excel、Word、PowerPoint)とメール機能のみが初めからインストールされていました。SCP-XXX-JPの計算性能は実験により市販されている一般的なノートパソコンと比較して著しく低水準であると確認されています。

SCP-XXX-JP-2はSCP-XXX-JP内部に不定期で出現するA4サイズの白紙であり(全██枚)耐久性は一般的な紙と変わりません。それぞれに数十文字ずつ未解読文字5が記述されています。以下はSCP-XXX-JP-2の一例であり、オブジェクトの製作者からのメッセージだと考えられていますが真偽は不明です。

[未知の文字█████の羅列が続く]

部品の交換も考えよう、解くことが出来れば[破られていて判読不能]

SCP-XXX-JP-2の解答はメール機能を用いて唯一登録されているアドレスに送信します。送信先の特定には至っていません。

補遺1: 以下はSCP-XXX-JPの実験記録です。

実験記録1 - 日付20██/05/21
対象: SCP-XXX-JP

実施方法: SCP-XXX-JP内部に遠隔ロボット、ニホンザルを投入する。

結果: 異常性は発生せず無事脱出した。

考察: 人間のみが対象のようだ。―富永博士

実験記録2 - 日付20██/5/30
対象: SCP-XXX-JP

実施方法: SCP-XXX-JPと液晶ディスプレイをケーブルで接続する。

結果: 問題なく画面が映し出された。内部温度は1℃上昇。

考察: やはり起動が遅い。そして内部の気温が上昇しているのが気になる。―富永博士

実験記録3 - 日付20██/6/25
対象: SCP-XXX-JP

実施方法: Excelを用いてそれぞれ100問の四則演算をしてタイムを計る。

結果: 足し算55秒、引き算56秒、掛け算52秒、割り算68秒。内部温度は3℃上昇。

考察: コンピュータとしては著しく遅い。人間としてなら平凡だが。―富永博士

実験記録4 - 日付20██/6/29
対象: SCP-XXX-JP

実施方法: 過去に大学で数理系を専攻し卒業したDクラス職員20名(D-5020〜D-5039)をSCP-XXX-JP内部に投入し実験記録3と同じ実験をする。問題は変更する。

結果: 足し算54秒、引き算56秒、掛け算47秒、割り算67秒。内部温度は4℃上昇。

考察: 人数を増やせば性能は上がるようだ。しかし内部温度も上昇する。―富永博士

実験記録5 - 日付20██/7/14
対象: SCP-XXX-JP

実施方法: Wordを用いてSCP-XXX-JP-1群とコミュニケーションを図る。

結果: 「応答してください」と打ったところ「助けて」「ここから出して」「家に帰りたい」「殺してくれ」「暑い」といった文章が大量に出現。内部温度は9℃上昇。

考察: 出力結果にもある程度SCP-XXX-JP-1群の意思が入るようだ。しかしこれ以上の負荷は耐えきれないだろう。―富永博士

実験記録6 - 日付20██/8/15
対象: SCP-XXX-JP-1-ab(元D-5020)

実施方法: 機動部隊の狙撃により終了させる。

結果: [N/A]当時敷地内にいた職員3名全員が内部に取り込まれた。

考察: おそらく内部温度の上昇による衰弱死や自殺も当てはまるだろう。―富永博士

補遺2 - 日付20/██/9/1 事故記録04: SCP-XXX-JP-1-d、SCP-XXX-JP-1-eら高校の生徒7名が鋭利に研がれた爪ヤスリで手首を切り、集団自殺を図りました。これにより高校の敷地外に半径約140mにわたって[編集済]が発生し、職員3名、付近に住む一般人7名、要請したDクラス職員4名がSCP-XXX-JP内部に取り込まれました。


SCP-XXX-JP-2への財団による献身的な心身のケアにも関わらず、SCP-XXX-JP-1による自殺は収容から2年経った現在までに4件発生し28人が死亡しています。医療班も全力を上げて治療に当たっていますが室内温度による熱中症で毎年1~2人が死亡しているのも事実です。試算ではあと██人が死亡することでSCP-XXX-JPにSCP-XXX-JP-1が収容しきれなくなるとされています。収容不可状態に備え全SCP-XXX-JP-1の凍結保存及びオブジェクトクラスKeterへの変更が検討されています。
また未解読文字の解読も進み、担当財団職員の健闘により██████の一部解読に成功しましたが現在までにSCP-XXX-JPに変化はありません。引き続き献身的な心身のケアと解読作業に尽力します。