スナバコ ーヒー

アイテム番号: SCP-415-JP

オブジェクトクラス: safe

特別収容プロトコル: SCP-415-JPはサイト-81██内の収容室にテーブル、椅子、筆記用具と一緒に収容しいつでも記入ができるようにして下さい。収容室内には監視カメラを設置し、異常が見られれば直ぐに対応できるようにして下さい。Dクラス職員は常に1時間ずつの交代制でSCP-415-JPの記載通りに問題を解いて下さい。また、これを終えたDクラス職員には、「貴方は良い子だ」ということを伝えてください。

説明: SCP-415-JPは出版、及び販売元が不明の約246ページの学習用書籍です。タイトルは「よいこの感じドリル」となっています。内容は小学校で習う漢字を学習するものになっており、全ての問題に特異性が見られています。以下はSCP-415-JPの内容の一部です。対ミーム予防措置を行った上での閲覧を推奨します。

この様な内容である為、SCP-415-JPを使用して学習すると日常生活に経度の支障をもたらす可能性があります。そしてこの他に、SCP-415-JPの内容通りに問題を解き続けないと発熱を起こし周囲、または本人に影響を及ぼすことも実験により判明しています。(実験記録002~004を参照)また、収容直後の内容確認によりSCP-415-JPの内容を読むと、SCP-415-JPを使用して勉強しなければならないという自己強迫に近い感情を抱くようになり、(この影響を受けた人物をSCP-415-JP-1とします。)SCP-415-JP-1は同時に「自分は良い子なのか」という事への強い疑心を抱くことも判明しています。SCP-415-JP-1の異常性は、SCP-415-JP-1を「良い子」だと認める事で無くなります。以下は上記以外での特異性を調べる為にSCP-415-JPを使用して行った実験の内容です。

実験の結果から、常に内容通りに問題を解かなければ職員の心身やサイト内の設備に危険が及ぶ為、職員は必ず特別収容プロトコルに従い管理するようにして下さい。

補遺: SCP-415-JP収容当時、中身を確認したところ1枚の手紙が入っていました。

メモの末尾には少女のものと見られる名前が書いており、名前から詳細を調べていくとこの少女は小学校低学年の頃、母親からの虐待により死亡していたことが判明しました。遺体には複数のアイロンの跡や煙草の跡等、火傷を主とした虐待の痕跡があったという記録が残っています。この事件により少女の母親は逮捕されており、懲役█年を経て釈放された後も再び虐待により逮捕され、現在服役中です。


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