有感症
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-8123の第Ⅳ類細菌収容カプセルに収容されています。SCP-XXX-JPを用いた実験には、セキュリティクリアランスレベル2以上の研究員の監督が必要です。 19██年、世界規模でのSCP-XXX-JPワクチン散布指令が発令、直ちに実行されました。カバーストーリー「敵国戦闘機による偵察」を流布し、この任務は民間に秘匿されています。現在確認が取れただけでも、世界人口の99.9998%に相当する██億人がSCP-XXX-JPへ対する免疫を有しています。事案-XXX-JP-1以降、O5評議会によりSCP-XXX-JPはNeutralizedへ再指定されました。依然としてSCP-XXX-JPは大気中に広く分布している為、SCP-XXX-JP個体が突然変異した場合に備え、定期的に大気中のSCP-XXX-JP個体の解析を行ってください。
説明: SCP-XXX-JPは、ヒト科を宿主とする感染型の細菌です。SCP-XXX-JPに感染した人間(以下SCP-XXX-JP-1と呼称)は、感染以前と比べ感情の表現が激しくなります。現れる症状は、個体によってばらつきが見られます1。特にSCP-XXX-JP-1が思春期であった場合、より強い症状が現れる傾向にあります。SCP-XXX-JPの感染力は非常に高く、未知の方法により大気中で爆発的に増殖し、風に乗って拡散します。
SCP-XXX-JPは、19██年に██島で初めて確認されました。SCP-XXX-JP-1及び██島は即座に隔離され、その際にSCP-XXX-JPは財団に回収、収容されました。
事案-XXX-JP-1: 19██年██月██日、サイト-8123へのテロリスト集団の襲撃により収容カプセルが損傷、SCP-XXX-JPが外部に流出しました。感染の拡大を防ぐ為に世界規模でワクチンを散布する計画が承認され、数日間を要して実行されました。現在は全ての人類がSCP-XXX-JPへの免疫を有していると推定されます。これにより、SCP-XXX-JPは実質的無力化指定されました。
セキュリティクリアランスレベルを確認中…
…アクセスが承認されました。
アイテム番号: SCP-XXX-JP-EX
オブジェクトクラス: Explained
特別収容プロトコル: 現在、SCP-XXX-JP-EXは収容されていません。また、SCP-XXX-JP-EXの再収容は不可能です。当報告書を含めたSCP-XXX-JP-EXに関する情報は、セキュリティクリアランス4/XXX-JPを持つ職員以外には秘匿されます。SCP-XXX-JP-EXの部分的無力化案として、SCP-XXX-JP-EX腫瘍切除手術が提案されています。試験的に、各国の大型医療施設にて腫瘍切除手術の実験が開始されます。 19██年、この一連の任務の撤廃案が財団倫理委員会により批准されました。以降、SCP-XXX-JP-EXの無力化に関する議論は禁止されています。
説明:
SCP-XXX-JP-EXは、蒐集院の管理下から引き継がれたオブジェクトです。蒐集院が財団に吸収された時点で、SCP-XXX-JP-EXはExplainedに指定されていました。その為、以下の情報は蒐集院の記録を元に再構成したものになります。
SCP-XXX-JP-EXは、ヒト科を含む動物類を宿主とする感染型の細菌です。SCP-XXX-JP-EXに感染した動物(以下SCP-XXX-JP-EX-1と呼称)は、"感情"を取得します。なお当報告書における"感情"とは、喜怒哀楽などといった自己防衛本能から引き起こされる本能的感情ではなく、一般に道徳や倫理と呼ばれる理性的感情の事を指します。SCP-XXX-JP-EX-1は、今後あらゆる選択において本能よりも"感情"を優先して行動するようになります。SCP-XXX-JP-EXの症状は、宿主が高い知能を持つ生物である程顕著に現れます。またSCP-XXX-JP-EXは遺伝性を有している為、SCP-XXX-JP-EX-1の子供は先天的にSCP-XXX-JP-EXに感染します。
SCP-XXX-JP-EXは、SCP-XXX-JP-EX-1が一定以上の知能を持つ生物であった場合2、脳の前部分に腫瘍を生じさせます。この腫瘍は他の脳葉と酷似した構造をしていますが、未知の物質により構成されています。この物質を解析、再現する試みは未だ成功していません。感染以前のSCP-XXX-JP-EX-1には"感情"を処理する器官が存在しない為、この腫瘍が"感情"の処理を代替しているものと推測されます。この腫瘍の存在は、カバーストーリー「前頭葉」の流布により秘匿されています。
SCP-XXX-JP-EXによる症状は、SCP-XXX-JP-EX-1の腫瘍部分を切除する事で軽減する事が可能です。SCP-XXX-JP-EXに感染したチンパンジーを用いた動物実験において、研究チームより一定の成果が報告されています。カバーストーリー「ロボトミー3」の下、SCP-XXX-JP-EX腫瘍切除手術を中心とした精神外科術を、各国の大型医療施設で試験的に導入します。 現在、SCP-XXX-JP-EX腫瘍の切除手術は禁止されています。
我々はオブジェクトを確保・収容・保護する為の組織であるが、また同時に人類を守る為の組織でもある。そして"感情"は、人類に欠けてはならない要素である。腫瘍を切除する事でSCP-XXX-JP-EXの影響から脱せたとしても、それはもはや、人類であるという事を捨てるという選択と同義と言えよう。我々は、このSCiPと共存関係を続けていかなければならない。切除するなどもってのほかだ。今後、SCP-XXX-JP-EXの無力化に関する議論は一切禁止とする。 - O5
現在、地球上の全ての人類、動物類はSCP-XXX-JP-EX-1に指定されています。
補遺: 以下は、蒐集院が記録していたSCP-XXX-JP-EXに関する資料の一部です。一部の文章は、現代の語句に合わせて改変されています。SCP-XXX-JP-EXに関する提言
今ではもうほとんど記録も残っていないが、遠い昔、日本には我々の前身ともいえる組織が存在していた。当時は何と呼ばれていた組織なのかはわからない。ただ我々は「無名の箱」とだけ呼んでいる。
ある時、無名の箱はとある感染症を発見した。本能を嫌い、"感情"などという不確かなものに従って行動するようになるという、とても奇妙な感染症の事だ。これを読んでいる諸君らには、もうわかりきっている事だと信じているが…情報というものは時の移ろいと共に薄れていくものだ。よって今一度、人類史に残る"巨大な空白"について、ここに書き記そうと思う。
"感情"…いや、理性と言った方が通じるかもしれない。それが野生として、どれほど邪魔なものなのか考えた事はあるかね。純然たる生物として、どれほど本能を阻害するものなのか考えた事は?…倫理観。道徳的。我々がいうところの「人間らしさ」。そういうものは、種の存続にとっては不必要どころか余計なものでしかないのである。今でこそ、我々はその"感情"の存在と意義を、何にも代えられない素晴らしいものだと理解している。しかしそれは、あの病に侵され、もはや狂ってしまっているからに過ぎないのだ。狂人は、自らを狂人だとは思わないように。
無名の箱は、その数日後になってようやくSCP-XXX-JP-EXウイルスの存在を発見した。しかしその頃には、既に世界人口の3割以上がSCP-XXX-JP-EXに感染してしまっていた。それまではただ種の存続の為だけに行動してきたヒトが、急に"感情"を持ち、行動し始めたんだ。世界中のあらゆる家庭、村、街、国で、大きな混乱が生じた事は疑う余地もない。無名の箱は、始めのうちこそ対処法を求め研究を進めていた筈だ。しかし、いつしか無名の箱のメンバーも病に侵され始め、彼らは、このままでは全てのヒトに感染するのは時間の問題だと悟った。そして…とある緊急プロトコルを実行に移したのだ。
そのプロトコルの内容は、それまでにヒトが数千年に渡り築き上げてきた文化や技術、製造物、記録、そして個人の記憶に至るまでを全て抹消し、その年を新西暦1年に位置付け、新しい世界を作るというものだった。つまり、「我々は元から"感情"を持っていた生物だった」としてやり直せば良いと考えたんだ。
考えてもみて欲しい。それまで人類が歩んできた歴史を全てなかった事にし、自らを含めた全員の記憶を消し去り、次の世代へ未来を託す。その決断がどれほど過酷で厳しいものであったかは、想像に難くないだろう。
人類は自らを破壊する程の技術力を、西暦元年…もとい旧西暦終年の時点で会得していた…この事実は、我々に衝撃を与えると共に、崩された礎がどれほど大きなものであったのかを痛感させる。その超常的な技術でもって、数多くの怪異を収容し、ヒトを守っていたのであろう。実際、我々が収容するオブジェクトの幾つかは、無名の箱から継承されたものである。その超常的技術と共に、彼らは消え去った。幾つかのオブジェクトの管理方法と施設、そして…この罪深き"感染症"の記録を残して。
かつての"我々"の犠牲により、人類は"感情"を得た。"感情"とは、今の我々人類を人類足らしめる最も重要な要素である。それが異常存在によって植え付けられたものであるなどとは、決して一般人に知られてはならない。発足して間もない当時の我々が、欧州政府へカバーストーリー「創世記-禁断の果実4」の流布を要請したのはこの為だ。現実じじつを隠すには、神話じじつをでっち上げた方が手っ取り早くて確実だ。…まぁ、あのカバーストーリーは概ね事実を射ていたようだがな。無名の箱は対処に遅れ、結果としてSCP-XXX-JP-EXは世界中に広まってしまった。その罪の代償として、人類はSCP-XXX-JP-EXと共存していかなければならないという…皮肉なものだ。その背負わされた罪とやらも、今では誰もが口を揃えて最も大切なものだと言うのだから。
SCP-XXX-JP-EXは、かつての我々が敗北し、そして今の我々が始まった証である。せめて1人だけでもいい。この事実は、後世まで語り継いでくれ。
補遺2: 19██年の世界的な大戦や大気汚染、気温の上昇等の要因により、それまで世界中に分布していたSCP-XXX-JP-EXの個体数が急激に減少しています。現在の減少速度から、SCP-XXX-JP-EXは2020年内に完全に消滅すると推測されています。また、大気中に存在するSCP-XXX-JP-EXが何を養分として生存しているかは未だ解明されておらず、閉鎖空間に入れておくと数時間で死滅する事が判明しています。加えてSCP-XXX-JP-EX腫瘍を構成する物質が不明である為、ブライト/ザーションヒト科複製機によってSCP-XXX-JP-EX-1を再現する試みは失敗しています。これらの要因により、SCP-2000に搭載予定のSCP-XXX-JP-EX疑似散布システムの開発目処は立っていません。
trackissの砂箱
新人職員trackiss(とらきす)の砂箱です。
SCPアイデア置き場
アイデア置き場というか下書き置き場のようなもの。
未完成で文章が欠落している部分も多いです。
まだ書きかけ。
というかまだザックリとした流れしか考えていません。
追記: 当報告書は「SCP-XXX-JP 有感症」へ継承されました。
理性とか人間的な感情って、「生物」としてはこの上なく邪魔なものなんじゃないか、と思って書き始めました。
端的に言ってしまえば、本能を阻害するものですからね。
そこから、「もともと人類に感情なんてなくて、今の我々は「理性を持ってしまう」という病気系SCPに曝露した結果なんだよ」っていう発想になって。
んで、前頭葉そのものが実は病気を患った事でできた脳内腫瘍だったんだねっていうオチ。
「今の我々は、収容違反の結果である」
っていう発想は、SCP-8900-EXとちょっと被ってるよな~って思うけど大丈夫かしら。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、標準的な人型収容セルに収容されます。特異性を発現させない為に、SCP-XXX-JPには遮光率75%以上の財団指定ゴーグルを常に装着させておいてください。時折SCP-XXX-JPは娯楽として書籍を要求する事がありますが、供給物品認可プロトコル-XXX-JPをクリアした書籍以外は与えないようにしてください。以下は、これまでにSCP-XXX-JPが要求した書籍の一例です。
- 人体図鑑 (却下)
- 英和辞書 (承認)
- 脳科学の解説書 (却下)
- 可能な限り古い時代に執筆された小説 (却下)
- 日本語の慣用句辞典 (一部箇所を隠匿した上で承認)
- 自己啓発本 (却下)
- 自動車の技術書 (承認)
- 家庭料理のレシピブック (承認)
SCP-XXX-JPとの接触は、クリアランスレベル4以上の職員に許可を得た英語を話す事ができる職員のみに限定されます。
説明: SCP-XXX-JPは、10歳前後の少年に見える人型実体です。SCP-XXX-JPは、前頭葉を中心とした脳の一部が萎縮しており、代わりに側頭葉と頭頂葉が大きく発達しています。この影響からかSCP-XXX-JPは理性や人間的な感情といった概念に乏しく、また平均的な成年男性よりも発話能力や運動能力が低い傾向にあります。その一方で人型SCP知能テストの結果、非常に優れた記憶力と学習能力を持っている事が判明しています。SCP-XXX-JPとは英語での会話を通じて意思疎通を行う事が可能です。SCP-XXX-JPに英和辞書を与えた2日後には、日本語での筆記と簡単な会話が可能なまでに日本語を学習していました。これらの脳の構造の違いを除き、人類との生物学的な矛盾は見られません。
SCP-XXX-JPの特異性は、人間がSCP-XXX-JPの目を視認した時に発現します。SCP-XXX-JPの目を視認した被験者(以下SCP-XXX-JP-1とする)は、未知の手段によって即座に前頭葉の一部を喪失したのち、気を失います。失われた前頭葉がどこへ行ったのかは判明していません。SCP-XXX-JP-1は数時間後に覚醒しますが、その多くは倫理的な判断や社会的な振る舞いを完全に喪失しており、本能に従って行動を選択するようになります。また人類に限らず、チンパンジーなどの脳が比較的発達している動物にも同様の特異性が発現する事が確認されています。
[ここに発見された経緯]
対象: SCP-XXX-JP
インタビュアー: ██次席研究員
付記: インタビュー内容は日本語に翻訳されています。
<録音開始>
██次席研究員: それでは、SCP-XXX-JPのインタビューを開始します。
SCP-XXX-JP: SCP-XXX-JP…それがここでの私の呼び方なんですね。
██次席研究員: …まず、どうやって前頭葉を消し去っているのかを教えてください。その前頭葉はどこへ行くのでしょうか?
SCP-XXX-JP: わかりません。私はただ、与えられた力に身を委ねているにすぎません。そんな事は瑣末な問題です。
██次席研究員: そうですか。それでは、SCP-XXX-JP、あなたはなぜ人間の理性…前頭葉を奪い取るのか、教えてもらえますか?
SCP-XXX-JP: 治療の為です。
██次席研究員: …治療、と言うと?
SCP-XXX-JP: 私は、あなた方の"病気"を治療する為にこの世界へ送られました。その使命を全うすべく、多くの患者に"手術"を施してきたのです。
██次席研究員: 理性や感情が、病気だと言うのですか?
SCP-XXX-JP: 当然です。私にも理性は備わっていますが、それはあくまで生存する為の必要最低限な"自制"です。本能というのは、自然の摂理です。あなた方のように理性やなんかで抑え込むようなものでは断じてありません。そういった行為は、生命への冒涜…禁忌であると言うのが、私達の共通認識です。
██次席研究員: なるほど、言いたい事は理解し…待ってください、「私達」と、そう言いましたか?それにこれは使命だと。SCP-XXX-JP、あなたには仲間がいるのですか?
SCP-XXX-JP: はい。私と同じ使命を持つ治療部隊の仲間が数人います。きっと、私を助けに来てくれる事でしょう。それに…仲間と言うと少し違うのかもしれませんが、そうですね、私は人間という種族の一員とも言えます。そして、人間はあなた方の父でもある。もっとも、既にあなた方は、とても人間とは呼べないような有様ですが…
██次席研究員: …それは、どういう意味…いえ、ご協力ありがとうございます。これでインタビューを終了します。
<録音終了>
[ここに研究者の一言]
このインタビューログを含め、インタビューは累計で4回実施されましたが、これといって有用な情報は得られませんでした。また4回目のインタビュー以降、SCP-XXX-JPは一貫してインタビューを拒否し続けています。
補遺: 20██年██月██日、SCP-XXX-JPは突如としてインタビューの実施を希望しました。
対象: SCP-XXX-JP
インタビュアー: ██研究員
付記: SCP-XXX-JPが日本語を習得した為、インタビュー内容は原文のままとなっています。
<録音開始>
██研究員: それでは、SCP-XXX-JPのインタビューを開始します。SCP-XXX-JP、あなたはこれまでインタビューを拒否し続けていたにもかかわらず、突如としてインタビューの実施を希望しました。それは何故ですか?
SCP-XXX-JP: 希望が途絶えたからです。これだけ経っても仲間からの救援が来ないという事は、きっとそういう事なのでしょう。それよりも、私からあなた方に問いたい。あなた方は、私へ対して一向に危害を加えようとしませんね。それはどうしてですか?
██研究員: 我々の目的は、SCP-XXX-JP、あなたのような異常存在を、確保し、収容し、保護する事です。破壊は、我々の望みではありません。
SCP-XXX-JP: わかりませんね。破壊する事で更なる損害が生じる可能性を危惧しているのかもしれませんが、例えば私のような、明らかにそうはならないであろう輩だって、少なくはないでしょうに…それよりも、今、私の事を異常存在と、そう呼びましたね?
██研究員: はい、確かにそう呼びましたが。
SCP-XXX-JP: 今回私が話したいのは、その件についてです。あなた方は、私を異常と呼びます。相対的に言えば、あなた方は正常という事になりますね。しかし、それは本当に正しいのでしょうか?
██研究員: どういう意味でしょうか。
SCP-XXX-JP: そうですね。これは、直接見てもらった方が良いでしょう。紙と、何か書くものを貰えませんか。
[A4の普通紙とボールペンを与えると、何かを黙々と書き続けている]
SCP-XXX-JP: これを読んでみてください。
[██研究員は、渡された紙を読んでいる]
██研究員: …っ…なんなんですか、これは。いったい…
SCP-XXX-JP: それが、私達の終わりの全貌です。平凡で、なんら異常のない"人類"の、終焉の記録です。
<録音終了>
異常- 039b
収容状況- Init Incident
対処方法- 039bは、ダイヤモンド-タングステン堅性容器に収納された状態で、特別物質保管区画039bの指定ボックス内に保管される。感染を防ぐ為、耐侵食性の全身スーツを着用して取り扱う事。 既にこの異常は解き放たれてしまった。早急に感染者を別空間へ隔離し、未感染の民間人にはワクチン039bを摂取させ被害の拡大を抑える事に尽力せよ。
概要- 039bは、起源不明の伝染病である。感染経路は血液のみで、感染力は比較的低い。 事案039b(1)以降、039bの感染力は飛躍的に上昇しており、空気を媒介に爆発的な速度で感染する事が確認されている。
[つづく]
※現在、日本支部の下書きフォーラムにて当報告書の批評をお願いしています。もし宜しければ、そちらの方へアドバイス頂けると泣いて喜びます。
正式な読み方は「蝶の夢見る宇宙そら模様」です。
タイトル通り、元ネタは胡蝶の夢です。
胡蝶のPCってタイトルもアリかと思ったのですが、流石にわかりやすすぎるというか、タイトルでオチが読めてしまうのでボツに。
勘のいい人ならすぐにわかりそうな気もしますけど^^;
とりあえず、このSCPのコンセプトをば。
アリは人間に踏まれた時、その事を理解できない。
…あまりに小さな存在は、あまりに大きな存在を認識できない、というアレですね。
例えば、ついさっきまでアリAの隣で歩いていたアリBが、人間に踏まれ死んだとしましょう。
この時、アリAは「アリBが死んだ理由」を何と考えるでしょうか。
アリAからすれば、「アリBは突如空から降り注いできた巨大な壁により押しつぶされた」…と見えるでしょう。
どうしてそんな事になったかわからない、何かイレギュラーが起きたんだ。
そうだ、アリBは普段から怠ける事も多かったじゃないか、きっとバチが当たったんだよ…
アリからしてみれば、その程度の認識なのです。
…そもそも、アリは仲間の死を認識できないとも言いますけどね。
漠然と、本能に従って行動を選択するのみですので、仲間が死んだ!なんて事は微塵も考えていないそうですよ。
フランツ・カフカの「変身」を読んでみると、この気持ち悪さがものすごくよくわかると思います。
生まれ変わっても、昆虫にだけはなりたくないものですね。
…それはさておき、このSCPのコンセプトはいわば「絶対的恐怖」になります。
ある意味では、クトゥルフ神話に代表されるコズミック・ホラーに近いモノがあるかもしれません。
「あまりに大きすぎて、手が届かないどころか存在すらも確認できない。しかも宇宙一つの生殺与奪権を握られている…そんな完全弱者の立場に我々はあるのかもしれない」
つまり、この報告書のオチは「私達人類は、もしかしたら"アリ"なのかもよ」って事になりますね。
…んで、そのコンセプトがいまいち出し切れていない記事になってしまっている気がするので、その辺をうまく書き直したいです。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-8123の低危険度物品保管庫に保管されます。SCP-XXX-JPを用いた実験は、クリアランスレベル2以上の職員のみに許可されます。 現在、SCP-XXX-JPを用いた実験は凍結されています。
説明: SCP-XXX-JPは、██社製のパーソナルコンピュータです。██社が20██年に発売した家庭向けモデルと同じ外見をしており、パーソナルコンピュータ本体と液晶方式のディスプレイ、マウス、キーボードの4つの機器により構成されています。SCP-XXX-JPの物理的な耐久性は通常のパーソナルコンピュータと変わりませんが、一方で経年劣化の傾向は示していません。
SCP-XXX-JPの特異性は、ルートドライブに配置されている"U-Sim_v1_08.exe"という出自不明のアプリケーション(以下SCP-XXX-JP-1と呼称)を起動した際に発現します。SCP-XXX-JP-1を起動すると、SCP-XXX-JPの処理性能が飛躍的に向上します。SCP-XXX-JP-1を起動している間は、他のアプリケーションを起動する事はできません。SCP-XXX-JP-1を終了すると、処理性能は元へ戻ります。
SCP-XXX-JP-1は、宇宙空間を再現し、非常に高精細な3DCG映像として描画するアプリケーションです。SCP-XXX-JP-1で再現されている宇宙の中は、マウスやキーボードを用いて自由に見て回る事ができ、任意の速度で時間を経過させる事も可能です。表示される宇宙の大きさに制限がない、太陽系の存在が確認されていないなどの理由から実際の宇宙を模したものではないと推測されており、また観測される全ての天体や現象は、現行の天文学の域を出ないものに限られています。SCP-XXX-JP-1を終了すると、次回起動時の宇宙は別のものに再構築されます。SCP-XXX-JP-1のバイナリデータは全て0で埋め尽くされており、SCP-XXX-JP-1へ対するあらゆる技術的な解析の試みは失敗しています。検証の結果、SCP-XXX-JPは宇宙空間を原子レベルまで精密に再現している事が判明しており、これには非常に高い処理性能が要求されるものであると推測されています。
補遺: 20██年██月██日、SCP-XXX-JP-1で再現されている宇宙(以下SCP-XXX-JP-eと呼称)の中から、生命体が生息する星が発見されました。中には高度な知能を持つと考えられる種族も発見されています。SCP-XXX-JP-eのシミュレーションを維持し、経過を観察して下さい。以下は発見された生命体のリストの一部です。
生命体番号 | 分類 | 説明 |
---|---|---|
SCP-XXX-JP-e-1 | 植物 | ガラス玉のような実をつける草状の植物。広範囲に渡り繁生している。 |
SCP-XXX-JP-e-2 | 動物 | 非常に長い脚を放射線状に持つ球状の動物。 |
SCP-XXX-JP-e-3 | 動物 | 触手を持つイカのような動物。高い知性を持つ。詳細は観察記録-XXX-JP-e-3を参照。 |
SCP-XXX-JP-e-4 | 植物 | 袋状の植物。口を広げたまま風に乗り、小型の動物を捕食する。 |
SCP-XXX-JP-e-5 | 不明 | 星を形作っている岩のような生命体。動く事はないが、わずかに代謝活動が見られる。 |
付記: 観察実験中の時間倍率指定は35000倍です。これは、15分でおよそ1年が経過する速度に相当します。
記録-XXX-JP-e-3-い
経過時間: SCP-XXX-JP-eの形成から20億年後
説明: 小規模な集団で生活しており、既に社会構造が形成されつつあります。主に狩猟によって食物を確保していますが、簡易的ながら栽培・畜産技術が発展しています。
分析: なるほど、これは面白い。まさに仮想のジオラマといった所だな。 —██博士
記録-XXX-JP-e-3-ろ
経過時間: 前回の観察実験から200万年後
説明: それぞれの集団は大規模化していき、簡易的な建築物が築かれ始めます。言語が体系化され、芸術作品のようなものが作られています。
分析: まるで人間の歴史を辿っているかのように見える。今後どのように発展していくのか、実に興味深い。
記録-XXX-JP-e-3-は
経過時間: 前回の観察実験から1万年後
説明: 有力な集団どうしの争いが顕著に見られるようになり、集団間に於いても上下関係が発生しています。
分析: どんな生物でも、知性を持つと戦争に発展するのだな。まるで…それぞれが意思を持ち、生きているかのようだ。本当に…
記録-XXX-JP-e-3-に
経過時間: 前回の観察実験から2000年後
説明: 一部の集団により技術革命が成され、長期的な戦争期へ移ります。多くの個体が死亡し、XXXJPe-3の総数は大きく減少しました。
分析: …私は、見誤っていたかもしれない。この宇宙を、まるで繊細なジオラマか何かのように錯覚していた。解析班によれば、このSCiPは宇宙を原子レベルまで再現しているという事らしい。つまり、この生物達はまさに「生きて」いるのだろう。自らの住む宇宙が、まさか仮想世界とは露ほども思わずに…
記録-XXX-JP-e-3-ほ
経過時間: 前回の観察実験から200年後
説明: 戦争期は終わり、それぞれの集団が協力関係を築いているように見えます。技術の大幅な発展によりSCP-XXX-JP-eの資源減少は加速していますが、概ね平和的な状況が続いています。
分析: [削除済み]
それが例えSCiPであるとしても、宇宙を再現できる仮想環境が、現実に存在してしまっている。我々はこの事実をどう捉え、何を解明していく必要があるのか。その圧倒的な処理能力?発見された生命体の動向?…いや違う。そんな瑣末な事は問題ではない。こうして今、私はSCP-XXX-JPの中の宇宙を観察する事ができる。それが必ずしも正確なものであるとは言いきれないが、このオブジェクトを活用すれば、今まで知りえなかった新事実の発見や、貴重な資料の入手に寄与する事だろう。研究者としてはこの上なく幸運な現実を突きつけられて、しかし私は人生を悲観せざるを得ないのだ。我々は今SCP-XXX-JPを収容し、そしてその中の宇宙を見ている。…果たして本当にそうだろうか?私は一抹の不安を拭いきれない。
我々のいるこの世界が、まさしくSCP-XXX-JPのような仮想空間の中ではないなどと、いったい誰が証明できるというのだろう?
少なくとも私には、それをやってのけるだけの力はない。自分が自分でないなんてどうやって証明できようか。それは仮初めの自分なのだと、自分を自分で否定するなんて誰ができようか。これ迄にも同様の学説は存在していたが、そんな高性能なコンピュータが存在する筈がないと言って、誰もが信じなかった。馬鹿馬鹿しいホラ話だと、私もそう思っていた。…全く、目を疑うよ。
もし私がSCP-XXX-JPの電源を切れば。この哀れな生物達…SCP-XXX-JP-e-3が、数百年、数千年とかけて築いてきたであろう英知はいとも容易く崩れ去り、彼らはその事を理解する事もなく電子の海に沈んでゆくのである。
我々の住むこの世界が、美しくも儚い悪夢でない事を祈ろう。
補遺2: 20██年██月██日、送電機器のトラブルによりSCP-XXX-JPの電源が意図せずして切断され、この際にSCP-XXX-JP-eは消滅しました。一連の実験は中断されます。事案発生後、██博士はうつ病の傾向を示した為、クラスA記臆処理を施し別のサイトへ転属されました。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: [まだ]
説明: SCP-XXX-JPは、標準的な形状をした灰色の事務机と椅子です。物理的な耐性は一般的な事務机や椅子と変わりませんが、錆などの経年劣化の傾向は一切示していません。
SCP-XXX-JPの特異性は、SCP-XXX-JPを使用している被験者(以下SCP-XXX-JP-1と呼称)が"考え事"をした時に発現します。この場合、SCP-XXX-JPの机部分を前にして被験者が椅子部分に座る事で、SCP-XXX-JPを使用しているものと見做されます。また"考え事"は筋道だったものであり、かつ被験者が当事者となる話でなければ特異性は発現しません。特異性が発現すると、その"考え事"がどれだけ容易に実現できるものであっても、実現する事が不可能になります。実現不可能となるその原理は解明されておらず、理由は不明ですが、"考え事"を実行しようとすると何らかの行程で必ず失敗します。この時、アクシデント等によって阻害される訳ではない事に注意してください。この特異性は被験者以外は認知する事が出来ず、この事からSCP-XXX-JPは限定的な現実改変能力を有していると考えられています。
[ここに実験記録]
補遺: 20██年██月██日のSCP-XXX-JP検証実験中に発生した事案-XXX-JP-α以降、SCP-XXX-JPの異常性は発現しなくなりました。O5評議会の決議によりSCP-XXX-JPの異常性は失われたと判断され、現在のオブジェクトクラスはNeutralizedへ再指定されます。
[まだなのぜ]]
好きなSCPリスト
好きなSCPをひたすら列挙する場所。
工事中
SCP-024-JP - カラオケBOXES
SCP-064-JP - ピッグス粒子
SCP-070-JP - わんわんらんどと犬ではないなにか
SCP-082-JP - 憧れの国へ
SCP-109-JP - 底なし村でワルツを
SCP-120-JP - 世界で一番の宝石
SCP-147-JP - この檻の外へ
SCP-161-JP - 伊れない病
SCP-192-JP - 私達のTOKYO
SCP-214-JP - For our sons
SCP-240-JP - 0匹のイナゴ
SCP-248-JP - アンチマヨネーゼ!
SCP-266-JP - 誰もいない町
SCP-273-JP - 高次存在突出頭部
SCP-333-JP - 地球人たち
SCP-341-JP - さようなら、またいつか
SCP-391-JP - ウーパールーパー
SCP-444-JP - █████[アクセス不許可]
SCP-496-JP - 警告:閲覧時には電子プロトコルが実施されます
SCP-587-JP - 死体に非ず
SCP-930-JP - もっタイない
SCP-1153-JP - 一人去るとき
SCP-1198-JP - 生乾きのタオル
SCP-1259-JP - 地獄の沙汰も金次第
SCP-1275-JP - 無邪気とはかくも残酷である
SCP-1363-JP - 私たちは何をした?
報告書テンプレ
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe Euclid Keter Thaumiel Neutralized
特別収容プロトコル: [現在の収容手順]。[実験及び接触に必要なクリアランスレベル]。
説明: SCP-XXX-JPは、[主に外見に関する概要]です。[主に外見に関する説明、本質とはあまり関係のない異常性]。
SCP-XXX-JPの異常性は、[異常性発現のトリガー]時に発現します。[異常性の説明]。
[SCP-XXX-JP-1の概要、異常性の説明]]。
アイテム番号 | 概要 | 分析 |
---|---|---|
SCP-XXX-JP-1 | モンゴロイドの男性。右手を欠損している。 | 担当者のセリフ |
SCP-XXX-JP-2 | ネグロイドの女性。手と足がそれぞれ逆の位置についている。 | 担当者のセリフ |
実験記録-XXX-JP-い
被験者:
条件:
結果:
分析: ここには、担当者のセリフが入ります。 ―██博士
実験記録-XXX-JP-ろ
被験者:
条件:
結果:
分析: ここには、担当者のセリフが入ります。
実験記録-XXX-JP-は
被験者:
条件:
結果:
分析: ここには、担当者のセリフが入ります。
対象: SCP-XXX-JP-1
インタビュアー: エージェント・██
付記: [特記事項]
<録音開始>
エージェント・██: [会話]
SCP-XXX-JP-1: [会話]
<録音終了>
分析: [インタビュアーもしくは担当者のセリフ]
補遺:
人型
スタンダード
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-8141の標準人型収容ユニットに収容されます。
物品
Safe: 安置
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-8123の低危険度物品保管庫に収容されます。
Safe: 特殊
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-8105の(█m×█m×█mの)標準物品収容ユニットに収容されます。
SCP財団: SCP財団の理念「Secure, Contain, Protect」の略ともされるが、私は特別収容プロトコル(Special Containment Procedures)の略だと思う。
SCiP: SCPオブジェクトそのものの俗称。博士や研究員が口にする時はこっち。
オブジェクトクラス: SCiPそのものの危険度ではなく、収容難度で分類される。ただし、危険度も加味される場合あり。
OC-Safe: 収容手段は確立されており、収容違反の危険性は低い。
OC-Euclid: SCiPの状態が現状を維持してさえいれば、収容違反の危険性は低い。自我を持つSCiPは、最低でもEuclidに指定される。
OC-Keter: 特別収容プロトコルを遵守していても収容違反の危険性がある、もしくは収容されていないSCiPで、かつ被害が甚大なもの。
OC-Thaumiel: 複数のKeter級SCiPやKクラスシナリオへ対抗できるSCiP。これ単体で成されるものでなくてはならないと思う。
OC-Neutralized: 既に異常性を喪失したSCiP。
あまり使わない構文集
普通にしてたら使わないような、そんなマイナーな構文を載せるとこ。
砂箱のヘッダを変更するコードです。この砂箱に適用してあるものと同じ。
基本的には他の方々が書いてくれたのの寄せ集めですが、スマホでも崩れないように改良してあります。
下記のコードを砂箱の一番上に貼り付けると使えます。
[[module CSS]]
#header {
background: url(http://www.scp-wiki.net/local--files/component:theme/logo.png) 10px 40px no-repeat;
}
div#container-wrap{
background: url(http://scp-wiki.wdfiles.com/local--files/component%3Atheme/body_bg.png) top left repeat-x;
background-size:100px;
}
#header h1 a {
color:transparent;
text-shadow: none;
display:block;
position:relative;
width:580px;
user-select: none;
-moz-user-select: none;
-webkit-user-select: none;
-ms-user-select: none;
}
#header h1 a:after {
content:"SCP砂箱";
display: block;
position:absolute;
top:0px;
left:0px;
padding: 80px 0 25px;
line-height: 0px;
max-height: 0px;
color: #eee;
background: transparent;
font-family: BauhausLTDemi, 'Nanum Gothic', Arial, sans-serif;
font-size: 100%;
text-shadow: 3px 3px 5px #000;
letter-spacing: 0.9px;
word-break:none;
z-index:1;
}
#header h2 span{
font-size:0px;
padding: 4px;
}
#header h2:after{
padding: 19px 0;
font-weight: bold;
color: #f0f0c0;
text-shadow: 1px 1px 1px #000;
text-shadow: 1px 1px 1px rgba(0, 0, 0, .8);
white-space: pre ;
content: "確保、収容、保護";
}
@media (max-width: 479px) {
#header{
background-position: 0px 75px;
background-size: 55px;
overflow:hidden;
}
}
[[/module]]
中には、記事そのものをHTMLで書きたいという特異な方もいるはず。引用(囲い)の事を考えれば、むしろHTMLの方が書きやすかったりします。
下記のコードを使えば、HTMLブロックを財団そのものの見た目で書けます。
難解Wikidot構文のページに書いてある多重折りたたみを流用したものですが、スマホ表示だと文字サイズが変わってしまっていたのを改良してあります。
[[html]]
<style type="text/css">
@import url(http://scp-jp.wdfiles.com/local--files/japanese-syntax/scp-WikidotCss.css);
@media (max-width: 479px) {
body{
font-size: 12px;
}
}
</style>
<script type="text/javascript" src="http://scp-jp.wdfiles.com/local--files/japanese-syntax/scpHTMLblockCtrl_ver1_ex.js"></script>
<script type="text/javascript">
isHTMLblockHide = true;
</script>
//ここに本文を書く
<div id="scpHTMLblockResizeSwitch"></div>
[[/html]]
折りたたみで隠す部分で脚注を使いたい、でも折りたたみじゃない部分でも脚注使うから、このままでは脚注を見るとネタバレになってしまう…というそこのアナタ。
下記のコードで、見た目だけなら無理やり何とかできます。見た目だけなら。
それに、脚注を含む段落はHTMLブロックで表記しなければなりません。しかもHTMLブロックは表示に時間がかかるので、表示の時間差が気になる人は全文HTMLでという事になりますかね。
本文の脚注には下記のコード。
[[html]]
これはテスト
<sup class="footnoteref"><a id="footnoteref-1" href="javascript:;" class="footnoteref" onclick="WIKIDOT.page.utils.scrollToReference('footnote-1')">1</a></sup>
です。
[[/html]]
そして、脚注表示部分には下記のコード。
[[html]]
<div class="footnotes-footer">
<div class="title">脚注</div>
<div class="footnote-footer" id="footnote-1"><a href="javascript:;" onclick="WIKIDOT.page.utils.scrollToReference('footnoteref-1')">1</a>.
これ、テストらしいぜ。
</div>
[[/html]]
これの脚注表示部分を複数配置すればOKです。
あ、脚注の番号に合わせて各コードの数字部分を変えておいてくださいね。
なお、先ほども言いました通り、何とかなるのは見た目だけです。ツールチップは機能しません。
なぜツールチップが機能しないのかは、これがよくわからないのです。ツールチップだと思しきHTMLも貼ってはみたんですけど、ダメでした。いっその事、ツールチップ部分のスクリプトだけ持ってきて独自に実装しようかとも思っています。一応、JavaScriptのソースは引っこ抜けているので。
というか、PC環境で脚注をクリックしてもスクロールしないのは仕様なの?おま環?
[[html]]
<style type="text/css">
@import url(http://scp-jp.wdfiles.com/local--files/japanese-syntax/scp-WikidotCss.css);
@media (max-width: 479px) {
body{
font-size: 12px;
}
}
</style>
<script type="text/javascript" src="http://scp-jp.wdfiles.com/local--files/japanese-syntax/scpHTMLblockCtrl_ver1_ex.js"></script>
<script type="text/javascript">
isHTMLblockHide = true;
</script>
<collapsible show="+ 使用例" hide="- テキストを隠す">
<blockquote>
<p>
<b>アイテム番号:</b> SCP-TEST
</p>
<p>
<b>オブジェクトクラス:</b> Safe
</p>
<p>
<b>特別収容プロトコル:</b> SCP-TESTは、サイト-81██の低危険度物品収容ロッカーに収容されます。現在、SCP-TESTを用いた実験は許可されていません。
</p>
<p>
<b>説明:</b> SCP-TESTは、古い日誌です。SCP-TESTに触れた動物類は、90〜270°の範囲で方向感覚にズレが生じます。SCP-TESTの特異性が生じるのは、知能が一定数以上を示す生物に限られます
<sup class="footnoteref"><a id="footnoteref-1" href="javascript:;" class="footnoteref" onclick="WIKIDOT.page.utils.scrollToReference('footnote-1')">1</a></sup>
。
<p><i>
〜省略〜
</i></p>
<div class="footnotes-footer">
<div class="title">脚注</div>
<div class="footnote-footer" id="footnote-1"><a href="javascript:;" onclick="WIKIDOT.page.utils.scrollToReference('footnoteref-1')">1</a>.
主に哺乳類を指します。
</div>
<hr>
<br>
<br>
<br>
<collapsible show="+ セキュリティクリアランスレベル4が必要" hide="- テキストを隠す">
<blockquote>
<p>
<b>アイテム番号:</b> SCP-TEST
</p>
<p>
<b>オブジェクトクラス:</b> <s>Safe</s> Keter
</p>
<p>
<b>特別収容プロトコル:</b> SCP-TESTは、サイト-81██の反重力性保管ユニットに収容されています。
</p>
<p>
<b>説明:</b> SCP-TESTは、古い日誌です。SCP-TESTに直接触れた生物や物体は、90〜270°の範囲で方向感覚にズレが生じます。ここでいう方向感覚とは、その生物や物体が方向を示す要素そのものを指します。
</p>
<blockquote>
<b><u>実験記録-TEST-い</u></b><br>
<b>対象:</b> D-54126<br>
<b>結果:</b> D-54126の方向感覚に112°のズレが生じた。
</blockquote>
<blockquote>
<b><u>実験記録-TEST-ろ</u></b><br>
<b>対象:</b> 4方向へそれぞれ東西南北と書いた紙<br>
<b>結果:</b> それぞれの位置関係を維持した状態で、書かれた文字全体が143°回転した。
</blockquote>
<blockquote>
<b><u>実験記録-TEST-は</u></b><br>
<b>付記:</b> <i>当実験記録は、SCP-TESTのサイト輸送中に偶然発生したものです。</i><br>
<b>対象:</b> 地面<br>
<b>結果:</b> 地磁気が96°回転した。19回の再試行の結果、現在は収束済み
<sup class="footnoteref"><a id="footnoteref-2" href="javascript:;" class="footnoteref" onclick="WIKIDOT.page.utils.scrollToReference('footnote-2')">2</a></sup>
。
</blockquote>
</blockquote>
<div class="footnotes-footer">
<div class="title">脚注</div>
<div class="footnote-footer" id="footnote-2"><a href="javascript:;" onclick="WIKIDOT.page.utils.scrollToReference('footnoteref-2')">2</a>.
実際には、当実験以前より地磁気に-1.2°のズレが生じています。
</div>
</collapsible>
</blockquote>
</collapsible>
<div id="scpHTMLblockResizeSwitch"></div>
[[/html]]
JavaScriptの練習帳
JavaScriptの練習帳…という名の、marked.scp開発実験場です。
marked.jsという、JavaScriptで書かれたオープンソースのMarkdownコンパイラがあります。
これを財団でも使えるようにしよーぜ、ってな事で個人的に改造しているものになります。
まぁ、開発実験場とは言っても、きちんと見た目が同じになっているかを比較するだけの場所です。
現在: まずはそれぞれの差異を洗い出す。
問題点
- marked.jsの引用構文(>)が機能しない。原因は不明。
- bloggerというブログサービスでmarked.jsを使用した場合でも同様の問題が発生しているもよう。しかし、そちらの対処法を適用しても状況は改善せず。
変更点
- 強調<em>の構文追加
追加:
//Italic//
- 強い強調<strong>の構文変更
削除:
__Bold__
--Bold--
- アンダーライン<span style="text-decoration: underline;>の構文追加
追加:
__Underline__
- 取り消し線<span style="text-decoration: line-through;>の構文追加
追加:
--Strikethrough--
- 上付き文字<sup>の構文追加
追加:
^^Superscript^^
- 下付き文字<sub>の構文追加
追加:
,,Subscript,,
- 色付き文字<span style="color: #XXXXXX;">の構文追加
追加:
##red | Color##
##00FF00 | Color##
- コードブロック<code>のタグ変更
変更:
<pre><code>
Code
</code></pre>
↓
<div class="code">
<pre><code>
Code
</code></pre>
</div>
- テレタイプの追加
{Teletype}
<span style="font-family: monospace;">
Teletype
</span>
- ルビ付き文字の追加
追加:
{単語^^たんご^^}
<span class="ruby">単語
<span class="rt">たんご
</span></span>
h1
h2
h3
h4
h5
h6
bold
italic
underline
strikethrough
blockquote
blockquote
code block