アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPへの進入を防ぐためサイト-81██内各地で発見されたSCP-XXXX-JPが設置されている施設にはカバーストーリー「ずさんな工事による建て直し」を適用し封鎖を行ってください。SCP-XXXX-JPの探査には担当職員の許可証が必要であり、進入する際にはSCP-XXXX-JP内の映像記録と音声記録を残すことを義務付けられています。
説明: SCP-XXXX-JPは██県███市在住の████氏が所有している一軒家の風呂に備え付けられている排水口です。世界各地に存在すると思われる主に排水口として使用される穴です。SCP-XXXX-JPに接触すると異空間(以下SCP-XXXX-JP-1と呼称)のランダムな地点に移動します。
SCP-XXXX-JP-1は超音波検査の結果、鉄で構成された巨大なパイプが複数重なりあっているものと判明しており、所々壁面に60cm大の穴が開きSCP-XXXX-JP-1の床面には水が張っていることが確認出来ます。壁面には厳重に施錠された鉄の扉が設置されています。この扉は未知の手段で解錠することが不可能になっています。
SCP-XXXX-JP-1内部の中心と見られる空間には直径2.6mの水槽が壁面に癒着するように取り付けられています。水槽内には腰元から下が魚の尾部に変化したヒト(Homo sapiens)と推測される生命体が存在します。(以下水槽をSCP-XXXX-JP-2、人魚型実体をSCP-XXXX-JP-2-aと呼称。)この水槽に接触すると、触れた存在はSCP-XXXX-JPの付近に転移します。
補遺1: SCP-XXXX-JP-1の詳細な調査のため、Dクラス職員を用いた内部探査が実施されています。
SCP-XXXX-JP-1探査記録1
概要: D-XXXX-1にGPS発信器、無線通信機、無線ウェアラブルカメラ、を装備させSCP-XXXX-JP-1を探索させる。
結果: D-XXXX-1は探索から33分経過後、壁面に梯子を発見した。上方は小さなスペースがあり天井の穴から悪臭を放つ物体が床面の穴に止めどなく流れていた。回収を命じその後D-XXXX-1はSCP-XXXX-JP-2に接触し帰還。解析したところ、人間の排泄物と破砕された生ごみを混合した物だと判明した。
SCP-XXXX-JP-1探査記録2
概要:引き続きD-XXXX-1に探査記録1と同様の装備でSCP-XXXX-JP-1を探索させる。
結果:D-XXXX-1の侵入した地点の側に既に死亡している新生児を発見。調査の結果、フランスのパリに在住する██████████氏が自宅のトイレで産みそのまま流した新生児だと判明。クラスA記憶処理を行いカバーストーリー「施設への委託」の流布を行った。
SCP-XXXX-JP-1探査記録5
概要:上記と同様の装備でSCP-XXXX-JP-1を探索させる。
結果:D-XXXX-1は探索から2時間15分経過後、帰還しようとSCP-XXXX-JP-2に接触したところGPSの反応ごとD-XXXX-1は消失した。同時にSCP-XXXX-JP付近にSCP-XXXX-JP-2-aが転移した。SCP-XXXX-JP-2-aは極度の栄養失調状態であり素早い保護と治療が施された。
SCP-XXXX-JP-1探査記録6
概要:SCP-XXXX-JP-1探索とD-XXXX-1の捜索。
結果:
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはその特性により完全に収容することは不可能です。SCP-XXXX-JPが発見された場合、速やかに機動部隊そ-6("暗礁")に迎撃を命じてください。
説明: SCP-XXXX-JPは██山の上空付近に出現する骨と木で組み上げられた船とその船の乗員の6名(以下SCP-XXXX-JP-1~SCP-XXXX-JP-6と呼称)です。
SCP-XXXX-JPの異常性は予測不能な周期で出現し、██山の頂上を旋回します。SCP-XXXX-JPは旋回を初めてから数分経つと██山にいる生物の足部を未知の手段で増殖させます。足部が増殖した生物(以下"対象"と呼称)は██山から下山を試みます。対象が山の麓に到達すると、対象はあらゆる手段を使って██山の頂上を目指します。頂上に到達した対象は上空のSCP-XXXX-JPと共に消滅します。
補遺1: 迎撃したSCP-XXXX-JPから船の破片を複数回収することが出来ました。
以下の表は回収された破片の解析結果です。
結果 |
特徴 |
ブナ (Fagus crenata) |
|
ニホンカモシカ(Capricornis crispus)の頭蓋骨 |
|
ヒト(Homo sapiens)の脛骨 |
一部分が削り取られていた。 |
スズメバチの(Vespinae)の羽 |
着色が施されていた。 |
ヤマメの(Oncorhynchus masou)の大腿骨 |
|
ニホンカナヘビ(Takydromus tachydromoides)に酷似した生物の骨 |
地球上にこのような骨格を持つ生物は存在しないと判明。現在調査中。 |
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:SCP-XXXX-JPはサイト-81██のSafeオブジェクト収容ロッカーに電磁保護を施された状態で保管されています。SCP-XXXX-JPに関する実験は現在凍結されています。
説明:SCP-XXXX-JPは短文が書かれた原稿用紙とその文を読むことによって引き起こされる異常現象(以下SCP-XXXX-JP-1と呼称。)です。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:SCP-XXXX-JPは低脅威度物品保管ロッカーで保管されます。
説明:SCP-XXXX-JPは麻の布で装飾が施されたカードケースで、現在までに4個収容されています。
SCP-XXXX-JPの異常性は2人のヒト(以下、対象と呼称)がSCP-XXXX-JPを所持した状態で握手をすることで発現します。対象は両方消失、同時にその地点には40枚~50枚のプラスチックで構成されたB6サイズのプラスチックで成形されたカード群(以下、SCP-XXXX-JP-2と呼称)が出現します。異常性から数分後、発現した地点の付近にSCP-XXXX-JP-1が2体出現し、SCP-XXXX-JP-2群を見つけると選別するような素振りを見せその内の40枚を持つとSCP-XXXX-JP-2ごと消失します。何かの要因でSCP-XXXX-JP-2を拾うことが出来ない場合には20分以内にSCP-XXXX-JP-1とSCP-XXXX-JP-2は消失します。
SCP-XXXX-JP-1は甚平を着用した人型実体です。会話能力を有しており簡易的なコミュニケーションを取ることは可能ですがその特性により長時間のインタビューは成功していません。
SCP-XXXX-JP-1個体例 |
外見 |
特色 |
SCP-XXXX-JP-1-A |
青い甚平を着用していた。 |
SCP-XXXX-JP-2を選別する際に「麦」と連続して発声していた。 |
SCP-XXXX-JP-1-B |
幾何学模様の甚平を着用していた。 |
SCP-XXXX-JP-2を選別する際に「米」と連続して発声していた。 |
SCP-XXXX-JP-1-C |
甚平とマフラーのような物を着用していた。 |
SCP-XXXX-JP-2の中から1枚を選び出して4分間掲げていた。 |
SCP-XXXX-JP-1-D |
赤い甚平を着用していた。 |
SCP-XXXX-JP-2を選別する際に「あいつらが米と麦なら鍬がいい」と発言。 |
SCP-XXXX-JP-1-E |
薄緑色の甚平を着用していた。 |
出現すると同時に一目散でSCP-XXXX-JP-2を集め出した。 |
SCP-XXXX-JP-1-インタビューログ
対象:SCP-XXXX-JP-1-D(以下、対象と呼称。)
インタビュアー:堀田博士(以下、インタビュアーと呼称。)
<録音開始>
インタビュアー:何故あなたはこのカードのような物を集めようとしているのですか?
対象:うん?あんた知らないのかい?このキラキラした板を沢山集めれば褒美が貰えるんだよ。
インタビュアー:褒美とは?
対象:そりゃあ食いもんとか金だよ。珍しい模様のやつを領主様に渡せば家まで貰えるみたいだが。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:SCP-XXXX-JPはサイト-81██の低危険度収容ロッカーに保管してください。SCP-XXXX-JPを用いた実験はレベル3以上の職員の許可が必要です。—現在実験は見送られています。詳しくは補遺を確認してください。
SCP-XXXX-JP-1はサイト-8141の標準的な人形収容室内に監視カメラと共に収容されます。パニックの症状が見られた場合にはカウンセラーを呼ぶか担当の職員が適切な対応をしてください。
説明:SCP-XXXX-JPは私の子と文字が彫られた直径15cmの円形の骨壺です。
SCP-XXXX-JPの異常性は中を約5秒間視認することで発現します。視認者(以下、対象と呼称。)は消失し1時間後、両腕の無い対象に酷似した人形実体(以下SCP-XXXX-JP-1と呼称。)が必ず複数SCP-XXXX-JPを視認した場所に出現します。SCP-XXXX-JP-1は出現時からパニック状態に陥っており他のSCP-XXXX-JP-1に暴力を振るうことがあります。
神社の前で腕の無い人々が言い争っているという内容の動画がネット上に挙げられていることを財団が発見し場所を特定、SCP-XXXX-JPと24体のSCP-XXXX-JP-1を収容するに至りました。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
説明: