アイテム番号:SCP-XXX
オブジェクトクラス:Euclid
特別収容プロトコル:SCP-XXXは5mx5mの大きさの独房に収容されています。独房の中には監視カメラ以外に特別な装置などは備えられていません。毎日決められた時刻に職員が
SCP-XXXの存在を目視で確認しにいきます。SCP-XXXに関わる職員は誕生日に4の数字が含まれていないことが条件です。
職員のどのクラスでもSCP-XXXに電源をいれることは許されません。
説明:SCP-XXXは一般的なスマートフォンの形をしています。大きさは縦10cm横5cmで重量は140g。保護カバーなどは特についておりません。
電源をつけると謎のロゴが表示された後、アプリケーションなどが並んだホーム画面が写ります。こちらはごく一般的なアプリケーションで、それらは通常通り使用可能です。
外部サイトからのアプリケーションのダウンロードも可能であると実験により確認されています。
しかし、標準のカメラアプリを使用する際、撮影した時間(コンマ含め)に"4"の数字が一桁でも入っていた場合、撮影した写真の中に含まれる生物のがこの世から存在を消します。その際にスマートフォンを使用した本人の記憶は一部の人は全て残っているようです。さらに、実験結果によると誕生日に"4"の数字が含まれていればその人はSCP-???に強い興味が沸くようです。
SCP-XXX事案 - 日付201█/04/██
██県██町で突如、女子高生が一人姿を消した。その原因を解明しようとした女子高生の友人が自身が持っていたSCP-XXXが関わっていると思い警察へと引き渡しまし、事件は解決へと向かうと思われました。
しかし、その警察官は理由は不明ですがSCP-XXXを私用してしまいました。
警察官はSCP-XXXを使用を続けているうちに、SCP-XXXの性質を知ってしまい自分の身の周りのよく思わない人間と次々と消していった。その数日後、行方不明者の報告が相次ぎ不審に思った警察の捜査により彼が逮捕された。
その際、警察署で預かっていた証拠物品のSCP-XXXを回収した。
インタビュー女子高生Aの音声記録:
質問者:██博士
回答者:女子高生A
<記録開始>
[日付201█/05/██、場所不明]
██博士:それでは、あなたがSCP-???を手にするまでの経路を教えてください。
女子高生A:はい。その頃、スマートフォンを持つということが一般化していて携帯電話だった私も欲しかったのですが、経済状況が厳しく本体の代金を少しでも節約しようと中古を取り扱う電気屋で入手しました。
██博士:購入する際に、不可思議な点はありませんでしたか?
女子高生A:はい、あります。メーカーが聞いたこともないメーカーでした。店員さんに確認したのですが、いつ入荷したのかすら分からないというので購入をやめようと思ったのですが、私でも分からないぐらいそれを気に入ってしまいすぐに購入してしまいました。
██博士:メーカーの情報は調べてみましたか?
女子高生A:はい。ネットで検索をしてみましたが、1件もそれらしい情報はありませんでした。
██博士:それでは、あなたが体験したことを教えてください。
女子高生A:はい、時刻は夜の██時██分頃でした。私の部屋に友人(女子高生B、女子高生C)を招き入れ女子高生Bの誕生日パーティーをしていました。そこで、記念撮影をして欲しいと言われたので女子高生Bをスマートフォンで撮影しました。
██博士:その後どうなりましたか?
女子高生A:シャッターボタンを押した途端、女子高生Bの姿が突然消えました。
██博士:女子高生Cは何か言っていましたか?
女子高生A:彼女に突然「あれ?女子高生Bはどこに隠れたの?」と言われました。私は大声で遊んでないで出てきて欲しいと言ったのですが、家のどこからも彼女からの返事はありませんでした。
██博士:その後はどうしましたか?
女子高生A:怖くなった私は女子高生Cをすぐに帰宅させた後、女子高生Bの家に電話を掛け彼女の家のお母さんに問いかけました。「女子高生Bは家に帰っていますか?」と。
██博士:返事は?
女子高生A:「まだ帰っていません。」と言われたんです。
女子高生A:「その日すぐ警察へと行き調べてもらったのですが、彼女の記録はどのデータ上にも存在しないと言われました。」
██博士:…事件直前の女子高生Bに不審な点はありましたか?
女子高生A:…思い当りません。彼女はどこへ隠れているのでしょうか?
[5秒程、録音テープに無音が続いた]
██博士:[メモに何かを書いている音]わかりました。この件について深く調べてみます、ありがとうございました。<記録終了>