カナヘビの水槽

ブギーマン(仮)

オブジェクトクラス: Neutralized

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの標本はサイト-17の標本室に保管されます。標本の閲覧はレベル1以上のクリアランス提示が必要です。

説明: SCP-XXX-JPは現在では超現実生命(英:Surrealitanimas)と呼称される実体の1個体であり、コトリオニ属(Bogie)に分類された自立活動を行う小規模現実です。コトリオニ属に属するすべての超現実生命の特徴として、現実性を消費することによって自己の現実性を強化し、実存を継続するという特徴を持ちます。SCP-XXX-JPは保有する現実性が低く、より現実流出を起こしやすい知的生物から現実性を吸収する1ことによってエネルギーを得、また得た現実性によって周囲の現実を改変します。これらの改変は主に犠牲者についての情報、記憶などを周囲から抹消することに使用されます。特に13歳未満の児童はこの現実性の「捕食」被害を受けやすく、加えて児童がオブジェクトのことを知覚したとしても周辺社会から信頼されないこと、及び現実改変によって対象の情報が抹消されることなどから被害を知覚することそのものがかつては極めて困難でした。

SCP-XXX-JPは小規模な現実であるため、より強い現実の存在する場所では存在できず、また、ヒューム値が成人に比べて一般的に低い存在にしか知覚することができません。このため、儀式手順2を踏んだ妖術者(Type Blue)、財団の保有するエンデ型パラフィクション実体機を使用した観測者、あるいは保持する現実性が希薄な者――特に一般的な成熟したヒトと比べて保持するヒューム値が低い13歳未満の児童――にしかこれらの実体を知覚することができません。加えて、超現実生命全てに言えることですが、これらの実体は現実性がある程度低下している3場所には発生することができますが、ヒューム値が0.98を上回る空間においては自己の現実性を維持することができず、非実体化してよりヒューム値が低い場所へと逃れられない場合は存在が虚構化することで消失します。また、スクラントン現実固定錨など現実性を固定する道具などはこれらのオブジェクトを速やかに消失させます。加えて、オブジェクトはヒトの精神活動によるごく小規模な現実性の変化に反応するほどに強い現実性に対しては弱く、現実改変によって変化させることができないだけの現実性を持つものを強く恐れる傾向にあります。このことによって、財団が2001年よりサイトの一般的な警備員の標準装備として認めたハイズビル-マロース現実固定銃4などの武器を使用することによって容易に無力化・殺傷が可能です。このため、2018年現在においてはコトリオニ属に属する超現実生命の危険性は一般的な害獣に比べて低いと財団は位置づけています。

SCP-XXX-JPの狩りは前述したように児童を獲物とします。SCP-XXX-JPは概ねにおいて長期間児童を付け回し、対象のトラウマや恐怖症に基づいた形に現実を改変し、また自身もそれらのトラウマや恐怖症に基づいた形5をとって対象の前に出現します。これによって児童は恐怖を与え続けられ、保有する現実性の低下を招きます6。SCP-XXX-JPが狩ることが可能な程度に現実性が低下した場合、オブジェクトは初めてその児童に襲いかかり、口吻様の器官からヒュームを吸収し、対象を「捕食」します。この狩りは通常2年に1回程度行われますが、およそ30年周期でオブジェクトが大量の餌を必要とする年7が訪れ、その場合20~30人の児童が狩りの対象になります。

SCP-XXX-JPは1914年から1920年にかけて、財団のサイト-04の託児所に存在していました8。その結果、オブジェクトが無力化されるまでに複数名の児童がSCP-XXX-JPの犠牲になったものと考えられています。特に、1920年にSCP-XXX-JPが「狩りの年」を迎えたため、多数の児童が犠牲になりました。ただし、オブジェクトの現実改変能力によって児童の存在そのものが消失したため、犠牲になった正確な人数は判明していません。この事件を受けて、財団は1920年から妖術者及び邪怪技術の収容及び使用規制基準を大きく緩和し、また妖術者の積極的雇用と魔法学及び現実改変についての研究予算の増額を行う方針へと転換しました。

補遺1: 1920年当時のサイト-04内に掲示された「児童のパニックについての通達」です。託児所で複数名の児童が恐怖を訴えたこと、当時の財団が所有している検査方式ではオブジェクトの存在を発見できなかったことから、財団は以下のような通達を職員に出しました。

児童が恐怖を訴えていることに付いての通達

お子様を我々の託児所に預けている皆様へ

昨今、当託児所で怪物や異様な存在を見たとの報告がお子様からありました。
収容対象オブジェクトが何らかの形でお子様たちに影響を与えているのではないか、と考え、調査した結果、そのような事実はいっさい判明いたしませんでした。
これは危険なオブジェクトが関連しているわけではなく、おそらくはオブジェクトに接触経験がある児童特有の心的外傷が原因していると考えられます。
従って、当該する児童全てに対して聞き取り調査と精神的外傷緩和のための治療を行いたいと考えています。
保護者の皆様には書類をデスクに配布いたしますので、内容を呼んだ上でカウンセリングに同意するかについて、YesかNoに丸を付け、部門の上長へと提出してください。
サイト-04人事担当者 アダム・ブライト

補遺2: 財団は主にオブジェクトに接触するエージェントの治療を専門としていた恐怖心理学者、オットー・プライヤーに命じ、児童を対象とした聞き取り調査を行いました。当時の書き起こし記録をデジタル化したものが以下です。

音声記録#5138
調査対象: エリス・マーソンズ。"ブギーマン"を見たと主張する。当書き起こし内ではエリスと表記。
調査担当者: オットー・プライヤー博士。恐怖心理学者。当書き起こし内ではオットーと表記。
聞き取り場所: サイト-04、託児所内

<1920/04/18,聞き取り開始>

(重要性の低い部分は省略)

オットー: 大丈夫、君の言っていることは本当だと思っているんだ。だから君が"ブギーマン"(オットーは指で引用符のジェスチャーを行う)を見たことについて、話してくれるかな。

エリス: うん……。(対象はおびえたように周囲を見渡す)あのね、ブギーマンはね、あの絵の格好をしてくるの。

オットー: 絵? ああ。あのボスの絵か(オットーは壁に掛けられたヒエロニムス・ボスの模写を見る)。ボスの絵の中からブギーマンが出てくるってことかい?

エリス: ううん。違うの。私の前にはあいつはあの絵の中にいる、あの悪魔の顔になって出てくるのよ。

オットー: 悪魔……ああ。確かに刺激が強すぎる絵だからね。

エリス: 違うのよ、先生。絵は怖くて、でもすごく好きなの。でも、あいつは絵の悪魔になって、影から飛び出してくるの。

オットー: それは、悪魔の格好をした人が君に嫌がらせをしているということかな。

エリス: 人? ううん、違う。人じゃないの。あいつはブギーマンなのよ。エリックがあいつに襲われた時もそう。あいつは蜘蛛になって暗がりからエリックを追いかけ回して、弱らせて、食べたの。

オットー: エリック? エリック……ごめんね。先生、エリック君って子のことを知らないみたいだ。教えてくれるかな。

エリス: (エリスは体を震わせてしゃくりあげ、大声で泣き始める)

オットー: 急にどうしたんだい? 大丈夫だよ、先生が怖い奴をなんとかしてやる……

エリス: (オットーの言葉を遮って、しゃくりあげながら)先生は忘れてるんだ! エリックと先週話してたのに! あいつにエリックが食われちゃったから子供以外みんなエリックのことを忘れちゃった! 誰も私たちのことを助けてくれないんだ!

(以下、有用な情報が得られなかったため聞き取り終了)

結論: 今回の聞き取りは失敗に終わった。言い訳じみているが、あまりにも子供たちの心というものは大人からかけ離れていて、そう簡単には心を開かせることができないものなのだ。しかし、今回の問題と関わりがどの程度あるのかは分からないが、エリス・マーソンズが話した「先週」という言葉は気になる。先週、私はカウンセリングを行わなかったはずだ。9

補遺3: サイト-04の児童が回し読みしていたノートの抜粋です。内容は主にSCP-XXX-JPへ対処する方法についての記述です。このノートがなぜSCP-XXX-JPの改変の対象にならなかったかについては現在分かっていません。ノートの中に書かれている「ノートの上にはぜったいに緑のおもしをおけ」という言葉から、当時財団が資源として濫用していたSCP-148製の錘10をサイト-04の児童たちが使用していたのではないかという説がありますが、SCP-148の悪影響が児童たちに現れていないことからこの説はあまり有力とは言い難いです。

このノートの上にはぜったいに緑のおもしをおけ、そうしないとあいつに見つかる

ひとりでノートを書くな! だれかといっしょに書けばあいつはあんまり出てこない11

あいつはこどもだけでいると出てくる おとなのまえでは出てこれない

↑けどぼくらのだれかを食べた後は別。あいつは強くなってる。だからだれかが食べられたら、にげる。その時は一人でいちゃだめ。

一人でいないようにする! おたがいに一しょにいる!

あいつとは戦うな。おれたちの部器(原文: wepon)はあいつには効かない。アーロンはアーロンのおやじが隠してたピストルを使ってあいつを撃ったけど、あいつの体をすり抜けただけだった。そういう時におれたちはゼツ亡(原文: DESPARE)する。そうなったらあいつの思うつぼだ。怖がらなきゃぜったいあいつはだいじょうぶなはず。たぶん、いや、だいじょうぶ。

大人を信じたらだめ。あいつは大人の思い出を消したりする。イーサンが食べられた後でイーサンのパパはイーサンをおぼえてなかった。あいつは私たちを食べたあとで大人が何もできないようにかえてしまう。

あいつはおれたちをばらばらにしようとする だからにげるときは手をつないでいる たくさんいたらたぶんあいつはこわがらせることしかできない

あいつがおれたちの思い出を消さないのはなんでだ?
↑多分、ぼくたちがなにもできないと思ってるからじゃないか。だけど、あいつは生き物だから、ころせるんじゃないか?
↑ジャック、アーロンのことを忘れちゃだめだ。じっさい何ができた?

怖がっちゃいけない。アイツは怖がった相手には強くなる。怖がらなきゃ何もできない。

あいつわサイトの中でしかうごけないみたいだ、だけどとびらだとかまどにわかぎがかかっていてにげられない、だけどてんじょうにさぎょうようのダクトがあってそこからサイトのにわににげられる、あそこにうえられているたくさんの木の中にわあいつは入ってこられない12

ブラッドがやられた。あいつはミナを守ろうとして、このおもしをあいつに投げつけた、そしたらあいつがちょっとひるんだからそれでいけると思ってあいつはナイフを使ったけど、あいつがでかいクモになってたよこっぱらにささって、でも何にも効いてなかった。それどころかぎゃくにナイフごとあいつに食われた。あいつはふじみだから、そういうことをするな。おれたちに勝てっこない。

補遺4: 1920年、オブジェクトの無力化後に発見された児童の手記です。手記は前述のノートの最後に書かれていました。

みんなへ

あいつと戦ったらだめだとみんなは言う。そうかもしれない。アーロンのピストルは失敗したし、ミナを守ろうとして飛び出しナイフを使ったブラッドもだめだった。だから成功しっこないって言う。
でも、ぼくはやらないといけない。

あいつはぼくの弟をねらっている。あいつはうまく話すこともできないし、そして何よりもだれかがいたいとか苦しいとか思ったらそれがわかる。だからだれよりも弟はこわがりだしあいつにとってはすごく食べやすいえじきだ。
これまで弟がねらわれてこなかったのは今まではあいつはうちにいたからだ。でも、今弟はサイトにいて、ここから出ることができない。弟はあいつにおそわれたとしてもにげだすこともできない。
それはフェアじゃない。

アーロンは会物入り江(原文: MonstramCove)ごっこで、ぼくが入り江の海賊ジャックをやって、あいつは海賊の右腕である魔法使いヨッルラー(原文: Wizard Yorrer)をやっていた。ブラッドはミナのことをさんざんからかったことがあるし、それで追いかけ回されたけど、あいつはかっこいい無法のローン13だった。でも、もうアーロンともブラッドとも遊ぶことはできない。そういうとき、海賊ジャックはぜったいにこういう相手をゆるさないんだ。あいつがぼくたちが何もできないと思ってアーロンやブラッドの思い出を消さなかったことを後悔させてやる。

あいつは自分はだれかを好きなだけこわがらせることができるが、自分はまるきりてき知らずでこわがらないみたいに見える。でも、ブラッドの時はどうだっただろう。ブラッドは、この緑色の重りをあいつに投げつけた。何であの時あいつはこれにひるんだんだ?
ブラッドをこわがらせるためのひっかけかもしれない。でも、この緑の金はあいつにとってはこわいものなのでは?
そう考えたら、この重りが上に乗せられたノートのことをあいつがぬすんだりしようとしない理由もちょっと分かった気がする。

父さんはこの緑の金をもう一つ持っていた。金庫にしまっていたけど、番号のメモをぼくがこっそり見ていないと思っていたから、番号を変えていなかった。その金をかなづちで叩いて、削って、とがらせて、トイレのモップの先ととりかえた。みんなのぶんもできたら作りたかったけど、数が足りなかったんだ。ごめんね。

これからぼくはトロールを打ちたおす貴士(原文: knaiht)になるか、あるいはあいつに頭から食われることになる。でも、ぼくたちがおびえきってずっとあいつに食われつづけるのだけはごめんだし、弟が食われるのはもっとごめんだ。父さんの書くレポートではいつも化け物に子どもが食われたりころされたりしている。そういうのがあたり前だからだ。でもそんなあたりまえはくそくらえだ。

もしぼくが帰ってこなかったら、重りの下に置かれているこの手紙を父さんに見せてほしい。それから、「金庫のナンバーはAの18436」と伝えてほしい。多分、ぼくがいたという思い出が消されていたとしても、金庫の番号をなんで大して会ったこともない子どもが知ってるのかおかしく思うはずだ。そこをとっかかりにできないほどバカな大人はここにいないはずだ。それから、弟のめんどうをみんなで見て、守ってやってほしい。あいつはちょっと頭が足りないけど、すごくいいやつなんだ。
じゃあ、みんなにあいつの死んだところを見せてやるから、ぼくのことを応媛(原文:Saport )してくれ。たのんだ。

フックの海賊王、会物入り江の主、海賊王ジャックここにしるす

この手記を書いた当時10歳のジャック・ブライトは、テレキル合金を使用した槍を使い、SCP-XXX-JPの殺害に成功しました。財団はジャック・ブライトをSCP-590の保護への補助及び複数人を殺害したであろう危険なオブジェクトの無力化という功績で表彰しました。

補遺5: 財団はその後コトリオニ属に属する全ての超常生命体をKeterクラスオブジェクトとし、最優先確保対象に認定しました。研究を重ね、技術力が増した結果オブジェクトの危険性が相対的に低下したため、コトリオニ属についての記事はアーカイブ化対象とされ、その上で対象が出現しやすい土地の隔離を行うことによって人類の安全を保っています。

また、この事件をきっかけとした現実改変研究によって、財団はサイト内の現実の恒常性を保つためにスクラントン現実錨を始めとした機器の開発に着手しています。


木戸 能彦の人事ファイル

名前: 木戸 能彦(きど よしひこ)

属性: 敵対的要注意団体グループ幹部・Ⅳクラス妖術者(大規模な現実改変能力あり)

状況: 生存(1889?~)

木戸能彦は戸籍上は1889年に青森県の旧[編集済]村(現██市)にて、元イタコであった木戸 トシの子として産まれたということになっています。父親は不明です。しかし、1930年に大日本帝国陸軍が特別医療部隊への招聘者の身元調査を行った際には、地元民の証言として、彼は木戸 トシが山から拾ってきた子供であり、山人14の血を引いているというものがあります。ただし、木戸一家は地元ではかなり差別的な待遇を受けていたという証言もあることから、これが単なる迷信に基づく中傷ではなく真実であるかは疑わしいものがあります。

いずれにせよ木戸は幼少期から神がかり的な言動が多く、また小規模な現実改変を始めとした超常的現象を起こしていたと言われています。村人の証言は以下のようなものがあります。

  1. 木戸の家には石や蛙、魚が雨のように降った
  2. 木戸の子供は家畜の病気や怪我を予見した
  3. 木戸の子供に石を投げつけた小学校の同級生が次の日に馬に蹴り飛ばされ大怪我を負った
  4. 木戸の子供は死んだ人間の口寄せを親よりも上手く行った
  5. 木戸の母親は子供には神様が憑いているといつも話していた

それでも12歳になるまで、木戸一家は地元ではある程度の敬意と畏怖の対象になっており、生活自体には困っていませんでした。木戸は小学校では友達がおらず、腫れ物に触るような扱いを受けていたのですが、赴任してきた教師からの評価は一様に高く、また成績は常にトップであり、図書館に存在した書籍はほとんど全て読破していました。
木戸が小学校を卒業した直後の12歳の時、自宅に入った強盗によって木戸の母親は殺害されます。それまで地元民は木戸一家を差別しつつも畏れていましたが、木戸がこのことを予見できなかったことから、木戸はそれまでと一転して軽んじられるようになります。木戸は母親の死後4ヶ月で[編集済]村を飛び出し、東京へと出奔しました。
東京での木戸は神田・神保町で本屋の手伝いを始めますが、嫌いな作家の本を買った客に向けて嫌味を言う、他の店員に対して「バカ」等と怒鳴るなど人間関係に関する問題を繰り返し起こし、半年で馘首されます。
その後木戸はホームレスを数ヶ月行った後、路上で占い師を始めます。この占い商売は成功を収め、「木戸の占いは当たる」と評判を受けます。生活が安定した後、木戸は西洋魔術と東洋魔術についての書籍を買い漁るようになり、特にH・P・ブラヴァツキの神智学及び台頭し始めたナチズムから影響を受けます。彼は3年掛けて自己の思想を纏め上げ、1914年に自費出版で「大東亜魔術共栄圏」と題した、アジアを一つの大魔術国家として纏め上げ、オカルト国家を築き上げ、人種選別と計画的な交配によって天皇家やチベットのダライ=ラマ以上の力を持った魔術王を作り上げるという内容の書籍を完成させ、自費出版しますが、翌日にこの書籍は天皇家への不敬を含んでいるとして回収、彼は不敬罪で逮捕され、処罰を受け2年間服役します。
しかし、彼の思想に対して興味を持った葦舟龍臣によって彼は1916年に秘密裏に釈放され、蒐集院のメンバーとして、また葦舟の部下としての活動を開始します。蒐集院で14年間体系立てられた魔術を学んだ彼は、「蒐集院所属の妖術者としては上の中程度の実力がある」(1929年、葦舟龍臣15から宮川定國16へ書かれた手紙)と書かれるほどの実力を持ち、大日本帝国特別医療部隊のツチグモ部隊リーダーとして選ばれました。ただし、前述したようにかなり木戸は社会性に問題を抱えており、特に部下に対しては頻繁に癇癪を起こして罵倒や暴力行為を行うなど極めてリーダーとしては不適格な行動を繰り返していたため、ツチグモ部隊自体の規模はあまり大きなものとなりませんでした。繰り返し部下から不満が上がっていることに対して、葦舟はなだめることを繰り返して、木戸に大きな懲罰を与えてはいません(これは多分に性格的に問題を抱えている他の部隊のリーダーに対しても同じです)。葦舟が木戸を馘首あるいは降格しなかった理由としては、葦舟の何らかの目論見――おそらくは自身の不死に関するものと深く関わっているでしょうが――にとっては彼がもっとも使える人材であったからだと考えられています。
負号部隊では彼は霊的超人を創造するという目的の実験を繰り返し、SCP-694-JPSCP-1995-JPをその副産物として作り上げました。実験体の中で最も初期に作成された「キドノイ号」と呼ばれる個体は特に木戸にとっては思い入れがあったようで、彼あるいは彼女あるいは犬一匹(負号部隊関係者の中では証言が別れていますが、年齢一桁台後半の男性あるいは女性であるという証言が最も多く、次いで『キドノイ号は柴犬の仔であった』という証言が多いです)のことを木戸は子供あるいはペットとして猫可愛がりしていたという証言が存在します。
1945年8月15日、木戸は終戦直後にポリネシアへとSCP-XXX-JP←これは今書いてる人間飛行機 を使って国外逃亡します。この際に木戸は既に戦争が終わっていると気づいたSCP-XXX-JPによって殴打され、所有していた機密書類を奪われています。結果木戸はポリネシアで接触したMC&Dとの取引が行えず、その際にMC&Dのメンバーによってリンチを受け、ポリネシアから逃走しています。その後木戸はチベットに活動拠点を移しますが、中国共産党の侵攻が活発になってきたことによって拠点をインドへと移し、それから50年以上行動が見られませんでした。
1999年、木戸は日本へと帰国し、羽田空港から東京へと降り立ったところを財団及びGOCに発見されました。当時木戸は110歳になっているはずですが、外見年齢は60歳程度に見えるものでした。
その後、財団及びGOCによる追跡が行われたものの、木戸の現在の拠点は完全に発見できていません。この10年間、東京・神田で3度木戸が発見されていること及び財団の諜報機関による調査によって、木戸は現在神田に存在する未確認のポータルを使って、なんらかの異空間と神田を行き来しているものと考えられています。

評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-18の内部を自由に歩き回ることが出来ます。

SCP-XXX-JPは日に2回のペットフード及び、獣医師の判断に基づいておやつ類を与えてください。その他の収容プロトコルについては別紙を参照してください。

サイト職員は全員SCP-XXX-JPと触れ合うことが出来ますが、過剰におやつを与える・遊ばせすぎて疲労させすぎる・尻尾を引っ張るなどSCP-XXX-JPの健康に問題を与えるような行為を行った者は触れ合いの禁止と獣医師による指導を受けなければなりません。

説明: SCP-XXX-JPは1927年より財団のサイト-18で飼われている、「ビリー」という名前が付けられた白黒の斑がある猫です。通常の猫ではありえないほどに長命である以外、あらゆる点において異常性は確認されていません。

このことによって一時的にSCP-XXX-JPは収容対象となっており、この報告書もそのために作成されました。しかしながらオブジェクトの異常性および危険性が確認されないために、対象は1957年に財団サイト内に放し飼いにされることが決定され、この報告書も改定が行われました。現在はSCP-XXX-JPはサイト-18に所属する財団職員のペットとして扱われています。

オブジェクトの特性が極めて無害なものであるため、この報告書の削除及び、項目をAnomalousオブジェクト認定するという議論が現在進行中です。項目が移動になった場合、オブジェクトに割り当てられた財団データベースの容量が削減されるため、これまで慣例的に特別収容プロトコル内に書かれていたSCP-XXX-JPの好物や好むおもちゃなど収容に緊急的に関わらない項目、及び財団職員が撮影した膨大な数のSCP-XXX-JPが写った写真については一時的にストレージ保管されることになりました。それらの情報を確認したい職員がいるならば、データの貸出をレベル1クリアランス以上の情報担当職員に依頼してください。

補遺: SCP-XXX-JPは現在サイト-18でのメンタルセラピーにも利用されています。SCP-XXX-JPをハグしたり遊んだりすることによって、複数人の職員が精神的外傷や鬱病などから速やかに回復したことが確認されています。しかしながら、これはオブジェクトの特性ではなく、可愛らしい猫と触れ合い、信頼関係を結んだことによる回復であるというエビデンスが出ています。

追記: へへへ、ほんとは写真は全部ストレージに移動させろって言われてるけど、オレが昨日ビリーと撮った写真は載せちゃうもんね。部屋でパソコンいじってたら後ろからビリーがじっと見てたんで、三脚を置いて撮ってみたんだよ。フラッシュ焚くのを忘れてたから画面が暗いけど、でもビリーのキュートな顔はしっかり撮れてるだろ? まぁ、データベース担当者の権限ってことで許してくれ。で、ビリーの顔を見て癒やされてみて欲しいw

ビリー.jpg

な、サイコーだろ?


合作の剪定について

1.はじめに:何故合作剪定が必要なのか
SCP-JPには現在多数の合作が存在します。
複数の作者が書いたたくさんの短い作品が一つのページ内に存在する、これらの合作は書いていても見ていても楽しいものなのですが、問題があります。
それは、合作ページの短い作品は、個別に評価することが出来ないということです。これは、作品の出来や不出来というものを測ることが出来ないということであり、財団という評価を前提にした創作サイトにはあまり良いことではありません。
しかしながら、一つひとつの作品に個別評価を行っていくのは、Wikidotの仕様上無理なのです。なので、SCP Foundationのやり方に倣って、私たちはメンバーを集めて、そのメンバーによって合作の剪定を行うことにしました。

2.どうやって剪定を行うの?
2ヶ月に1回、1つ~複数の合作につき1人のメンバーが剪定を担当します。メンバーは合作作品を読んで、一定の水準に達しないと感じた作品を選び、簡単な理由を添えてそれが削除の対象になったことを、その合作のディスカッションで告知します。
告知が行われてから1週間の間、全てのサイトメンバーは削除の対象になった作品の書き直しに立候補したり、削除対象になったことに対して意義を申し立てることが出来ます。
1週間が経過してなお書き直しや異議申し立てが行われなかったり、あるいは書き直されても作品のクオリティが低いままであったり、あるいは異議申し立ての内容がどうしても受け入れられないようなものであったりする場合、その作品は削除されます。

__3.自分の作品が削除の対象にされちゃった! でもこれ、消されたくないんだけど……。
もしそう思うのであれば、当該のスレッドで当該の作品の削除について、異議を申し立てるか、あるいは書き直しを行って、その旨を書いて下さい。剪定のメンバーが異議に対して納得がいくか、あるいは書き直したものが面白ければ、作品は残るでしょう。

4.自分の作品以外でも、削除の対象にされたのが嫌なら異議を申し立てていい?
もちろん!

5.少人数で選ぶんでしょ? 不公平なことにならない?
そうならないように、1週間の異議申し立て期間を設けています。また、剪定メンバーはローテーションで剪定を行い、同じ人が連続で同じ記事を見ないようにすることで、出来るだけの公平さを担保しています。


「研究対象に困ったあなたへ」

評価: 0+x
ファイル名.jpg

このテキストは画像の下に表示されます。

アイテム番号: SCP-21141115-JP-J

オブジェクトクラス: Convenience

特別収容プロトコル: SCP-211415-JP-JPは上級研究員の目に止まらない場所で保管されます。下級研究員のうち人事ファイルに登録されたいなどの理由で昇級を望む者にのみ、隠し場所が明かされることになっています。

説明: SCP-21141115-JP-JはAnomalousアイテムの近くに設置しておくことによって、そのアイテムをSCP対象オブジェクトとして認定させることが可能である手書き風メモです。

どれほど脅威度が低い、あるいは財団が研究対象として興味を惹かれないであろうAnomalousアイテムであっても、このメモを置くことによってオブジェクトとして正式登録されることが可能です。

SCP-21141115-JP-Jは財団の米国支部で最初に作られ、エージェント・カナヘビが日本生類創建に関する報告書を書いた際に日本に持ち込まれました。

以下は出力されるメモの例です。


伝説の剣の周りに生えた草が選ばれた人以外に抜けなくなって大惨事に
理由はGOCがエクスカリバーっぽい剣をぶっ壊してコンクリ詰めにして土に埋めたせい


SCP-JPの歴史

筆者が思い出せる限りもっとも最初にSCPなるものが日本で紹介されたのは、あの彫像の画像がふたば☆ちゃんねるの二次元裏img鯖で2013年の5月頃に投稿された時だったはずです。
そのスレッドでよくわからないあの彫像を見て、匿名のメンバーたちが「ナニコレ」とか言っていると、誰かがSCP-173の翻訳文が入ったテキストファイルをスレッドに投稿しました。
そこがすべての始まりだったといえます。


やり尽くされたもののリスト――IN SCP-JP
・安っぽい感動オチ
・ギミックありきの記事
・要注意団体を出したいから書かれたような記事


SCP-JP(不死王の末路)

評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは現在一般的に公開されている技術では発見不能であるため、現状特別収容プロトコルは不要です。

説明: SCP-XXX-JPは銀緯███.█,銀経██.█の惑星上に存在する、おそらく知的生命が存在していたと思われる遺跡です。SCP-XXX-JPは現在の地球上の文明よりおそらく100年程度進んだ文明を滅亡以前には保持していたと考えられており、高層の建築物・多数の商業施設・自動運転が可能であろう様々な乗り物・整備され舗装された道路の痕跡が存在します。SCP-XXX-JPからは解剖学的見地から見ておそらく知的生物と思われる二足歩行生物、SCP-XXX-JP-2の死骸が多数発見されています。

SCP-XXX-JPの特徴には、同等の文明レベルに達している他の知的生物の文明と比べて、遥かに宗教施設であると思われる建築物が多数存在するというものがあります。

SCP-XXX-JPの文明が崩壊した原因として現在最有力なものは、公転周期にある恒星[編集済]が恒星寿命を迎えたことによって膨張を起こしたというものです。現在SCP-XXX-JPが存在する惑星の大気は200℃前後であり、その結果液体の水は惑星状に存在せず、すべてのSCP-XXX-JPには燃焼の跡が見られます。惑星と恒星間の距離を鑑みると、これはありえないレベルの低温です。この低温の理由については、今のところエビデンスのある仮説が存在しません。

SCP-XXX-JPはプロジェクト・ヘイムダルにおける宇宙探査実験の際に偶然発見されました。地球が膨張した太陽に飲み込まれるであろう60億年後を想定し、おそらく膨張パターンが赤色巨星[編集済]と似ていること・現在は膨張した赤色巨星によって表面温度が200℃を超えているものの、もともとは地球に近い環境であったろう惑星が存在したことから、対象が研究対象として選ばれた際、周辺惑星上に明らかに文明の痕跡が残されていることが判明し、探査船から調査ドローンを降下させることによる調査がなされました。クラゲ型の飛行探査ドローンである"ギンカクラゲ(Blue Button)"がこの作戦にあたり使用されました。ドローンのスペックについては財団の探査機カタログを参照して下さい。探査記録はこのページ上では簡易なものに留められています。より詳細なデータを確認する場合、レベル2/SCP-XXX-JPのクリアランスを提示する必要があります。

探査記録XXX-JP-1: 惑星探査ドローンによる最初の探査記録

ギンカクラゲの投下位置はおそらく最大の都市であったであろう遺跡群である。この遺跡群は仮に都市Aと名付けられた。ギンカクラゲのカメラアイは現在殆どが燃え落ちたであろう高層建築物群の残骸を捉える。これらの高層建築物は文明レベルが少なくとも産業革命以降に進行したことを示すものである。
高層建築物群の窓部分はすべて熱によって破損しており、表面は焼け焦げている。ギンカクラゲは建築物群の表面を爪によって掻き取り、サンプルを採取する。
高層建築物群のうち、比較的破損していないものの内部にギンカクラゲは侵入する。空間は吹き抜けであり、内部には焼け焦げているものの、エントランスであったことを推測できるだけの残骸が残されていた。受付らしきカウンターの上には、熱で表面が溶解し破損した何らかの装置が存在する。ギンカクラゲは装置を回収した17
吹き抜けを通ってギンカクラゲは2階へと移動する。2階には小部屋が複数存在したが、すべての部屋には特筆すべき痕跡が残されていなかった。
(中略)
12階にあるホールには明らかに集団の、おそらく知的生物による生活痕が残されていた。燃え残った金属や陶器の残骸が多数残っており、熱により変形しているものの、おそらくテントのような簡易的な家屋が大量に並べられていたこと、食事などがここで取られていたことがわかる。ホールの隅にはおそらく逃げ遅れたと思われるSCP-XXX-JP-2の炭化した死骸が複数残されている。ギンカクラゲは比較的形が残っている小さな個体を回収する。
(中略)
最上階、屋上の、おそらく元は扉があったであろう部分には折り重なって倒れたSCP-XXX-JP-2死骸が多数存在した。おそらく屋上の扉を開けた瞬間にこれらのSCP-XXX-JP-2は死亡したと思われる。ギンカクラゲは死骸の一部を回収する。

おそらくタンパク質ベースで作成された生命にも関わらず、SCP-XXX-JPは平均して1000度に達している赤色巨星表面の熱を受けても生存しています。この生存は熱によって焼却され炭化した組織が、それと同等のスピードで再生するという特異な性質によって達成されているようです。SCP-XXX-JPはその外観から推定される体内構造が正しければ呼吸を必要とする生物である可能性が高く、同時に窒息を起こしている可能性があります。その他、生物として必要な代謝行動などが不可能であるにも関わらず、SCP-XXX-JPは生存を続けています。

地球が膨張した太陽に飲み込まれるであろう60億年後を想定し、おそらく膨張パターンが赤色巨星[編集済]と似ていること・現在は飲み込まれているものの地球に近い環境の惑星が存在したであろうことから、対象が研究対象として選ばれた際、[編集済]表面を探査していた調査ドローンの1つによってSCP-XXX-JPは発見されました。オブジェクトが生体であるということが速やかに判明した理由として、SCP-XXX-JPの口部が再生する度に大きく開き、燃え尽きるまで体内の気体を放出することを繰り返していたことが挙げられます18

・インパクト不足
・そもそも恒星表面はガスだから沈む
改稿
膨張しつつある恒星の表面で燃え続ける文明の残り
ロケットの構築には失敗して残骸は燃えている
その中に一人だけ死ねない存在がいて再生し続ける
惑星の中には「死なない王様」の意匠がある色々な絵画などが
死ねない存在は財団ドローンにすがりついてくるが
リスクとリターンが合わないので財団は放置
そのうち恒星が膨張してあの王様は恒星の中に取り込まれるんじゃないかな

2行説明: SCP-XXX-JPは不死の王様です。自分の惑星から脱出するだけの技術が不足していたため、彼は膨れ上がった恒星に焼かれ続けています。


部屋の窓が殺風景だね、というのは彼女の言葉だった。
「カーテンくらいもうちょっと綺麗なやつを付けたらどうなの」
そう言われて、おれはカーテンをまじまじと見た。まぁ、言われてみれば、ちょっとばかり汚れが目立つかもしれない。けれど、
「別に外から汚れが見えるわけでもないしなぁ」
正直なところ、買い直すのはとてもとても面倒くさいのだ。ホームセンターなり家具屋なりが近くにあればいいのだが、ここからだとバスで3駅、電車で2駅ほど先にまで行き、更に10分近く歩かなければならない。Amazonで注文すればいいかもしれないが、おれは現物が見られないネット取引があんまり好きではない。前に買った折りたたみの椅子が半年で壊れて以来、余計に好きではなくなった。
「あなたねぇ」
彼女は呆れた顔をした。
「掃除もなにも私に任せて、散らかしっぱなしにしているから、そういうことが平気で言えるの。あなたが散らかした部屋を綺麗にして、やれやれこれで駄々っ子の世話が終わった、と思ったらあのシミの付いたカーテンが目に入るの。嫌になるわよ。ちゃんと綺麗なやつを買って来るべきです」
買って来るべき、ねぇ。とはいえ、アルバイトで疲労しているからとか、学業の方で根を詰めないといけないから、とか色々と理由をつけては彼女に掃除やらなんやをやってもらっている我が身としては、反論するだけの権威がまるでないし、それにまぁ汚いのは事実であった。
「近所に家具屋があればなぁ」
おれは呟いた。

バイト先の工場でクソつまらない作業――どんな作業かわかるか? でかい印刷機から吐き出される、どこに張られるのかも知らないポスターが汚れていないかひたすら確かめるだけの仕事だ――を片付けた後、おれはくたびれて帰り道についた。給料は安いのに生産性だのプロ意識だのを無駄に求められるのにはうんざりしていたが、今日はいつもよりは機嫌がマシだった。振り込みの明細票には安いとはいえそこそこの金額が記録されていて、これを使えば新しいゲームを買うなり飲み代にするなり楽しむことができる。あるいは彼女にささやかなプレゼントを買ってもよい。
おれが金の使いみちを考えながら帰り道をのろのろと歩いている時、いつもと違う風景がふと目についた。
「リサイクルショップ」の文字が書かれた幟。本日開店、のビラが貼り付けられたドア。幾つかの花束。そして、仕事上がりですっかり遅くなった今でもまだ開店していることを示す「開店10時 閉店21時」の文字。
ちょうどカーテンのことがなんとなく心に引っかかっているところだった。おれは店のドアを開けて、中に入る。
「いらっしゃいませ」
と声をかけてくる、店員らしい若い男をちらっと横目で見た後、おれは店内をぐるりと見渡して、家具類のコーナーを示すものがないかを確認し、どこに何があるのかがいまいち不明瞭なのを理解する。この微妙な雑然具合はマニュアルなりがあるチェーン店ではなくて、個人がオーナーをしている店なのだろう。
「カーテンって置いてありますかね? 置いてるんだったら、アパートの窓にかけておきたいんですが、いい感じのやつってないですか?」
「ああ、カーテンでしたら、こちらにあります」
店員の後ろについていくと、椅子やらテーブルやタンスの間に挟まるようにして、丸められた状態


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アイテム番号: SCP-1000-JP

オブジェクトクラス: None

前提: SCP-1000-JPは複数のオブジェクトをナンバリングしたものです。全てのオブジェクトは当初個別にナンバリングを行われていましたが、全てのオブジェクトは一つの因果関係にあることが判明し、SCP-1000-JPとして再度ナンバーを付け直されました。

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: SCP-1000-JP-1はセクター-67内に収容されます。セクター-67に関与可能な職員は全て日本民族を先祖に持っていない者のみに限定されます。SCP-1000-JP-1の音声情報にアクセスするためにはレベル4クリアランス以上を保持する職員による許可及び、日本民族を先祖に持っていないことの証明が必要となります。

説明: SCP-1000-JP-1は日本国の島根県に存在する洞窟です。洞窟外からの反響定位測定及び遠隔操作ドローンによる確認ではおよそ300mで行き止まりが確認されますが、人間がSCP-1000-JP内に入った場合、洞窟内がおよそ5度程度の傾斜を持った状態で、およそ1.5kmに渡って上り坂が続きます。一般的な洞窟にあるような分かれ道や横穴が存在せず、完全な一本の穴が奥へと続いています。

1.5km程度奥に進むと、入った人間は穴が巨大な岩に塞がれていることを発見します。岩は原始サーキック・カルトに見られる祭礼の痕跡が残されています。考古学的見地からの推定、ルミネッセンス法による年代測定、祭祀に使用された血液の炭素年代測定を行った結果、この祭礼はおよそ1600年前に行われたものであると推測されています。

岩により近づいた場合、日本民族を先祖に持っている人間は「女性の声」を聞き取ります。この声は録音に一切成功しておらず、後述する理由から内容を推測することが極めて困難ですが、聴者はこの声を「女性」「嗄れている」「不気味」であると形容しています。

この「声」を聞いてから約20秒が経過した後、聴者の肉体に大きな変異が起こり始めます。この変異は激しい苦痛を伴い、不可逆的なもので、治療は不可能です。変異は以下の様な順序で起こります。

  1. 聴者周辺のヒューム値の急速な上昇。
  2. 皮膚の急速な壊死。この壊死は致死的なレベルには達することはないが、聴者の容貌及び皮膚感覚を損なう。
  3. 骨格の変形。特に頭蓋骨の変形は著しく、突出した骨が体外に突き出ることがしばしばある。これにより脳圧が上昇し、聴者の精神活動がある程度損なわれることもしばしばある。
  4. サーキック・カルト信仰のミーム感染。
  5. 筋繊維の可塑性筋細胞化。これはSCP-610に見られる肉体変異と酷似している。

変異が完了した対象はSCP-1000-JP-2として分類される存在へと変貌します。詳細はSCP-1000-2-JPの項目を参照して下さい。


エージェント・カナヘビのバイオグラフィ

Taleにおけるキャラクターの描写: エージェント・カナヘビはサイト管理者として描かれます。

エージェント・カナヘビは小型のトカゲ様生物として外見が描写されます。また、ボーイ・ソプラノ

エージェント・カナヘビは水槽に入っていることがあります。水槽そのものが特別な機械であり、動きまわることが可能であることが多いです。

キャラクターについての雑感: エージェント・カナヘビは実に適当な理由で作られたキャラクターです。このキャラクターができた時、人事ファイルとして置かれていたアバター職員の数が博士3・エージェント1だったので、バランスを取ってこのキャラクターはエージェントになりました。
CLAMPの漫画がたまたま目についたので、このキャラクターは財団にふさわしい邪悪なケロちゃんになりました。このキャラクターが小動物で、関西弁をしゃべる設定なのはそれです。
このキャラクター


"秘宝館""グレープ""メガネ""つらら""信号機""カナヘビ""手話言語学""芝刈り機""栄養ドリンク""保険証""鉄道模型""自分探し"

・メガネ秘宝館
・オートかき氷生成つららグレープ味
・健康改竄栄養ドリンク、保険点数も改竄してくれます
・自分探しの旅をご案内する鉄道模型、ただしマヌケは信号でストップだ
・カナヘビこと邪悪な葦船中佐大暴れの巻、いまなつのとかげが人間らをつるす
・シュワ言語学
・芝刈り機にかけると悲鳴を上げる草、元は恨みがましいDクラス


SCP-JP()

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ファイル名.jpg

このテキストは画像の下に表示されます。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid Keter Neutralized

特別収容プロトコル:

説明:

補遺:

インタビュー記録
担当者:
<録音開始>

実験記録XXX-1
担当者:
対象:
実験内容:
実験結果:
担当者私見:

aaaa
  bbbbb

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