箱の中の 

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: 
SCP-XXX-JPは30cm×55cm×20cm、[編集済]kgの未知の物質で構成された箱であり、現在サイト■■■■の■■博士が使用しているごく一般的なロッカーに収容、保管されます。現在SCP-XXX-JPは蓋と入れ物に分かれており、特別なことがない限りSCP-XXX-JPは蓋がされた状態で保管されます。現在SCP-XXX-JPはDクラス職員以外の研究員、職員は■■博士による許可を得た後、自由に確認、及び実験をすることが可能です。

説明:
SCP-XXX-JPは、1999/1/1にエージェント■■■■が失踪したという連絡を受け、捜索していたエージェント■■■■■により、■■■■氏の死後、放置されていた館の地下80m付近にある地下牢と思しき密閉された部屋で発見されました。この3m四方の部屋の隅にSCP-XXX-JPは放置されていました。SCP-XXX-JPは館の管理者の承認を得てエージェント■■■■■によって持ち出され、現在の収容場所に保管されました。なお、SCP-XXX-JPの見つかった部屋にはエージェント■■■■の痕跡はありませんでした。

SCP-XXX-JPは未知の物質で構成されています。この物質については調査が進められていますが、SCP-XXX-JPの特性上、現在の技術ではSCP-XXX-JPからサンプルを抽出することは不可能だろうとされています。

SCP-XXX-JPの異常特性はヒトの手による移動以外の手段では、手が離れた瞬間の座標から移動しないというものです。この特性はヒト以外の種族、生物、道具による移動の際に現れ、それらで移動させようとする実験(実験記録1を参照)は全て失敗しています。SCP-XXX-JPを破壊しようとする実験は数回行われましたが、全て失敗に終わっています。(実験記録2を参照)この特性はSCP-XXX-JPを蓋と入れ物に分離した際に失われ、この状態のSCP-XXX-JPはあらゆる手段で移動させることが可能です。

補遺1:
以下実験記録1

SCP-XXX-JP:実験1
1999/■/■ 研究員■■■■■**

方法:複数人による移動■■博士の承認のもと行われた

結果:可能

コメント
SCP-XXX-JPの報告書には書いてないけどなんでこんなに重いんだ?実際に計測された重さとはまるで違う重さだ。もういちど詳しく計測する必要がありそうだ。

SCP-XXX-JP:実験2
1999/■/■■ ■■博士**

方法:重機による移動の試み■■博士の承認のもと行われた

結果:不可能

コメント
ダンプカー、ショベルカー、ブルドーザー、果てはユンボまで使ったが宙に浮いたscpは微動だにせず、傷一つつかない。そればかりか土埃一つつかない。これはscpがヒトの手以外のあらゆる物質を拒絶しているからなのか?

SCP-XXX-JP:実験3
1999/■■/■■ 研究員■■■■**

方法:アフリカゾウによる移動■■博士の承認のもと行われた

結果:不可能

コメント
あのゾウのお下劣な糞は確かにscpの上に乗っかってたはずだが、我々が持ち上げた瞬間に綺麗さっぱり無くなっていた。と思ったがなんで降ってくるんだよ糞野郎!scpはヒトが手で触った際に付着している?もの、及びヒト以外の生物を一時的にべつの場所へ移す模様。しかしscpの置かれている床、壁、天井は影響は受けない。生物はその1個体がまるまる移るからよかったな。ただし宙に浮いている状態ではこの特性はない模様。報告書を変えておかないと…

補遺2
以下実験記録2

SCP-XXX-JP:耐久実験6
1999/■■/■ 研究員■■■■■**

方法:ヒトが箱を他の物体にぶつける■■博士の承認のもと行われた

結果:実験者の異常により中止

コメント
これは、
この箱は、
パンドラ、
いや、
これは、
SCP、
いや、
全ての[不明](研究員■■■■■へのインタビューより抜粋)