何も考えず作成してしまいました。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはセンサー感応式標準収容金庫にて保管してください。収容違反が発生した場合、直ちにサイト内のすべてのコピー機への電力供給を絶ちすべての出入り口を施錠したあと、SCP-XXX-JPを所持した人間を見つけ次第Bクラス記憶処理を施してください。SCP-XXX-JPを用いた実験は、モニター越しによる実験担当者の監視のもと、Dクラス職員のみがSCP-XXX-JPを視認できるように行ってください。許可がない限りSCP-XXX-JPを直接目視しないでください。
説明: SCP-XXX-JPは” 200█年度「薬物治療学Ⅴ」予想試験問題”と印字された1枚のA4サイズの印刷物です。SCP-XXX-JPは20██/07/27に東京都██市にある██薬科大学において、学生数名が原因不明の記憶喪失に陥っているという事案の調査に向かった財団のエージェント██████により同大学2Fロビーに設置された1台のコピー機の原稿ガラスと原稿カバーの間から発見されました。研究の結果、SCP-XXX-JPの本体である普通紙および使用されているインクは同大学で使用されている物と同一のものであると判明しました。しかしながら、SCP-XXX-JP以外の印刷物には同様の異常性は確認されませんでした。SCP-XXX-JPの印刷レイアウトは██薬科大学の定期試験問題の体裁をなしています。また、紙面下部に問題作成者と思われる「██薬科大学過去問研究部」の名前と「アドバイス」と題した文言が印刷されていますが、同大学にこのような団体が存在していた記録はありません。
SCP-XXX-JPを視認した人間(以下SCP-XXX-JP-1とする)は、コピー機を用いてSCP-XXX-JPを複写し、SCP-XXX-JP-1の知人1~[編集済]人に譲渡するようになります。コピー機を用いて複写されたSCP-XXX-JPも同様の異常性を発現します。しかし、撮影や書き写しによる複写では異常性は発現しませんでした。
複写時にSCP-XXX-JP-1は、設置されている場所、製造会社などに関わらず、一般的なコピー機1を用いてSCP-XXX-JPを複写します。コピー機を撤去するなどして同大学構内にコピー機が存在しない場合、SCP-XXX-JP-1は構外のコピー機を探し求めます。
このような異常性によって加速度的に増加したSCP-XXX-JPの枚数が12枚に達した瞬間、SCP-XXX-JPは消滅し全てのSCP-XXX-JP-1はその瞬間からさかのぼって7日間のすべての記憶を失います。SCP-XXX-JP-1は記憶を失ってからおよそ5ヶ月以内に、体内の細胞がヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染し、後天性免疫不全症候群(AIDS)に罹患します。感染経路は不明です。
実験により、SCP-XXX-JPの異常性は1個体の人間に対し1度きりしか発現しないことが分かりました。
SCP-XXX-JPが消滅してから6ヶ月以内に、新たなSCP-XXX-JPが██薬科大学の2Fロビーに設置されているコピー機の原稿ガラスの上に出現します。SCP-XXX-JPが出現するコピー機ですが、調査の結果███████社製の[データ削除済]コピー機であり、このコピー機自体には異常性は見られないことが判明しました。██薬科大学に設置されたすべてのコピー機が大学構外へ撤去されている場合、SCP-XXX-JPは同大学2Fロビーの床の上に出現することが判明しました。
現在SCP-XXX-JPがどのようなメカニズムでこのような特異性質を発現させているのか調査中です。
補遺: SCP-XXX-JP紙面下部の印刷文言
アドバイス
早めのテスト対策を! テスト二週間前の記憶が[編集済]でも受かるくらいにね!!
████には気を付けてね。-██薬科大学過去問研究部