特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは標準地域隔離手順によって封鎖されており、カバーストーリー「土砂災害特別警戒区域」により、一般人の立ち入りは厳禁とされています。SCP-XXX-JPの周囲は、常時広範囲監視カメラを用いて監視されます。SCP-XXX-JP内に人が侵入した場合、侵入者を確保し、Aクラス記憶処理の後に解放して下さい。万が一イベント-XXX-JPが発生した場合、機動部隊よ-5("通りすがりの名探偵")のSCP-XXX-JP侵入によるオブジェクトの非活性化作戦を実施し、侵入者に対しては取り調べを行った後に記憶処理を行います。

説明: SCP-XXX-JPは、群馬県の███山間部に存在する、約█.█km²の区域です。SCP-XXX-JPは険しい山々からなるすり鉢状の地形をしており、境界は後述するSCP-XXX-JP-Aの周囲の山の、円状に連なる尾根だと推測されています。
SCP-XXX-JP-Aは、SCP-XXX-JPの谷底に位置する██坪の2階建てのペンションです。SCP-XXX-JP-A内部には、1人部屋が6室、2人部屋が3室あり、その他の部屋は食堂しか存在しません。
SCP-XXX-JP-Bは、SCP-XXX-JP-AからSCP-XXX-JP外の道路まで通じている長さ█kmの道路です。SCP-XXX-JPの地形上、オブジェクト外からSCP-XXX-JP-Aに乗用車等の一般車両で向かおうとした場合、必然的にSCP-XXX-JP-Bを通る必要があります。

SCP-XXX-JP-A内に人物が4人以上存在し、尚且つSCP-XXX-JP-A内の人物全員が自らの荷物を部屋に置いた時、当オブジェクトは活性化し、イベント-XXX-JPが発生します。なお、この「荷物」は、個人がSCP-XXX-JP外から持って来た物全てを指します。例として、4人のDクラス全員にボールペンを持たせ、全て同じ部屋に置かせた場合も、SCP-XXX-JPは活性化しました。イベント-XXXJPは五段階に分けて発生します。

イベント	発生のタイミング	詳細
イベント-XXX-JP-0	SCP-XXX-JPが活性化した翌日の午前2時〜非活性化時	SCP-XXX-JP上空で局地的な現実改変が発生し、付近で1時間に25mm以上の雨が降ります。その結果として、SCP-XXX-JP内の山で土砂崩れが発生し、一般的な車両ではSCP-XXX-JP-Bが通行不可能になります。更に、不明な原因により、SCP-XXX-JP内にある全ての通信機器において外部との通信が出来なくなります。
イベント-XXX-JP-1	イベント-XXX-JP-0が発生した日の午後8時〜10時	SCP-XXX-JP-A内にいる人物のうちの一人(以降対象-1と呼称)の後頭部に軽い衝撃が加わります。この時、対象-1は誰かに何か硬いもので殴られたと認識します。同時に、対象-1の後方付近にSCP-XXX-JP-A内部に存在する物品のうち十分な硬度を持った物体が一つ転移します。転移する物体は全て高さ約1mの地点に出現する為、出現した後はそのまま落下します²。なお、この落下によって物体が受けた損傷は、イベント-XXX-JP終了時に未知の方法により修復されます。³
イベント-XXX-JP-2	イベント-XXX-JP-1が発生した次の日の午後8時半〜11時	SCP-XXX-JP-A内にいる人物の中で、対象-1と異なる人物のうちの一人(以降対象-2と呼称)に、イベント-XXX-JP-1と同様の事が起こります。なお、Dクラスを繰り返し用いた実験により、このイベント時に対象-2が受ける衝撃はイベント-XXX-JP-1で対象-1が受けるものよりも大きく感じられる事が判明しました。
イベント-XXX-JP-3	イベント-XXX-JP-2が発生した次の日の午前10時〜12時	SCP-XXX-JP-A内にいる人物の中で、対象-1でも対象-2でもない人物のうちの一人(以降対象-3と呼称)が後頭部にとても強い衝撃を受け、気絶します。その際、対象-3の後頭部には浅い傷が出来ます。また同時に、SCP-XXX-JP-A内部に存在する物品のうち十分な硬度と重量をもった物体一つが、SCP-XXX-JP活性化時に荷物が置かれた部屋のうちいずれかの部屋に転移します。転移の際、その物体は対象-3の血痕が付いた状態で出現します。
イベント-XXX-JP-4	イベント-XXX-JP-3が発生した次の日の午前1時〜2時	SCP-XXX-JP-A内の人物全員が激しい眠気に襲われて眠った後、イベント-XXX-JP-3で物体が転移した部屋に荷物を置いていた人物(以降対象-4と呼称)

イベント-XXX-JP-4が発生した後、SCP-XXX-JPは非活性化しますが、この際SCP-XXX-JP内の地形はイベント発生前の状態に戻り、それに伴ってSCP-XXX-JP-Bが通行可能になります。尚、イベント発生時にSCP-XXX-JP-Bを通行不可能にしないような試みは、SCP-XXX-JP-Bに沿って土砂防止用の堤防を建てた際に[データ削除済]という結果を引き起こした事を受け、現在凍結されています。また、イベント発生時に無理矢理SCP-XXX-JP-Bを通ってSCP-XXX-JPに侵入すると、その時点でSCP-XXX-JPが不活性化する事が判明した為、現在のプロトコルが確立されました。

SCP-XXX-JPは当初、「ペンション██████」という名称で営業していましたが、このペンションはネット上で「怪奇現象の起こるペンション」という都市伝説が流れていました。財団はエージェントを派遣しましたが、最初の調査では、派遣されたエージェントが二人だった為にオブジェクトが活性化せず、異常性を発見出来ませんでした。その後、事件-XXX-JP-αを受け、追加調査の為のエージェントが5人派遣された際に活性化した為、財団は現SCP-XXX-JP-Aをオブジェクト認定しました。その後の実験により、現SCP-XXX-JP-Aの周囲一帯が異常性をもつことが判明した為、SCP-XXX-JPは現在のものに再指定されました。これに伴い、ネット上にはカバーストーリー「悪質なデマ」が流されました。また、「ペンション██████」のオーナーであった██氏を取り調べたところ、██氏は営業の際にSCP-XXX-JP-A内にいることは無く、常にSCP-XXX-JP外の管理小屋にいた為、イベントの存在を知らなかったという証言が得られました。加えて、██氏のペンション運営が本業で無いが為に、一度に1団体のみにしか宿泊

SCP-JPサンドボックスII

SCP財団日本語版Wiki付属

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脚注