アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Anomalus Safe Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはその性質、および規模から特定のサイトへの収容ができません。SCP-XXX-JPの進行予測領域において一般人が周波数████kHz帯の電磁波を受信する可能性のないよう、機動部隊せ‐9(”出歯亀”)がSCP-XXX-JPの進行を監視します。もし一般人が受信してしまった場合はクラスAの記憶処理か、可能ならカバーストーリー「性的倒錯者の個人放送」を適用してください。また、活性化状態に入ったSCP-XXX-JPの通過領域にはカバーストーリー「にわか雨」を適用してください。
実験を行う場合はクリアランスレベル3以上の研究員1名の承認が必要です。
説明: SCP-XXX-JPは、主に地上600mから1500mを浮遊する直径おおよそ20mほどの積乱雲に似たガス状実体です。非活性時のSCP-XXX-JPは霧散しないという点を除いてその他の雲と同様の性質を示しますが、活性状態に入ったSCP-XXX-JPは████kHz帯の電磁波を発生させ、その後に下部から雨と思われる水滴を一定時間放出します。この水には異常性が一切ないことが実験動物及び植物を用いた試験によって確認されています。活性状態における「雨量」はまちまちですが、放出時間は10分程度です。
この時発生する電磁波は全方向に放射されますが、未知の原理によりSCP-XXX-JPから1kmの地点で消滅します。また、この電磁波は通常のAM放送受信機を介して年齢不詳の男性の声に変換できます。声はSCP-XXX-JPが陸地の上空に存在する場合、その地域で主に使われる言語で放送されますが、例外的に下が海上である場合のみ、おそらくシュメール語の未だ知られていない方言と思われる言語で放送されます。
この放送の内容を知ったエージェントや研究補佐員から雨水に対する嫌悪感が報告され、ミーム汚染の可能性が示唆されました。Aクラス記憶処理によってその影響は消滅することが確認されています。そのため、実験参加者は実験終了後にAクラス記憶処理を受けることが許可されています。
SCP-XXX-JPは19██年の非特異空間確認作業の中で、気流に逆らって移動していたことから財団の注意を惹きました。当初は「決して消えない雲」としてAnomalusに分類されていましたが、活性時に放出される電磁波からSafeに再分類されました。
現在、SCP-XXX-JPとコンタクトを取ろうという試みはすべて失敗しています。
以下は活性状態に入った地点とその時の放送内容の記録の一部です
言語:日本語
内容
うおおおおなんて[編集済み]なんだそんなに地面を隆起させて俺を誘いやがって[編集済み]が見えてるじゃねえか[編集済み]まずお前の上に[編集済み]してやるからなああなんでそんなに木々を生やしてるんだそんなところ隠したってお前の[編集済み]はまだいっぱいあるんだ俺の[編集済み]でぶっ[編集済み]してやるああやめろそんな目で俺を誘惑するんじゃねえそんなことされたらもう…もう……
言語:ロシア語
内容
ああもうたまんねえよ俺が俺でなくなっちまうぐらいお前は[編集済み]で[編集済み]だよ苔なんて巻き付けてもう我慢できねえその滑らかな[編集済み]を俺の[編集済み]で[編集済み]させてやる風が見てようが知ったこっちゃねえお前が誘ってくるのが悪いんだ[編集済み]なところを[編集済み]してやるなんも言わねえってことは[編集済み]されても構わねえってことだなふざけんな俺がそんな乱暴に[編集済み]するような[編集済み]だと思ってんのかお前を[編集済み]しても[編集済み]だからお前は[編集済み]だわかってるのかあっもう[編集済み]
言語:シュメール語方言
内容
なんて{綺麗な/大きな}なんだお前はなんでそんなに[編集済み]でいられるんだ星に{記録/記憶}されてるからかそれなら俺たちがちゃんと[編集済み]しているところを見てもらおうじゃないかそんなに{不明|水に関連する}してほんとは[編集済み]だったらちゃんと[編集済み]するまで{不明|出産に関連する}してやろうかそんなわけないだろ俺はお前から[編集済み]するときはいつも{優しく/正しく}しろって教わったんだそれを忘れるような俺じゃねえああでももう{不明|否定語}もう[編集済み]
補遺1: 現在に至るまでSCP-XXX-JPには累計██回の破壊許可申請が提出され、█回の無許可攻撃が敢行されました。以下のログは█回目の無許可攻撃時の実行部隊の一人とのインタビューを記録したものです。
対象: エージェント██
インタビュアー: ██博士
付記: エージェント██は放送の曝露後に記憶処理を辞退していました。
<録音開始>
██博士: おはようございます、エージェント██。早速ですが、財団忠誠心調査テストにおいて毎回高水準を維持していたあなたが今回の無許可攻撃に参加した理由を教えていただけますか?
エージェント██: おはようございます、博士。SCP-XXX-JPの言ってる事を聞けば理由はすぐにわかると思いますが。
██博士: 確かにSCP-XXX-JPの放送には軽度のミーム汚染評価が与えられていますが、財団の理念を無視して破壊を試みるほどの脅威ではないと思われます。
エージェント██: そういうことを言っているのではありません!あれは地面をその…[編集済み]にして[編集済み]をしているんですよ!
██博士: 落ち着いてください。このインタビューは録音されています。それに例えそうだとしてもおそらくは[編集済み]の結果であろう水分には異常性はありません。
エージェント██: なぜわからないんですか!今外で降っている雨だってSCP-XXX-JPの同類の[編集済み]の結果かも知れないんですよ⁉それにそれは水と混ざって川から流れて海に入って我々の飲料水になってるかもしれないんです!博士は他人の…その…[編集済み]を口にできるのですか?
██博士: 異常性がないのだったらそれは通常の水と変わらないのでは?それに、気になるのならなぜ記憶処理を受けなかったのですか?
エージェント██: この事を忘れて体中にSCP-XXX-JPの[編集済み]をつけたくなかったからです。
<録音終了>
終了報告書: 実験後の記憶処理は義務付けた方がいいかもしれません -██博士
補遺2: 20██年イラクの█████████県上空において活性化状態に入ったSCP-XXX-JPは通常通り降水をつづけましたが、その際濡れた地面から霧が発生し、気流に逆らって上空へ移動しました。移動中にSCP-XXX-JPと同じく████kHz帯の電磁波を放出したため、以降これをSCP-XXX-JP-1と指定し、SCP-XXX-JPはEuclidに再分類されました。また、SCP-XXX-JP-1にも同様の収容プロトコルを適用しています。
以下はSCP-XXX-JP-1が上空に移動する際に発した放送の内容です
言語:シュメール語方言
内容
父ちゃんやっと出てこれたよ弟たちももうすぐうわ母ちゃん[編集済み]
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エージェントのインタビューは必要か?(ドラマ性が過剰) 最終的に増えるのは安易では? 下ネタ色が強い? 典型的天地豊穣神話との関連を示すべきか?
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル: 収容チームはSCP-XXX-JPを中心として半径10m内に一般の航空機が侵入しないように常に監視してください。もし、一般人が侵入を試みた場合可能なら即座に拘束し、クラスA記憶処理かカバーストーリー「墜落多発地帯」を適用してください。不可能な場合は機体を維持し、SCP-XXX-JPの影響から脱するまで待機し、その後クラスA記憶処理を行ってください。また、その際、収容チームはSCP-XXX-JPの方向に60秒以上顔を向けることのないように注意してください。
加えて、地球上のあらゆる種類の掲示板やポスターなど、一定時間視認すると予想されるものはSCP-XXX-JPを向かないように設置されなければなりません。そのため財団の交渉チームは各国家機関や自治体、およびその他組織等に対して働きかけて下さい。
実験にはクリアランスレベル4以上の研究員1名の許可が必要です。
説明: SCP-XXX-JPは南緯8°47′0″西経124°30′31″の海抜約10km地点を中心とした半径1mほどの空間異常です。この空間を物理的に中心視の範囲に納めたまま124秒が経過した場合、およそ1%弱の確率でSCP-XXX-JPの異常性の第一段階が発現します。
SCP-XXX-JPの影響下に入った場合、対象者はその時取っていた姿勢で静止します。これは静止に適さない姿勢であっても同様で、そうなった時の対象者は後述の理由から多くの場合頸椎損傷か脳挫傷により死亡するか、脳機能に後遺症を負います。
静止した対象者は外力によって姿勢の変更及び運搬が可能ですが、唯一、頸部より上の部位はSCP-XXX-JPの方角を向いたまま固定されています。これにより、無理な姿勢をとっていた対象者は頸椎を損傷するか全く無防備な状態で頭部をぶつけることにより脳挫傷を起こすことになります。
この現象は、初回の場合5秒程度で終了しますが、影響下に入る回数が増えるごとに長くなっていくことがこれまでの実験によって明らかとなっています。現在の最長記録はDクラスを用いた連続実験における2時間56分12秒です。
その後のインタビューにおいて全てのケースで対象者となった被験者の体感時間では、発現トリガーとなる時間も含めて2,3分間程度だったと報告されており、また、この異常性が発現する確率が思考濃度0.4以下―つまり低度の放心状態ーの場合に最も高くなることも判明しています。
この異常性に距離や障壁は関与しないことが実験によって証明されています。つまり、たとえ地球の裏側であったとしてもSCP-XXX-JPは支障なく異常性を及ぼします。
SCP-XXX-JPの第二の異常性は、第一段階の継続的な曝露によって引き起こされます。
第一段階を複数回経験した対象者はSCP-XXX-JPに対して強く依存するようになり、定期的にSCP-XXX-JPに曝露しようと行動します。また、SCP-XXX-JPの異常性が発現する確率も上昇し、10回の曝露によっておよそ8%強の確率で発現するまでになります。同時に対象は他人に対しても同様に振舞うよう勧め始め、これは強権的に制止することで抑制することが可能ですが、この段階まで進行した対象を元に戻す方法は現在まで判明していません。
以下は第二段階まで進行した被験者に対するインタビューの音声記録です。
対象: D-81379[この被験者は事前に███回SCP-XXX-JPに曝露しており、直前の精神鑑定においてSCP-XXX-JPへの十分な執着を確認された]
実験主任及びインタビュアー: ██博士
付記 インタビューはSCP-XXX-JPから約200㎞離れた地下防音室で行い、対象にはSCP-XXX-JPの方向が分からないようにアイマスクを着用させています。
<録音開始>
██博士: おはようございます、D-81379。
D-81379: ……ここはどこなんだ博士?
██博士: あなたが知る必要はありません。あ、顔を動かさないでください
D-81379: でもよぉ、俺あっちを向きたいんだけど
<D-81379は正確にSCP-XXX-JPの方向を指しました>
██博士: 何故ですか?
D-81379: なんでってなんとなくだけど……なんか首の座りが悪い?感じ?
██博士: その方向にはSCP-XXX-JPが存在します。以前に伝えた通り、SCP-XXX-JPに曝露した場合体感時間と実時間の間に差異が生じます。現に先ほどの精神鑑定においてあなたの体感時間と実時間との差は██時間と報告されています。それでもなぜ曝露を望むのですか?
D-81379: さあ……?
██博士: 質問を変えます。最近何か変わったことは?例えば何かが見えるようになったとか聞こえるようになったとか。
D-81379: いや……特には、いや、そうだ。
██博士: 何か思い出しましたか?
D-81379: なーんか最近待ってなきゃいけないような気がする。
██博士: 待つ?何を?
D-81379: よくわかんねえけどなんかぼーっとしてたら、俺は何かを待ってなきゃいけなくてそれにはこっちの方向を見とくのが一番なんじゃないかなって思うことが時々あるんだよ。
██博士: それが原因であなたはSCP-XXX-JPの方向を見続けることを希望するのですか?
D-81379: あー言われてみたらそうなのかもしれねえなぁ。
██博士: ありがとうございます。インタビューを終了します。
<録音終了>
終了報告書: 重要な知見が得られた。SCP-XXX-JPは何らかの卵か出入り口の可能性がある。 -██博士
補遺: 20██年█月█日、自身の収容セル内で自殺しているD-81379が発見されました。特別に許可されて持ち込まれていたメモ帳に遺書と思われる殴り書きの文章が残されていました。文面は以下の通りです。
俺の時間が食われた -D-81379
これをもって、SCP-XXX-JPに対する実験はより細心の注意をもって行われるよう通達されました。
=================記事ここまで=========================
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはサイト-81██の監視装置を撤去した標準人型収容セルが与えられています。このセルの入り口には最低1名からなる非武装の監視チームを常駐させ、食事を配給する際はDクラス職員に運ばせ、当職員を1時間セル内に滞在させてください。また、サイトの全職員はSCP-XXX-JPの容姿を口頭または文章で伝えられ、担当者以外の職員は収容違反を思い出した場合、即座にサイト管理者に報告し、クラスA記憶処理を受けてください。SCP-XXX-JP担当職員はインタビューによって収集すべき情報及び予定されている実験内容を常に記憶するようにしてください。
サイト管理者は最後の収容違反報告から5時間が経過した段階で、監視チームによる収容の報告がないか追加の収容違反報告がない場合はサイトが存在する区画を封鎖し、全職員によるSCP-XXX-JPの捜索を開始してください。
実験はクリアランスレベル3以上の職員1名によって事前に承認されたものに限定されます。
説明: SCP-XXX-JPはコーカソイドの中年男性とおぼしき人型非実体です。SCP-XXX-JPは過去改変能力を有していると考えられており、人の記憶によってのみその存在が確認されています。SCP-XXX-JPに遭遇したと主張する人物は全てのケースでSCP-XXX-JPが視界外から突然現れ、しばらく会話した後に去って行くと証言しています。あらゆる種類の記録機器による映像記録、音声記録はSCP-XXX-JPの存在を捕捉できません。
SCP-XXX-JPは自身をイングランドの████市で生まれ育ったと証言していますが、同市の全ての行政記録にはそのような痕跡はありません。また、同様に現地の住民もSCP-XXX-JPを記憶していないことから、SCP-XXX-JPの異常性は未発見のSCPの影響ではないかと推測されています。
SCP-XXX-JPの顔あるいはある程度精巧なモンタージュ画像を視認した記憶を持つ人間は、その間映像的な記憶の想起が働かなくなることが報告されており、結果として文章によってのみSCP-XXX-JPの容姿の記憶が可能です。この記憶障害は10時間以内のクラスA記憶処理によって払拭できることが確認されていますが、それを超えた場合、記憶者の顔も同様に記憶障害誘因ミーム源となることが分かっています。この段階まで進行した記憶者を元に戻す方法は判明していません。このため、実験参加者及びSCP-XXX-JPの発見を思い出した職員は報告後8時間以内にクラスA記憶処理を受けることが義務付けられています。
以下は改定前に職員に配られたSCP-XXX-JPの容姿の説明です、具体的な想起によるミーム汚染を防ぐため、一部を編集、省略していることに留意してください。
・体形-推定170~180cm、80~90㎏
・髪-栗毛、僅かにカール
・額-広い
・眉-太く上向き
・目-█色
・鼻-大きい鷲型
付け加えておくといかなる形の鍵であれ、SCP-XXX-JPは開錠することが可能であると思われます。詳しくは以下の実験記録XXX-JP及びインタビューログXXX-JPを参照してください。
以下の記録はすべて関係者が思い出した内容を記録したものです。
実験記録XXX‐JP-1 - 日付20██/█/█
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: DNAを採取し分析する
結果: SCP-XXX-JPが姿を消した瞬間採取した細胞断片が消失した
分析: 結果が出るまでその場にとどまってもらう必要がある
実験記録XXX‐JP-2 - 日付20██/█/█
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: 前回の実験結果を説明し、結果が出るまでその場にいる状態でDNAを分析する
結果: サンプルの不在
分析: SCP-XXX-JPの細胞断片を分析器が認識しなかったためと思われる。機械類を用いた分析は諦めた方がいいだろう。
補足: 試薬類は消費されていなかったことを記録しておきます。
実験記録XXX‐JP-3 - 日付20██/█/█
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: サイトの全職員にSCP-XXX-JPを発見した場合、常に視界内に捉え続けるように通達。
結果: 複数の記憶者から瞬きをした瞬間に消失したと報告。
分析: SCP-XXX-JPはこの結果に対して明確な回答を持たなかった。
補足: 報告者の一人は常に手を握っていたと証言したが、監視カメラには報告の直前に手を動かした様子が記録されていた。
実験記録XXX‐JP-7 - 日付20██/█/█
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: 赤外線センサーに連動して起動するミニカーを用意し、SCP-XXX-JPにセンサーを反応させる
結果: SCP-XXX-JPが視界外に移動した瞬間、ミニカーは元あった位置に転移した。また、センサーログには何も残っていなかった。
分析: SCP-XXX-JPを起因とするすべての行動はSCP-XXX-JPの消失に伴って消失するようだ。
補足: ペンを失くした。SCP-XXX-JPが扉を開けた時どこに置いていたんだったか -██研究補佐
実験記録XXX‐JP-10 - 日付20██/█/█
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: 対象の頭髪を一部切り取り、一度無監視状態に入り、その後再度観察する。
結果: 二度目の出現時、切り取った頭髪が復元していなかった。
分析: 破壊耐性や再生機能はないようだ。
補足: 切り取った頭髪を保管していた箱の中は空であった。
実験記録XXX‐JP-11 - 日付20██/█/█
対象: SCP-XXX-JP
実施方法: Dクラスを4人使用し、瞬きを非同期させた状態で対象を監視。
結果: [削除済み]
分析: 対象の異常性は過去改変能力あるいは限定的な未来改変能力であると考えられる。
補足: サイトの復旧に██時間を必要としたことから、SCP-XXX-JPを常時監視下に置く実験は禁止されました。
インタビューログXXX‐JP-1 - 日付20██/█/█
対象: SCP-XXX-JP
インタビュアー: ██博士
付記: ██博士が思い出したSCP-XXX-JPとのインタビューを文章化したものです。この記録の2時間前にサイト管理者からSCP-XXX-JPの収容違反が通達されています。
<記録開始>
SCP-XXX-JP: 失礼、博士。少し時間をもらっても大丈夫かな?[この時SCP-XXX-JPは電子的に施錠された██博士の部屋の扉を開けて入ってきました。開閉ログは残っていません]
██博士: SCP-XXX-JP、君が無断で収容セルを出ることは許可されていない。戻りなさい。
SCP-XXX-JP: それはわかっているがね、さっき█君と話した時に気になることがあったのだ。[この10分前、エージェント█はサイト-81██のカフェテラスにおいてSCP-XXX-JPの収容違反を報告しています]
██博士: どうしました。[この時点で██博士はサイト管理者に収容違反を報告したと証言していますが、記録には残っていません]
SCP-XXX-JP: 私の顔を見た人々に問題が生じていると聞いたのだが、それは本当なのかね?
██博士: はい。現在までの実験及びインタビューであなたの顔に記憶障害を誘引するミーム的作用があることが証明されています。
SCP-XXX-JP: 何という事だ……。もしかして今の君にもそれはあるのかね?
██博士: ……いえ、今の私には映像的記憶の障害は発生していないと思います。
SCP-XXX-JP: そうか……しかし他人に迷惑をかけるのは私の好みではない。少し対策してみよう。いや、失礼したね。それではまた会おう。[SCP-XXX-JPは扉を開けて出て行きました。██博士の部屋の監視カメラには事務作業を続ける██博士のみが記録されていました。また、この作業は██博士が記憶していたよりも進んでいました]
<記録終了>
終了報告書: これ以降のSCP-XXX-JPは何らかの顔を隠す器具(着ぐるみや仮面など)及び手製と思われるネームプレートを装着した状態で想起されています。これにより収容プロトコルの一部改訂が行われました。
インタビューログXXX‐JP-2 - 日付19██/█/█
対象: SCP-XXX-JP
インタビュアー: ██博士
付記: これはSCP-XXX-JPが財団に収容されて初めて報告されたインタビューログです。
<記録開始>
SCP-XXX-JP: 失礼、少し道を尋ねたいのだが。
██博士: 君は……SCP-XXX-JPか。収容セルには電子ロックがかかっていたはずですが。[██博士はサイト管理者に収容違反を報告したと証言していますが、記録には残っていません]
SCP-XXX-JP: いや?かかっていなかったが。それより、食堂はどこにあるのかね?
██博士: 食事ならセル内に配給されたはずです。今すぐセルに戻りなさい。
SCP-XXX-JP:
██博士: はい。現在までの実験及びインタビューであなたの顔に記憶障害を誘引するミーム的作用があることが証明されています。
SCP-XXX-JP: 何という事だ……。もしかして今の君にもそれはあるのかね?
██博士: ……いえ、今の私には映像的記憶の障害は発生していないと思います。
SCP-XXX-JP: そうか……しかし他人に迷惑をかけるのは私の好みではない。少し対策してみよう。いや、失礼したね。それではまた会おう。[SCP-XXX-JPは扉を開けて出て行きました。██博士の部屋の監視カメラには事務作業を続ける██博士のみが記録されていました。また、この作業は██博士が記憶していたよりも進んでいました]
<記録終了>
終了報告書:
補遺: 現在申請された実験は以下の通りです。
動物との接触実験 承認
██との接触実験 保留
ミームへの曝露 保留
SCP-XXX-JPに対する記憶処理実験 承認
██薬を用いた実験 却下
SCP-███への曝露 却下
SCP-XXX-JPの負担が大きい実験は却下されます。彼がそうしようと思えば簡単に財団の収容から逃れ、そしてAK-クラス再構築シナリオを引き起こせることを思い出してください。-██博士
=================記事ここまで============================
・ミーム汚染の伝染あるいは汚染そのものは必要か?
→汚染がない場合再構築シナリオはない→つかみをどうする?
→異常性の原因をビッグベンの時計塔に?何故大汚染にならなかった?
→時間が遅れたビッグベンの中で鐘の音を聞いた場合発現する?
・何か欠点
・オブジェクトクラス
成功したら5/1D30です
透明人間TIM
とうめい
方角X
ぼーっと?消失?
アスファルトの上を半裸で車で引きずられながら、「なんや、やっぱ重いんやろ」とか文句言いながらハケていく
悪い妖精
わるい 精神改変?
落書かれ
自然と落書きが浮かび出てくる壁
異次元と繋がっている
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe/Euclid/Keter (適切なクラスを選んでください)
特別収容プロトコル: [SCPオブジェクトの管理方法に関する記述]
説明: [SCPオブジェクトの性質に関する記述]
補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]
対象: [人間、団体、SCPオブジェクトなど]
インタビュアー: [インタビュアーの名前。必要に応じて█で隠しても良い]
付記: [インタビューに関して注意しておく点があれば]
<録音開始, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
インタビュアー: [会話]
誰かさん: [会話]
[以下、インタビュー終了まで会話を記録する]
<録音終了, [必要に応じてここに日時(YYYY/MM/DD)を表記]>
終了報告書: [インタビュー後、特に記述しておくことがあれば]
実験記録XXX - 日付YYYY/MM/DD
対象:
実施方法:
結果:
分析:
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