tararab
rating: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-8149に特設された28m×28m×20mの極低温収容庫内に安置されています。担当職員は、毎日の温度、質量、脈動周期の変化を日次報告書に記載してください。異状が発見された場合、速やかに保安部に通報し指示を仰いでください。
月に一度のメンテナンス時のみ収容庫内に立ち入る事が許可されますが、どのような理由があろうとオブジェクトの周囲10m以内への進入は許可されません。入室者は複数の手段を用いて監視され、退出時に厳正な精神鑑定を行います。

説明: SCP-XXX-JPは、およそ直径8mの暗灰色をした真球状の物体です。極低温下では安定した球形を保ちますが、実体はコールタールに似た粘性を示す未知の液性金属の集合体であり、耐熱性と耐火性、そして非常に高い弾性と靱性を併せ持ちます。現在に至るまで、あらゆる破壊の試みは全て失敗に終わっています。

摂氏19℃以上で活性化し、極めて強い表面張力によって周囲のあらゆる物体に対し侵略的、捕食的な性質を示します。大きさや素材に関わらず、付着された物体はすぐさま包み込まれて消滅し、SCP-XXX-JPの質量に還元されます。特に人間に積極的な反応を示し、非活性状態においても周囲を感知して流動する姿が確認されています。
極低温下においても、中心部が一定の温度を保っていることが判っています。実験によって増加した質量に比例して温度も上昇している事実から、原因は検出不能の重力による何らかの崩壊熱にあると仮定されています。よって、これ以上の質量の増加は深部温度が活性水準に達する事態に繋がると考えられ、重大な収容違反に至る危険を避けるためにも、EXXX-8の実施を最後に以降の実験は全て中止となりました。

新たな収容方法が確立されるまでこの状態を可能な限り維持することが、特定異常存在収容会議において採択されています。


発生事案ログ:

補遺: 臨時収容プロトコル期間内において、SCP-XXX-JPの警備と運搬に直接関わった職員37名から、精神汚染を疑われる15件の報告がありました。いずれの症状も幻覚で、声や姿が複数の事例で共通しています。この一連の現象は、特定収容規則の策定後、警備プロトコルを見直したことで終息しています。以後、新たな報告はありません。