下書き中 ネタ被りないか確認すること
・オイルランプ。オイルタンクは大きい。(ある程度の大きさの物までなら入るようにするため)
・燃料入れになにがしかを入れ、火をつけると、それが何であれ燃料として消費され、灯りがつく。
・灯りの強さは、入れた燃料の重量あたりの価値に依存し、燃焼時間は入れた燃料の重量に依存する
・価値を投入者が知っていなくとも、なんらかの方法で算出し、それだけの光を放つ。価値の変動が起これば、光の強さも変わる
・どれだけ灯りが強くなろうと、目がくらむ、視神系に損傷を与えるなど、肉体への損傷を与えることはない。
・燃料の重量あたりの価値が一定以上になると、新たな特異性を得る。その光を見た人物に多幸感を与え、その人物は繰り返しこのランプに高価な燃料を投じるようになる
【自己批判とそれへの反論】
Q.価値判断がテーマという点で、SCP-261、SCP-375.SCP-1330.SCP-1492と被っているのでは?また、経済的価値のみではないが、価値に関するSCPはSCP-150.-JPが存在する。
A.多少は被っているが、「渡したものが高価故に酷い目にあう」SCPは確認できているうちではこれだけ。他にあるなら申し訳ありません。また、価値によって被害が異なるため、安全な収容のために「どのような基準で価値判断がなされるのか」がより重要となって居ます。
Q.何かに執着させるSCPは山ほどあるが、それとの差別化は?特にSCP-271-JPは、執着した結果破産するところまで同一だが、差別化は?
A、依存よりも価値判断の比重が大きい為、そこで差別化出来ているように思う。だが、差別化が薄いのは事実。
Q.O5が、現時点では一つの小規模な事故と、8000円ちょいの浪費しかしていないオブジェクトの実験に口出ししてくるのか?
A.ここは自信がない。サイト管理者や博士あたりから、実験の全面禁止を通達してよいものか。金銭面は置いておくとしても、実験の結果得るものと、研究員が曝露してしまった際に想定される被害の大きさ(他のオブジェクトの投入)を考慮すれば、実験の全面禁止は妥当だと思われる。財団に置いておいたほうがある意味危険なブツ
【保留アイデア】
昭和62年製の50円硬貨ではなく、エラーコインにするのは?←実験対象として使う以上、エラーコインを財団が見逃すとは考えにくい。年号でさえ、割とギリギリではないか。
曝露したDクラス職員が、歯を抜き、ランプに入れようとするのは?←得られる不気味さに対して、想起されるグロテスクさが勝ち過ぎるのでは?
実は研究員が曝露していて、貴重なSCPを実験と称して入れるオチは?←O5が許可を出すはずがない
・人型SCP
・時間の流れを「逆」に辿っている。
・観測上は、「逆再生」をしているように見える。じわじわ若返るし、された事はすぐ忘れ、未来の事を知っている。
ここまで書いてSCP-010-JPとの類似性に気がつく。インタビューや特性が絶対似たものになってしまうので、差別化方法を思いつくまで凍結。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPはパスワード付きのロッカーに保管してください。実験を行う場合、レベル4以上の職員2名の許可を取ってください。SCP-XXX-JPはそれぞれ別々のサイトにてパスワード付きのロッカーに保管してください。一人の職員が二つ以上のロッカーのパスワードを知る事は許されません。実験を行う場合、レベル4以上の職員2名の許可を取ってください。複数のSCP-XXX-JPがたとえ遠隔地であっても同時にロッカーから取り出されることは出来る限り避けられるべきです。SCP-XXX-JPの影響に曝露したことのある人物は、SCP-XXX-JPへの接触は認められません。
説明: SCP-XXX-JPは、19世紀に流行した物とほぼ同一のデザインのオイルランプです。オイルタンクは通常のものよりかなり大きく作られており、半径20㎝、高さ50㎝の円筒状です。燃料を補給する際は、上部のランプを取り外して行います。ランタンのように持ち運ぶのではなく、室内灯としての利用を想定しているようです。オイルタンク表面に浮き彫りの装飾として、フランス語で「価値ある輝きをあなたに」と記されています。
SCP-XXX-JPは、点灯ことで第一の性質を発揮します。SCP-XXX-JPはオイルタンク内部の物質が、たとえ不燃性の物であっても火を灯し、周囲に光を発します。燃料が本来燃焼する際に発生する物質は、二酸化炭素なども含め発生しません。燃料の重量に比例した時間灯りを灯すと消え、オイルタンク内部は完全な真空状態となります。結果として燃料は痕跡を残さず消失し、質量・エネルギー保存の法則に反する結果となります。この気圧差により、オイルタンクが破損することはありません。燃焼中、および燃焼を中断してオイルタンクを開く非破壊のあらゆる試みは失敗に終わっています。光の強さは燃料の重量あたりの市場価値に比例しているように見えますが、どのような方法でそれが算出されているかは不明です。どれだけ光が強くなろうと、この光は目をくらませたり、視神経を損傷したりなどの肉体的な悪影響を伴いません。
発する光量が一定以上高いものとなると、新たな性質を発揮します。この光を目視した者は、この光が非常に美的価値の高いもので、見た瞬間多幸感に包まれた、と評価します。そして、可能ならば、また自分が重量あたりの価値が高いと考える物品をオイルタンクに入れ、SCP-XXX-JPを点灯させようと試みます。この影響はAクラス記憶処理によって取り除くことが可能です。また、影響を受けるのは光を直接目視した場合のみで、映像媒体などで記録した物ではこのような性質は引き起こされません。
SCP-XXX-JPは、国内有数の資産家であり、ランプのコレクターである████氏が、収入が十分にあるにも関わらず資産処分を開始し、一ヶ月も経たない内に自己破産した事から財団の興味を引きました。████氏はオイルタンク清掃の際、不注意によりオイルタンク内に自らの指輪を落としてしまい、それに気づかぬまま灯りをつけたことにより第二の性質に曝露した物と見られています。████氏とその家族、窓から漏れた光に曝露した可能性のある周辺住民にはAクラス記憶処理を施しました。SCP-XXX-JPは████氏の自己破産に伴う競売により財団に確保され、収容、保護されました。
実験記録XXX-1 - 日付YYYY/MM/DD
実施方法: 対象をSCP-XXX-JP-1としてSCP-XXX-JPを点灯する。光度計により光量を測定する。
対象: 小説████の文庫版。世界的に高い評価を受けている古典作品。定価は680円。投入者はDクラス職員
結果: 今回の実験は文化的価値が高い物を入れた場合、市場価値とどちらが優先されるのかを確認するために行った。結果、███ルクスの強い光を観測。被験者はSCP-XXX-JPの性質に曝露したため、取り押さえAクラス記憶処理を施した。
分析: 少なくとも市場価値だけで判断を行っているわけではなさそうだ。-██研究員
実験記録XXX-2 - 日付YYYY/MM/DD
実施方法: 実験記録XXX-1と同様。
対象: 生ゴミ。投入したのはDクラス職員。
結果: 今回の実験はSCP-XXX-JPに価値がマイナスに思える物を投入した場合どうなるか、という事を確認するために行った。結果、SCP-XXX-JPは点灯し、炎を観測できたが、光を発さなかった。
分析: 価値がマイナスのものを入れても、新たな性質を得ることはない模様-██研究員
実験記録XXX-3 - 日付YYYY/MM/DD
実施方法: 実験記録XXX-1と同様。被験者のDクラス職員にストップウォッチで燃焼時間を計測するように伝えた
対象: ███社のミネラルウォーター500 ml。価格は100円。投入したのはDクラス職員
結果: 今回の実験は重量に対する燃焼時間の算出を目的とした。結果、強力な光を発し、その光は減退しながらも壁を通過した。光度計は████ルクスを記録、被験者と偶然廊下を通りかかったエージェント██はSCP-XXX-JPの性質に曝露した。燃焼時間の計測には失敗。被験者はSCP-XXX-JPへの接触を試みたため遠隔装置によって即時終了された。エージェント██は、実験室の扉を自らのカードキーによって解鍵。点灯中のSCP-XXX-JPに接触したが、間もなく燃料切れにより消灯、エージェント██はオイルタンクを開けたが、手持ちの物品を投入しなかった。消灯後、およびさらなる点灯阻止のため室内のスプリンクラーを起動させ、同時に突入した警備員によりエージェント██を取り押さえた。
分析:光度が一定以上になると、遮蔽物をある程度は通過できるようです。現在、実験の数時間後に砂漠から救出された資産家との関係を調査中です。また、エージェント██は曝露したにも関わらず、手持ちの書類や装飾品、運搬中のSCP-████-JPなどの物品を投入しようとせず、手持ちの物品を掲げるなどSCP-XXX-JPの性質からは不自然に見える振る舞いを行いました。記憶処理を行う前に、エージェント██へのインタビューを提案します。-██研究員
提案は承認され、インタビューが行われました
対象: エージェント██
インタビュアー: ██研究員
付記: エージェント██は、SCP-XXX-JPへ接触しようと試み、暴力的な振る舞いをしたため、拘束状態でインタビューを行った
<録音開始>
██研究員: なぜ、あなたはSCP-XXX-JPに何も投入しなかったのですか?
エージェント██: 早く!火を灯さないと!この拘束を解いてください!
██研究員: 質問に答えてください
エージェント██: 入れようとしましたよ!ですが、うまくいかず…
██研究員: 映像を確認しましたが、そのような振る舞いは…
エージェント██: 蓋が開かなかったんだ!だからもう一度私にやらせてください!あの美しさをみんな知るべきなんだ![拘束を解こうと試みる。]
██研究員: 落ち着いて。いったい何を入れようとして…
エージェント██: アレがもう一つあれば、簡単に…そうだ!ある筈だ!早く見つけないと![激しく暴れだす]██研究員: …インタビューを終了します。彼に鎮静剤を、ベルトが擦れて傷になっている。
<録音終了>
終了報告書: エージェント██がSCP-XXX-JPに接触した際に取った行動は、手鏡などを用いてSCP-XXX-JPの発する光をオイルタンクに投入しようとする試みだったようです。SCP-XXX-JPの性質上、成功しませんでしたが。インタビュー終了後、エージェント██にはAクラス記憶処理を施しました。-██研究員
補遺: 新たなSCP-XXX-JPがエージェント██によって████氏の所持品より発見されました。自己破産の後、過去の交友関係を頼って手に入れたようです。また、エージェント██も古美術品などの調査の希望を曝露以前より積極的に行うなどしていたため、記憶処理を行っても、限定的ながら影響が残る可能性が示唆されました。████氏はSCP-XXX-JPを通常のオイルタンクと同様の方法で適切に使用していたため、SCP-XXX-JPの性質に曝露していませんでした。