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個人用メモ。資料引用。資料引用は最新とは限りません

草案

我々は全てのオブジェクトを収容することに成功した。その発生原理を解明し、それを封じる手段を発明し、既存のオブジェクトを凍結状態に置いた。世界から異常存在は見えなくなり、その全てを我々が抑制し、人々が異常存在に怯えることはなくなった。彼の者たちに再びの自由はなく、尊い犠牲のもとに我々の正常はついに取り戻された。

我々は勝ちました。オブジェクトとの不毛な戦いは終わりました。我々の先にあるものは自由だけです。人ならざる者は異常存在を知らない彼らの間で御伽噺として語られるのみとなるでしょう。人ならざる恐怖に怯える罪なき民衆は最早いないのです。

[エラー: 類似世界132.00913°、特異座標███.██が消失しました]

我々は成し遂げました。しかし争いが収まるわけではありませんでした。人と人は未だに争い続けています。O5は不介入を決定しました。人が人として行きつく先には介入しない、それが彼らの意。人類の文明が朽ちていきます。獣によって食い散らかされています。数千年、数万年かけて積み上げられた人類の軌跡が灰に還っていきます。

支援団体のやつらが俺らのことをなんて言ったか、今でも覚えてるよ。用済みになった途端『世界転覆を謀った薄汚いテロリスト』だとあいつらは言った。何人の人間が手前を生かすために死んだか資料を見ても理解できなかったらしいな。

[通達: 類似世界132.00913°においてオブジェクト密集地帯/特異座標が年間平均消失数を著しく上回る速度で消滅中。該当世界のデータ収集に失敗、基点接続率が50%未満に低下。132°帯全域に同様の兆候あり。不測の事態に備えヴァ―テリア131°から133°を手動制御に切り替えます]

私たちは彼らから離反しました。破滅を止める術があるにも関わらず静観することができませんでした。しかし我々にできることは何もありませんでした。私たちは財団の庇護下にいることを忘れていました。軍人でもなく組織にも属していない一般人は最早生きることのできない世界でした。私についてきてくれた同胞は皆殺されました。私ももうじきそうなるのでしょう。

財団は解体されました。オブジェクトの発生を封じる手段ができた以上、財団に経済援助をしていた組織に我々は不要……それ以上に危険な存在になりました。O5に通達された彼らからの要件は『オブジェクトを破壊するか、テロ組織として公表されるか』でした。事実異常存在は国家を、世界を脅かすには充分であることは我々が一番理解していました。そしてそのような物を実際に集めている我々が……活動の実態がどうであれ危険視されるであろうことも。

[エラー: 類似世界132.00913°は観測可能領域外です。基点候補: “財団”“異常物品”、もしくは“財団”“異常物品”に関する類似構成要素を検出できません][エラー: 類似世界132°帯全域とヴァ―テリアの基点再定義に失敗。該当世界帯において“財団”“異常物品”に関する類似構成要素を検出できません]

資料

リスクグループ

グループ1
ヒトあるいは動物に病気を起こす可能性の低い微生物。
グループ2
ヒトあるいは動物に病気を起こすが、実験者およびその属する集団や家畜・環境に対して重大な災害を起こす可能性はほとんどない。実験室感染で重篤感染を起こしても、有効な治療法・予防法があり、感染の拡大も限られている。インフルエンザウイルスなど。
グループ3
ヒトあるいは動物に生死に関わる程度の重篤な病気を起こすが、普通ヒトからヒトへの伝染はない。有効な治療法・予防法がある。黄熱ウイルス・狂犬病ウイルスなど。
グループ4
ヒトあるいは動物に生死に関わる程度の重篤な病気を起こし、容易にヒトからヒトへ直接・間接の感染を起こす。有効な治療法・予防法は確立されていない。多数存在する病原体の中でも毒性や感染性が最強クラスである。エボラウイルス・マールブルグウイルス・天然痘ウイルスなど。

バイオセーフティーレベル

レベル1
通常の微生物実験室で、特別に隔離されている必要はない。
一般外来者の立ち入りを禁止する必要はないが、16歳未満の者の入室を禁ずる。
実験室での飲食・喫煙を禁ずる。
微生物を取り扱う人物は、病原体取り扱い訓練を受けた人物でなければならない。
レベル2
(レベル1に加えて)
実験室の扉には、バイオハザードの警告が表示されなければならない。
許可された人物のみが入室できる。
実験中は窓・扉を閉め、施錠されなければならない。
施設にはオートクレーブが設置されていることが望ましい(実験室内にある必要はない)。
生物学用安全キャビネット(クラスIIA以上)の設置。基本はその中で作業する(エアロゾルが発生しない作業はキャビネット外でも可)。
実験者は、作業着または白衣を着用しなければならない。
種名がわからない検体など「適切なリスク評価を実施するために必要な情報が(中略)不足している場合(中略)には、基本的な封じ込め策-バイオセーフティレベル2」を適用する。
レベル3
レベル2までと異なり、封じ込め実験室である。要件は次の通り。
(レベル2に加えて)
廊下の立ち入り制限。
白衣などに着替えるための前室(エアシャワーなど)を設置しなければならない。そのとき前後のドアを同時に開いてはならない。
壁・床・天井・作業台などの表面は消毒・洗浄可能なようにする。
排気系を調節し、常に外部から実験室内に空気を流入させる。
実験室からの排気は、高性能フィルターを通し除菌した上で大気に放出する。
実験は生物学用安全キャビネットの中で行う。
オートクレーブは実験室内に設置されることが望ましく、実験室壁内に固定の両面オートクレーブも推奨される。
動物実験は生物学用安全キャビネットの中もしくは陰圧アイソレーターの中で行う。
作業員名簿に記載された者以外の立ち入りを禁ずる。
レベル4
最高度安全実験施設である。レベル3に加えて、レベル4の実験室は他の施設から完全に隔離され、詳細な実験室の運用マニュアルが装備される。
(レベル3に加えて)
クラスIII安全キャビネットを使用しなければならない。
通り抜け式オートクレーブを設置する。
シャワー室を設置する。
実験室からの排気は高性能フィルターで2段浄化する。
防護服未着用での入室を禁ずる。

Wikipedia引用