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SCP-XXX-JP 「有機合成機」
オブジェクトクラス Safe
特別収容プロトコル
SCP-XXX-JPはA博士とB博士の共同研究室に収容されています。少なくとも一人の博士の許可を得た上で実験をすることは博士の立会のもとならばクラス1研究員でも可能です。
概要
SCP-XXX-JPは高さ2.0m、横幅1.5m、縦幅1.0mの直方体の機械です。左中央にタッチ操作式のパネルがついており、その横には取り出し口がついています。
SCP-XXX-JPは2013年2月19日に■■大学の■■実験棟内の倉庫から教職員により発見されました。SCP-XXX-JPの持つ特殊な性質を把握した教職員は翌月の有機合成に関する学会発表でSCP-XXX-JPの存在を公開し、その場にいたB博士により報告がなされ収容に至りました。この時、会場にいた博士らはクラスA記憶処理を受けました。
SCP-XXX-JPは入力パネルを操作して化学構造の3Dモデルを作成することにより、その化合物を生成することが出来ます。
いかなる化合物でも、分子内に含まれている元素が材料として揃っていれば合成することが可能です。
SCP-XXX-JPの分解により内部構造を調査することが提案されましたが、その特性が分解により失われてしまうことを危惧し中止されました。そのため、SCP-XXX-JPの構造は現在は分かっていません。
実験記録1 - 日付2013/3/25
操作担当者:B博士
実施方法:フェノール(C6H6O)の合成
結果:取り出し口内で事前に準備した試験管内部に液体が注がれた。NMR分光法による分析から、液体はフェノールと同定された。また、液体の質量を測定したところ正確に1molあることが分かった。
分析:これは化学史を塗り替える代物かもしれない-B博士
実験記録(研究員Aの話)
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[[tab 要約]]
有機合成機 safe
ある大学の倉庫から見つかったSCP
いつ頃から置いてあったかは不明
自動販売機ほどの大きさで入力パネルと取り出し口がある
パネルに任意の化学構造(骨格の3Dモデル)を入力するとその化合物が試験管に入った状態で一定量出てくる
複雑な合成過程なしに様々な化合物を容易に作ることが出来るので、scp-500の合成実験の計画が進んでいる
一方で、ある日本の集落で原因不明の感染症による集団感染が起こる
驚異的な感染力と致死性を持つ未知の最近による感染症は上層部によるscp認定を受け、感染拡大を防ぐためにカバーストーリー「森林火災」により集落の焼き払いが行われようとしていた。
しかしその集落出身であった下級研究員Aは偶然有機合成機の担当であった為、博士に頼み込んで寝る暇を惜しんで機械を使用して特効薬の開発に取り組んでいた。その熱意に打たれた博士Bとscpの研究チームは彼に協力し、「森林火災」発動前に特効薬を完成させた。
研究員Aは危険度の高い感染性scpの無力化に貢献したとして財団に表彰され、今では博士Bと共に博士Aとして、このscpの管理と利用に携わっている
実験記録をメインにする予定
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