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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

廃村.jpg

人造湖に沈む前のSCP-XXX-JP-1

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPに汚染された財団職員は、財団管理のミーム汚染患者用の隔離病棟に移送してください。SCP-XXX-JP-1は100,000,000㎥分の水を注入出来る人造湖の湖底に沈め、カバーストーリー『ダム開発』を適用し、人造湖周辺を監視カメラで監視してください。またSCP-XXX-JPによる不可逆なミーム汚染を予防するために、財団職員がSCP-XXX-JP-1に立ち入ることは原則として禁止されています。
200█/08/23に発生した事案を受けて、財団職員がSCP-XXX-JP-1の範囲が拡大する可能性のある地域に立ち入ることは禁止されています。

説明: SCP-XXX-JPは██県██村(以下SCP-XXX-JP-1と呼称)を起源とするミーム汚染です。SCP-XXX-JPの異常性はSCP-XXX-JP-1に財団職員が侵入した時に発生します。SCP-XXX-JP-1に侵入した財団職員は、自分は財団とは関わりが無い人間だというミームに汚染されます。このミーム汚染は不可逆なものであり、現在治療方法は見つかっていません。

200█/07/11に██県のローカル局でオカルトを取り扱った番組が放送された際に、SCP-███-JPの収容違反を捉えた映像が修正されずに放送されていたため、テレビ番組を監視していたエージェント田中が現地に赴きましたが、行方不明になったため無人ドローンを利用した探索でエージェント田中を保護し、収容違反のSCP-███-JPを再収用しました。エージェント田中は財団に在籍したことが無いと主張し、その後の調査でミーム汚染が原因だと判明したため、この現象をSCP-XXX-JPとして登録しました。エージェント田中はミーム汚染患者用の隔離病棟に移送され、ローカル局のスタッフにはクラスA記憶処理を施し解放しました。

エージェント田中へのインタビュー記録

対象: エージェント田中

インタビュアー: 東山博士

付記: 長時間に及ぶインタビューなので、この記録では一部を抜粋する。

<録音開始, 200█/07/14>

東山博士: まずあなたの氏名と職業をお聞かせください。

エージェント田中: 田中██、職業はしがない会社員だよ。

東山博士: 会社員?あなたは財団職員のはずです。これがあなたの人事ファイルです。

エージェント田中: こんな物見たこと無いぞ。俺は████株式会社の社員だ、[編集済]。

東山博士: 失礼ですが、[編集済]よろしいですかな。

エージェント田中: ああ、いいけど。

東山博士: [編集済]、だがこの████株式会社というのは存在していない。

エージェント田中: そんな訳ないだろ!俺は大学を卒業してから█年間ずっとこの会社で一生懸命働いていたんだ!

東山博士: この様子を見るにミーム汚染、[編集済]

エージェント田中: 何言ってるのか知らないけど、俺は確かにこの会社の社員だったと誇りをもって言えるからな。

東山博士: ああ、失礼それでは次の質問に移ろう。

<後略>

<録音終了>

終了報告書: [編集済]

補遺: 200█/08/23に東京都██区においてSCP-XXX-JPの発生が確認されました。調査の結果東京都██区がSCP-XXX-JP-1に変化していることが判明しました。同様の事案の発生によるパンデミックを警戒するために、特別収容プロトコルを一部改訂しました。