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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter

特別収容プロトコル: インターネットや書籍などにおいてSCP-XXX-JPの発生条件などと共にSCP-XXX-JPの発生トリガー(SCP-XXX-JP-a)となりうる文言を示唆する内容を含む文章が含まれていないか、継続的な監視を行ってください。

上記の文章は発見し次第、可能ならばデータの削除・出版の停止及び冊子の回収などのその情報自体を閲覧不能にする処置をとった上、適宜カバーストリーを適用してください。

以上の処置が不可能ならば、“達磨さん”を“だるまさん”に差し替えた情報を流布するなど、SCP-XXX-JPの発生トリガーの文言を隠蔽する処置を行ってください。

口伝での噂話など非残存性の形での上述するような情報の流布を確認した際には関係者に関連する記憶を消去する記憶処理を施してください。

また、担当職員を含むSCP-XXX-JPに関する詳細な情報を認識する必要のある職員には、鏡を取り除いた生活空間を与えたうえで極力鏡面体を避け、避けられえない場合は鏡面体を目視し続ける、もしくは複数人で行動し誰かが鏡を見張り続けるように指示を与えてください。SCP-XXX-JPの担当を外れた、もしくはSCP-XXX-JPに関する情報を扱う必要のなくなった職員はSCP-XXX-JPの発生トリガーとなる文言に関する記憶を抹消する処置を受けてください。

説明: SCP-XXX-JPは特定の条件下で、対象者がSCP-XXX-JP-aと指定される“「タツマさん」が死んだ”という意味に解釈できるセンテンスを発声ないし強く思考した場合に発生する現象です。このとき、SCP-XXX-JP-aが隠喩的表現や方言・複数言語から構築される場合であってもXXX-JPの発生が確認されています。

現在判明している発生条件は以下の通りです。

  • 鏡(対象の像を映せるものならば大きさ・形状・素材は問わない)が対象の像を映していること
  • 鏡が目視されていないこと(補足: カメラ等の映像記録器機による記録も「目視」に含まれるようです。)
  • 対象が鏡から半径2mの範囲内にいること

SCP-XXX-JP-aを上記の条件を満たす環境で発声・思考した場合、対象者は消失します。後述する実験で未知の実体の出現の可能性が確認できたことから、対象の消失はこの実体による干渉の結果であると推察することができます。また、消失から1日〜1週間程度経過した後、対象は対象の生活圏内のランダムな地点に再出現します。確認されたすべての事例において再出現した対象は消失前と比較して行動様式のわずかな変化1以外特筆すべき差異などを有さず、消失している間の記憶も保持していません。SCP-XXX-JPにより消失・再出現した対象者は現在観察下におかれています。

SCP-XXX-JPは日本国内の各地で発生していた未解決の失踪事件群を調査した際、いくつかの事件において、被害者が失踪から数日以内に被害者の生活圏内にて発見されている・消失したと推定できる場所の近傍に鏡があった、などの類似性が見られたことと、当該事件群の発生時にインターネットを発端として“風呂場で「タツマさんが転んだ」と唱えてはいけない”という都市伝説が流行っていたことからこの都市伝説と事件群の関連を疑われ、実験の後、収容に至りました。

SCP-XXX-JP収容後に行われた当該事件群の被害者に対するインタビューにおいて、対象者のこの都市伝説に関する知識の保有を確認できなかったことから、SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP自身・あるいはSCP-XXX-JP-aに関する半ミーム性を備えていると推測されてます。

インシデント記録 XXX-JP-1: 実験記録XXX-JP-6後、荒楠博士がサイト-8151内の私室で消失しました。推定されるインシデント発生時の状況からSCP-XXX-JPの影響であると思われます。発生現場に荒楠博士の筆跡で「かんがえるな」と書かれたメモが残されていました。後日荒楠博士はサイト-8151の喫煙室にて再出現していますが、経過観察の一環で行われた聞き取りにおいて、博士は当該メモについて何の知識も有していませんでした。博士は現在経過観察中です。担当業務は美帯博士に引き継がれます。このインシデント以降、特別収容プロトコルに本オブジェクト担当職員の扱いに関する条文が組み込まれることになりました。

補遺: SCP-XXX-JPの実行を開始してから1年後、上記のインターネットに広がる都市伝説に、以下の文章が付随しているパターンが確認されるようになりました。

それはあなたを見ている。鏡の中から、あなたの背中を見つめている。あなたがそれを見ていないとき、あなたがそれが何をしているか知らないとき、それはあなたを見ている。あなたの目で見つめている。いつかあなたがその言葉を口にしないか。うっかりその言葉を頭に浮かべないかと待っている。それはあなたが鏡の前に立った時、いつも。達磨さんはあなたを見ている。あなたの後ろの鏡から。