双竜のSCP下書き置き場

現在改稿中記事→赤き理想郷

現在批評&アドバイス受け付け中→我々は汝に問う。

評価: 0+x

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは、サイト-8181に設置されたコンクリート製の6×6×3mの厚さ20cmのコンテナの中に収容しています。また実験以外でのコンテナの出入りは禁止されています。

SCP-XXX-JPの監視及び写真撮影等は遠隔操作ドローンによって行われます。遠隔操作ドローンの老化などが原因で破損した場合、コンテナの通気口から新しいドローンをコンテナ内に入れるようにしてください。

説明: SCP-XXX-JPは、約90×40cmの黒塗りの絵画です。絵画は黒一色であり、右下に白色インクで『我々は汝に問う。正しき回答には至福の感動を永遠に 作:真黒』と肉筆で書かれています。

SCP-XXX-JPの異常性は、SCP-XXX-JPの半径2m以内に人物が近づいた時にのみ発現します。SCP-XXX-JPの影響範囲下に被験者が侵入を試んだ場合、SCP-XXX-JPの画板に無差別かつ様々な人物の肖像画が上から下へと瞬時に描かれます。(この肖像画をSCP-XXX-JP-1とする。)SCP-XXX-JPがどのようにしてSCP-XXX-JP-1を描いているのかは不明です。

SCP-XXX-JP-1が肖像画を描き終わるとSCP-XXX-JP-1は、被験者に対して絵についての簡易的かつ知識内に収まる程度の質問を投げかけます。被験者が質問に回答した場合、SCP-XXX-JP-1はその回答の可否よって以下の反応を示します。

正しい回答を被験者がした場合、SCP-XXX-JP-1は消滅し、SCP-XXX-JPは元の黒塗りの絵画に復元されます。その後被験者は、過去に視認した人生で一番感動した景色の記憶を想起しだすようになります。想起する景色は被験者により異なっている事が実験により判明しています。

間違った回答を被験者がした場合、SCP-XXX-JP-1は遺憾の表情を示し、SCP-XXX-JPから黒一色で描かれた人間の腕が出現します。(以下SCP-XXX-JP-2とする)SCP-XXX-JP-2に捕らえられた被験者はSCP-XXX-JP内部に引きずり込まれます。SCP-XXX-JP内部の撮影は失敗に終わりました。SCP-XXX-JPに引きずり込まれた被験者は未だ帰還していません。

回収ログ: SCP-XXX-JPは、20██/█/██に、東京都の███美術館にてSCP-XXX-JPが展示開始した日の深夜、美術館内の夜間警備を行っていた警備員が行方不明になったという報告を受け財団が調査を行いSCP-XXX-JPの存在が確認され、保護されました。その後の調査により展示されている日で少なくとも2名がSCP-XXX-JPの異常性に暴露された事実が確認されました。SCP-XXX-JPを描いたとされる真黒氏はSCP-XXX-JPを描いた翌日に行方不明になっている事が明らかとなり、財団がアトリエに駆け付けた所、真黒氏がAre we cool yet?の構成員である事が判明したため、現在調査がなされています。

実験記録XXX-JP-1 日付20██/█/██

対象: D-10023-JP-1
実施方法: SCP-XXX-JPを視認せずに影響範囲下に侵入する。
質問内容: モナ・リザを描いた画家は誰。
結果: SCP-XXX-JPの異常性が発現が確認された。
分析 どうやら視認しなくても異常性が発現するということは、影響範囲内に入れば問答無用に発現するというわけだな- ██博士

実験記録XXX-JP-2 日付20██/█/██

対象: D-10023-JP-1
実施方法: SCP-XXX-JPの質問に2回続けて回答する。1回目は正答し、2回目は誤答するよう指示。
質問内容: レオナルドダヴィンチの作品を2つ挙げよ
結果: 2回目の誤答が反映されD-10023-JP-1が引きずり込まれるのを確認。
分析: 連続回答は大丈夫なのか。 しかし逆のパターンはどうなのだろうか…- ██博士

実験記録XXX-JP-3 日付20██/██/█

対象: D-10023-JP-2
実施方法: 実験記録XXX-JP-2と同じ手順で1回目は誤答、2回目は正答するよう指示。
質問内容: 最後の晩餐に描かれている裏切り者の名称は誰。
結果: 1回目の誤答が反映されD-10023-JP-2が引きずり込まれるのを確認。
分析: どうやら誤答の場合は話が別らしい。 カンニング防止なのだろうか?- ██博士

実験記録XXX-JP-4 日付20██/██/██

対象: D-10023-JP-3
実施方法: SCP-XXX-JP-1の質問に対し誤答するよう指示。D-10023-JP-3には音声レコーダーとGPSとビデオカメラを装着させる。
質問内容: ゲルニカの主題は何?
結果: D-10023-JP-3の身体がSCP-XXX-JP内部に完全に侵入した時点で音声レコーダー以外の全ての通信が途絶えたのが確認された。通信機の記録に関しては音声記録XXX-JPを参照してください。
分析: 正直期待してはいなかったが…まぁ予想通りか。音声が聞けただけでもよしとしよう。- ██博士

補遺XXX-JP-1: 20██/██/█、実験記録XXX-JP-4の音声記録終了後、SCP-XXX-JPの画板の裏面に以下のような文章が記載されているのがコンテナ内の遠隔操作ドローンの映像にて発見されました。SCP実験終了後から発見までの映像を確認した結果、SCP-XXX-JP自体に異常は見られませんでした。以下はその内容の全文です。

愚かな見物者どもめ、絵がどういう物なのか全くわかっていない。
いいか?絵は歴史だ。歴史があってこその美学だ。
美学の歴史を知らない愚かな見物どもめ。この中で我々が絵という物を
教えてやろうではないか。

Tale 下書き

「やぁ、D-10234-JP。 確か君はこれまでに数々のSCPの実験に携わってきたようだね。」

このSCP財団に雇われた…いや、連れてこられたというべきか。その日からもう1年も過ぎた。
これまでに数々な危険な仕事に携わってきた。そのこともありこのSCP財団…という場所についても
少しづつわかってきたように感じてきたある日である。 栗橋博士から突然として呼び出しを食らったのだ。

「この実験は少々特殊でね。遊び心ある人にしか頼めないんだ」

遊び心…? 一体何をするというんだ? 確かにこれまでは真剣に挑まないと
命を落とすなど散々言われてきた。しかし、遊び心を持て。なんて言われたことは一度もない。

「遊び心…とはどういう意味でしょうか?」
「遊び心は遊び心。そのまんまの意味さ。今日はSCPで遊んでみようじゃないか。 遊ぶといっても実験さ。 そこをわかってほしい」

ついに疲労で幻聴が聞こえるようになってきたようだ。 SCPを保護している財団がSCPで"遊ぶ"? まったくもって理解ができなかった。

「あの…SCPで遊ぶ…って。 言っている意味は分かっていますか? あっ、もしかして比喩的表現か何かですか?」
「ふむ…君はこの言葉を理解していないようだね。 深く考える必要はないよ。 SCPで遊ぶんだ。 楽しもうではないか」
「い…いやいや…。 え…えぇ~っと…」

それが理解できない…といっても無駄だと悟った。なぜなら「え?」「え?」などの疑問を疑問で返すただの無限ループと化すのは目に見えているからだ。仕方なく自分は要件を聞く。

「SCPで"遊ぶ"とは具体的に何をすればいいんですか?」
「君はすこし頭が硬いようだね。 難しく考える必要はないというのに…」

余計なお世話だ。 そして全く答えになっていない。 難しく考える必要はない…。 …まさか本気でSCPで遊ぼうなんて考てるわけじゃないだろうか…。

「まさか…本気でSCPで遊ぼう…なんて考えてるわけじゃないですよね」
「…え? 何をいっているんだい? そんなはずないじゃないか。 では本題に入ろう。 まずはこれを見てもらおうじゃないか」

…え。 博士が指さした先にはボードゲームのような盤面が広がっていた。

「…博士。SCPで"遊ぶ"…というのは…」
「え…? もちろんカードゲームの事だよ。もしかして本物で遊ぶと思っていたの?」

図星だ。…完全に図星だ。恥ずかしい。博士がそんなこと考えるはずない…。 よかった。すこし幻滅しそうになっていた。

「遊ぶのはいいですけど…これは…?」
「あー…。 まぁ知らないのも無理はない。これは最近財団内で流行しているSCP-TCG-JP-Jだよ。」
「…博士。 これ実験じゃなくてただの遊びなんじゃないですか?」
「…さ、さー! 楽しもうではないか。 私が先行でいいかね?」

図星で口調もおかしくなってきたようだ。 ずいぶんわかりやすい。 しかしカードゲーム…か。子供の頃、親友とよくやった物だ。 盤面が整い、私と博士はお互いに誓いを交わした。

「…デュエル!!