完璧なしおり

見た目は一般的なしおりと変わらず、細長い紙のような物質で構成されている。
しかし、ひとたびこのしおりを本に挟んだ人間は絶対に、しおりを挟んだページ数は忘れない。
尚、最後に触った人間に所有権があり、その人間のみしおりを挟んだページ数を忘れない。
ちなみに、しおりは何度か火災等にあっているようだが、傷一つ見られない。
何年前から存在するか、誰も知らない。