sonoyukihikoのサンドボックス

 まだ冬の冷気が抜けきらない三月の某日、日曜日のだらだらとした我が家の空気に私はすっかり影響を受けていた。

アイテム番号:SCP‐XXX‐JP

オブジェクトクラス:Euclid

特別収容プロトコル:SCP‐XXX‐JP群はサイト‐81██の低危険度人型生物収容室に収容されます。担当者はあらかじめ対ミーム処置を受けてください。現在、SCP‐XXX‐JP群の無許可の発言を禁止しています。また、SCP‐XXX‐JPへのインタビューを行う際は、日本支部理事会の許可を得てください。SCP‐XXX‐JPと会話を試みる場合は、必要最低限に抑え、”不明の行政区画”の話につながらないよう注意してください。SCP‐XXX‐JPのミーム的知識に感染した場合、感染者をSCP‐XXX‐JP‐2に指定し、収容してください。新しいSCP-XXX-JPを発見した場合、即座に沈静化の後、無許可の発言を禁止する警告を通達した後、収容してください。

説明:SCP‐XXX‐JPは、日本に存在しない行政区画(以降"不明の行政区画"と呼称)のミーム的知識を持つ複数の日本人です。2017/██/██/、サイト‐81██に着任した財団職員のエージェントであった平雄一が、”不明の行政区画”が出生地であると主張する発言から、平雄一は別世界からの”漂流者”として調査を進めました。しかし、平雄一が持つ知識が周囲の人間にミーム感染を引き起こしたことから、ミーム感染源である平雄一(以降”SCP‐XXX‐JP-1”と呼称)と、ミーム感染者(以降”SCP‐XXX‐JP-2”と呼称)を現在の収容施設に収容しました。その後、感染前の複数のインタビュアーの証言から、SCP‐XXX‐JPに関する情報を得てきました。

SCP‐XXX‐JP‐1の持つミーム的知識は、SCP‐XXX‐JP‐1の”不明の行政区画”に関する発言や、その情報が記録されている媒体(映像、音声、文字、画像)から感染します。感染までの期間には個人差があり、感染することに例外はありません。感染者は共通して、”不明の行政区画”の存在を信じ、疑うことはなくなります。

SCP‐XXX‐JP‐1は”不明の行政区画”を自らの出生地として主張しています。現在確認されている、SCP‐XXX‐JP-1が主張している”不明の行政区画”(SCP‐XXX‐JP‐1の出生地以外も含む)の総数は4です。しかし、”不明の行政区画”がSCP‐XXX‐JP‐1が主張する位置に存在した場合、地理的な矛盾が発生することが明らかになっています。

SCP‐XXX‐JP-2は、SCP‐XXX‐JP-1との会話や、媒体からは得られないはずの”不明の行政区画”に関する、文化や歴史などの知識を持っています。SCP‐XXX‐JP‐2が持つ知識の内容には個人差があること、SCP‐XXX‐JP-2は”不明の行政区画”を自らの出生地と主張していないことに注意してください。

現在もSCP‐XXX‐JP-1の出自は不明です。

補遺:2017/██/██:新たなSCP‐XXX‐JP‐1が多数確認されており、また出自が不明なため、日本支部理事会へ、専門の機動部隊の組織、オブジェクトクラスのKeterへの格上げを申請しました。

追記:2017/██/██:大幅な改稿が行われました。

白銀の壁に覆われた空いた部屋に、白人の男児が、清潔な検査衣が半分ずり落ちているのを気にせず、室内を跳ね回っていた。男児は遠くの一点を目指していた。ちょうど、犬がよだれをたらしながらえさを待っているように。
 「ワンダー・テイメント氏はこいつを気に入りますかね」
 
WT-J0982の製造責任者、かつ、生みの親としての、我々の最後の仕事が、定期検査だと聞いて、

職員コード
パスワード

アイテム番号:SCP‐XXX‐JP

オブジェクトクラス:Keter

特別収容プロトコル:

説明:

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[[module Rate]]


[[=]]
+ 警告: この情報へのアクセスは制限されています
[[/=]]
> 極秘厳重収容案件: SCP-938-JPに関する全ての情報はエリア-8199管理者、日本支部理事会、O5評議会によって管理されています。許可無くこれらの情報にアクセスした場合、財団は直ちにあなたの雇用を終了し、機動部隊があなたの拘束のために出動します。あなたがレベル4以上のセキュリティクリアランスを持つ場合、手順に従い資格を提示することで情報へのアクセスが可能です。この情報へのアクセス記録はあなたの職員コードと共にエリア-8199管理者へと送られます。
職員コード
パスワード


 
職員コード
パスワード


 
職員コード
パスワード

 みんなといっしょ

 いろいろ先越されているから無理かも

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アイテム番号: SCP‐1014‐JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP‐1014‐JPの被災者を発見次第、財団のSCP‐1014‐JP担当カウンセラーまで連行してください。

説明: SCP‐1014‐JPは、日本の地理に関する記憶に誤作動が起きる異常現象です。SCP‐1014‐JPの影響を受けた人物(以降”SCP‐1014‐JP‐1”と呼称)は、対象となった一部の行政区画(以降”SCP‐1014‐JP-2”)に関する記憶を失い、それらの存在を認識することが困難になります。SCP‐1014‐JP‐2の出身者の場合、SCP‐1014‐JP‐2の外部にいれば認識が可能です。
SCP‐1014‐JPの特殊な点は抵抗力の弱さです。SCP‐1014‐JP‐2についての情報を伝えることでSCP‐1014‐JPの症状は改善します。

SCP‐1014‐JPの存在は、”不明の行政区画”事件5において、サイト‐81██が日本支部理事会と連絡を行った際に発覚しました。
2017/██/██、日本支部理事会の要請で派遣された応援の研究チームが、サイト‐81██の職員との会議で日本地図を使用した際、二者の間で異常な会話の不成立が発生し、その後の調査によって、研究チームは異常性が発生しているのは平雄一6ではなく、平雄一を除いたサイト‐81██の職員であるという結論を出しました。
平雄一が影響を受けなかった原因については、現在も調査が進められています。

当時に判明したSCP‐1014‐JP‐2は次のとおりです。

鹿児島県 山梨県 石川県 土志摩県

補遺: SCP‐1014‐JPの担当研究チームの藤島博士より、SCP‐1014‐JPの研究規模の拡大が要請されました。参考として藤島博士とエージェント平雄一のインタビュー記録を記載します。

対象: エージェント平雄一

インタビュアー: 藤島博士

付記: このインタビューはSCP‐1014‐JPの発見から4か月経過しています。

<録音開始 [2017/██/██]>

藤島博士: こんにちは、平さん。話とは何でしょうか。

A.平雄一:(無言)

藤島博士: 平さん?

A.平雄一: 土志摩県なんて聞いたことがない。

藤島博士: なんですって。(隣にいた新島研究員に向かって)おい、今すぐ三浦さん7を呼べ。(新島研究員が部屋の外に出ていく)平さん、最近の出来事になにか心当たりは?
 
A.平雄一: その前にちょっと確認させてくれ。その土志摩県はどこにあるんだ。

藤島博士: 北海道と青森県の間です。平さん、土志摩県の存在に違和感を覚えたのはいつ頃からですか。

A.平雄一: ・・・・・・そこは海のはずだろ、そんなところに、いや、あり得ない。

藤島博士: 平さん、質問に答えてください。
 
A.平雄一: (ため息をつく)・・・・・・俺は鹿児島生まれだが、人生のほとんどは北海道で暮らしていた。だが、そんなものは知らない。それに、それじゃあ津軽海峡はどうなったんだ!大体、陸続きになっていたら、アイヌ文化だって!

藤島博士: ・・・・・・認識が出来なくなるだけでなく、過去の記憶が書き換えられる?どういうことなんだ。

A.平雄一: い、いや、そもそもあんなところに陸地があったら地理学的な矛盾だって(担当カウンセラーの三浦が入室)
 
藤島博士: 平さん、アイヌ文化というものは確かに存在しますが、津軽海峡ではなく、津軽山脈です。三浦さん、お願いします。それじゃあ。(藤島博士が退室する)

<録音終了>

終了報告書: 我々はSCP‐1014‐JPを軽く見ていたかもしれません。SCP‐1014‐JPは、何もかもに前例がありません。オブジェクトクラスの格上げ、および研究の規模の拡大を考慮すべきではないでしょうか。

補遺: 2017/██/██、SCP‐1014‐JPのEuclidへの格上げが決定しました。

リスト: SCP‐1014‐JP-2

鹿児島県 山梨県 石川県 土志摩県 内山県 英田県 西口県 小宮県 森島県 秋鹿県 森口県 青鳥県 北信県 秋道県 霧山県 比山県 拍毘県 沙岸県 明朝県 風陽県 豹眠県 仁門県 長壬県 田鄭県

新たにSCP-1024-JP-2が発見された場合は追記するように。SCP‐1014‐JPに関する調査は続行される。ー日本支部理事会

補遺: 2018/██/██、大韓民国、中華人民共和国、ロシア連邦南東部と日本の国境にて大規模な隆起と津波が発生。各国の被害の規模は未知数であり、複数のSCP‐1014‐JP‐2も被災した。

追記: 以下の文章は、2018/██/██に故藤島博士が、沙岸県のSCP‐1014‐JP研究棟8
に勤務していた時に使用していたデスクから発見されたメモです。

逆だったかもしれない 
彼らは最近になって発見されたのではなく最近生まれたのではないか
この土地も ここに住んでいる人間も 

現実改変あるいは過去改変か

過去の資料の見直し ⇦ did it!

あのエージェントはミーム対策を受けていた

ミームと現実改変の相関関係に関する資料の入手 ⇦ did it! 

ミームの意思による現実改変があり得るなら

田鄭県なるもの 中国とここの間

日本支部理事会への報告

ぶつかる

[[/tab]]
[[tab SCP-XXX-JP:Last Kenmin NEW-1]]

評価: 0+x

アイテム番号: SCP‐1014‐JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロトコル: SCP‐1014‐JPに感染した人物はサイト‐81██の低危険度人型生物収容室に収容し、無許可の発言を禁止してください。SCP‐1014‐JP-1及びSCP-1024-JP-2と会話を試みる場合は、必要最低限に抑え、”不明の行政区画”の話につながらないよう注意してください。

説明: SCP‐1014‐JPは、日本に存在しない行政区画(以降"不明の行政区画"と呼称)のミーム的知識です。”不明の行政区画”に関する知識を得た時点で感染します。感染までの期間には個人差があり、感染することに例外はありません。感染者は共通して、”不明の行政区画”の存在を信じ、疑うことはなくなります。

SCP‐1014-JPに感染した場合、SCP‐1014‐JP‐1とSCP‐1014‐JP-2に分類されます

SCP‐1014‐JP‐1は”不明の行政区画”を自らの出生地として主張しています。現在確認されている、SCP‐1014‐JP-1が主張している”不明の行政区画”(SCP‐1014‐JP‐1の出生地以外も含む)の総数は4です。しかし、”不明の行政区画”がSCP‐1014‐JP‐1が主張する位置に存在した場合、地理的な矛盾が発生することが明らかになっています。SCP‐1014‐JP-2は”不明の行政区画”を自らの出生地と主張していません。SCP‐1014‐JP-1との会話や、媒体からは得られないはずの”不明の行政区画”に関する、文化や歴史などの知識を持っています。

2017/██/██/、サイト‐81██に着任した財団職員のエージェントであった平雄一█が、”不明の行政区画”が出生地であると主張する発言から、平雄一は別世界からの”漂流者”であるとして調査を進めました。しかし、平雄一が持つ知識が周囲の人間にミーム感染を引き起こしたことから、平雄一をミーム感染源であるとし、ミーム感染者とともに現在の収容施設に収容しました。その後、感染前の複数のインタビュアーの証言から、SCP‐1014‐JPに関する情報を得てきました。

補遺: 2017/██/██:新たな”不明の行政区画”が多数確認されており、日本支部理事会へ、専門の機動部隊の組織、オブジェクトクラスのKeterへの格上げを申請しました。

追記:2017/██/██:大幅な改稿が行われました。
[[/tab]]
[[tab SCP-XXX-JP:Last Kenmin NEW-2]]

評価: 0+x

アイテム番号: SCP‐1014‐JP

オブジェクトクラス: Safe Euclid Keter

特別収容プロトコル: SCP‐1014‐JPの被災者を発見次第、財団のSCP‐1014‐JP担当カウンセラーまで連行してください。

説明: SCP‐1014‐JPは、日本の地理に関する記憶に誤作動が起きる異常現象です。SCP‐1014‐JPの影響を受けた人物(以降”SCP‐1014‐JP‐1”と呼称)は、対象となった一部の行政区画(以降”SCP‐1014‐JP-2”)に関する記憶を失い、それらの存在を認識することが困難になります。SCP‐1014‐JP‐2の出身者の場合、SCP‐1014‐JP‐2の外部にいれば認識が可能です。
SCP‐1014‐JPの特殊な点は抵抗力の弱さです。SCP‐1014‐JP‐2についての情報を伝えることでSCP‐1014‐JPの症状は改善します。

SCP‐1014‐JPの存在は、”不明の行政区画”事件9において、サイト‐81██が日本支部理事会と連絡を行った際に発覚しました。
2017/██/██、日本支部理事会の要請で派遣された応援の研究チームが、サイト‐81██の職員との会議で日本地図を使用した際、二者の間で異常な会話の不成立が発生し、その後の調査によって、研究チームは異常性が発生しているのは平雄一10ではなく、平雄一を除いたサイト‐81██の職員であるという結論を出しました。
平雄一が影響を受けなかった原因については、現在も調査が進められています。

当時に判明したSCP‐1014‐JP‐2は次のとおりです。

鹿児島県 山梨県 石川県 土志摩県

補遺: SCP‐1014‐JPの担当研究チームの藤島博士より、SCP‐1014‐JPの研究規模の拡大が要請されました。参考として藤島博士とエージェント平雄一のインタビュー記録を記載します。

対象: エージェント平雄一

インタビュアー: 藤島博士

付記: このインタビューはSCP‐1014‐JPの発見から4か月経過しています。

<録音開始 [2017/██/██]>

藤島博士: こんにちは、平さん。話とは何でしょうか。

A.平雄一:(無言)

藤島博士: 平さん?

A.平雄一: 土志摩県なんて聞いたことがない。

藤島博士: なんですって。(隣にいた新島研究員に向かって)おい、今すぐ三浦さん11を呼べ。(新島研究員が部屋の外に出ていく)平さん、最近の出来事になにか心当たりは?
 
A.平雄一: その前にちょっと確認させてくれ。その土志摩県はどこにあるんだ。

藤島博士: 北海道と青森県の間です。平さん、土志摩県の存在に違和感を覚えたのはいつ頃からですか。

A.平雄一: ・・・・・・そこは海のはずだろ、そんなところに、いや、あり得ない。

藤島博士: 平さん、質問に答えてください。
 
A.平雄一: (ため息をつく)・・・・・・俺は鹿児島生まれだが、人生のほとんどは北海道で暮らしていた。だが、そんなものは知らない。それに、それじゃあ津軽海峡はどうなったんだ!大体、陸続きになっていたら、アイヌ文化だって!

藤島博士: ・・・・・・認識が出来なくなるだけでなく、過去の記憶が書き換えられる?どういうことなんだ。

A.平雄一: い、いや、そもそもあんなところに陸地があったら地理学的な矛盾だって(担当カウンセラーの三浦が入室)
 
藤島博士: 平さん、アイヌ文化というものは確かに存在しますが、津軽海峡ではなく、津軽山脈です。三浦さん、お願いします。それじゃあ。(藤島博士が退室する)

<録音終了>

終了報告書: 我々はSCP‐1014‐JPを軽く見ていたかもしれません。SCP‐1014‐JPは、何もかもに前例がありません。オブジェクトクラスの格上げ、および研究の規模の拡大を考慮すべきではないでしょうか。

補遺: 2017/██/██、SCP‐1014‐JPのEuclidへの格上げが決定しました。

リスト: SCP-1014-JP-2
2018/██/██、現在でもSCP‐1014‐JP-2の全貌は確認できていない可能性があります。

新たにSCP-1024-JP-2が発見された場合は追記するように。SCP‐1014‐JPに関する調査は続行される。ー日本支部理事会