クレジット
タイトル: SCP-XXX-JP - タイトル
著者: ©︎solvex
作成年: 2019
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明:
補遺:
クレジット
タイトル: SCP-XXX-JP - 古のジューサー
著者: ©︎solvex
作成年: 2019
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは標準人型収容手順に従い収容されます。SCP-XXX-JP-2はそれに加え標準治療手順-585に従い治療中です。SCP-XXX-JPに対しては幻聴の内容に沿った食物を摂食させ、飲料水を作成させます。
説明: SCP-XXX-JPは19██年出生の日本人女性(SCP-XXX-JP-1に指定)とその子供である20██年出生の日本人女性(SCP-XXX-JP-2図1に指定)の総称です。
SCP-XXX-JPは接触した物質を一時的に貯蔵可能な器官(SCP-XXX-JP-Aに指定)を有しており、食道下部と接続されています。SCP-XXX-JPは接触した物質からSCP-XXX-JP-Aへ貯蔵するものを任意で選択が可能です。SCP-XXX-JP-Aは拡張する分も考慮すると最大で1.5L程度の容量を有します。SCP-XXX-JPはSCP-XXX-JP-A内で貯蔵されている物質を元にした飲料水を作成可能です。これは作成において複雑な工程を有するものであってもそれを無視することができます。作成した飲料水は食道を経由して口から排出されます。
SCP-XXX-JPは不定期に幻聴を覚え、これを神託と主張します。幻聴の内容はSCP-XXX-JPからの飲料水を要求するというものであり、その種類は不定期に変化します。幻聴の内容と一致する飲料水を排出した場合、それは急速に消失します。幻聴の内容は各SCP-XXX-JPで異なる場合もあります。また幻聴に対応する飲料水を作成しない場合、幻聴から1週間が経過するとSCP-XXX-JPは恒常的な片頭痛を覚えます。
歴史: SCP-XXX-JPは████地域に███年続く██家の直系の人物です。██家は氏神である████████に仕える巫女の家系であり、当時としては珍しい女性が██家を引き継ぐというものでした。上記の異常性は██家の長女だけに発現するものであり、古くは長女が何らかの要因で死亡してしまった場合は次女に再度発現する例も存在した記録があります。また██家は代々女性しか産まれず、これもSCP-XXX-JPが有する異常性かは不明です。元来は口噛み酒を奉納するという文化だったのが、1███年あたりから徐々に変化が起こり、現在の異常性を有するようになったと推測されます。また要求される飲料水は時代とともに変化し、次第に多様化していったと記録されています。
対象: SCP-XXX-JP-1(インタビュー中では戸籍上の氏名である████と呼称)
インタビュアー: 新海研究員
[冒頭の関連性の低い箇所は割愛]
SCP-XXX-JP-1: む、娘を、█を治療していただけるというのは本当なんですか。
新海: ██さん落ち着いてください。そのためにもなぜ█さんがああなったのかの経緯を知りたいのです。ご自身のことを含め、教えていただいてもよろしいでしょうか。
SCP-XXX-JP-1: わ、分かりました。
新海: それではあなた方の異常性、その力についてはいつどのように教わったものですか。
SCP-XXX-JP-1: はい、私は母から、█には私から伝えています。初潮が来るあたりで神託が来るようになるので、同じタイミングで代々伝えてきたらしいです。
新海: それは歴史性や方法も含めてということでしょうか。
SCP-XXX-JP-1: 神託に答えないと頭痛がするというのと、詳細がないまま教えるよりはなるべく分かっていることは全部伝えるべきかなと思って……もしかしたら、ここで洗い浚い言ってしまったのがいけなかったのかもしれません。
新海: それはどういうことでしょうか。
SCP-XXX-JP-1: █はこれにとても強い興味をもってしまったようで、神託以外でもいろいろ試すようになりました。そのために何か変なものを食べたりもして、病院に行ったり、私も何度も叱りましたが、そうするとさらに隠れてやるようになりました。
新海: その隠れてやるようになるというのが問題だったと。
SCP-XXX-JP-1: はい、神託が来たらそれを伝えて、ちゃんとした材料を調達するというのがいつもの流れだったのですが……この時は自分ひとりでやろうとしたらしく……
新海: その時の神託の内容はなんだったのでしょうか。
SCP-XXX-JP-1: ……コカ・コーラ、らしいんです。だから、コカインが必要だと……どうやってそんなものを、というよりもう使われていないのに……
新海: コーラですか、分かりました、ありがとうございます。
boatOBさんの原案「ドリンクバー憑き」を元にしています。
画像詳細
転載元: Wikimedia Commons
撮影者: Arian Zwegers
CCライセンス: CC BY-SA 2.0
以上の画像を加工したものになります。
クレジット
タイトル: SCP-XXX-JP - 翼をください
著者: ©︎solvex
作成年: 2019
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは銀メッキ加工が施されたプラスチック製の指輪です。SCP-XXX-JPには1対の鳥類の翼を模した意匠が取り付けられています。20██年までに██個のSCP-XXX-JPが確保されているものの、最低でも███個のSCP-XXX-JPが現存すると推定されています。
SCP-XXX-JPを指にはめた人物をSCP-XXX-JP-Aに指定します。SCP-XXX-JP-Aが"空を飛びたい"という思考をしながら地上から0.5秒以上体を離すことにより異常性が発現します。その直後にSCP-XXX-JP-Aの体は何らかの鳥類の幼体に変化します。変化後のSCP-XXX-JP-AをSCP-XXX-JP-A'に指定します。変化する鳥類の種類はSCP-XXX-JP-Aの認知している範囲内から選択されます。SCP-XXX-JP-A'の大きさはSCP-XXX-JP-Aとその時点で接触していたものにより決定されます。またSCP-XXX-JP-AとSCP-XXX-JP-A'の意識は継続されています。
補遺:
yoiwf does not match any existing user nameさんの原案「翼をください」を元にしています。
クレジット
タイトル: SCP-XXX-JP - メートル鈍器
著者: ©︎solvex
作成年: 2019
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは1960年まで使用されていた合金製メートル原器と同素材、同寸法の金属棒です。後述する異常性を除き重量、耐久性等にも異常な点は見られません。
SCP-XXX-JPは任意の人物(以下対象者)がそれを手に取った際にアメリカ国籍の人物に対して強い敵意を生じさせます。対象者は目視した人物を漠然とアメリカ国籍であると察知します。大抵の場合対象者はSCP-XXX-JPを用いて殴打するようになります。これは対象者がSCP-XXX-JPを手放すまで持続します。
対象: オリヴァー・ブラウン氏
インタビュアー: ジャスワント研究員
付記: ブラウン氏はアメリカ留学の際、ホームステイ先の家族をSCP-XXX-JPにより撲殺
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは[編集済み]に位置する不定形の領域です。
補遺:
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPに繋がる電話回線は
説明: SCP-XXX-JPは偏重した確率的傾向を有する電話番号です。
補遺:
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JP-Bとの交渉によりSCP-XXX-JPとして選択される人物は財団内の低脅威異常物品を扱う職員に限定されています。しかし例外が発生する場合を考慮し、全ての研究機関は監視されます。財団外でSCP-XXX-JPに選ばれた人物が確認された場合は地理的に親しい位置にいる財団内のSCP-XXX-JP3人により捜索チームを編成し捜索します。発見次第クラスA記憶処理を施します。SCP-XXX-JPは睡眠時は脳波測定器を着用し、SCP-XXX-JP-Aの状況を監視状態に置きます。
説明: SCP-XXX-JPは後述する異常な明晰夢(以下SCP-XXX-JP-A)を見る人物です。SCP-XXX-JPへの変化は性別、年齢、国籍を問わず発生しますが、研究職の人物が選択されやすいという傾向にあります。
SCP-XXX-JP-Aは駅(以下SCP-XXX-JP-A-A)とそれに付随する図書館(以下SCP-XXX-JP-A-B)の形式をとります。これらの様式は各SCP-XXX-JPの認識により変化があります。また様々な性別、人種、年齢、過去を持つ平均的な人間集団(以下SCP-XXX-JP-B)が多数存在します。SCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP-Aの敷地外へ外出可能です。またSCP-XXX-JPは後述する列車による移動を除き、自身のSCP-XXX-JP-Aからは出られません。
異なるSCP-XXX-JPのSCP-XXX-JP-A-A間はこれらを結ぶ路線により移動が可能です。SCP-XXX-JP-A-A間の移動時間はSCP-XXX-JP同士の地理的な距離と比例します。またSCP-XXX-JP自身がSCP-XXX-JP-A内で移動した場合、自身のSCP-XXX-JP-Aへ戻らない限り目覚めません。SCP-XXX-JP-A-BにはSCP-XXX-JPの学術的知識を書籍化したものが陳列されています。
以下はSCP-XXX-JPになった職員であるヘンリー・アルダントン研究員がSCP-XXX-JP-Bに行ったインタビューの記録です。尚記録はアルダントン研究員の脳波状況を読み取ったものを言語化しています。
対象: SCP-XXX-JP-B-67
インタビュアー: アルダントン研究員
<記録開始>
アルダントン: 誰が良さそうだろうか。あ、すみません。少しインタビューさせていただいてもよろしいでしょうか。
SCP-XXX-JP-B-67: ええ、っとこれはこれは、管理者様ではないですか。いつも面白い知識をありがとうございます。
アルダントン: 私は管理者なのですか。特に何かしているわけではないですが。
SCP-XXX-JP-B-67: そうですよ、新たな書籍の追加であったり、列車の運行であったり、いつもご苦労様です。
アルダントン: そうですか。それで今回はお尋ねしたいことがあります。まずこの私の夢の世界、これは一体なんなのでしょうか。あなた達はどういう存在なのでしょうか。
SCP-XXX-JP-B-67: 私達はより多くの知識を求めています。そういった意味では管理者様方と似たような者と言えるかもしれません。管理者様方は非常に豊富な知識をもっておられるため、このようにそれらをより読みやすくするように、また他の管理者様の知識をより共有しやすいようにこのようなものを造らせていただきました。
アルダントン: 念のために聞いておきたいのですが、それに私に許可は出していないです。情報漏えいのリスクもあります。その辺りはどのようにお考えなのでしょうか。
SCP-XXX-JP-B-67: ……申し訳ございません。私達は好奇心を持ってしまうとすぐに行動してしまうという傾向にあります。あくまで私達の知的欲求を満たすためのみに使用させていただいています。
アルダントン: 確かに今まであなた達によって引き起こされた機密漏えいなどは確認されていません。今後も監視は続くと思いますが、私個人としてはあなた達は危害を加えるような存在とは考えていません。
SCP-XXX-JP-B-67: ご理解していただきありがとうございます。
アルダントン: ちなみに私の知識でもっとも人気なものはなんですか。
SCP-XXX-JP-B-67: よく借りられているものは、"局所的に発生する霊的実体の総数と周辺地域の鬱病患者の相関関係"ですかね。
アルダントン: それは嬉しいですね。今度おそらくその関連の新しい書籍が入ってきますよ。
SCP-XXX-JP-B-67: その時は是非、拝読させていただきます。
<記録終了>
追記: 以下は財団外で発生が確認されたSCP-XXX-JPの調査記録です。
日付: 20██/██/██
探索担当: 和田研究員
対象: SCP-XXX-JP
付記: 本調査は和田研究員のSCP-XXX-JP-A-Aから繋がる新たな路線及びそれの発生源である未確認のSCP-XXX-JPを発見する目的で行われた。
和田:
監督評議会命令
下記のファイルはレベルX/XXXXの機密事項に指定されています。不正なアクセスは禁じられています。
XXXX
5/XXX-JP LEVEL 5/XXX-JP
CLASSIFIED
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|
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Thaumiel
|
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは300ヶ所ある反ミーム観測施設によりその所在を監視し続けられています。それでも尚SCP-XXX-JPの観測率は10%を下回る結果に終わっていますが、SCP-XXX-JPが有する反ミーム性から収容違反の可能性は極めて低いと考えられます。しかし最大限にSCP-XXX-JP発見の可能性を抑えるために世界中の薬品、軍事、撮影媒体の開発機関を監視し、反ミームを無力化する技術が開発されそうになった場合はその研究自体を停止させます。
説明: SCP-XXX-JPはリュウグウノツカイ(Regalecus glesne)の特徴を有する実体です。SCP-XXX-JPは全長4000m程度です。SCP-XXX-JPの体組織は高い耐久性がありますが、サンプルの採取には成功しているため理論上は損傷させることは可能とされています。
SCP-XXX-JPは栄養や酸素を取り込む器官を持たないためこれらを必要とせずに生存が可能です。その代わりに体内には水を電気分解する器官と、それにより発生させた水素を貯蔵する器官を有しています。このためSCP-XXX-JPは常時上空を浮遊することが可能です。SCP-XXX-JPは不定期に海水を取り込むために海中に潜行します。また電気分解中はその生体パルスが帯状となり体表面を流れています。
SCP-XXX-JPは反ミーム性を有しているためその観測は非常に困難です。各地の財団の施設で稀に観測されるためにSCP-XXX-JPは地球上を常に旋回していると推測されています。SCP-XXX-JPは基本的には外部からの干渉には無関心であり、またSCP-XXX-JPから外部へ干渉するような行動は見られません。
SCP-XXX-JPは特定の手段を行うことにより任意の概念に対して反ミーム性を付与することが可能です。この概念を対象概念と呼称します。SCP-XXX-JPを目視した人物は対象概念に関しての記憶、認識がすべて消去されます。これは不可逆のものであり再教育以外に元に戻す方法はありません。
プロトコル・アンニュイ: [O5評議会のみ閲覧可能]
対象概念リスト:
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは収容時43歳の日本人男性です。戸籍上は藤川剛史という名前で登録されています。SCP-XXX-JPは収容される前までは神奈川県警刑事部捜査一課に所属する警察官でした。
SCP-XXX-JPの異常性はSCP-XXX-JPと特定の内容の会話した人物(以下対象者)に発揮されます。対象者が自身の過去に起きた
補遺:
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは若年層の男性で遺伝子解析では漢民族の特徴を有していることが判明しました。SCP-XXX-JPの足の裏に"ゲーマーズ・アゲインスト・ウィードのミスター・中国からやってくる"というタトゥーが施されています。
SCP-XXX-JPは自身の周囲にある通信機器(以下対象機)に影響を及ぼします。対象機に選ばれる条件として以下のものが挙げられます。
- SCP-XXX-JPから最も近くにある通信機器10機。
- 距離に制限はないと推測されている。
- その時点から24時間前の間で使用されている。
対象機は発信元不明の通知を受信します。内容
補遺:
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPは横浜地方気象台の看板です。組成、製法ともに異常な点は見受けられませんでした。SCP-XXX-JPを目視した人物(以下SCP-XXX-JP-A)は横浜地方気象台内で活動するという明晰夢を見るようになります。夢の中でSCP-XXX-JP-Aは実際の横浜地方気象台には存在しない地下█階の植物栽培所と呼ばれる階層で複数の植物を育てます。これはSCP-XXX-JP-Aの自発的な意思によって行われています。以下はSCP-XXX-JP-Aの証言によって判明した栽培されている植物の一覧です。
- シロイヌナズナ(Arabidopsis thaliana)
- イネ(Oryza sativa)
- キュウリ(Cucumis sativus L.)
- アサガオ(Ipomoea nil)
- エンドウ(Pisum sativum L.)
- トウモロコシ(Zea mays)
- アズキ(Vigna angularis)
これらの植物は縦軸方向によく生長し、全体的に細長くなる傾向があります。また生長速度は実際のものと同程度です。
補遺:
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明:
補遺:
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明:
補遺:
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明:
補遺:
- 土蜘蛛: 鬼とは割とちゃんと区別されてる
- 朝廷に歯向かったようなのがまとめて鬼扱いされてる: やりやすいが範囲が広い
- 魏石鬼: アリ、調べよう
- アイヌ、蝦夷: わかりやすそう
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPはメキシコ合衆国██████、カリフォルニア湾沿岸にある約1200m2の領域(以下SCP-XXX-JP-A)で発生する異常現象及びそれに付随する物品の総称です。
SCP-XXX-JP-A内に打ち上げられたクジラ目の動物は船舶状の物体に変化していきます。この変化にかかる時間は元のクジラの大きさに比例し、最短で3日、最長で1ヶ月に及びます。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPから半径1km圏内の立ち入りはセキュリティクリアランスレベル3/XXXを持つ職員にのみ許可され、SCP-XXX-JPへの立ち入りは実験も含め禁止されています。SCP-XXX-JP内での神格の反応が確認された事例はすべて記録してください。
説明: SCP-XXX-JPは██県██市に存在する半径7mの領域です。SCP-XXX-JPに侵入した人物は意志と関係なく首が回り始めます。回転は首の可動域を越え、ねじ切れるまで続きます。落下した頭部は地面に接触するとその形状が十字に組まれた枝に変化します。残った体は生理的活動を停止しているにも関わらず変化した頭部やその周囲を綺麗に保つための行動をします。20██年までに███実例が確認されています。特筆すべき事項として、1例のみ霊素生命体に変化した後消失した事例が記録されています。
財団で学者として勤務していたアーロン・シーゲルはオブジェクトによる汚染から免れる程度には幸運であった。
その時点でほぼすべての主要なサイトはDクラス職員によって汚染され、かつての同僚達は無意味な実験を繰り返し、日々その残酷さを増すばかりであった。
現在のアーロンはセーフゾーンと呼ばれるあらゆる財団施設から少なくとも100kmは離された地点で、他の同様の状況にある職員達とこれを打開するべく研究を続けていた。
しかしそれは目処すら立たず、時間ばかりが過ぎていくのみであった。そしてその長い期間が彼らの心に少しばかりの隙間を与えてしまった。
それは唐突に発生した、サイト全体に鳴り響く警報とそれに混じるアナウンス。
「Dクラス職員の発生、SCP-2959の可能性大」
そもそも最初の発生から唐突なものであったにも関わらず、何故他施設から距離を離しただけで安心してしまったのか。何故セーフゾーンに絶対的な信頼を寄せてしまったのか。
されども今となっては後の祭、速やかに行うべきはこの状況から少しでも多くの職員が避難できるようにすることである。
しかしあくまで直接の対峙をしたことのない職員達はその対処法を思い付く前に次々と汚染されていった。
気がつけばアーロンがサイト内の端にある報告書の保管庫に立て籠った時点で見る限りの職員は全体汚染されていた。
アーロンは焦り、悩み、そして深い悲しみの中にいた。もう逃げ場は無い、そしてここが終わればそれは財団の敗北ということになる。そればかりはなんとしても防がなければならないがこの状況を覆せる力など自分には無い。
絶望したアーロンは思わず近くにあった棚を蹴りつけた。鈍い足の痛みに正気を取り戻すものの、それは再度現実を直視させられる以外の効果は無かった。
アーロンはその場で自殺の手段を考え始めた。もしかしたらこの思考をするという行動が彼を冷静にさせたのかもしれない。辺り一面に散らばった報告書の中に1つ目につくものがあった。アーロンはすかさずその短い説明と意味の分からない実験ログを読み漁った。そして思った、可能性はあると。
そしてアーロンは近くの照明器具の内側にすべてのDクラス職員を入力した。
その瞬間、世界中からDクラス職員が消え去った。今まさに凄惨な人体実験を行っていた職員達はあまりの急な展開にただただ狼狽えるばかりであった。
これですべてがもとに戻ったのか、いや違う。
先にも述べた通り、ほぼすべての財団職員は完全に脱却できたわけではない。基盤もボロボロであり到底すぐに戻れるものではない。
しかしアーロンは確信していた。やり直せる、確実にと。
セーフゾーンを歩いている中で自分同様最後まで汚染を免れた12人を発見した。そして彼らを集めて話をした。やり直そうと。
我々が中心となって新たな財団を築き上げよう、新たなる災厄に備える、堅牢なる基礎を。
この言葉の下に集まった13人には恐れなどなかった。そうしてまた歩き始めたのである。
これが永遠に灯されたランプの光を浴びた者達の始まりの物語である。
アイテム番号: SCP-1784-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-1784-JP発生地点から半径100m圏内はカバーストーリー「自然保護」により民間人の立ち入りを禁止しています。周囲を職員の巡回により監視してください。発生地点から半径10m圏内はセキュリティクリアランスレベル3/1784をもつ職員のみ調査目的で侵入可能です。
回収したSCP-1784-JP-Aはサイト-██の標準爬虫類収容チャンバーに収容されます。SCP-1784-JP-Aは目視せず、内部の様子はサーモグラフィカメラによって監視を行ってください。
回収したSCP-1784-JP-Bは破砕処理の後に焼却処分を行ってください。
SCP-1784-JP-Cは同サイトの標準人型収容室に収容されます。
説明: SCP-1784-JPはアメリカ合衆国テキサス州のコロラド川付近北緯█度██分、西経██度███分地点に存在するカメ目の動物に起きる異常現象です。
SCP-1784-JPが発生したカメ目の動物(以下SCP-1784-JP-A)の甲羅上には1/1000スケールの建造物のミニチュアモデル(以下SCP-1784-JP-B)が3~7個存在しています。SCP-1784-JP-Bはクリスマス的な装飾が施されています。またSCP-1784-JP-AとSCP-1784-JP-Bは細胞レベルで結合しています。
単体のSCP-1784-JP-Aを目視した人物(以下SCP-1784-JP-C)はSCP-1784-JP-Aに対して庇護欲をもちます。この時のSCP-1784-JP-Cは「上についてる模型が重そうだから取ってあげたいと思った」と証言します。SCP-1784-JP-CがSCP-1784-JP-Bに触れるとSCP-1784-JP-Cは瞬間的に転移します。GPSを携帯したDクラス職員を用いた潜入実験の全てにおいて、映像記録及び本人の証言では転移先はSCP-784内部の景観や地理的特徴との一致が示されているものの、GPSの信号はコロラド川河川内部の北緯█度██分、西経██度███分地点を示していました。地下を含んだ当該地域の調査の結果、周辺にSCP-1784-JP-Aに関連する証拠が発見されなかったことは留意すべきです。
転移してから約72時間が経過するとSCP-1784-JP-Cは転移する前にいた地点へと帰還します。その際SCP-1784-JP-Cはラッピングされた紙製の箱を所持しており、内部にはSCP-1784-JP-Bが20個程度入っています。帰還したSCP-1784-JP-CはSCP-1784-JP-Bをカメ目の動物に積極的に接触させようとします。SCP-1784-JP-Bは接触した動物と結合しSCP-1784-JP-Aへと変化させます。またこの時点でのSCP-1784-JP-CはSCP-784-1と同等の性質を持ち、SCP-784への進行及び周囲のクリスマス化を積極的に行います。
補遺: SCP-1784-JP発生事案を受けてSCP-784を調査したところ以前まで存在しなかった装飾が確認されました。以下はそのリストです。
- カメ目の動物のぬいぐるみ。甲羅の上に釣り竿を持つ人間が乗っている。
- 様々な魚類の動物のぬいぐるみ。一部は日本の伝統的な楽器を持っている。
- 女性を模したぬいぐるみ。薄桃色の羽衣を着用し、頭上で2つの輪を作る髪型をしている。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの
説明: SCP-XXX-JPは不定形の実体です。SCP-XXX-JPは実在する航空機に擬態することが可能です。SCP-XXX-JPの飛行能力は擬態した航空機に準じますが、燃料を補給している様子は確認されていません。またコックピットには人型実体が確認されますが、情動反応が確認されないため、偽装用のデコイであると結論付けられました。
SCP-XXX-JPは地球上において墜落しそうな航空機(以下対象機)の付近に出現します。この時の擬態は出現地点においてありふれた航空機を模したものになります。また出現時に微弱な重力変動が確認されるため、SCP-XXX-JPは別次元から移動していると推測されます。SCP-XXX-JPは対象機に接近すると不明な力場を出現させて軟着陸させます。対象機を着陸させるとSCP-XXX-JPはその上部に重なり、30秒程度が経過すると再飛行し消失します。対象機の調査の結果、エンジン部が消失していることが判明しました。
追記: 20██年にアメリカ合衆国で行われたアルバカーキ国際気球フェスタでの事故の際に気球に擬態したSCP-XXX-JPが出現しました。
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス:
特別収容プロトコル:
説明: SCP-XXX-JPはサイト-████全域で発生する24時間分の局所的な時間ループ現象です。SCP-XXX-JP並びにサイト-████は外部からの観察のみ可能で、内部への侵入及び状況への干渉の試みは全て失敗に終わっています。
サイト-████は生物系オブジェクトの研究を主に行う施設で、██個のオブジェクトが収容下にありました。SCP-XXX-JPの発生時は新たなオブジェクトが到着する日であり、それに合わせたGOCの武装職員による襲撃事案が発生していました。SCP-XXX-JPにはサイト-████の職員及びGOCの職員が巻き込まれています。
特筆すべき事項として、ループが発生する度に財団職員とGOC職員の中から不規則な人物が入れ替わる場合があります。これは毎回発生するわけではなく20██/██/██時点で████回のループの内███回にこの入れ替わりが発生しています。
警告
以下の報告書はミーム殺害エージェントにより保護されています。無許可の職員による閲覧は即時の心停止を引き起こします。
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ミーム殺害エージェント起動
継続的な生命兆候を確認
ファイル検索中…
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アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Thaumiel
特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPから周囲5kmはセキュリティクリアランスレベル5/XXXを持つ職員以外の侵入は禁止されています。またこの範囲は航空機の経路からも外されます。侵入者へはクラスA記憶処理を施し解放してください。侵入者がSCP-XXX-JPの調査目的であった場合はサイト-8181の異常犯罪者収容房に無期限収監されます。また倫理委員会の協議の上での尋問が許可されます。
説明: SCP-XXX-JPは神奈川県██山頂に建造された通信施設です。SCP-XXX-JPに設置されたアンテナからは、外部からのエネルギー供給が無いにも関わらず周波数8438MHzの電磁波(以下SCP-XXX-JP-A)を発信することが可能です。SCP-XXX-JPの内部にある操作盤を用いてSCP-XXX-JPの発信数、また方向を操作することが可能です。
SCP-XXX-JP-Aはあらゆる障害物を透過します。しかしSCP-XXX-JPから三次元的に半径1kmの地点で消失します。SCP-XXX-JP-Aを受信することにより特定の音声(以下SCP-XXX-JP-B)を聴くことが可能になります。
SCP-XXX-JP-Bは聞いた人物(以下対象者)に財団の機密事項であると認識させる異常性を有しています。この異常性はSCP-XXX-JP-Bを録音したものにも残存するためSCP-XXX-JP-Bの正確な音声は判明していません。どのような内容であると認識するかは対象者により異なります。しかし同文化圏や同組織に所属する対象者同士であるならば非常に近い内容になります。
補遺: 財団と友好関係にある並行世界、PW-613240の組織、████████から財団の機密事項が漏洩しているという報告がありました。しかし調査の結果消失したSCP-XXX-JP-AがPW-613240に到達し、その受信を受けての報告であることが判明しました。その後類似した事例を調査したところ、少なくとも123257もの並行世界にSCP-XXX-JP-Aが出現していることが判明しました。
この事例を受け、財団と敵対する並行世界間での破滅的な戦闘行為を抑制する作戦、プロトコル・張子の虎を始動しました。尚本プロトコルは日本支部理事会が主導となり実行されています。
「プロトコル・張子の虎」概要
前書: 本プロトコルはSCP-XXX-JPの特異性を利用し、財団と敵対関係にある他並行世界の組織との破滅的な戦闘行為を抑制させることを目的とした計画です。
計画内容: 本プロトコルに合致する条件の並行世界へSCP-XXX-JP-Aを発信させます。対象となる敵対組織がSCP-XXX-JP-Aの存在を認知するようにエージェントによる工作を図ります。この際可能な限り財団側がより脅威的であるという方向に向くようにします。敵対組織が財団への直接的な攻撃をしないという論調になった以降は、SCP-XXX-JP関連の情報の徹底的な秘匿を主目的とします。
補遺: ████/██/██にPW-295529の軍事組織、████████████からの機密通信を傍受しました。内容は████████████が大量破壊兵器の開発に成功したというものでした。████████████と財団は敵対関係にあるために、これを重篤な脅威と見なした財団はPW-295529へエージェントを派遣し調査しました。しかし得られた情報と合致するような兵器は発見されませんでした。
上記の事案以降██年の間に類似した事案が17件確認されました。この事実を受けた財団はSCP-XXX-JPの亜種が他並行世界にも多数存在する可能性があると判断しました。この事案に関しての調査は日本支部理事会により計画中です。
アイテム番号: SCP-001-JP
オブジェクトクラス: Keter
特別収容プロトコル:
説明: SCP-001-JPはオブジェクトの発生要因として考えられる事象です。SCP-001-JPは
補遺:
・オブジェクトの本体は様々な航空機に擬態できる何か、この時は擬態したものと同じくらいの性能を出せる。
・意思を持っており喋ることも可能。
・オブジェクトは墜落しそうな航空機を発見するとなんか未知の力で軟着陸させる。
・着陸させるとエンジンとかもぎ取ってどっかに飛んでいく。
・実は病気の航空機への臓器移植の闇ブローカーをやっている異次元の存在。
・こいつを締め上げて吐かせた場所に行くとそこには様々な病気で苦しんでいる航空機たちが。←オチ