SCP-XXX-JP 第三の法典
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アイテム番号: SCP-1333-JP

オブジェクトクラス: Safe

特別収容プロトコル: SCP-1333-JPは特別収容ロッカーに収容されます。後述する特異性を考慮し、ロッカーに他のあらゆる文字の記された紙の媒体や資料を許可なく接触して配置しないで下さい。

説明: SCP-1333-JPは縦横25×13cm、厚さ██cm、重さ██gの本です。表紙には日本語で「第三の法典」と彫られています。SCP-1333-JPのサンプル採取は成功しておらず、著者は未だに判明していません。

SCP-1333-JPの特異性は、あらゆる文字の記された紙の媒体や資料が接触して設置された場合に発揮されます。SCP-1333-JPに接触して設置された対象は、未知の手段によって対象がどんな内容かにも関わらずSCP-1333-JPの特定の1文(以後SCP-1333-JP-1と呼称)が対象のランダムな場所に瞬間に転写され、その対象もSCP-1333-JPと同じ性質を得ます(以後SCP-1333-JP-2と呼称)。SCP-1333-JP-2に転写されたSCP-1333-JP-1も転写前のSCP-1333-JP-1と同じ性質を得ます。また、SCP-1333-JP-1は紙媒体に意図的に筆記されることでも特異性を得ます。

SCP-1333-JP-1の特異性は紙媒体に記されたSCP-1333-JP-1を肉眼で40cm以内の距離で目視した場合に発揮されます。対象は対象の把握している言語に関係なく、流暢な日本語の発生でSCP-1333-JP-1を読み上げます。SCP-1333-JP-1を声に出して読み上げた対象は、24時間以内に必ず「対象にとって幸運である何らかの事象」を体感します。その事象のすべてが現時点で事象の瞬間や手段は把握されていません。その事象を体感した対象は、その結果や過程の程度がどうであっても非常に強い幸福感を感じ、穏便な性格に変わります。また個人差はありますが、道徳的、人道的な範囲で非常に協力的になります。しかし調査の結果、SCP-1333-JP-1の恩恵を受け、人格や行動が変化した対象はいずれも、SCP-1333-JP-1の内容を覚えていませんでした。対象は事象後の感覚として、「幸福を分け与えてもらった。」といった主旨の回答をしていますが、何者から幸福を分け与えられたのか、という質問については、対象はいずれも「分からない」という回答をしました。

SCP-1333-JPは20██年██月██日、静岡県の██市にある██図書館で発見されました。エージェント·マツムラは██図書館でその図書館が「幸運を招く図書館」と地域住民に囁かれていることを知りました。調査の結果、蔵書欄に記されていない本が1冊あることに気が付きました。SCP-1333-JPは前述した特異性により、その時点で約█万冊の本をSCP-1333-JP-2に変化させていました。その全てのSCP-1333-JP-2は回収され、焼却処分されました。また、SCP-1333-JPの発見された██図書館は閉鎖され、近辺の住民や██図書館の職員、利用者には、「図書館の合併」のカバーシナリオが散布されました。

実験記録001- 日付20██/05/██

対象: D-27876

実施方法: SCP-1333-JP-1を音読させ、別室で椅子に座らせ財団エージェント1名と待機させた。対象は事前の健康診断で軽度の頭痛を訴えていた。

結果: 約3時間23分後、対象はエージェントを見ながら感謝の言葉を述べた。録画された映像、またエージェントの報告では、それまでに対象の周りに何の変化もなかった。財団のインタビューには、「頭痛が治った。とても嬉しい。ありがとう。」と答えた。事前に行った健康診断と、頭痛以外の体調の変化はなかった。

分析: 対象は実験前軽い頭痛を訴えていたが、実験後頭痛が消えたと言っていた。これはSCP-1333-JP-1による幸福の事象の恩恵を受けた、ということだろうか。より詳しい実験を行う。-███研究員

実験記録002 - 日付20██/05/██

対象: D-27876

実施方法: SCP-1333-JP-1を音読させ、別室で椅子に座らせ財団エージェント1名と待機させた。事前の健康診断で健康への異常は確認されなかった。

結果: 約14時間56分後、対象は涙を流し始め、感謝の言葉を述べた。その後の財団テストで、対象の視力が左右とも3.0になっていることが証明された。

分析: いったいSCP-1333-JP-1の効果、いや恩恵がどのようにして対象にかかるのかが分からない。あくまで幸福、なことなのだから、病気を治すのが幸せとは限らないんだろう。-███研究員

実験記録003 - 日付20██/06/██

対象: D-27876

実施方法: SCP-1333-JP-1を音読させ、別室で椅子に座らせ財団エージェント1名と待機させた。対象は事前の健康診断で異常は確認されていない。

結果: 約5時間後、対象は異常性を得た。異常性は[削除済]、対象はSCP-███-JPの収容違反を引き起こした。対象は終了された。

分析: これは幸せと言えるのか?本人にとって幸せであれば、現実的にありえないことも実現可能なのか。-███研究員

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