siki-ness
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アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Keter Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPの所持者はこのオブジェクトのために新設され、このサイトの職員が所属するフロント組織によって管理されるサイト-81██の標準人型収容室に収容されています。サイト-81██には他のオブジェクトを収容せず、最低限の人員だけを配置してください。SCP-XXX-JPの所持者が自身が財団に収容されていることを認識するこのオブジェクト及びその他多くのオブジェクトの収容違反を引き起こす可能性があるため、アイテム番号での呼称を使うことや、「誰が自分を閉じ込めているのか」等財団のことがオブジェクトに知れる可能性がある問いに対して答えることは禁止されています。また、SCP-XXX-JPの所持者が自身が財団に収容されていることを認識してしまった場合、速やかにクラスB記憶処理を行います。
SCP-XXX-JPがSCPのリストにある限り、死亡した財団職員の回収は困難です。回収が不可欠な場合、専用書式を用いて日本支部理事会に申請する必要があります。承認され次第SCP-XXX-JPはリストから削除されるため、申請者は速やかに遺体を回収し、完了後はすぐに報告を行わなければなりません。なお、この手順で回収が可能になるまでには数日かかります。大規模な収容違反に繋がる可能性がある場合はサイト-81██に駐在する機動部隊よ-11("アンチミステリー")に連絡して下さい。この手順は不要となりました。

説明: SCP-XXX-JPは日本在住のとある男性の持つ特異な性質です。SCP-XXX-JPの所持者がある場所1にいる、またはある組織に属している場合、その場所にいる、あるいはその組織に属している人間が事故、自殺、他殺のいずれかで死亡した時、所持者は遺体を最初に発見する人物2となります。この遺体はSCP-XXX-JPの所持者に発見されるか、所持者がその場所から立ち去ったり、その組織を抜けるまで、他の人物はどのような手段を持ってしても見つけることが出来ません。

注意すべき点は、遺体がSCP-XXX-JPの所持者以外から認識出来ない状態になるわけではないということです。SCP-XXX-JPの所持者によって発見されるまで、他の人物が遺体を見つけそうになる度に、注意が別の場所に移る、転倒して動けなくなる、[編集済]による失明、[編集済]等によりその人物が遺体を見ることは妨害されます。この妨害により発生した遺体も死亡した原因が事故、自殺、他殺のいずれかであればSCP-XXX-JPの所持者以外が最初に発見することは出来ません。

SCP-XXX-JPの所持者は発見当時3█歳でしたが、財団がこのオブジェクトの存在を知ることとなった事件(詳細は事件記録XXX-JP-1を参照)まで性質が発現する条件がそろうことはなく、所持者自身すらこの性質について理解していませんでした。そのため収容当初このオブジェクトはSCP-███-JPなど多くのオブジェクトの収容違反を起こし、Keterクラスのオブジェクトとして認定されていました。しかし実験記録XXX-JP-X後にこの報告書が改訂され、安全な収容方法が確立されたため、現在はEuclidに分類されています。オブジェクトの性質により、旧報告書および幾つかのインタビュー記録は削除されています。

事件記録XXX-JP-1 - 200█/██/22:
██市のショッピングセンターにおいて無差別殺人事件が起きた際、そのショッピングセンターにSCP-XXX-JPの所持者が居合わせました。殺人犯の鎮圧のため警察が出動し、その部隊長と対策本部の間で以下のような通信が行われました。

対策本部: 何人かの部隊員との通信が切れたぞ、どうなっている? 状況を報告しろ
部隊長: は、はい。でもどうなっているのか……私はまだ遺体を確認していません。いえ見ようとしていないわけではないのです
対策本部: どういうことだ? 分かるように説明をしてくれ
部隊長: ですから私にもどうなっているのか。負傷者は何人か確認できるんです。どう見ても殺人犯によるものとは思えないものがほとんどですが。しかし遺体をまだ発見していません。何か遺体を見る寸前で気をそらされているような……あっ(打撲音が聞こえ、通信が途切れる)

この通信を傍受した財団はショッピングセンターに機動部隊よ-11("アンチミステリー")を出動させました。部隊は██名の負傷者と█名の死者を出しながらもSCP-XXX-JPの所持者が遺体を見ることが可能で、かつその遺体は他の人物にも確認可能となることを発見し、その人物を保護しました。その後所持者に対してインタビューが行われましたが、このインタビュー記録は削除されています。このインタビューでは所持者はこの状況を一切理解していないことが確認されました。この後、ショッピングセンター内の生存者にはクラスA記憶処理が行われ、カバーストーリー「通り魔殺人事件」が流布されました。

実験記録XXX-JP-1 - 200█/██/22:

対象: D-XXX-01、D-XXX-02
実施方法: サイト-810█の外部に建てられた簡易実験施設内の一部屋にSCP-XXX-JPの保持者を収容し、別の部屋で脈拍を監視する装置を身に着けたD-XXX-01に服毒させ、死亡を確認した後にビデオカメラを持ったD-XXX-02をD-XXX-01のいる部屋へ入室させる
結果: 脈拍が停止する寸前で脈拍を監視する装置が機能を停止したため、死亡したものと断定しD-XXX-02を入室させる。D-XXX-02が入室した瞬間にドアの留め具がはずれD-XXX-02に向かって倒れた。D-XXX-JPはドアを押しのけることができなかった
分析: 自殺にもSCP-XXX-JPの効果が及ぶらしい。しかも間接的に死亡を確認することすら出来ない可能性がある— ████ ██研究員

実験記録XXX-JP-2 - 200█/██/22:

対象: D-XXX-01、D-XXX-02
実施方法: 実験施設内のD-XXX-01の遺体が存在する部屋にSCP-XXX-JPの保持者を連れて行き、遺体を目視させる。その後、保持者にドアの下からD-XXX-02を助け出させ、D-XXX-02に遺体を目視させる
結果: SCP-XXX-JPの保持者は何事もなく遺体を目視した。直後にD-XXX-02がドアを押しのけ立ち上がり、遺体を目視した(D-XXX-02は急に力が入るようになったと述べている)。なお、D-XXX-02の持っていたビデオカメラは遺体を写す直前に録画が終了していた
分析: SCP-XXX-JPの保持者が遺体を見ると効果が解除されるのも確認できた。そしてやはり間接的に死亡を確認することは出来ないようだ— ████ ██研究員

補遺: [SCPオブジェクトに関する補足情報]