砂々箱

SCP下書き「仏堂」

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SCP-XXX-JP-A

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Safe Keter Euclid

特別収容プロトコル: SCP-XXX-JPは少なくとも600年以上蒐集院並びに財団による封じ込め措置を行われないままに内部実体の封じ込め及び民間人への存在の秘匿に成功しているため、特別な収容は必要ありません。

SCP-XXX-JPへの侵入に際して、複数人が同時に入場することは許可されません。SCP-XXX-JP内への入場は特別な理由がない限り全て女性職員が行ってください。男性職員がSCP-XXX-JP内に侵入する場合はクラスⅣ細菌災害時における財団の標準の防毒装備を着用してください。

SCP-XXX-JP-A内には大量の資料が破棄・焼却・損失された痕跡があります。判読可能な状態にある資料は全て回収され、サイト-8159の特殊資料保存庫に保存されています。閲覧には日本支部理事会メンバー1名以上の許可が必要です。

19██年改定: SCP-XXX-JP-Aはカバーストーリー「老朽化による倒壊の危険」を基にフェンス及び工事看板により隔離されます。詳しくは補遺を参照して下さい。SCP-XXX-JP-Aには常に2名以上の警備員が配置されます。

197█年改定: SCP-XXX-JP-Aの周囲には防御サイト-XXXが構築され、常に監視ポインタ-XXX及び対秘術専門の機動部隊ゑ-1("[なんかそれっぽい名前")から選出された最低9名以上の警備員が配置されます。SCP-XXX-JP-Aに積極的に接近しようとする人物は全て拘留・尋問して下さい。また、SCP-XXX-JP内の実態群の総数が200体を超えることのないように定期的に殺処分が為されます。

SCP-XXX-JP-Kを発見した場合、対秘術戦闘訓練を受けた隊員7人以下のチームで戦闘は行うことは禁止されています。SCP-XXX-JP-Kの対処として世界オカルト連合との合同作戦案が提出されていますが、SCP-XXX-JP-Kの更なる目撃情報が確認されていない為、現在では実動には至っていません。

説明: SCP-XXX-JPは██県に存在するSCP-XXX-JP-Aの地点-α(付属文書を参照)で儀式的な入場プロセスを行うことで入場できる異常な建造物です。

SCP-XXX-JP-Aは12世紀から15世紀の間に建築され、その後の何処かの時点で廃棄されたと見られる真言律宗式の寺院に見える建造物です。SCP-XXX-JP-Aの門には「観容寺」と書かれた札が設置されていますが、「観容寺」という名前の寺院は歴史上存在しません。SCP-XXX-JP-A及び周辺の地域は若干の精神影響特性を持ちます。影響は主にSCP-XXX-JP-A及びその周辺の土地へ近付く・認識することを無意識化に避ける方向に働きます。この効果は適切な認知抵抗能を持つ人間であれば十分に除去することができますが、[編集済]を摂取していない人間ではSCP-XXX-JP-Aの記憶情報を保持し続けることは不可能です。

SCP-XXX-JP-A内部に存在する地点-αの床面は隠し扉のような構造になっており、その周辺で儀式的プロセス-U251を行うことで扉が開放され、SCP-XXX-JPへの入場が可能になります。扉に入場した際対象は瞬時に消失し、直後にSCP-XXX-JPの特定の地点に再出現します。再出現の地点は固定のものであり、常にSCP-XXX-JP内に唯一存在する扉の前です。複数人での同時入場は再出現の際に入場者同士の肉体の融合を引き起こします。SCP-XXX-JPからの退場は、先述した扉を開くことで、対象が再び消失・地点-αでの再出現という形で可能となります。

SCP-XXX-JPは位置的には寺院の地下に存在する木製の建造物です。SCP-XXX-JPを外部から観測することはできず、現在での財団による調査は建造物内部の観察に留まっています。SCP-XXX-JPの内部は「仏堂」と呼ばれる建築様式に酷似しています。SCP-XXX-JPは軽度の自己修復能力を持ちます。

SCP-XXX-JP内部は3階建、見かけ上の大きさは半径40m程度ですが、SCP-XXX-JPの空間構造は非ユークリッド的であり、実際にはそれ以上の大きさを持っています。また、SCP-XXX-JPの内部では外部から持ち込まれた光源となり得る機器は全て作動しません。そのため内部では後述する像の付近に設置された蝋燭の明かりのみが光源となりえます。蝋燭から発生した光は未知の原理によってSCP-XXX-JP内全域にわたって光量が変化しません。また、SCP-XXX-JP内の現実子流動の調査から得られたデータから、内部の現実子の大部分が基底現実外に流出していることが判明しています。

SCP-XXX-JP内の空気には天然痘ウイルス(Variola virus)に似たDNAウイルスが含まれています。このDNAウイルスは主に二種類の異常な特性を示しています。一つは接触した木材を急速に腐敗させる効果です。この腐食は現在ではSCP-XXX-JP自体が自己修復能力を持つために成果を挙げるには至っていませんが、SCP-XXX-JPの自己修復能力が衰えた場合1週間から2週間でSCP-XXX-JPの構造を破壊します。もう一つは男性の体内に侵入した際、体細胞及び脳神経の一部に変化をもたらす効果です。男性2がSCP-XXX-JP内の空気を適切な装備なしに吸入することは後述するSCP-XXX-JP-2への変化をもたらします。

SCP-XXX-JP内ではSCP-XXX-JP-1,2,3によって異常な生態系が構築されています。その性質にも関わらず遺伝子検査の結果はこれらの実体が人間に非常に近い存在であると示しています。

SCP-XXX-JP-1はSCP-XXX-JPの中央部に静止している雑な球状の肉腫のような外見を持つ実体群です。SCP-XXX-JP-1は直径約1.5mほどで、身体表面に40から70の孔が開いています。肉体は可変性ですが、SCP-XXX-JP-1の肉体操作が意識的に行われているのか無意識的に行われているのかは不明です。現在のSCP-XXX-JP-1の数は13体です。

SCP-XXX-JP-2は約140体の痩せた男性型の人型実体です。SCP-XXX-JP-2は常に極度の興奮状態にあり、一日の90%以上の時間をSCP-XXX-JP-1との[編集済]に費やしています。実体の意識レベルは極端に低い値を示しており、意思疎通の試みは全て失敗しています。また、SCP-XXX-JP-2は時折褐色で粘性の液体を嘔吐します。この液体は極端に揮発性が高く、室温で4g/分ほどの速度で蒸発します。この液体には先述したSCP-XXX-JP内の空気に含まれるDNAウィルスが含まれています。

SCP-XXX-JP-3はSCP-XXX-JP-1が出産する実体です。男性型と女性型が存在し、それぞれSCP-XXX-JP-3a,bと指定されています。SCP-XXX-JP-3は通常の人間男性と同様の外見を持ち、通常の人間の15倍の速さで成長し、外見年齢が25歳程度(出生後1年と半年)になるとその時点で成長が停止します。

SCP-XXX-JP-1,2,3は遺伝子学的には現行人類(Homo sapiens sapiens)の遺伝子と極めて近い存在であることが分かっています。これらの変化はSK-BIO生物3として指定される生物学的な変質に酷似しています。しかし、サーキック・カルトの性質上教義である「サーキシズム」が日本に伝播する可能性は限りなく低く4、SCP-XXX-JP作成にサーキック・カルトが関連しているとの仮説は否定されています。

SCP-XXX-JP-4はSCP-XXX-JP内に存在する像です。SCP-XXX-JP-4の外観は大型の食肉類の身体に男性の顔を模した頭部を持ち、台座に座った体勢を保っています。推定される全長の全長は約6mであり、尾の長さを含めれば8.2mになります。また、口元には直径33.3cmの牙が付属しています。SCP-XXX-JP-4は右手に短剣、左手に青色に染められたハス(Nelumbo nucifera)の花を持っており、また座っている台座は仏教において蓮華座と呼ばれる方式の台座であり、ライオン(Panthera leo)を象った像5の上に備え付けられています。SCP-XXX-JP-4は人間の頭蓋骨をつなぎ合わせ、加工6することで製作されたと推測されます。特筆すべき点として、SCP-XXX-JP-4は非常に高いヒューム値を保持しています。

SCP-XXX-JPの内部からは先述した異常存在の他に、幾つかの非異常性の物品が発見・回収されています。

  • 「観容論」と題された書物
  • 片側が三鈷杵、反対側が二鈷杵となっている金剛杵
  • 仏教における曼荼羅3点。図柄は異なるが、全ての画中に裸の男女が描かれている。
  • 真言密教における標準的な仏具27点
  • ヒトの骨を用いて作られた香炉

仏教学を専門とする財団宗教学部門の研究者は、SCP-XXX-JP-4の像容、特に服装や装飾品に関して文殊菩薩像の像容とほぼ同じものであると証言しました。また、財団宗教学部門の中国伝承課は、SCP-XXX-JP-4が模している人型実体の特徴について中国神話に登場する檮杌8と呼ばれる存在との外見上の類似を指摘しています。しかし、檮杌が日本において崇拝された歴史は存在せず、当然のことながら文殊菩薩と同一視された歴史はありません。

追記: SCP-XXX-JP内部の空間歪曲について、SCP-1500-JP及びSCP-████-JPに発生している空間歪曲技術との酷似が指摘されています。これらのアノマリーはどちらも蒐集院によって作成されたものです。

補遺: 19██年に行われた定期SCP-XXX-JP調査の際、民間人がSCP-XXX-JP-A影響領域内に滞在していたことが判明しました。当該人物は直ちに拘留・調査されましたが、SCiP及び財団に関する知識を持たず、また認知抵抗値の指数は██以下でした。

当事案後の追加実験の結果からSCP-XXX-JP-Aの持つ影響の程度が減少していることが判明しました。この影響に関する財団秘術部門による解析は、影響力の減少は自然なものであり、少なくとも2███年には影響力が完全に消失することを示しています。

また、調査の際にSCP-XXX-JP-Aの持つ上記の影響が経年により劣化することが判明しました。劣化の速度が一定であった為にSCP-XXX-JPが作成された(あるいは既に建造されていたSCP-XXX-JP-Aに上記の影響が付与された)時期が正確に14世紀頃であると判明しました。

更に、SCP-XXX-JP-1,2,3が認識改変能力を保持していることが判明しました。SCP-XXX-JP-1,2,3はこの特性を制御しているように見えず、通常では生存している間常に影響が発動しています。SCP-XXX-JP-1,2,3はこの影響により認知抵抗値16.2以下の人間が肉眼で視認した場合、本来の姿ではなく通常のヒトの様に視認されます9。この特性はSCP-XXX-JP-Aの持つ認識影響能力によりSCP-XXX-JP-A内に侵入する人物の認知抵抗能が一定以上に限定されていた為、SCP-XXX-JP-Aの影響が減少するまで未判明でした。

197█年追記-事案記録-XXX-2: 197█年█月、SCP-XXX-JPは未知の存在(SCP-XXX-JP-Kと指定)に襲撃されました。SCP-XXX-JP-Kは駐在していた2名の警備員を殺害後、SCP-XXX-JPへ通じる隠し扉の破壊を試みました。事案発生から約2時間後、交代の警備員2名がSCP-XXX-JP-Aに到着した際には既に扉は破壊され、SCP-XXX-JP内部からSCP-XXX-JP-2,3が脱走していました。警備員2名はサイト-8174に連絡後、通信が途絶しました。後に行われた現場捜査ではこの2名は[編集済]に変化していました。最初に殉職した2名の警備員と併せての観察結果から、この変化はSCP-XXX-JP-Kによって齎された物であると推測されています。更に、この技術はSCP-XXX-JP-1,2,3の作成技術と酷似しています。

連絡から30分後に機動部隊が到着し、脱走していた50体余りのSCP-XXX-JP-2,3との交戦が開始しました。SCP-XXX-JP-2による攻撃によって防毒装備を破壊された隊員14名の被害を出しながらも収容違反は機動部隊到着から1時間12分後に制圧されました。SCP-XXX-JP-Kは交戦の最中に行方不明となりました。また、初期に脱走していたSCP-XXX-JP-2によって周辺に存在した民間人3名の被害が確認されています。脱走個体は交戦開始から47分後に到着した第3次部隊によって全て終了されました。

破損したSCP-XXX-JPは蒐集院から引き継がれた空間操作術を用いて修復され、対秘術に特化した防御サイト-XXXが構築されました。

SCP-XXX-JP-Kは仏教における僧服を着用した禿頭の男性型実体です。SCP-XXX-JP-Kに関する情報は事案記録-XXX-2の際の観察結果のみであり、起源・能力・身体情報・思想・SCP-XXX-JP襲撃の理由は未判明です。事案記録-XXX-2の観察から、少なくとも有機物操作・極めて強力な14世紀頃の標準秘術・突発的な消失等の能力を持っていると推測されます。SCP-XXX-JP-Kは未収容です。SCP-XXX-JP-Kは事案記録-XXX-2以来その存在が██年以上確認されて居ない為、オブジェクトクラスはKeter分類からEuclid分類へ変更されました。


タグ候補
scp-jp keter 生命 生物災害 建造物 人間型 移動不可 場所 精神影響 神経 ポータル 生殖 儀式 自己修復 性的 像 地下 ウィルス 木製 未収容

下書きここまで




丸いを四角いにはめ込むことは出来ない。






構文とか

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