http://njr-sys.net/irc/log81/2017-12-25 23:25から
http://njr-sys.net/irc/log81/2017-12-26
http://scp-jp-sandbox2.wikidot.com/painappuru/
#SCP変更メモ
現在の参考記事
- 翻訳 地上管制
- 翻訳原文 Ground Control
- いつか見えなくなる者
- 自ら動く
- ビッグスケール
- タイトル未定
- All for One
- リサコン下書き
- デスコン「Revised Entry」
- 改稿用
- 新人賞記事
- 初投稿
- 参照用(コピペ)
- メモ
- 編集の時に見る用
暗闇がゆっくりとまた光へ変わっていった。目の眩む、赤い、燃えるような光へ。彼の目に映ろうと昇り、骨を温めていく太陽は、初めは素晴らしいものだった。あの事故が起きてからは他の全てと同じように、見せかけの温かさ、見せかけの期待感となったけれども。
もう落ちるんだ。
もちろん彼も地球を目にしようとなんとか首を向けた最初の二回は希望に満ちていた。自分は帰れる、同士が何らかの方法で自分を見つけ出して家に帰してくれると。今では、彼らがそうしなかったことに感謝している。それは彼らの終わりを意味しただろう。
君は家に帰れるんだよ。
それは何らかの方法で無線のチャンネルも合わせてきた。何年もかけて彼は故郷からの絶え間ない放送を聴いた、ああ世界がどう変わってしまったかを。だがそれは単に彼を誘惑し、落下させるためだったかもしれない。しかし彼は今も、これからもそうしないだろう。
彼らも君に帰ってきてほしいんだよ、どんなに頑張ってるかごらん…
正確にはどのようにそれが起こったのか、あるいは正確には何であったか彼にははっきりとは分からなかった。ある日彼はシャトルに乗り、宇宙への秘密のフライトに行き、それから…それから彼は今の場所にいて、この存在が一緒にいた。
そう長くはもたないはずだよ…
最初のうちは想像の断片だと思っただけだった。凍える宇宙の虚空の中で正気を保つための手段だと。しかし地球に向けて 漂いdriftだした事に気がつき始めたときには、彼はふらふらとしてdriftはいなかった。彼は引っ張られていた、そして近づくほどに存在は力を増した、そしてそれは…気分が悪かった。
良くない。良くない。良くないね。
だから彼はそれを止めた。どうやってこれをしたのかもはっきりとは分からない。彼は自分自身を、その不自然な慣性を止めた。地球の軌道の中で自身を捉えた。ああ、存在の怒りようといったら…だが奴が自身をここまで固く守っていることは彼には想定外であった。
止まれないんだよ…弱っちくてかわいそうなやつめ。
奴は彼とスーツにまとわりついており、それは何か固体のものでなく、まさに存在であった。そして彼を止められなくしているのはその存在であった。彼が触れるものは何であれ彼の速度と密度の前に砕け散った。彼を回収するために送り出された人々でさえ失敗して死ぬしかなかった。だが分かるだろう…
君は落ちるんだ。
私は奴を止めた。我が同士を、我々を守った。それかむしろ避けられないものを止めただけか。だが手放すつもりはない。たとえ自分がこの体に、このスーツに囚われていたとしても、手放すつもりはない。時折体のコントロールを得さえすれば、バイザーに手を打ち付ける。奴が私に深く深く浸み込んでいるならば、宇宙の真空へ晒すことは我々を共に殺すことになるだろう。だがそれはそのためにとても賢いといえる。とても古くさく、とても賢い。だから私は耐え続ける。地球の喉元に浮かぶ刃を持つ死の先触れであり続けよう。そしてこのクソ野郎が死ぬ日に、この存在が我々を打ち倒せないと悟った日に…自分はついに故郷へ帰れるのだ。
故郷へ。
Darkness slowly turned into light once more. Blinding, red, fiery light. At first it was amazing, the sun rising to greet his vision, warming his bones. Just as everything else since the accident though, it was a false warmth, a false feeling of hope.
Let go.
Sure the first couple times he managed to turn his head to view the Earth he was filled with the hope that he would be brought back, that somehow his comrades would find him and bring him home. Now, he's glad that they didn't. It would have meant their end.
You can return home.
It somehow tuned in to the radio too. Over the years he heard a constant stream of broadcasts from his home, oh what the world had become. That was probably just to lure him in though, get him to fall. But he wouldn't, not now, not ever.
They want you home, look how they try…
He wasn't sure exactly how it happened, or exactly what it was. One day he was on a shuttle, a secret flight into space, and the next…Well he was where he is now, and this Presence was with him.
You can't hold out much longer…
At first he just thought it a figment of his imagination. A way to keep himself sane in the cold void of space. But as he began to drift towards the Earth he began to realize, he wasn't drifting. He was being pulled, and the closer he got, the stronger the Presence was, and it felt….wrong.
Wrong. Wrong. Wrong.
So he stopped it. He's not sure how he did this either. He stopped himself, stopped his unnatural inertia. Caught himself in the Earth's orbit. Oh, how the Presence raged…But what he didn't expect was for it to defend itself so well.
Can't stop…Weak, pitiful thing.
It wrapped itself around him and his suit, not something solid, just a Presence. And it was that Presence that made him unstoppable. Anything he touched broke before his velocity and density. Even those who were sent up to collect him could do nothing but fail and die. But you know what…
You will fall.
I stopped it. I saved my comrades, I saved us. Or rather just halted what was inevitable. But I'm not going to let go. Even though I'm trapped in this body, in this suit, I won't let go. Sometimes I even gain control, I smash my visor. To expose it to the vacuum of space when it was engrained so deeply in me would kill us both. But it's too smart for that. Too old, and too smart. So I will continue to hold. I will continue to be the harbinger of death whose blade hovers above the throat of the Earth. And on the day that this son of a bitch dies, on the day this Presence realizes it can't beat us…I'll finally come home.
Home.
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Euclid Neutralized
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPは終了され、関係各所にカバーストーリー「死刑執行」が適用されました。
SCP-XXXX-JPは標準ヒト型生物収容セル内において適切なサイズの容器に収容します。容器には実体のサイズに合わせた毛布とペット用排泄設備が配置されます。1日に2回、実体の体重に対して適切な重量の標準栄養食を提供して下さい。実体の体のサイズに合わせた衣服が被服部門にて作成されます。
20██/██/██追記: 今後、実体への適切なサイズの衣服の作成は不可能になると判断されました。衣服の提供は停止しました。
説明: SCP-XXXX-JPは19██年、██県出身の日本人男性です。SCP-XXXX-JPは2件の強盗殺人で有罪判決を受けた後、財団にてDクラス職員として雇用された際の身体データ測定の結果が逮捕時の測定データと大幅に異なったことから異常性が判明しました。
SCP-XXXX-JPの体重は前日の体重に対して約██.██%の割合で減少しており1、その体積も体重に対して一定の比率を保つように減少しています。このため、SCP-XXXX-JPの肉体は体格への大きな変化をともなわず徐々に縮小します。
補遺: 20██/██/██の時点で、SCP-XXXX-JPは体重██ g、身長█.██ mmを記録しました。これ以上の実体との相互作用が極めて困難となることが研究主任の小野田博士より提言され、[編集済み]を用いた相互作用の試みが提案されました。この提案はアノマリーを用いた研究続行の妥当性の低さを理由に却下されています。
██/██の時点で、実体への作用不可能を理由に全ての収容プロトコル及び研究の試みが停止しました。倫理委員会の提言を基にSCP-XXXX-JPはガスによる終了が行われ、これを以てNeutralized指定を受けました。実体の終了後も肉体は異常性の停止・逆転を起こすことなく縮小を続け、██/██の時点で観測不能となりました。
アイテム番号: SCP-1720-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: 財団が保有するWeb走査BotにはSCP-1720-JPに関連した投稿を検出する機能が追加されています。SCP-1720-JPの目撃者にはAクラス記憶処理が施されます。
説明: SCP-1720-JP は化石燃料を燃料とする車両が短時間の間自律的に動作する現象です。SCP-1720-JPは主に自動車において発生しますが、バイク、モーターボート、ディーゼル機関車での発生も報告されています。SCP-1720-JP はエンジンの始動から始まり、イベント中は車体の振動、各部ライトの明滅、空ぶかしによる排気音、車体内部の液体の漏出などが発生します。SCP-1720-JPは現在までに全世界で█████回以上発生が確認されています。
映像資料:
200█年██月██日、██市の有料駐車場の監視カメラの映像より抜粋。
<00:05> 駐車場の奥から二番目に[車種名編集済]が駐車する。中から30代男性と10代男性が現れて駐車場の出入口の方向へ歩き去る。
<01:07> 運転席が無人であるにも関わらず、[車種名編集済]のエンジンが始動する。
<01:16> [車種名編集済]が車体を揺らしはじめる。
<01:24> サイドミラーが小刻みに前後に動作し始める。
<01:29> ワイパーが動作し始める。
<01:45> [車種名編集済]のエンジンが停止し、全ての動作が止まる。出入口の方向から30代女性が現れて一番手前に駐車してあるダイハツ・オプティに乗車する。
<03:34> オプティが駐車場を去ってから20秒後、[車種名編集済]のエンジンが再び始動する。
<03:40> [車種名編集済]が再び車体を揺らしはじめる。サイドミラーとワイパーも動作を再開する。
<04:01> ヘッドライトが明滅を始める。車体の振動はより激しさを増している。
<04:11> 車体の振動は最大限に達している。ワイパー用のウォッシャー液が1秒に2回のペースで噴射される。
<04:35> ウォッシャー液の噴射が█回に達した時点で終わる。車体の振動が弱まり始め、サイドミラーとワイパーの動作は止まる。
<04:47> 車体の振動が収まる。エンジンが停止する。
<37:21> 車の持ち主が駐車場に戻ってくる。[車種名編集済]に乗り込み駐車場を去る。
<記録終了>
補遺1: 2016/██/██、サイト-CN-██内で発生したSCP-1720-JPイベントにおいて排ガス及び漏出したガソリンのサンプル採取に成功しました。前年から導入された[編集済]による分析の結果、精子と類似した形状の霊素生命体の残渣が観察されました。現在更なる研究が進められています。
補遺2: 2017/██/██、██市の路上で発生したSCP-1720-JPイベントの事後処理中、三葉虫(Trilobita)の形態をした霊素生命体が漏出したガソリン溜まり付近のアスファルト舗装の下から1体出現・確保されました。実体は現在サイト-81██に収容され、その出現プロセス及びSCP-1720-JPとの関係を調査中です。
- scp-jp
- euclid
- 性的
- 外部エントロピー
批評はこちらから> http://ja.scp-wiki.net/forum/t-11025030/scp-xxxx-jp
アイテム番号: SCP-1490-JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-1490-JPに通じる道路近辺の土地を財団フロント企業によって買い取り、ビルを建造することで一般人の立ち入り及び両岸からのイベント-1490-JPの目撃を防止します。河川方向にはエージェントを配備し、イベント-1490-JPを視認できる範囲への立ち入りの防止及び目撃者への記憶処理を行ってください。イベント-1490-JP中に発生する音声については騒音型カバーストーリーから状況に応じたものが適用されます。
説明: SCP-1490-JPは██県███に存在する全長██ mの木橋です。SCP-1490-JPは材質から想定される数値を大幅に上回る硬度・強度を有しており、後述するイベント-1490-JPにおいて一切の損傷を負いません。また、サンプル採取の試みも失敗しています。
SCP-1490-JP上において、不定期にイベント-1490-JPと定義される現象が発生します。イベント-1490-JPは以下の順序で進行します。
- SCP-1490-JP上にて90 db前後の叫び声が発生します。現在まで叫び声の声紋分析は一貫した結果を示していません。
- 続けてSCP-1490-JPの上空約20 mの地点から長さ██ m、幅█ mの橋桁(SCP-1490-JP-1)が出現し、SCP-1490-JPをめがけて███ m/sで落下します。映像解析の結果は、SCP-1490-JP-1と19██年に北海道の[編集済]で消失が報告された█橋が一致することを示しました。2
- SCP-1490-JP-1がSCP-1490-JPに衝突します。衝突後、SCP-1490-JP-1は反動で上空約10 mまで跳ね上がり、その時点で消失します。SCP-1490-JP-1の出現・消失は瞬時に起こり、ハイスピードカメラを用いたプロセスの観測には成功していません。
SCP-1490-JPは19██/██/██、イベント-1490-JPを目撃した市民からの通報により異常性の発現が確認されました。初期調査において、SCP-1490-JPの建造の手続き及び建造に関わった企業から不審な点は見つかりませんでした。同様に建造に使われた材木も非異常性のものであることが確認されています。
それ以前においてSCP-1490-JPで異常な活動及び暴力事件の発生記録がないにも関わらず、オブジェクトの表面からは凝固した人間の血液及び皮膚のサンプル(██人分に相当)が採取されました。現在までに█人の身元の特定に成功していますが、その内90%が1950~70年代生まれである事以外の共通点は発見されていません。
補遺: 20██/██/██、オブジェクトの西方██ kmに位置する██橋においてイベント-1490-JPが発生しました。これを受けて██橋をカバーストーリー「耐久性偽装の発覚」の元に封鎖し、現在更なる異常な活動の有無を監視中です。
また、事案の発生と同時に、北海道の█橋跡地の川中に突き立てられる形で白旗が突如として出現したことが確認されました。旗の回収及び移動の試みは全て失敗しており、こちらも事案と関連するものとして調査が進められています。
- scp-jp
- euclid
- 木製
- スポーツ
- 破壊不能
- 構造
- ゲーム
- 道具
批評はこちらから> http://ja.scp-wiki.net/forum/t-9457754/scp
・ガイド確認(単位) http://ja.scp-wiki.net/random-but-useful
参考
http://ja.scp-wiki.net/scp-808-jp
http://ja.scp-wiki.net/scp-2175
http://ja.scp-wiki.net/scp-2691
SCP-XXX-JPは日本全国の駐輪場で出現することが確認されている、自転車型の実体です。SCP-XXX-JPは調査によりSCP-XXX-JPは最低1㎡あたり台以上の 正確な数値は不明です。 の密度で存在する
SCP- XXX-JPが出現した駐輪場に自転車を止めている状態でSCP-XXX-JPを視認した人間(以後-Aと指定)はSCP-XXX-JPを自身の自転車と認識します。実験の結果、SCP-XXX-JP -AはSCP-XXX-JP と自身の自転車との差異(車体の色やチェーンロックの有無など)に対して疑問を抱かないことが確認されています。
SCP-XXX-JPがSCP-XXX-JP -Aの居住する建物の敷地内に入った翌日の午前6時30分に、SCP-XXX-JP-Bに指定される人型実体 F 実体分類・外見不定/転移出現 が出現します。SCP-XXX-JP-Bは出現後、SCP-XXX-JP-Aが後述の行為を行ったと告発する内容の文書を近隣の住居の敷地内に
SCP-XXX-JP -Aを視認したSCP-XXX-JP-B
・自転車の盗難
・領域侵犯
・SF映画作品の著作権侵害
・クロアリの殺害
・徒歩通勤者への名誉棄損
・砂利の破壊
アイテム番号: SCP- XXXX -JP
オブジェクトクラス: Euclid
特別収容プロトコル: SCP-XXXX-JPはサイト-20█内の標準ヒト型生物収容セルにて標準的プロトコルに基づいて収容されます。新たなSCP-XXXX-JP-Aの存在が確認された場合、SCP-XXXX-JP-Aが過去居住していたとされる地域にエージェントを派遣して関連記録の回収と情報操作を行ってください。
SCP-XXXX-JPから要注意団体の情報を引き出す試みはクリアランスレベル4以上の職員3名以上の署名による許可が必要となります。
説明 SCP-XXXX-JPは30~40代のネグロイド系男性の外見を有する人型実体です。SCP-XXXX-JPはヒト(Homo sapiens sapiens)と同一の外見及び身体構造を有していますが、採取した体組織の分析は安定した結果を示していません。
SCP-XXXX-JPは単一の個体にも拘わらず、生年月日・出身地・経歴などで定義される一個人としての人物像が現時点で███パターン存在しています (以後、この経歴によって定義される人物をSCP-XXXX-JP-Aと表記)。SCP-XXXX-JP-Aの多くは明らかに現在のSCP-XXXX-JPの状態と矛盾した生物学的特徴を有してします。
本稿執筆時点で
- SCP-XXXX-JP-Aの 58.7%が男性、41.3%が女性です。
- SCP-XXXX-JP-Aの36.7%がネグロイド系、38.1%がコーカソイド系、24.9%がモンゴロイド系、0.3%がそれ以外の人種です。
- SCP-XXXX-JP-A中に完全な同性同名は存在しません。
- SCP-XXXX-JPはそれぞれのSCP-XXXX-JP-Aの記憶や経験、経歴上有している筈の知識について矛盾なく回答可能であり、習得した技能の実践も可能です。
- 個々のSCP-XXXX-JP-Aの肉体的特徴・病歴はSCP-XXXX-JP自身の肉体・健康に影響を与えていません。例としてSCP-XXXX-JP-A-18、 SCP-XXXX-JP-A-143がそれぞれ右と左の腎臓の摘出手術を受けたことになっていますが、SCP-XXXX-JPの腎臓は両方とも存在しています。
- 4例のSCP-XXXX-JP-Aが収容後に死亡しています(老衰3件、収容違反したSCP-███-JPによる殺害1件)。
- SCP-XXXX-JP-A-141は財団のサイト-38に勤務していた██████ █████████研究員であり、SCP-XXXX-JP-A -200はサイト-CN-21に勤務していたエージェント・█ ██です。その他GOCの排撃部隊員3名など、SCP-XXXX-JP-Aの2.2%が異常オブジェクトに関わりを持つ組織の構成員です。
- SCP-XXXX-JPの外見と完全に一致する身体的特徴を持つSCP-XXXX-JP-Aは確認されていません。
文書及び映像・音声媒体による記録には財団が確認した範囲では(手段が異常なものかどうかを問わず)改変の痕跡は無く、記録上の親族及び知人とされる人物の証言もすべて事実に基づいたものと確かめられています。改変の痕跡が認められないことから、SCP-XXXX-JP-Aは固有の肉体を有する人間からSCP-XXXX-JPと同化したと考えられますが、そのプロセスは解明されていません。
SCP-XXXX-JPは全てのSCP-XXXX-JP-Aを自分自身として認識しています。SCP-XXXX-JPはSCP-XXXX-JP-A群が持つ互いに矛盾した認識(感情?)に対して認知不協和を起こしているようには見えません。しかし、SCP-XXXX-JPはあらゆる事物に対してネガティブな反応を示さない傾向があります。
現時点でSCP-XXXX-JPの異常性の起源は不明であり、現在は「何らかの形で非異常性の人間が異常性を獲得した」とする説と「最初から異常性と設定された経歴を有した状態のオブジェクトとして出現した」とする説の2つに基づいて検証が進められています。
収容経緯も複数現在は
オリジナルの収容記録はサイト-においてXACTS
・SCP-XXXX-JPが何らかの手段によって別人の経歴を自分のものとしている
・設定された経歴が真となるように記録や関係者の記憶に改変が行われる
以上の二つ仮説を元に検証が進められています。
^ここいじる
インタビューログ
冒頭部分は省略。完全な記録はアーカイブXXXX-JP-Iから閲覧できます
ムシの写真
補遺: インタビュー記録XXXX -3 日付2███/██/██
対象: SCP-XXXX-JP
インタビュアー: イェーツ研究員
付記: 。
<録音開始>今回は貴方の外見について質問します。(SCP-XXXX-JP 添付画像)まず、これは貴方で間違いありませんか?
ええ、これは私ですね。そもそもこれは私の店ですよね?
(SCP-XXXX-JP-A-22の方を指さす)では、こちらの女性をご存知ですか?
私ですね。
この店に客として来たことは覚えていますか?
隣町のイケアで買い物をした帰りにこんな店に寄ったような気もします。
貴方が経営していた店なのに覚えていないのですか?
いちいち私が来たかとか店員が私だったかまで見たりしません
次の質問にあなたの今の外見は写真と大きくかけ離れているようですが、どういう経緯で
私は最初からこの姿ですが。
自分の発言の矛盾に気が付いていますか?
今はできることの方が多くなりました。いずれなんでもできるようになるでしょう。
SCP-XXXX-JPの脳波は常に高いストレス反応を示しています。
抑鬱傾向
動物も取り込む
アイテム番号: SCP-1044-JP-RE
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-1044-JP-REはサイト-81██の低脅威度物品保管ロッカーに収容されます。実験にはセキュリティクリアランス3/1044-JP-REの職員1名の承認が必要です。
説明: SCP-1044-JP-REは「人体武器大百科」と題されたA5サイズのハードカバー本(SCP-1044-JP-RE-1)、直径5cm×高さ1cmの木製の円柱7個(SCP-1044-JP-RE-2)、直径5cm×高さ2cmの木製の円柱1個(SCP-1044-JP-RE-3)の総称です。SCP-1044-JP-RE-2、3は日本の玩具である達磨落としに酷似しています。個々のSCP-1044-JP-RE-2には、それぞれC1~C73の数字が彫られており、SCP-1044-JP-RE-3には正面から見た人間の頭蓋骨が描かれています。
SCP-1044-JP-RE-1は一般的な小学生児童を対象とした内容であり、人間の骨格・血液などを射出して相手を攻撃する手法や相手の殺傷を目的とした肉体の改変の手順について記述されています。内容は科学的な根拠を持たず、理論上は実行不可能なものとなっていますが、SCP-1044-JP-RE-1の全てのページに目を通し、内容の60%程度を理解した人間はSCP-1044-JP-RE-Aとなります。SCP-1044-JP-RE-Aは、後述の異常性を発動できること以外に通常の人間との差異はありません。SCP-1044-JP-RE-1に著者名や出版社の情報は無く、実際に出版された形跡も確認されていません。
SCP-1044-JP-REの異常性は、SCP-1044-JP-RE-Aが達磨落としの要領でSCP-1044-JP-RE-2を打ち抜いた場合に発現します。それ以外の方法で異常性は発現せず、SCP-1044-JP-RE-2の数や打ち抜く順番によって特異性の法則が変化することはありません。SCP-1044-JP-RE-2を打ち抜いた場合、SCP-1044-JP-RE-2を中心とした半径15m内にいる脊椎動物(以下、対象)から、未知の手段によって打ち抜かれたSCP-1044-JP-RE-2の番号に対応した頸椎が████km/hで射出されます。SCP-1044-JP-RE-A自身はこの影響を受けません。この時対象が向いている方向から見た頸椎の射出方向は、SCP-1044-JP-RE-3の頭蓋骨が印刷されている方向から見たSCP-1044-JP-RE-2の射出方向に対応しています。頸椎を射出した対象は脊髄や頸動脈の破断によって死亡します。
D-81096にSCP-1044-JP-RE-1を一通り読ませてSCP-1044-JP-RE-Aとし4、以下の実験を行った。
実験1
対象: 実験用マウス
目的: 初期収容時の状況から推測されたSCP-1044-JP-REの異常性を検証する。
内容: SCP-1044-JP-RE-2を数字の大きいものが下にくるように積み上げ、その上にSCP-1044-JP-RE-3を乗せる。マウスの頭部・胴体を固定し、D-81096に一番上(C1)のSCP-1044-JP-RE-2を撃ち抜かせる。
結果: マウスの第一頸椎が射出される。頸椎を射出したマウスはその場で死亡が確認された。
分析: マウスで異常性の再現が可能だと確認された。人的資源の浪費は避けられそうだ。
実験2
対象: 実験1で使用したマウスの死体
内容: 実験1で使用したマウスを用い、残りのSCP-1044-JP-RE-2を撃ち抜かせる。
結果: 全てのマウスの頸椎が射出された。
付記: 対象の生死に関係なく異常性が発動する。
実験3
対象: 実験用マウスから外科的に切除した頸椎
内容: マウスから外科的に切除した頸椎を配置した状態でSCP-1044-JP-RE-2を撃ち抜かせる。
結果: 頸椎はその場で射出された。
分析: 異常性は厳密には頸椎自体に対して発動する。
実験4
対象: 実験用マウス
内容: SCP-1044-JP-RE-2をランダムに積み上げた状態で撃ち抜かせる。
結果: 常にSCP-1044-JP-RE-2の番号に対応した頸椎が射出された。
分析: SCP-1044-JP-RE-2の順番は関係ない模様。
実験5
対象: 実験用マウス
内容: SCP-1044-JP-RE-2のみを積み上げた状態で撃ち抜かせる。
結果: 異常な現象は発生せず。
分析: SCP-1044-JP-RE-3が異常性の発動に必須である。
以降、上述の説明部分にて述べた異常性の詳細な発動条件を検証する実験の記録は大部分を省略している。完全版の実験記録は文書1044-JP-RE-いを参照のこと。
実験記録22
対象: 実験用マウス3匹
内容: SCP-1044-JP-RE-2を中心に等間隔でマウスを配置し、D-81096にSCP-1044-JP-RE-2を撃ち抜かせる。
結果: 全てのマウスの頸椎が射出された。
付記: 後続の実験より、対象となる脊椎動物の数に上限は無いと判断された。
実験記録25
対象: 実験用マウス
内容: 1m間隔で設置した防弾ガラス10枚へ向けて対象の頸椎が射出されるようにSCP-1044-JP-RE-2を撃ち抜かせる。
結果: 頸椎は防弾ガラス全てを貫通した。
分析: 射出中の頸椎は異常な硬度を獲得する。
付記: 停止した後の頸椎は問題なく破壊できた。
補遺: SCP-1044-JP-REは██県███市にて回収されました。20██/██/██、「家に大砲が打ち込まれた」という通報を元に駆けつけた警察官が民家を破壊した頸椎を発見し報告、連絡無線を傍受した財団によって記憶処理とカバーストーリー「トラックの暴走」の適用が行われました。財団の捜索チームによる頸椎の飛来した方角の調査の結果、頸椎の飛来地点は市内在住の出版社勤務である██ ███氏の家と特定されました。
██邸からは後にDNA鑑定から██氏のものと断定された遺体が発見されました。この時遺体の近くに置かれていたSCP-1044-JP-RE-2、3及び頸椎の射出についての記述があったSCP-1044-JP-RE-1を異常性の原因と推測し回収しました。
- scp-jp
- safe
- 強制力
- 道具
- 進化
- 外部エントロピー
邸内からは、「小学生の独裁」「拷問の友 上」「新しい殺人史ドリル」などの小学校で教科書・教材としての使用を想定したと思われる、一般的な社会道徳に反する内容の教材や「まんがで学ぶレインボー・プロジェクト」「小学生から始める!人身御供入門」「楽しい自然災害の育て方」などの異常現象や異常な事物について言及した児童書が多数発見されています。これらの書籍も同様に著者名や出版社の情報はありませんでした。SCP-1044-JP-RE-1以外の書籍は異常性が確認できなかったため、サイト-81██の非異常性文書保管庫にアーカイブされました。
その他、██氏が執筆したものと確認された日記(文書1044-JP-RE-ろに指定)が回収されています。文書1044-JP-RE-ろは█という名前の██氏の子供及び詳細不明な人物について言及しています。文書の記述の通り、邸内には食器等の日用品のサイズやデザインから10歳前後の男児と推定される児童1名が同居していた形跡が認められますが、近隣の住民や██氏の知人の証言、付近の防犯カメラの映像からはその様な児童の存在は確認できませんでした。また██氏には婚姻歴は無く、██ █という子供の出生記録も存在しません。██ █と文書に記述されたもう一人の人物の捜索及び事案との関連性の調査は現在も継続中です。
█月█日
今回も█のテストの点数が思わしくない。去年以上に酷くなっている気がする。█自身も気にしているようだが、親としてまず私が何とかしなければならないだろう。
█月██日
宿題は付きっきりで見てやっているが、一向に成績は伸びない。本当に成績を上げる気があるのだろうか?いや、本当はあるに違いない。小学校ではないことは分かっている筈だし、親の金で学校に通っている自覚くらいはあるだろう。しかし、熱意と責任感だけで成績を上げられるのでないならば、他にどうすればいいと言うんだ?
██月█日[この時期から文字が乱れ始める]
時間だけが過ぎていく。このままでは進学すら危うい。█のためにこれ以上何が出来る?誰か教えてくれ。
██月██日[オブジェクト発見の数日前。日記はここで途絶えている]
今日は何という幸運な日だろう。焦燥に駆られ店で酒を飲む量だけが増える日々だったが、そこで答えを知る人間と出会えた。彼の言葉を聞いた瞬間、文字通り雷に打たれたかのような衝撃が包んだ。これを書いている今でさえ、彼の言葉が一語一句私の体に染み入るような感覚に陥っている。まるで全身が彼の言葉でできているかのような感覚さえ覚える。そうだ、言って聞かせて分からないなら実際にやらせてみれば良かったのだ。
SCP-1044-JP-RE-1にはSCP-1044-JP-RE-2、3の存在に直接言及した記述はありません。現在、SCP-1044-JP-RE-2、3については、██氏の自作であるとする説が有力視されています。
2017/12/██追記: 2017/11/██、マーシャル・カーター&ダーク株式会社の施設の調査をしていた財団エージェントが胴体を貫通する傷を負った状態で死亡しているのが発見されました。現場からは砕けた人間の橈骨の欠片5が発見されています。遺体の体内からも橈骨の欠片が摘出されており、死因は橈骨が高速で胴体を貫通したことによるものと推定されます。当オブジェクトとの関連は調査中です。
C-Dives
達磨落としを武器に転用するというアイデアは興味深い物がありましたが、補遺以降の展開にやや冗長さを感じました。特に、発見された異常な学習教材群と比較すると“文書1044-JP-RE-ろ”からはごく平凡な内容しか読み取れないので、もう少し不穏な内容の記述を盛り込むか、或いは折り畳み前の不気味さを削がないようにカットしてもいいのではないかと思います。現時点ではNVとさせていただきます。
下書きフォーラムはこちらから
http://ja.scp-wiki.net/forum:new-thread/c/790921
名前:大和・von・Bismarck(オオワ・フォン・ビスマルク) Doc.OvB
セキュリティクリアランスレベル:2
業務:宰相、悪態、愚痴、嫌がらせ、雑用、プロパガンダ、喫煙、第二次ゼーレヴェ作戦、認識災害・認識災害関連オブジェクト・対認識災害用処置の研究、考案。遺体処理係。
専門分野:素粒子物理学 哲学 臨床心理学
人物:大和少佐 総統代行 大隊指揮官博士は財団の雇用記録及び彼の経歴に関する一切の資料が故意に紛失されていますが彼の外観上年齢は30代前半の様に見えます。彼の所持品と主張からは彼が1840年10月1日のドイツ生まれであることを示していますが現在サイト-8181のどの職員もそれを信用していません。
彼の薄汚く小太りな外見、容姿、一挙手一投足は周囲の人間を不快にさせ、彼自身の言動もそれに比例し他人の不快を煽るものばかりです。彼はこれらを「そういう性格なんだ仕方がない。」と説明しこの時のインタビュアーに顎を折られました。
現在まで職員による不慮の終了事案の全てが成功しています。現在大和博士への殴打、刺突、放火、発砲、等が認められています。
初めて毒舌に嘗められた新米の研究員か、通りすがりの前原博士か、あるいは事故か収容違反か。大和博士の█████回目の終了事案が発生した。問題は死体を見下ろす新たな大和博士がどう見ても2人いたことである。
補遺01 ████/██/██
大和博士が二人に増殖。未知の異常性が発現した可能性を踏まえ、大和博士達に対して暫定的な隔離・監視措置が取られる。分離のプロセスを解明する試みが進行中。
補遺02 ████/██/██
再び大和博士の増殖事案が発生。日本支部理事会の決定により、大和博士をSCP-████-JPに指定。
補遺03 ████/██/██
SCP-████-JPの収容違反が発生。サイト-8181近辺の町に突如としてSCP-████-JPが██体出現。収容部隊によって回収されるまでにその全員が住民によって終了された。
補遺07 ████/██/██
世界各地でSCP-████-JPの出現が報告される。O5評議会とGOC最高司令部により非常事態宣言が発令された。
数千年を超える暗闇との闘いはものの数週間で暗闇の勝利が決定した。財団が何の異常もないものとして守ってきた青空に今は胡麻塩を振ったように黒い点が散らばっていた。黒い点は次第に大きくなり、細長くなり、先端が黄色く色づいて人の形をとる。黒服達は地面を穿つこともなく、雨粒のように弾け、雨粒よりも大きく赤を飛ばす。美術館のパンフレットの片隅のような光景を縫って一台の装甲車両がサイトに辿り着いた。
瀬名がさっきまで見てきたものは実に奇妙な災害だった。弾丸の如く降り注いだ黒服の雨は建物を破壊し、景観を血で汚し、町を行きかう人々を道連れにした。そして運よく激突を免れた者は皆息の残っている黒服を蹴飛ばし、踏みつけ、持ち物を叩きつけた。ミーム部門が急ごしらえで作った対抗ミームを摂取していなければ自分もその一人に加わっていただろう。
黒服―SCP-████-JPあるいは大和博士がなぜ増殖を始めたのかは未だに分からない。そもそも最初の増殖の時点で彼は隔離・監視され、何者も手を出せなかったはずなのだ。となればそれ以前に何らかのアノマリーに曝露したのだろうが、それを突き止める前にSCP-████-JPは手の付けられない数になっていた。後はもう世界が終わるところまで行くだけだろう。
運の悪いエージェントの座席が2人分空いた車両を降りる。瀬名は己の無事とサイトの駐車場が地下に存在することに感謝し、せめて世界が埋め尽くされるまでは頑丈な屋根の下で過ごせることを祈った。
エントランスゲートではくすんだ金色の三つ編みを垂らした手荷物検査員が、見飽きたニヤニヤ笑いを浮かべて瀬名達を待ち受けていた。幸運はいつまでも続かない。
補遺██ ████/██/██
世界各地にて火山活動が活発化。溶岩に混じってSCP-████-JPが噴出されるのが確認される。
補遺██ ████/██/██
ブリテン諸島にて突如大量のSCP-████-JPが出現。核による殲滅が行われる。生存者なし。
補遺██ ████/██/██
中国、インド、ドイツ国籍を有する人間全員がSCP-████-JPに置換される。
補遺██ ████/██/██
月、火星、水星、金星、[編集済]にてSCP-████-JPの存在が確認される。
犀賀は普段と同じ席に掛け、琥珀色の液体に口を付けながら窓の外の光景―-90.0°を見つめていた。
既に自らに内包する質量に耐え切れず、世界は鍾乳石のように吊り下がっている。かろうじて他の世界とつながる糸を伝って、黒い人影が集っていく。外見に多少の差異はあれど、全員が黒い服を着て、全員が鈍い金色の髪であり、全員が30代ほどの年齢である。まだ-90.0°は死んではいないが、犀賀の目にはそれが死体にたかる蠅に映った。
平行世界の黒服達は引力のようなものに引き寄せられたのだろうが、そんなものはただのオマケだ。-90.0°では宙の果てから、地殻の裏から、まだ生き残った人々の中から彼が生まれ続ける。これは”何故”を求めても無駄な話で、犀賀が今日のように軽く飲みながら見てきた終わりの景色の一つでしかない。せめて他の世界が同じ轍を踏まないよう、一人でも多くの黒服を道連れに消えてもらおう。
流れ込む黒服を眺める。
黒と黄で埋まっていく世界を眺める。
細く脆くなっていくつながりを眺める。
世界の最後を、ちぎれる様を眺める。
かくして一つの世界が暗闇に飲まれた。犀賀は席を立って勘定を済ませる。まずは隣り合っていた世界の同士たちと連携し、世界が切り離された穴を縫い合わせるところから始めるとしよう。ドアに手をかけたところでふと、先程まで眺めていた窓に目が向く。願わくは一つでも多くの世界が、-90.0°と同じ喜劇とも悲劇ともつかぬ終わりを迎えることの無いよう。
AMADAIさんの砂箱から許可得て引っ張ってきたもの
アイテム番号: SCP-1764-JP
オブジェクトクラス: Euclid Neutralized Keter
特別収容プロトコル: SCP-1764-JPはその性質上収容することが不可能です。自殺者の目撃情報が入り次第その周辺区域の住民にAクラス記憶処理を行って下さい。またSCP-1764-JPの異常性により消失した人物の家族にはカバーストーリーが適用されます。
こぐま座α星、ポラリスAに関する情報はすべて偽造されます。またSCP-1764-JPによる影響を最小限にするため、機動部隊あ-1("人生を楽しもう")による自殺者減少に向けた取り組みが実施されています。
アーカイブ済特別収容プロトコル-A
SCP-1764-JPはその性質上収容することが不可能です。自殺者の目撃情報が入り次第その周辺区域の住民にAクラス記憶処理を行って下さい。またSCP-1764-JPの異常性により消失した人物の家族にはカバーストーリーを適用してください。
アーカイブ済特別収容プロトコル-B
1997年にSCP-1764-JPは完全に消失したと判断され、オブジェクトクラスの変更が行われました。詳しくは補遺を閲覧してください。
説明: SCP-1764-JPは日本国内で自殺を実行した人物(以下対象)の遺体周辺に約40.7%の確率6で出現する1体のテディベアです。SCP-1764-JPは出現した後対象と接触します。この際対象はすでに死亡しているにもかかわらず未知のプロセスで言葉を発し、SCP-1764-JPと会話をしているような素振りを見せます。ですがSCP-1764-JPからは一切発声は行われません。会話が終了した後対象は以下の行動をとります。
- 1.対象は安堵の表情を浮かべます。
- 2.対象の体が消失します。GPS等による移動箇所の追跡等はすべて失敗に終わっています。
- 3.SCP-1764-JPが消失。追跡は対象同様失敗に終わっています。
同時期に進行中だったトルストイ計画に置いてこぐま座α星:ポラリス7、そのうちポラリスAの肥大化が報告され、問題視されていました。
探査機273-αを用いたポラリス付近のSCP-3███-1に関する調査。該当機は無人機であり、ホイーラー時空変異装置を搭載したことによるワームホールの生成、それによる空間転移を行いポラリス周辺に短時間での到着が可能。1日ごとに定期的な報告を行い、これらも同様ワームホールを介して行われる。計画は2005年終了を目途に実行される。 計画は継続して行われます。
その後、ポラリスA付近にて複数の衣服が浮遊していたことが探査機273-αにより報告されました。回収し調査したところ、一部の衣服からSCP-1764-JPによる消失者のDNAが検出されたことから、ポラリスAの異常な肥大化及びSCP-1764-JPには何かしらの関係があると仮定されています。その後の調査でSCP-1764-JPによる消失者数に応じてポラリスAの肥大化が進むことが判明しました。
SCP-1764-JPは1990年に福岡県において出現が確認されました。防犯カメラには██ビルの7階から飛び降りた男性とSCP-1764-JPが会話をした後消失するまでが記録されていました。現場周辺住民への記憶処理は終了しています。当時は超常現象として記録されていましたが、その後も同様の報告が多数挙げられたことから、これらの現象をオブジェクト指定することが決定されました。
補遺: 1997年12月7日、福井県でのSCP-1764-JP目撃情報以降その日だけで約███人が自殺しましたが、それでもSCP-1764-JPが出現しなかったこと、及びポラリスAが微小ながら縮小を開始したことからオブジェクトクラスがNeutralizedに変更されました。2010年現在までSCP-1764-JPが再出現したという情報は入っていません。
追記 2010/11/7: SCP-1764-JPの再出現が報告されました。同時にポラリスAが以前の倍の速度で肥大化し始めたことから、現在の自殺率から見積もって約██年後に超新星爆発を起こすことが推測されています。その著名さ及びポラリスA付近のSCP-3███-1消滅による[アクセス制限]から大規模なカバーストーリー或いは地球規模での記憶処理が必要であるとの意見が上がっています。これらによりSCP-1764-JPのオブジェクトクラスが変更となりました。
追記 2014/10/22: ポラリスAの方向より2███Hzの電波信号が発せられました。探査機273-αによる解析の結果、以下の文章であることが判明しています。
まだ子供だから少ししか救えなかったけど みんなと一緒に大きくなるから待っててね 一緒に居れば辛くないし寂しくもないと思うから
- scp-jp
- keter
- 瞬間移動
- 玩具
- 自律
- 死体
アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: 回収されたSCP-XXX-JP実体はすべてサイト-81██の低脅威度ロッカーに収容します。SCP-XXX-JPの担当研究員は許可された機器内でSCP-XXX-JP-Aの再生が可能です。実験目的でSCP-XXX-JP-Aの投影を行う場合は実験の目的・概要を所定のフォームに書き、クリアランスレベル4以上の職員へ申請を行って下さい。
SCP-XXX-JP-Bはサイト-81██の霊安室に保管されています。SCP-XXX-JP-Bの回収場所で発見されたGOI-███”Are We Cool Yet?”に関する情報へのアクセスにはクリアランスレベル3以上が必要です。
説明: SCP-XXX-JPは████社で市販されているものと同規格の8GBのUSBドライブです8。SCP-XXX-JPは非異常性のUSBドライブと同様にPCに接続でき、PCから後述のSCP-XXX-JP-Aを除くファイルの保存・移動などの操作を行うことが可能です。
SCP-XXX-JP-AはMP4形式の映像ファイルです。SCP-XXX-JP-A はMP4形式に対応したメディアプレイヤーで再生が可能ですが、USBドライブ外への移動・複製・削除はエラーメッセージが表示され失敗に終わります。
SCP-XXX-JP-Aの内容はすべて竜巻を映した映像となっています。映像解析の結果、██個の映像が過去実際に発生した竜巻を撮影したものであることが分かっていますが、撮影者の特定には至っていません。
SCP-XXX-JPの異常特性はSCP-XXX-JP-Aをプロジェクターによって投影することで発現します。SCP-XXX-JP-Aが平坦な面に投影されるとき、投影面自体、又は投影面を中心とした一定の範囲内で様々な異常現象が発生します。現象の内容と効果範囲は個々のSCP-XXX-JP-Aに固有であり、同一のものはありません。
現時点でSCP-XXX-JP実例は18個確認されており、内16個が現在も収容されています。そのすべてが回収された時点でSCP-XXX-JP-Aとテキストメッセージ一つのみが保存されている状態でした。テキストメッセージの内容からGOI-███”Are We Cool Yet?”9の関与が疑われています。
以下に回収されたSCP-XXX-JPの概要を一部抜粋して掲載します。完全なリストは付属文書XXX-JP-0003を参照してください。
SCP-XXX-JP-1
特性: 投影面を中心とした半径10m範囲の物体を宙に浮かせ、投影面の周囲を周回させるように浮遊させる。移動速度はおよそ40m/s。SCP-XXX-JPを接続したPC及びそのPCに接続されたプロジェクター等の機器は影響を受けない。
テキストメッセージ:
少しでも、真に迫った体験を。Are We Cool Yet?
付記: 20██/2/██、東京都█区の美術館の展覧会に出展。25×25mの展示室の中央にスクリーンを配置し、同じ展示室内に配置された彫刻や絵画を浮遊させていた。美術館スタッフからの「ポルターガイスト現象が起きている」という通報により存在が発覚し、エージェントによる回収・隠蔽工作が行われた。
補遺: この時点ではオブジェクト指定はされず、Anomalousアイテムとして収容された。SCP-XXX-JP-2の出現後、関連性が強いとして現在のオブジェクト指定と収容プロトコルの策定がなされた。
SCP-XXX-JP-2
特性: 投影面を中心とした半径500m範囲内でランダムに竜巻を発生させる。竜巻は周囲の人間を追跡して巻き込む。巻き込まれた人間は空中に吸い上げられたのち、数秒後に突然消失する。一度投影を開始すると不明な要因によりPCとプロジェクターが操作不能に陥り、電源の供給を断った状態でも投影を続ける。
テキストメッセージ:
悲劇のスイッチがスイッチの形をしているとは限らない。Are We Cool Yet?
収容経緯: 20██/4/██、██県███市の展覧会に出展。市街地に突如「人間を追いかける竜巻が出現した」との情報を元に収容部隊が出動・オブジェクトを特定。電源を遮断した状態でもオブジェクトの活性化状態が続いたため、最終的に空路にて太平洋沖の孤島にあるサイト-81██まで輸送された。初期収容部隊員█人を含む██人の人間がSCP-XXX-JP-2によって発生した竜巻に巻き込まれており、その消息は現在まで不明。
補遺: 収容体制の確立から3日後、SCP-XXX-JP-Aがゴミ処理場を映したモノクロの映像に変化。これ以降新たな竜巻は発生せず、オブジェクトは無力化されたと判断された。
SCP-XXX-JP-4
特性: 投影面を中心とした半径20m範囲内の物体・生物が回転する時、回転角が180°を超えた時点で回転が止まらなくなり、1分にわたっておよそ200rpm10で高速回転する。
テキストメッセージ:
画面の前のアナタも、LET’S TRY!!!
付記: 20██/6/█、██県██市の展覧会に出展。展示物の高速回転による指の損傷等で██名が病院へ搬送された。回収及び関係者への記憶処理、カバーストーリー「巨大オブジェの倒壊」の適用は問題なく行われた。
SCP-XXX-JP-7
特性: 投影面が認識災害のキャリアとなり、視認した人間の頭部がシュレーゲルアオガエル(Rhacophorus schlegelii)のものに変化させる。
テキストメッセージ:
自然の力を軽く見てないかい?いっぺん竜に睨まれた蛙の気持ちになって考えてみたら?
付記: 20██/7/██、██県██町の展覧会に出展。被害者の通報を受けた財団エージェントが派遣されるより早く世界オカルト連合(GOC)の構成員が到着し、SCP-XXX-JP-7は破壊された。このため、元のSCP-XXX-JP-A自体に認識災害が含まれていたかは不明。被害を受けた人間は全員GOCに回収されたと考えられる。
SCP-XXX-JP-10
特性: 投影面からヒノキ(Chamaecyparis obtuse)由来の芳香を発する。芳香は明らかに異常な誘眠作用を持つ。
テキストメッセージ:
タツマキ ノトドカナイ シズカナ モリノナカデ オオイナル ネムリヲ
付記: 20██/9/█、██県██市の展覧会に出展。回収・隠蔽工作は問題なく遂行された。
補遺: 収容から一週間後、投影面から青酸ガスが発生するようになったことがDクラス職員を用いて確認された。
SCP-XXX-JP-11
特性: 投影された映像を見ている人物(被験者)と同一の容姿をした人物が映像内に出現する。11映像の中で被験者は30代のアジア系男性(同行者)と共に竜巻に接近して間近で竜巻を撮影しようとするが、途中で同行者に背後から銃で足を撃たれる。同行者は被験者を残して逃走し、被験者がその場から動けず竜巻に巻き込まれる場面で映像が終わる。
テキストメッセージ:
他人を頼れば痛い目に合うだけ。Have you not understood yet?
付記: 20██/9/██、██県███市の展覧会に出展。回収・隠蔽工作は問題なく遂行された。
--[[collapsible show="付属異常レポートを表示する" hide="付属異常レポートを閉じる" hideLocation="both"]]
補遺 1000-104-Y: 獲得された文書にはSCP-1000への広範な言及が含まれています。文書が放浪者の図書館と呼ばれる場所に直接関係している存在によって作成されたと考えられることと関連しています。12調査では文書の詳細の文脈や重要性は未だ明白になってはいません。
補遺 1000-276-A: SCP-1000と関連していることが明らかになっている多数の異常オブジェクトが[データ削除済]以前の循環的反復[データ削除済]。このパラダイムの下では、現在の現実は単にもう一つの反復であり、よって現在考えられているよりも脆弱な可能性があります。このことの完全な含意は不確かです。しかし、データの中に存在する特定の矛盾はこの事例の強い証拠となっています。一つの例として、SCP-2273は実際には並行時間軸から来たのではなく、その代わり以前の「反復」から来た可能性があります。SCP-2932やSCP-2511、そして他の現存するSCP-1000(またはSCP-1000の有意な変化形)の文化への洞察の源となるものには全て、これらの「反復」の性質のより大きな全体像を作り出すために使用される可能性のある「一貫した矛盾」がありますが、確実的な結論は出ていません。
補遺 1000-276-Q: 特別な報告書が[データ削除済]その構造物の下に固定されている、この番号の付けられていない「ブラックボックス」のアノマラスアイテムは、これまで使用されてきたことが知られている異常オブジェクトの中で最も重要である可能性が高くあります。SCP-1000の直接開発されていないものを含むが、以前の[データ削除済]からアクセスされている異常な能力への理解の中心にあるものは、一般的な封じ込め失敗のシナリオにおいて今日の財団と社会一般との関連性があります。13
SCP-XXX-JP-14
特性: 投影面がポータルとなり、動画の「中」の世界へ侵入することができる。内部は映像から推測される通り暴風が吹き荒れる状態となっており、ドローンによる探索は困難。Dクラス職員による有人探査は現在審議中。
テキストメッセージ:
ここにあるのは肉、呪い、その他貴方の期待するモノ。
付記: 20██/12/██、██府██市で開催された、”Are We Cool Yet?”が主催する異常芸術の展覧会に出展。[編集済み]より事前に展覧会の情報を得た財団が派遣した機動部隊により他の異常芸術と共に収容された。
SCP-XXX-JP-17
特性: 投影面を中心とした半径約500m範囲の人間に対し距離・遮蔽物の存在に関係無く動画の音声を聞かせる。この音声を聞いたものは音声の発生源がSCP-XXX-JP-17の現在位置にあることを認知し、そこへ向かわなければならないという強迫観念にとらわれる。
テキストメッセージ:
誰でもいい 誰か聞いてくれ 誰か見てくれ 棚の中にしまい込まないでくれ
付記: 20██/1/██、██県█市の商店街に出現。回収・隠蔽工作は問題なく遂行された。
SCP-XXX-JP-18
特性: 投影面を中心とした半径約50m範囲の気温を0.74K/時のペースで上昇させる。
テキストメッセージ:
誰かに認めてもらうなんてウンザリだ。俺がCoolだと思えればそれでいいじゃないか。
付記: 20██/3/██、東京都███市にあるマンションの住人からの異常高温に関する通報ののち、SCP-XXX-JP-Bと共に回収された。SCP-XXX-JP-17の発見・回収から2ヶ月以上の間隔が開いている点は留意すべきである。
[[/collapsible]]
SCP-XXX-JP-BはSCP-XXX-JP-18と同時に発見された人間の遺体です。遺体の身元は”Are We Cool Yet?”の構成員と接触した疑いで諜報部門の捜査対象となっていた、大学生の████氏であると判明しています。SCP-XXX-JP-18及びSCP-XXX-JP-Bの回収以降新たなSCP-XXX-JPが出現していないことから、SCP-XXX-JP-BがSCP-XXX-JPの異常性の起源であると推測されます。SCP-XXX-JP-Bの体温は常にマイナス██℃を示し、死因は低体温症であることが確認されています。
アイテム番号: SCP-XXX-JP マンガの世界じゃあるまいし
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトコル: SCP-xxx-JPはサイト-81██のSafeクラス標準収容ロッカーに収容されます。ロッカーは電子ロックで施錠し、セキュリティクリアランス3以上の職員にのみアクセスが許可されます。実験にはクリアランス3以上の職員2名以上の同意が必要です。
実験室への輸送には自走式ドローンを使い、人間が直接SCP-xxx-JPを持ち歩くことの無いようにして下さい。SCP-xxx-JP-1には原則イエイヌ (Canis lupus familiaris)を用いるものとし、即座に沈静化できるように麻酔注入機構付きの首輪を装着させて下さい。
説明: SCP-xxx-JPは神社で一般的に販売されているものと同一のお守り袋です。お守り袋と内容物には異常な物質は含まれていないことが確かめられています。
SCP-xxx-JPを所持している人間が異性と会話を行おうとした際にSCP-xxx-JPの異常特性が発現します。このときSCP-xxx-JPの半径約20m内の人間以外の生物はこの会話を積極的に妨害するようになります。この状態になった生物をSCP-xxx-JP-1に指定します。SCP-xxx-JP-1は基本的にSCP-xxx-JP の所持者に対して妨害行動を仕掛けますが、1分ほどで不活性化し以前の状態に戻ります。SCP-xxx-JPが所持者や会話する相手の性別をどのように判別しているかは明らかになっていません。14 (SCP-xxx-JP-1のとる行動についての詳細は実験ログを参照)
SCP-xxx-JPは██県██市で”ペットがいきなり襲ってきた”という通報が相次いだ際に財団の注目を引きました。県警の調査で被害者の大半が市内の██神社で「恋愛成就のお守り」を購入・所持していることが判明しました。県警の潜伏エージェントからの連絡を受けた財団が被害者の証言を元にオブジェクトの性質を推測し、男性エージェントのみからなる回収チームを出動させました。オブジェクトの回収と被害者・警察関係者への記憶処理によって事態は収拾しています。
実験ログ-1 SCP-xxx-JP 20██/██/██
対象: イエイヌ
手法: SCP-xxx-JP を持たせた男性Dクラス (D-xxx-1、所持者とする)と相手役の女性Dクラス (D-xxx-2)、実験対象 (特に表記しない限り基本1体とする)を同じ部屋に配置し、D-xxx-1から D-xxx-2に話しかける。
結果: SCP-xxx-JP-1はD-xxx-1の発話と同時に激しく吠えたてた。続けて所持者に対し飛びかかって引っ掻く、咬みつくなど攻撃的な行動をとった。
分析: SCP-xxx-JPは回収時の推測通り、男女の会話に反応することが確かめられた。
追記: SCP-xxx-JP をD-xxx-2に持たせた場合はD-xxx-2が攻撃される。所持者の性別は選ばないようだ。
実験ログ-4 SCP-xxx-JP 20██/██/██
対象: イエイヌ10匹、イエネコ(Felis silvestris catus)20匹
結果: SCP-xxx-JP-1群は所持者の逃げ場を塞ぐように取り囲み、執拗に攻撃を行った。
分析: SCP-xxx-JP-1は明らかに高度な知識を獲得している。変異するSCP-xxx-JPの数は範囲内であれば上限はないようだ。
追記: 追加の実験で最大80匹のイヌをSCP-xxx-JP-1に変異させることを確認。
実験ログ-5 SCP-xxx-JP 20██/██/██
対象: イエイヌ、ウマ(Equus caballus)、モルモット(Cavia porcellus)
付記: 大きさの異なる複数種類の動物による実験。
結果: ウマのみがSCP-xxx-JP-1へ変化。イヌ・モルモットに異常な挙動は見られなかった。
分析: 生物に大きなサイズ差がある場合、小さい生物の方は切り捨てられるようだ。15
実験ログ-9 SCP-xxx-JP 20██/██/██
対象: モンシロチョウ (Pieris rapae)
結果: SCP-xxx-JP-1は所持者の顔の周りを飛び回ることで対象を妨害した。
分析: 鳴かない生物・攻撃的でない生物でもSCP-xxx-JP-1に変化させる。
実験ログ-10 SCP-xxx-JP 20██/██/██
対象: クロヤマアリ(Formica japonica)
付記: 人間の目による視認の困難な微小な生物による実験。
結果: SCP-xxx-JP-1は体長██cm程度に肥大化。所持者の手に咬みつこうとするが、その前に所持者が悲鳴を上げながら払いのけたため、壁に激突して死亡した。
分析: 鳴かない生物で、視認が困難な場合は肉体の改変が行われる模様。
追記: SCP-xxx-JP-1の死骸は時間経過で元に戻ることは無かった。追加の実験で生きた個体は不活性化時に元に戻り、死亡した個体は戻らないことが確かめられた。
あのお守りは生き物を操れるが、死体はそうはいかないようだ。
実験ログ-13 SCP-xxx-JP 20██/██/██
対象: イエイヌ
付記: SCP-xxx-JPが対象の会話をどのように認識しているか調査する実験。
方法: SCP-xxx-JPを防音用素材で包んだ状態で実験ログ-1と同様に会話を行う。
結果: 反応なし。
分析: 音声によって会話を認識している模様。
結果: 追加での実験の結果、SCP-xxx-JPが会話を認識するには最低45db16程度の音量が必要と判明。
実験ログ-14 SCP-xxx-JP 20██/██/██
対象: イエイヌ、モルモット
付記: 対象の会話が聞こえていない生物がSCP-xxx-JP-1に変化するか調査する実験。
室内にモルモットを、防音壁で隔てられた隣室にイエイヌ1体を配置した状態で会話させる。
結果: イエイヌがSCP-xxx-JP-1に変化、即座に吠えたて始める。吠え声の音量が███dbに達した後、吠え声の周波数が急激に増加。録音機器は███Hzから0.███Hzまでの広範な周波数を記録。SCP-xxx-JP-1が麻酔で沈静化されるまでに実験室の内装が共振現象による損傷を受けた。
追記: SCP-xxx-JP-1は脳内出血により死亡。解剖によって声帯が[データ削除済]であると確認された。
補遺 xxx-JP-1: 事案発生の数日前、██市内の大学のプログラミングサークルから「変な生き物に襲われた」と市警に通報がありました。SCP-xxx-JP絡みの事案と考えられたため調査したところ、部室に複数のSCP-xxx-JPがあったにも関わらずサークルの部員がお守りを購入した形跡が無いことが判明しました。詳細な調査の結果部長の███氏の銀行口座への不審な振り込みを発見したことからSCP-xxx-JPへの関与が疑われました。以下は███氏に対するインタビューとなります。
インタビューログ: XXX-JP-1
インタビュアー: 飛田博士(警察関係者を装っています)
インタビュー対象: █ ██(プログラミングサークルの部長)
<インタビュー開始>
(まず飛田博士がお守りを購入した部員のいないことや銀行口座への振り込みについて追及し、█はSCP-xxx-JPへの関与を認めた。)
飛田博士: “動物を凶暴化させるお守り”を作ったことを認めますね。なぜあのようなものを作ったのですか?
█: バイトだよ。ネットの求人サイトにで簡単なプログラムの仕事って出てた。
飛田博士: お守り袋にプログラミングをするのですか?そんな話は聞いたことがありませんが。
█: その時はアプリの開発って言ってたんだ。マンガの”あるある”を再現するゲームを作ってくれっていう話だった。バイト代が結構な額だったからきな臭かったけど、結局受けたよ。17
飛田博士: ということはあのお守りが引き起こす現象も”あるある”ということですか?
█: そう。マンガだと主人公とヒロインが二人きりになって、二人の仲が進展するかも…ていうときに限って決まって邪魔が入るもんなんだよ。この前部室で読んだマンガでも、主人公がわざわざヒロインを体育館裏に呼び出して告白しようとしたのに、あと一歩のところで通りがかりの野良犬に邪魔されてた。そういうの、どっかで見たことない?
飛田博士: 告白に限らず、登場人物が何か重大な事実を打ち明けようとするときに横槍が入るシチュエーションは漫画だけの話ではないですね。しかし、それはあくまでゲームの話でしょう?なぜ話が現実にまで拡がっているのですか?
█: しばらくして「デバッグを頼む」つって部室にお守りが送られてきた。何のことだ?って話してたら、窓ガラスにカラスがぶつかってきて大騒ぎになった。外に出てもネコに引っ掻かれるわ、ハチに追いかけられれるわ。信じられなかったが、アレが「俺たちの作った」お守りだと考えるしかなかった。
飛田博士: 災難だったようですね。邪魔させるだけならば、そこまで凶暴化させなければよかったと思いますが。
█: 俺は邪魔するようにプログラムを書いただけだ。あそこまで手が付けられなくなることはアレで初めて分かったんだ。
飛田博士: それでデバッグ、ですか。具体的にどのようなことを?
█: まず際限なくいろんな生き物を暴れさすワケにはいかないってのがあったからな。反応すんのは犬や鳥位にして、虫とかが反応するならプログラムを書き直す必要があった。それから無闇に人を襲わないように邪魔の仕方ってのも考えないといけなかった。
飛田博士: しかし、そのデバッグの内容は実際には反映されていませんね。何かトラブルがあったのですか。あなた達が警察に通報した件と関係していますか?
█: あの時は周りに虫の子一匹すらいなくて、本当にカップル二人だけ、って状況でどうなるかを実験してた。そういう本来想定してないところからバグってのは出るから。周りに何もいなけりゃ当然何もないと思ったが、それが間違いだった。部屋を密閉して殺虫剤撒いて、それからあのお守りを使ったんだ。そしたら変な白いのがうねうね出てきて—1匹2匹じゃねえ、体にまとわりつくように何十匹、いや何百匹も—それでパニクって逃げてきた。
飛田博士: 周囲に生物はいないはずだったのでは?その白い生物が何だったのか心当たりはありますか?
█: あのお守りがどっかからワープさせてきたんじゃないか?そんな仕様にしたわけじゃないから分からないけどな。悪いがもうアレとは関わりたくない。あのお守りに興味があんなら全部やるからさ、あとはあんたらの方で何とかしてくれ。
<インタビュー終了>
飛田博士はインタビューから実体の正体を推定し、それを立証するために█氏の実験を再現することを提案しました。申請は承認されました。
追加実験ログ-19 SCP-xxx-JP 20██/██/██
対象: なし
付記: █氏の証言を元に”SCP-xxx-JP-1となり得る生物のいない状況での実験”を再現する。
結果: 所持者にまとわりつくように白く縦長の体をした実体が大量に出現。実体はあらかじめ実験エリア内に配備されていた保安部隊によって終了・捕獲された。
追記: █氏に写真を見せて確認したところ、彼らを襲ったものと同一の生物であると確認されました。DNA検査の結果、ニキビダニ(Demodex folliculorum)18であることが判明しています。
分析: SCP-xxx-JPは範囲内で最も大きな生物を選ぶ。周囲から人間以外の生物を排除したように見えても、目に見えぬほど小さい生き物が人間の顔に残っていたのである。
実験で発生したSCP-xxx-JP-1は通例通り1分ほどで不活性化し、終了した個体を除いて元のサイズに縮小したと考えられます。19部室に出現した実体も同様に消失したと考えられること、幸い実体の目撃者がサークルの部員以外にいなかったことから、隠蔽工作は不要と判断されました。
補遺xxx-JP-2: サークルから押収した、SCP-xxx-JPの開発に使われたプログラミングソフトの解析中、動物の凶暴化事案が再び発生しました。調査の結果、ソフトの内容を更新する度に██神社にあるお守りに新たに異常性が付与されることが判明しました。サークルの部員達にこの件について尋問したものの「何も知らない」という回答以上のものは得られず、実際にこの異常性がソフトの方に由来するものか神社やお守りの方に由来するものかは不明です。部員達からこれ以上有用な情報を聞き出すのは困難と判断されたため、記憶処理ののち解放されました。
補遺xxx-JP-3: 制限された条件下で意図的に特定の能力を持ったSCP-xxx-JP-1を生み出す実験は倫理委員会の承認待ちです。
改良したいところ
・”プログラム”の部分をもっと掘り下げることはできないか
・補遺2は”プログラム”の部分の掘り下げとして記事に必要なものか
MottledClouds30
書いたプログラムによって異常性が付与されるお守り、ということなら、オブジェクトとして指定されるのは異常性を付与する方(書いたプログラムや使用したプログラミング言語)ではないかと思うのですが、いかがでしょうか。
k_u_m_a
「プログラミングサークルの部長」へのインタビュー内容があまりにもリアリティに欠けます。
「あるあるシチュエーションを再現するアプリ開発」を一派的なプログラミングサークルへ依頼されたのですから、これは当初は少なくともスマホ上で動作するゲーム的なアプリとして納品されているはずです。そうなると、アプリ上で展開するあるあるシチュエーションはアプリ上でのスクリプトで再現されることになります。「どういう状況の時に」「なにがジャマしてくるか」を指定するだけです。たとえば「異性と会話する際」「犬 or ネコが」「ジャマしてくる」という指定になりますね。ここで重要なのは、「指定していない対象は対象にならない」という当たり前のことです。つまり、「ニキビダニが巨大化して襲ってくる」ということは「何がジャマしてくるか」に「ニキビダニ」を指定されていない限りあり得ません。
「何がジャマしてくるか」部分が非常に曖昧に指定されている可能性もあり得なくも無いですが、スクリプトであることを考えると処理能力やデバッグのしづらさから通常あり得ないです。可能ではあるが運用上あり得ないと言うことです。「反応すんのは犬や鳥位にして、虫とかが反応するならプログラムを書き直す必要があった」などの記述もおかしいことが分かると思います。
http://scpsandbox-jp.wikidot.com/shinogun
実験ログ216-JP-1 20██/██/██
対象: Dクラス職員 D-216-JP-1
方法: SCP-216-JPの白黒コピーに曝露させる。
結果: SCP-216-JPの影響は現れなかった。
分析: 文章ではなくカラー情報を含めた記事そのものに特異性があることが判明。
実験ログ036-JP-05 - 日付20██/██/██
対象: D-036-05
付記: 対象は31才男性。元教員ですが、生徒に対する4件の[編集済]で実刑判決を受けています。
<録音開始>(対象がSCP-036-JPに進入すると同時に会議が中断し、全実体が対象を向く)
SCP-036-JP-02: では次に、明日から着任される新しい先生を紹……。(沈黙)
D-036-05: えっ、な、何? 何だ? おい、お前らはもしかして……。
(全実体が立ち上がり、対象に向かってゆっくり歩み寄る)
D-036-05: やめろ! こっちに来るな! 来ないでくれ! 俺が、俺が悪かったんだ! やめてくれ! お願いだから!SCP-036-JP全実体: お前じゃない。お前じゃない。お前じゃない。お前じゃない。お前じゃない。お前じゃない。お前じゃない。お前のせいで。お前じゃない。お前じゃない。お前じゃない。お前じゃない。お前じゃない。お前じゃない。お前じゃない。お前じゃない。お前じゃない。お前じゃない。お前じゃない。お前だ。
(絶叫と共に鈍い殴打音が繰り返される。以後録音終了まで変化なし)
<録音終了>
結果: 対象は"会議"の終了を待たずに殺害されました。この実験では、他の実験よりも遥かに執拗な攻撃が加えられました。回収された遺体は損傷が極めて激しく、DNA鑑定以外の方法では個人を識別できません。今回、オブジェクトの取り付けはありませんでした。
分析: これまでのSCP-036-JP実体の言動からは、これらが対象の経歴を認識していることをうかがわせます。今回の行動が対象の職歴によるものか、それとも犯罪歴によるものかは断定できませんでした。
実験記録001 - 日付20██/██/12
対象:
D-13284
実施方法:
SCP-413-JPを段を数えながら昇らせる。
結果:
「1,2,3,4,5,6,7,8,10,11,12,13。あれ、さっきまで12段だったよなこの階段。」
分析:
9段目を10段と数え、結果として最終段を13段と数えた。
後ほど数を1から数えさせた結果9の概念が欠損していた。
SCP-413-JPを13階段として認識するために数の数え方が変化しているらしい。 -██研究員
インタビュアー: ルーフ博士
対象: SCP-2006(ルーフ博士が部屋に入る。SCP-2006は扉の近くでうずくまっているのが見える。SCP-2006は「Ro-Man」の形態を取っている。)
(SCP-2006はうずくまった姿勢から伸びあがり、手を中空に突き上げる。)
SCP-2006:死スベキモノヨ我ヲ恐レヨ。我ハ強大ナルRO-MAN!恐怖ニオノノケエエエエエエ!
(ルーフ博士は叫び声をあげ、防御のため腕を上げてよろめき下がる。)
ルーフ博士:た、たのむ強大なるRo-Man!わ、私を傷つけないでくれ!
SCP-2006:(笑って)ハハ、僕だよ、博士!うまくいっただろ?
ルーフ博士:SCP-2006かい?あ……ああ神さま、本当に仰天したよ。心臓が止まるかと思った。
SCP-2006:それこそ僕の為すことさ。ハハ……ガォー!
(ルーフ博士は再びよろめく)
SCP-2006: ヘヘ。またやったぞ。ところで何か話したいことがあるんじゃないの、博士?
ルーフ博士: あ、ああ。わ、私は不思議なんだが……正確なところ君はなぜ他者に恐怖を引き起こそうとする必要を感じているんだ?
SCP-2006:質問の意味がわからないよ。
ルーフ博士: つまりだね、なぜ君は人々を怖がらせるんだい?
SCP-2006:ああ!そりゃ簡単さ。楽しいから怖がらせるんだよ。そしてご承知の通り、それこそ僕の為すことだ。君が博士らしいことが得意なように、僕は怖がらせるのが得意なんだ。僕がいちばんなんだ!それについちゃ僕の右に出る奴は見たことないよ。
ルーフ博士: そうだね。じゃあ私はおいとまするよ。
SCP-2006:すぐ帰ってきてよ!今度はほんとに怖いのをやるからね。さもないと……貴様ノ魂ヲ頂クゾオォォォォ!
ルーフ博士: 出してくれえ!恐ろしくて死んでしまいそうだ!
インタビューログ: 213-JP-001
インタビュアーとして女性のエージェント・████が、22歳女性の生存者017へ質問を行いました。
(重要度が低い部分は省略済み)
エージェント・████: だいぶ落ち着いてきたようですね。では、あの場所について覚えていることをもう一度、出来る限りで構わないので話していただけますか。
生存者017: ええ……ホント最悪な場所だった。私はほとんど監房で過ごしてたの。ただ、監房って言ってもトイレもベッドも無かったわ。あそこの壁は砂で固めたみたいな素材だったけど、実際はもっと固い何かだった。ドアには格子が斜めに入っていて、そう、明かりはどこにもなかったのに常に明るかったわ……。
エージェント・████: あなたの他に監禁されていた人はどれ位いたか、分かりますか?
生存者017: さぁ……。でも、私の右斜め前の女の人は外国人みたいだった。言葉は通じなかったけど、お互いに励まし合ってた。でもある日、看守に連れられて行って、それから戻ってこなかったわ。
エージェント・████: では、その "看守" について聞かせて下さい。
生存者017: 看守は、前にテレビで見た、ホシバナモグラってのにそっくりの毛のない化け物だった。でもアイツらと会うのは1日に2度、焦げてる見た事もない虫みたいのを食事として差し入れられる時くらいだったわ。もっと酷かったのは人よ。
エージェント・████: ……人、ですか?
生存者017: ええ。たまに看守に守られるようにして男が何人かやってくるの。で、私に……ひどいことを。
エージェント・████: はい……大丈夫です。そこは省きましょう。どうやってこちらへと戻ったのか教えて頂けますか?
生存者017: ある日、男が来た。外の廊下の天井裏からよ。作業着みたいなのを着てた。彼は格子を開けると、私に箱の中に入れと言ってきた。有無を言わさぬ口調だった。私はその時にはもう抵抗するのを止めていたから、大人しく従ったわ。するとその男は、ここから出たら警察に行って何があったのかを全部話せと言ってきた。警官はその話を信じないだろうけど、その後にやってくるスーツを着た人は私の話を詳しく聞きたがるだろうって。で、箱の中に横たわって蓋を閉められると、鍵が回る音を聞いたわ。次に気付いた時は、もうこっちの世界にいた。車のトランク越しに、クラクションと鳥の声が聞こえたの。で、戻ってきたんだな、って。私は大声で開けてと叫んだわ。その後は知ってるでしょ?
エージェント・████: ええ。ご協力、ありがとうございました。
実施日:20██/3/15
対象: SCP-583-JP-A-1
インタビュアー: 竹内博士
付記: SCP-583-JP-A-1には精神診断と説明しているため、本名である██と呼称している。
<再生開始>
竹内博士: では診断を始めます。██さんの診断を任された竹内と申します。
SCP-583-JP-A-1: ええ、よろしくお願いします。先生。
竹内博士: これからあなたにいくつか質問を行います。もしかしたら辛いことを聞くかもしれませんが、治療のためですので出来れば答えていただけると助かります。
SCP-583-JP-A-1: わかりました。私にお答えできることでしたら。
竹内博士: いまの視界はどうですか? いまライトをあなたの目に当てているのですが。
SCP-583-JP-A-1: いえ……なにも感じませんし、みえません。真っ暗です。
竹内博士: ありがとうございます。では、目が見えなくなった当日のことは覚えていますか?
SCP-583-JP-A-1: よく覚えていますよ、まだ一週間も経ってないはずですよね。時間感覚が少しわからないのですが。
竹内博士: 3日前のことです。
SCP-583-JP-A-1: まだそれしか経ってないんですね……。あの日は仕事場で寝てました。残業が終わって寝ようとしたのは……朝方でしたよ、空が白んでたような気がしますから。
竹内博士: 早朝までですか。
SCP-583-JP-A-1: プロジェクト……私が任された大きなプロジェクトだったんです。私がいなくても何とかなってるでしょうけど、迷惑を掛けただろうなあ。先生は何か聞いていますか?
竹内博士: いえ、何も聞いていません。
SCP-583-JP-A-1: そうですか……あ、当日の話でしたね。ええっと、眩しかったんで、買ってたアイマスクをつけて寝たんです。竹内博士: それまでアイマスクを使ったことは?
SCP-583-JP-A-1: ありませんね。以前、眩しくてまともに寝れなかったから買っただけです。達成感もあって、すぐに寝れました。いい夢もみましたね。
竹内博士: 夢? 詳しく聞かせていただけますか?
SCP-583-JP-A-1: 故郷の夢ですよ、ハッキリした夢でした。私は子どもで、実家にいました。そこで親父に褒められていたんです。確か、自由研究が表彰されたとか、そういう理由で
竹内博士: それは実在したことでしたか?
SCP-583-JP-A-1: すっかり忘れていましたが、実際の記憶のはずです。親父と言えば褒められた記憶がほとんどなかったんですが、まさかこんなことがきっかけで思い出すなんて。竹内博士: なるほど。
SCP-583-JP-A-1: いまは真っ暗なんですが、落ち着くんですよ。竹内博士 今日はここまでにしましょうか。
<録音終了>
終了報告書: 彼の証言の照らし合わせても、SCP-583-JPが原因で間違いないようです。SCP-583-JP-A-1は現状に対して、異常に落ち着いているようでした。夢の話については異常性の可能性もありますが、詳しくは今後のインタビューで聞くことにしましょう。-竹内博士
<Hukazawa-Moai> 意図は?誰がそうした?オブジェクトの概観はなぜそれなのか?どうして異常性を持った?その目的に合致する異常性か?
<home-watch>: どのような恐ろしい手段で妨害してくるか、ではなく、なぜ妨害してくるか、といった背景を主題に置いた記事であるなら脅威の描写はそれほど重要ではないですけどね
<hannyahara>: もう挙げられてますけどオブジェクトが別のオブジェクトによる危険性を高める、というアイデアはあんまり好みではないです
<home-watch>: どうすべきかも大事ですが、どうしたいかも大事ですよー
<hannyahara>: バックボーンをそのまま書くのは微妙ですが、伝わらないのもよくないですよね
<ni9mo>: 大丈夫、自分tokageさんに「作中の設定は全部理屈がなきゃダメなんだよ」って怒られました
<jet0620>: 考える必要はあります、しかしすべてを描写してはいけません
<amamiel>: 時たまに、理屈が吹き飛んだものもありますが、たいていは理由・原因などが根底にある気がしますね、どれくらい記事に露出しているかはバラバラですが
<triplet>: 例えばリャマの着ぐるみのアレ(ナンバー忘れた)でバックボーンそんなに見たいか?という話
<physicslike> 実験記録が多すぎて冗長になってる気がします。実験1と4(性差がない事を述べればいい)、5-11(効果範囲の調査として纏める)、12-17(対象動物の範囲が広いことを述べる)などは、一つの実験と分析における追加実験結果の記述などで一つに纏められると思います
<ginger3738> オブジェクトのナンバーも機密の一つと思います
視界にのみ映る雨
撃斬連載
竜巻の起こる宿
振ってくる歯 昇ってくる歯車
液のトイレ 地下空間 無限ループ 囚われの主人公
クモと思わせといてカニ
419? 文書 Zyn Photosynthetic
日付が出てくる構文
[[date 1216153821 format="%e %b %Y, %H:%M|agohover"]]
テキスト装飾
よく利用される構文のリストなど。 ガイドハブとto2to2さんのエッセイのコピペです。
**太字** -> 太字
//斜体// -> 斜体
__下線__ -> 下線
--打ち消し線-- -> 打ち消し線
[[[SCP-173|サイト内リンク]]] -> サイト内リンク
[http://ja.wikipedia.org/wiki/メインページ 外部サイトへのリンク] -> 外部サイトへのリンク
██████ or (U+2588, FULL BLOCK) -> 黒塗り(コピー&ペーストして使ってください)
[[collapsible show="+ 開く" hide="- 閉じる"]][[/collapsible]]
[[collapsible show="折り畳みを開く" hide="折り畳みを閉じる" hideLocation="both"]]
[[/collapsible]]
[[*user ShinoguN]] -> ShinoguN
[[footnote]]テスト[[/footnote]] -> 脚注20
その他の構文は WIKI構文 のページをご覧ください。
- SCP記事作成のガイドのフォーマット/テンプレート
- SCP用の編集ソフト (ダウンロードはvar0.94になります)
- Wikidot/SCP財団テキストエディタ
投票モジュール
特に指定がない限り、以下のrate用コードをページの先頭に置いて下さい。
[[>]]
[[module Rate]]
[[/>]]
ルビ(ふりがな)を付ける方法
SCP財団の日本語版ではルビを付ける仕組みが用意されています。次のコードを使用してください。
[[span class="ruby"]]漢字[[span class="rt"]]ふりがな[[/span]][[/span]]
ルビの表示例
> 漢字ふりがな
・SCP報告書テンプレート
[[>]]
[[module Rate]]
[[/>]]
**アイテム番号:** SCP-XXX-JP
**オブジェクトクラス:**
**特別収容プロトコル:**
**説明:**
**インタビュー/実験記録/補遺:**
が、JP版の基本テンプレートとなります。SCP-EN SCP Foundation(SCP本家)やSCP Foundation 非公式日本語訳wikiのテンプレートとは表記が異なっていますので、気をつけて下さい。時間表記など例外がありますが、「:(半コロン)」のあとは半角スペースを挿入してください。
・英数は半角
全ての英数は半角が推奨されます。よくある間違いで「-(半角ハイフン)」・「cm」・「mm」「kg」などの表記が全角になっていることが多々あります。
--
・画像のアップロードについて
項目を作成した際、ページ下部にある「ファイル」→「コンピューターからファイルをアップロードする」→「Select file」→「画像選択」→「開く」→「Upload Files」とクリックしていくと、画像をアップすることができます。
注意点として
>> [[include component:image-block
> |name=ファイル名.jpg
> |caption=画像の説明文
> ]]
>
「ファイル名.jpg」の「拡張子(jpgやgif)」が記載していないと反映されないので気をつけてください。
なお、画像の位置としてPCでは問題ないのにスマフォで閲覧すると微妙に位置がずれている場合があります。評価モジュールの下に画像反映テンプレートを挿入すると、ちょうど良いようです。
・改行について
文章反映時、1行しか改行が反映されなかったことはありませんか? 改行毎に空白スペースを設ける事で、楽に改行を作れることができます。
こん
な
風
に
注意点として、全角スペース/空白である必要があります。
SCP報告書の記事名
新規で記事作成時
新しいページを作る
ページのタイトル:Scp 任意の番号 Jp
と表示されますが、ページタイトルを「Scp-任意の番号-Jp」もしくは「SCP-任意の番号-JP 記事名」で登録するのではなく、「SCP-任意の番号-JP(英数半角大文字)」で記載して下さい。
日本語のタイトルは「サイトトップ」→「SCPデータベース」→「シリーズJP」→「編集」→「[アクセス拒否]を編集」→「任意のタイトルを記入」→「保存」し、JP一覧表にのみ表示されるようにして下さい。
タグについて
報告書作成時、ページ下部にタグをつける場所があります。SCP報告書作成時は「SCP-JP」「任意のオブジェクトクラス」が必須となります。taleの場合は「tale-jp」。
タグを付ける方法は「タグ」→「任意の文字を入力」→「タグを保存」→「閉じる」。なお、タグは半角スペースではなく全角で区切ってしまうと1つのタグになってしまうので、半角で区切って下さい。
タグの種類は、タグガイドを参照して下さい。
・その他
・折りたたみや太字・斜線がうまく表示されない
コード前後/内にスペースが挿入されているか、文字列が欠けているかもしれません。コードはコピーして貼り付けたとき、自動的に半角スペースが挿入される場合があります。
・囲い(点線)がうまく表示されない
点線は「>」の後に半角スペースを入れることで表示されます。>と半角スペースはワンセットと覚えておきましょう。
お気に入りメモ 随時追加
SCP-1334-JP
全てにおいて完璧
SCP-3707
ショート記事の教科書
SCP-1280
シンプルな記事だけどぞわっとくる文章が
まず 173 096 105あたりから世界観を知ってもらう 682は実験が膨大すぎて×
SCPに興味を持った人間に送れる記事とは
SCP-696-JP
これ見た人は時間あるときに直して
scp-056-ko http://ko.scp-wiki.net/scp-056-ko
マクネイル と マクニール 両方の表記あり
シムドロング 適訳不明
非常警告文 (緊急警告の方が適切?)
含みます、を下します。
近親創刊 誤字
先住民人々
裏返えされた
財団の用語からヨーロッパ中心主義的な誤った名称を取り除く努力は実を結びませんでした。
行きて
あなたは常に奴隷であった
ラービュ
940 Sabitsuki(アカウント削除), [[user Adam Smascher]]
746 (原著), [[user Baronjoe]](改稿) JPはまだ改稿前の状態なので保留
SCP-4121の科学的確証は信用されないか、
日本語が不自然な気がします。「科学的確証は信用を失わせるか」
影響を受けたすべてのアイテムに緊急プロトコルが
語順的に「影響を受けたアイテムに対するすべての緊急プロトコルが」だと思います。
共同研究、研究の変更、部門の変更を行ってはいけません。
exchangeに変更という意味合いはなさそうです。「研究の交換」
広範囲への報道の可能性を含むSCP-4121の変化の可能性
universalなので「世界規模」ですね。
「世界規模での報道の可能性を含むSCP-4121の挙動の起こりうる変化」
それがどんな研究であれSCP-4121は防ぐことはできません。
developmentに研究の意味合いはなさそうです。「いかなる実現もSCP-4121は防ぐことはできません」
これについての彼の調査に言及しています。
anomalyを抜かさずに訳した方が良さそうです。「この異常についての」
私は承認されていたにもかかわらず実行されずに機密解除されたいくつかの発議権を発見した。
・語順がおかしいのと、initiativeは「計画」の方が良さそうです。
「私は機密解除され、承認もされていたにもかかわらず実行されなかったいくつかの計画を発見した。」
私の同僚の一人であるウォリス博士と難題について話しながら、
次の文とうまく繋がらないですね。「話している間、」
サイト-77の管理官はギレスピー? ガレスピー?
誠に勝手ながら、ShicolorkiNaN様のtaleをこちらで保存しております。
<サイト-8181C区画内通路11-第4カメラ>
>
> [12:44:05] (昼食「カツカレー定食ミニうどん付」を済ませたエージェント・カナヘビが普段通り各種ロボットアーム・移動機能を有した水槽に乗り食堂から出る。休暇届を却下されたエージェント・██が食堂内へと向かっていた所を、エージェント・カナヘビとすれ違う)
>
> [12:45:44] (エージェント・カナヘビはエージェント・██へ軽い挨拶を送す。エージェント・██も挨拶を返し、休暇届が許可されなかった愚痴を語り始める)
>
> [12:47:20] (ある程度の内容を聞き流す様に何度も頷いた後、エージェント・カナヘビは先週にも休暇を取っていた事を指摘する。エージェント・██は閉口する)
>
> [12:48:35] (エージェント・カナヘビは負傷、身内の不幸が無い限り3ヶ月は真面目に働く様にと言い残し水槽の移動を再開しようとする。エージェント・██は残念そうに視線を外そうとした所でエージェント・カナヘビの尻尾が千切れかかっている事に気付き、指摘する)
>
> [12:49:11] (水槽内で身体を回転させ、エージェント・カナヘビは自身の尻尾の状態を確認する。全く痛みは無かった、今気付いたと語る)
>
> [12:49:35] (エージェント・カナヘビは自身の尻尾を前肢で掴み、引っ張る事で切断を試みる)
>
> [12:50:51] (尻尾に変化は無い様子をエージェント・██は指摘する。エージェント・カナヘビは気の無い返事を続けながら尻尾の先端を咥え、引っ張る事で切断を試みる)
>
> [12:51:43] (再度の切断に失敗した為エージェント・██へ尻尾を「そっと」「優しく」「丁寧に」持ち上げてくれる様に強く提案し、水槽上面を展開する。エージェント・██は険しい表情を浮かべ断る)
>
> [12:54:26] (説得の結果エージェント・カナヘビが本日の昼食代を奢る事を了承し、エージェント・██は折り畳んだハンカチ越しに尻尾の先端を掴み、エージェント・カナヘビの身体を持ち上げる)
>
> [12:54:46] (「もっと優しく」と呻きながら言っている間にエージェント・カナヘビの身体は完全に浮き上がり宙吊りとなる。数回揺れた後尻尾は切断され、エージェント・カナヘビが水槽内に落下する)
>
> [12:55:02] (エージェント・██が切断された尻尾を水槽内にハンカチごと落とし、負傷は無いかと尋ねている間にエージェント・カナヘビは水槽内を脱出、通路の隅を走り去っていった)
>
> 後の調査においてエージェント・カナヘビは一切の人格・発声能力その他全ての異常性を喪失している事が発覚しました。この事から各種異常性の源は尻尾に存在していたと考えられています。
> 追記:人格診断において以前の結果と一致した事、直近のエージェント・カナヘビが経験した事象を全て記憶していた事、水槽の新調後元より回数が極めて少なくなっていたエージェント活動以外の業務には一切の支障が無い事が確認された為、エージェント・██のDクラス降格は見送られる運びとなりました。今後エージェント・カナヘビであったカナヘビは異常性を失ったカナヘビとして飼育され、行っていた業務内容は全てエージェント・カナヘビ尾びに引き継がれます。
<概要:>エージェント・カナヘビはサイト管理者という役職の地位の高さから、極めて少なくなったエージェントとしての活動以外は専ら書類仕事と遊びに専念していますした。更に彼の使用している水槽は、財団の技術力を用いた改良に次ぐ改良から最初期と比べ遥かに性能が向上しており、書類仕事以外身体を動かす必要すら殆どなくなりました。
たまに並みの職員より美味いもの食ってた日頃の食生活から一般的なカナヘビの食事(1日置きにコオロギ3匹換算)に比べて遥かに高脂質、高カロリー、高塩分な食事の摂取を全くやめようとしなかった癖に彼本人も危惧している事から、健康管理の為にエリア-██の一部をエージェント・カナヘビ専用の個人運動場として使用する事が許可されていますした。
本運動場にスタッフ以外の職員が入るにはエージェント・カナヘビの許可が必要です。スポーツインストラクターと獣医を含む述べ数名の製作スタッフによって、実際に運動場を使用したエージェント・カナヘビの治療を受けながら等の愚痴要望に応えるべく日夜改修が施されていました。
以下は食事の必要が無くなった代わりに、運動勘は保っておきたいとの要望により権限をエージェント・カナヘビから引き継いだエージェント・カナヘビ尾びに対応した個人運動場バージョン8.██の説明です。
<1:ネットクライム>
Anomalousアイテムの金網を約15度の傾斜を持たせて立たせてあります。
今異常性によってエージェント・カナヘビは「どんなにだるくても向き合うだけで燃える様な運動欲が沸き上がる」との事でした。
バージョン3.06からの定番のエリアです。
<2:スイミングジャグジー>
絶えずポンプによって底から泡が沸き上がる水中を直進して下さい。時間を掛けても下手に暴れて体力を使い過ぎてもいけないステージ。
仮に今の様な姿になっても泳げて損は無いだろうとの判断です。
<3:ペーパーハング>
挟む力が弱い洗濯ばさみで角を吊り上げたキッチンペーパーを伝って渡るだけ。
体重を掛け過ぎても遅すぎてもいけない、見た目の割に恐ろしさは尚も健在です。
全身で上手くペーパーを使わないと、あっという間に落ちてしまうかもしれません。
<4:> 水気が十分に切られたのを確認したら、真っ直ぐ包丁を入れて皮を剥ぎながら身を開きます。あまりに指に絡まる様でしたら針金を切断面から通すと暴れなくなります。
<5:> 醤油・砂糖・みりんをベースとした調味液の中に数分漬けて味を染み込ませ、用意していた炭火で焼き上げて下さい。今回は事前に蒸さず歯応えを活かします。
<6:> こんがりと焼きながらハケを使ってタレを塗り込んでいきましょう。焼き加減はお好みですが、焦げる寸前が美味であるとされます。
<7:> 丼に盛ったあつあつのご飯の上にまだ余っているタレ・身・タレの順で乗せて下さい。
<8:> お好みで山椒を入れてお召し上がり下さい。出汁を注いでお茶漬け風、薬味を効かせるのもよいでしょう。
食べ応えはありませんでしたけど、カリカリとした食感とタレの相性は最高でした。-エージェント・██
今後の執筆に際して参考になりそうな諸々を書き留めておこうのコーナー
「方言による地域の特定を防ぐため、音声記録を標準語に置き換え、文章に書き起こしたものを掲載している。」
http://ja.scp-wiki.net/scp-1212-jp より
qntm 8/7/25
CryogenChaos 9/3/4
Pig_catapult 9/3/22
thedeadlymoose 11/4/10
Arlecchino 11/8/1 1000 11/8/3
MisterBibs 11/8/19
Djoric 11/10/22
Kate McTiriss 11/10/23
ch00bakka 11/11/11
atomicthumbs 12/4/19
Edrobot 12/5/22
MayD 13/1/25 2000 13/11/22
Chubert 14/01/26
SoullessSingularity 14/11/02
Zacharia H 15/9/11
minmin 16/8/30
DrMagnus 17/08/17
150513/darumaboy
年次監視 catboy/EldritchCadence/Iceberg/Alces
現在は非著者ページ持ち用
111116/Dr Hendra
http://ja.scp-wiki.net/peace-i-would-settle-for-that
http://ja.scp-wiki.net/incident-682-1548
http://www.scp-wiki.net/his-name
http://www.scp-wiki.net/breakroom-routing
http://www.scp-wiki.net/scp-3325
http://www.scp-wiki.net/hand-sewn
翻訳予定
http://www.scp-wiki.net/revenants
http://www.scp-wiki.net/techissues
翻訳しておきたい