SCP案

ネタが思いついたらメモにでも。

アイテム番号: SCP-XXX-JP

オブジェクトクラス: Euclid

特別収容プロコトル: SCP-XXX-JPは収容ロッカーにパスワード式の鍵をかけて収容してください。パスワードは担当職員のみ共有させてください。SCP-XXX-JPの持ち出しは精神汚染に対する処理を行ったクリアランスレベル3の職員のみ許可されています。SCP-XXX-JP-Aには、状態が収まるまで食事などを除いて極力接触を避けてください。

説明: SCP-XXX-JPは首吊り用に結ばれた麻縄です。SCP-XXX-JPは全体が血で乾いて変色しており、そこから検出されたのは複数の動物のDNAで、大半はサイ、ゾウ、トラでした。SCP-XXX-JPには小さな鋭利なもので繊維が切られていますが千切れることはなく、問題なく使えます。

SCP-XXX-JPはオブジェクトから半径5m内にいると、自発的に首にオブジェクトを首にかけようとします。SCP-XXX-JPの異常性は縄を首にかけたときに発揮されます。SCP-XXX-JPを首にかけた直後、酷い眠気を感じるようになり、30分の間にSCP-XXX-JPかけた対象は睡眠をします。その時見る夢の精神世界をSCP-XXX-JP-1とします。SCP-XXX-JP-1はサバンナに酷似した精神世界です。SCP-XXX-JP-1から抜け出すには30分から1時間ほど経過したあとにSCP-XXX-JPが現れ、また首にかけたときにSCP-XXX-JP-1から脱出出来ることが判明しました。また、SCP-XXX-JPを使用した人物はSCP-XXX-JP-1から脱出してから24時間は本人ではない人格と記憶を持ちます。これをSCP-XXX-JP-Aとします。SCP-XXX-JP-Aは知能・言語能力の低下がみられます。SCP-XXX-JP-Aの状態を終えた対象は人格が戻った後、1週間から1ヶ月程度の間、人間に対して深刻な恐怖を覚え、パニック・嘔吐などが報告されています。

インタビュー記録-XXX

対象: SCP-XXX-JP-Aの状態のD-6680

インタビュアー: ██博士

<録音開始>
██博士: 気分はどうですか、D-6680

D-6680: よくない

██博士: インタビューをしても大丈夫ですか

D-6680: 大丈夫

██博士: あなたは今まで何をしていましたか

D-6680: もっと広いところにすんでた。かぞくといっしょに、肉をたべてた。一番さいごは旅をしたんだ

██博士: 旅?

D-6680: 人間が来て、みんなあの縄にかけられて、色んな人間たちにみられたり、人間どうしが紙を渡してたらまた別のところに行って旅をしたんだ

██博士: …あの縄とはどんな関係なのか分かりますか

[15分間沈黙。その間D-6680は泣き続けた]

D-6680: ぼく、ぼくらは、一番さいごは殺されたんだ。かざるためにって。殺されたのにぼくはまだ、あの縄に首をしめられてるままなんだ。あの縄がいつもぼくらをひきずる。恨むより先に人間がもってるあの小さな弾がぼくらを殺したんだ。せんせい、もうやめて。なにも聞かないで

██博士: 分かりました、インタビューを終了しま

D-6680: これ以上ぼくらを殺さないで、これ以上ぼくらから身を剥がないで

<録音終了>

██博士の音声記録

付記: SCP-XXX-JP-Aへのインタビュー後、██博士が単独で録音したもの

[録音開始]

██博士: 私が思うに

██博士: …結論から言ってしまえばあれは、密猟で殺されてきた動物達の感情を閉じ込めたものなんじゃないかと思っている。考えすぎかもしれんが、私にはそう感じる。恐らくあの縄は動物達を抑えるために首や四肢に通して抑え込むために使われたのかもしれない。

██博士: 私は、動物達が好きだから。だからこそ考えすぎかもしれない。これを聞いた者は、私のこの考えは一つに過ぎないと思ってくれ。Dクラスにしろ、動物達にしろ、結局彼らを殺しているのは環境か世界滅亡に導くSCiPか、我々人間なのだから

[録音終了]