アイテム番号: SCP-XXX-JP
オブジェクトクラス: Safe
特別収容プロトクル: SCP-XXX-JPはサイト-8181に存在する低脅威度物品ロッカーにて保存してください。実験を行う際はレベル4以上の職員2名以上から許可を取り、外部から観測できない室内で行ってください。また、室内の人間全員を確実に終了できる手段を用意してください。
説明: SCP-XXX-JPは300mm×400mm×70mmのステンレス製の箱とその内部の装置です。側面からコンセントが伸びており、上面には圧力センサが取り付けられています。収容時には枕の中に入っていましたが枕自体に特異性は無いことが判明したため、現在は取り外して保存してあります。X線による検査の結果、開けようとすると内部が破壊される機構になっていることが判明したため詳しく解析することは出来ていません。
SCP-XXX-JPの異常性はそれを枕として使用し、睡眠をとった人間に発生します。SCP-XXX-JPは電磁波によって使用者の脳を使用者が望む状態に変化させます。起きうる変化の範囲は実験が中止されているため詳しくわかっていませんが、計算能力や運動能力、記憶や感情に影響を及ぼすことが確認されています。脳波を調べた結果使用者はレム睡眠の状態にあることがわかっていますが、使用者は内容について一切覚えていません。
SCP-XXX-JPは発明家であった████████氏の自宅の仕事場から発見されました。████████氏はSCP-XXX-JPを使用後、彼の妻である███夫人を殺害し、自殺しました。████████氏が自宅に放火したため、SCP-XXX-JPに関する資料のほとんどが焼失していますが、彼の友人であった財団職員が生前の彼の言動をもとに検査したことから異常性が発見されました。
